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11章
408.殲滅
「助けるのはいいが過剰に手を貸すなよ!そんな事したらリュカ達の経験値にならないからな」
ベイカーがミヅキに声をかける。
「でも!ランクが上のお仕事だよ!怪我したら危ないし…」
「冒険者になるならそれも覚悟でやらないと、何時でも俺達がついてこれる訳じゃないんだからな」
「う、うん…」
【ムーとレムも聞いてた通りだからあんまり手出しはしないようにね…でも命の危険があったら守ってあげてね!】
【…!】
プル!
【承知しました】
ムーとレムが頷く。
「それで?ミヅキはどうするんだ?」
ベイカーがミヅキに聞くと…
「えっ?私…私も久しぶりだし少し戦って見ようかなぁ~」
【【【【えー!】】】】
ミヅキの言葉にシルバ達が反応する。
【何その反応!私は戦っちゃ駄目なの?】
【い、いや…いいが、よし!こうしよう順番にミヅキを護ろう】
【【【賛成(さんせー)】】】
【まずはしょうがない俺がミヅキを見ている】
【じゃあ次は僕が変わるよ!】
【その後は私が変わろう】
【ぼくさいご!】
最初にシルバ、次にシンク、プルシア、コハクの順番でミヅキと組むことになった。
【シルバよろしく~】
ミヅキがシルバに抱きつくと
【うん…これはこれで悪くないな】
シルバはミヅキを背に乗せる。
【いいかしっかりと捕まってるんだぞ】
【はーい!私も少しは攻撃してもいいよね?】
【ちゃんと俺に乗ってるのなら構わんぞ】
ミヅキはシルバ達といる事をベイカーに伝えると
「それなら安心だな、じゃあ俺とシルバ達でバイコーンを囲んで殲滅だ。リュカとテオは取りこぼされたバイコーン達を相手にしてくれ」
【わかった】
【おっけー!】
【取りこぼしの無いように行くぞ】
【頑張る】
シルバ達が頷くとリュカ達もわかったと頷いた。
「よし!あいつらの肉も美味いぞ!たくさん食べようぜ!あっあと角には注意しろ毒があるからなかすっただけでも動けなくなるから気をつけろよ」
「「はい!」」
「よし!じゃあ楽しい狩りの時間と行こう」
ベイカーは指をポキポキと鳴らすと籠から飛び出して行った!
【続け!】
シンクやコハクリュカ達も飛び出るとミヅキが籠を回収する。
【では我らも】
プルシアとシルバも飛び降りるとバイコーン達がベイカー達の攻撃に暴れだしていた。
【もう始まってるぞ!遅れをとった】
シルバが悔しそうにバイコーンの背中にドンッ!と着地するとバイコーンの背がボキッと折れる。
突然の空からの攻撃にバイコーン達はパニックになっていた!
【そら!行くぞ!】
シルバは吠えると駆け抜けながらバイコーン達を前脚で細かく斬り裂いて行く。
【シルバ…楽しそ、私の出番ないよ】
ミヅキは振り落とされないようにシルバにギュッと捕まった。
ちらっと他のもの達の様子を見ると…隣では火柱が上がりバイコーンが焼き付けられながら空に舞っていた。
【あれはシンクかな?】
反対側では轟音と共にバイコーン達が凍りつきその上をプルシアが砕きながら飛び回っている…。
【うわぁ…プルシアも楽しそうだな…】
「こぉらぁー!お前ら切り刻んだり、焼き尽くしたり、砕いたら食べられねぇだろうが!コハクを見習え!」
ベイカーがシルバ達に叫び声を上げる!
ミヅキがコハクを見ると、バイコーン達に幻覚を見せてお互いを戦わせていた。
お互いに角を突きつけあって己の毒どうしで倒れていた…
【でも…毒が回ったら食べられなくない?】
ミヅキが首を傾げるがベイカーは全く気が付かずバイコーンの首を数えながら跳ねていた…。
「はい!馬肉が十五~!くぅー!今夜は馬肉料理だぜ!ミヅキ馬だけに美味いの頼むぞー!」
嬉々としてバイコーン達を襲っていた…
リュカとテオは化け物達の戦いを見ながら群れから逃げ出してきたバイコーンを危なげなく捌いていた。
「パニックになってくるから単純に突っ込んで来るだけだな…」
「そりゃあ…自分らに敵なんて居ないって思ってた所にあの攻撃だろ…どんなやつでもパニックになって逃げ出すよ…右に行けば切り刻まれて、左に行けば丸焦げに焼かれて…其れを避けても凍らされて砕かれる。人間を選んでも笑いながら首を跳ねられるんだぜ…たまんねぇよ…」
「ちょっとバイコーンに同情しちゃうね、あっ!もう一頭来たよ!」
テオが話していたリュカに注意すると土魔法で防壁を作る。
バイコーンは土壁に思い切り突進すると角を突き刺す。
角を壁に刺して身動きが取れずにいると…
「うおりゃー!」
リュカが高くジャンプしてバイコーンの首目掛けて剣を振り下ろす!
ジャシュ!
バイコーンはバタンッ!と地面に崩れ落ちた…。
「はい!いっちょ上がり!」
剣に付いた血を振り落とす。
「もうこっちに来るのはいないかな?」
テオが中心部を見ると…
「おいリュカ…見ろよあれ…」
テオが目を見開いて指を指している。
リュカがテオの指の先を見つめると、そこにはこれまで仕留めてきたバイコーンより一回り大きな個体が立っていた…。
「なんだありゃ!」
リュカも驚いて見ていると
「あのバイコーン角が三本あるよ」
「本当だ!あれがこの群れのボスかな」
リュカが剣を握り直すと手には汗が滲んでいた…。
「なんか…他の奴と違ってやばそうだ…」
「そうだね…近くに行きたくないって足が震えるよ…」
テオが震える自分の足をゴンゴンと叩いた。
[ここにいれば問題ありません。恐れる必要はないです]
テオのそばにいたレムが震えるテオ達に声をかける。
[そばにもっと凄い人達がいるのに何を恐れますか?]
レムが首を傾げてテオに聞く。
「あの人達…やっぱりもっと凄いんだ…まぁわかってるけどね」
「確かに俺達あの人達に敵意向けられた事無いからわからねぇな」
[ですが…ちょっと危なそうですね、少し離れましょうか?]
レムがバイコーンを見ながらリュカとテオにもう少し下がるように警告する。
「やっぱりそれなりの相手ってことなのか?」
リュカが聞くと
[いえ…敵意を向けられたシルバ達が頭にきて魔力をあげています…とばっちりを受けそうなので下がることをオススメします]
「マジか!」
「やばい!リュカもっと下がるぞ!」
リュカとテオはムーとレムを抱き上げると急いで後ろに走って行った!
【見てプルシアあのバイコーン角が三本あるよ】
その頃ミヅキはプルシアと組んで空からバイコーン討伐に加わっていた。
【そうだな、あれがこの群れのボスのようだ。確かに他の奴らよりは出来るようだが…相手が悪かったな】
【うーん…なんか凄い怒ってるよね。鬣が逆だってるし…目が血走ってるし…地団駄踏んでるし…】
ミヅキが怒り狂っているバイコーンを見つめていると、視線に気がついたバイコーンがプルシアとミヅキ目掛けて火魔法を放ってきた!
プルシアが旋回して避けると…
【わっ!】
ミヅキが急に動いたプルシアからバランスを崩して落ちると…
【わ、悪いミヅキ、大丈夫か?】
プルシアが落ちる前にキャッチする。
【大丈夫!プルシアありがとね、急に来たらか油断して落ちちゃったよ…】
あはは…と笑っていると…
【【ミヅキ、大丈夫!?】】
シルバとシンクがミヅキの声に反応して様子を伺っている。
【大丈夫だよー、プルシアがいるから平気だよ。びっくりしてちょっと落ちただけだから】
ミヅキが大丈夫と二人に手を振る。
【あの野郎…俺達に攻撃するならまだしも、一番弱いミヅキを狙うとはクソ野郎だな…】
【ちょっと誰に喧嘩売ったのかわからせないとね…】
【ころす?】
シルバとシンクの目が据わると…コハクまで何故が参加する…
【コハク…そんな言葉…どこで…】
ミヅキがショックを受けていると…
【うん…危なそうだから少し上に行っておくか…】
プルシアはシルバ達の禍々しい気配に上空へと上がって行った。
ベイカーがミヅキに声をかける。
「でも!ランクが上のお仕事だよ!怪我したら危ないし…」
「冒険者になるならそれも覚悟でやらないと、何時でも俺達がついてこれる訳じゃないんだからな」
「う、うん…」
【ムーとレムも聞いてた通りだからあんまり手出しはしないようにね…でも命の危険があったら守ってあげてね!】
【…!】
プル!
【承知しました】
ムーとレムが頷く。
「それで?ミヅキはどうするんだ?」
ベイカーがミヅキに聞くと…
「えっ?私…私も久しぶりだし少し戦って見ようかなぁ~」
【【【【えー!】】】】
ミヅキの言葉にシルバ達が反応する。
【何その反応!私は戦っちゃ駄目なの?】
【い、いや…いいが、よし!こうしよう順番にミヅキを護ろう】
【【【賛成(さんせー)】】】
【まずはしょうがない俺がミヅキを見ている】
【じゃあ次は僕が変わるよ!】
【その後は私が変わろう】
【ぼくさいご!】
最初にシルバ、次にシンク、プルシア、コハクの順番でミヅキと組むことになった。
【シルバよろしく~】
ミヅキがシルバに抱きつくと
【うん…これはこれで悪くないな】
シルバはミヅキを背に乗せる。
【いいかしっかりと捕まってるんだぞ】
【はーい!私も少しは攻撃してもいいよね?】
【ちゃんと俺に乗ってるのなら構わんぞ】
ミヅキはシルバ達といる事をベイカーに伝えると
「それなら安心だな、じゃあ俺とシルバ達でバイコーンを囲んで殲滅だ。リュカとテオは取りこぼされたバイコーン達を相手にしてくれ」
【わかった】
【おっけー!】
【取りこぼしの無いように行くぞ】
【頑張る】
シルバ達が頷くとリュカ達もわかったと頷いた。
「よし!あいつらの肉も美味いぞ!たくさん食べようぜ!あっあと角には注意しろ毒があるからなかすっただけでも動けなくなるから気をつけろよ」
「「はい!」」
「よし!じゃあ楽しい狩りの時間と行こう」
ベイカーは指をポキポキと鳴らすと籠から飛び出して行った!
【続け!】
シンクやコハクリュカ達も飛び出るとミヅキが籠を回収する。
【では我らも】
プルシアとシルバも飛び降りるとバイコーン達がベイカー達の攻撃に暴れだしていた。
【もう始まってるぞ!遅れをとった】
シルバが悔しそうにバイコーンの背中にドンッ!と着地するとバイコーンの背がボキッと折れる。
突然の空からの攻撃にバイコーン達はパニックになっていた!
【そら!行くぞ!】
シルバは吠えると駆け抜けながらバイコーン達を前脚で細かく斬り裂いて行く。
【シルバ…楽しそ、私の出番ないよ】
ミヅキは振り落とされないようにシルバにギュッと捕まった。
ちらっと他のもの達の様子を見ると…隣では火柱が上がりバイコーンが焼き付けられながら空に舞っていた。
【あれはシンクかな?】
反対側では轟音と共にバイコーン達が凍りつきその上をプルシアが砕きながら飛び回っている…。
【うわぁ…プルシアも楽しそうだな…】
「こぉらぁー!お前ら切り刻んだり、焼き尽くしたり、砕いたら食べられねぇだろうが!コハクを見習え!」
ベイカーがシルバ達に叫び声を上げる!
ミヅキがコハクを見ると、バイコーン達に幻覚を見せてお互いを戦わせていた。
お互いに角を突きつけあって己の毒どうしで倒れていた…
【でも…毒が回ったら食べられなくない?】
ミヅキが首を傾げるがベイカーは全く気が付かずバイコーンの首を数えながら跳ねていた…。
「はい!馬肉が十五~!くぅー!今夜は馬肉料理だぜ!ミヅキ馬だけに美味いの頼むぞー!」
嬉々としてバイコーン達を襲っていた…
リュカとテオは化け物達の戦いを見ながら群れから逃げ出してきたバイコーンを危なげなく捌いていた。
「パニックになってくるから単純に突っ込んで来るだけだな…」
「そりゃあ…自分らに敵なんて居ないって思ってた所にあの攻撃だろ…どんなやつでもパニックになって逃げ出すよ…右に行けば切り刻まれて、左に行けば丸焦げに焼かれて…其れを避けても凍らされて砕かれる。人間を選んでも笑いながら首を跳ねられるんだぜ…たまんねぇよ…」
「ちょっとバイコーンに同情しちゃうね、あっ!もう一頭来たよ!」
テオが話していたリュカに注意すると土魔法で防壁を作る。
バイコーンは土壁に思い切り突進すると角を突き刺す。
角を壁に刺して身動きが取れずにいると…
「うおりゃー!」
リュカが高くジャンプしてバイコーンの首目掛けて剣を振り下ろす!
ジャシュ!
バイコーンはバタンッ!と地面に崩れ落ちた…。
「はい!いっちょ上がり!」
剣に付いた血を振り落とす。
「もうこっちに来るのはいないかな?」
テオが中心部を見ると…
「おいリュカ…見ろよあれ…」
テオが目を見開いて指を指している。
リュカがテオの指の先を見つめると、そこにはこれまで仕留めてきたバイコーンより一回り大きな個体が立っていた…。
「なんだありゃ!」
リュカも驚いて見ていると
「あのバイコーン角が三本あるよ」
「本当だ!あれがこの群れのボスかな」
リュカが剣を握り直すと手には汗が滲んでいた…。
「なんか…他の奴と違ってやばそうだ…」
「そうだね…近くに行きたくないって足が震えるよ…」
テオが震える自分の足をゴンゴンと叩いた。
[ここにいれば問題ありません。恐れる必要はないです]
テオのそばにいたレムが震えるテオ達に声をかける。
[そばにもっと凄い人達がいるのに何を恐れますか?]
レムが首を傾げてテオに聞く。
「あの人達…やっぱりもっと凄いんだ…まぁわかってるけどね」
「確かに俺達あの人達に敵意向けられた事無いからわからねぇな」
[ですが…ちょっと危なそうですね、少し離れましょうか?]
レムがバイコーンを見ながらリュカとテオにもう少し下がるように警告する。
「やっぱりそれなりの相手ってことなのか?」
リュカが聞くと
[いえ…敵意を向けられたシルバ達が頭にきて魔力をあげています…とばっちりを受けそうなので下がることをオススメします]
「マジか!」
「やばい!リュカもっと下がるぞ!」
リュカとテオはムーとレムを抱き上げると急いで後ろに走って行った!
【見てプルシアあのバイコーン角が三本あるよ】
その頃ミヅキはプルシアと組んで空からバイコーン討伐に加わっていた。
【そうだな、あれがこの群れのボスのようだ。確かに他の奴らよりは出来るようだが…相手が悪かったな】
【うーん…なんか凄い怒ってるよね。鬣が逆だってるし…目が血走ってるし…地団駄踏んでるし…】
ミヅキが怒り狂っているバイコーンを見つめていると、視線に気がついたバイコーンがプルシアとミヅキ目掛けて火魔法を放ってきた!
プルシアが旋回して避けると…
【わっ!】
ミヅキが急に動いたプルシアからバランスを崩して落ちると…
【わ、悪いミヅキ、大丈夫か?】
プルシアが落ちる前にキャッチする。
【大丈夫!プルシアありがとね、急に来たらか油断して落ちちゃったよ…】
あはは…と笑っていると…
【【ミヅキ、大丈夫!?】】
シルバとシンクがミヅキの声に反応して様子を伺っている。
【大丈夫だよー、プルシアがいるから平気だよ。びっくりしてちょっと落ちただけだから】
ミヅキが大丈夫と二人に手を振る。
【あの野郎…俺達に攻撃するならまだしも、一番弱いミヅキを狙うとはクソ野郎だな…】
【ちょっと誰に喧嘩売ったのかわからせないとね…】
【ころす?】
シルバとシンクの目が据わると…コハクまで何故が参加する…
【コハク…そんな言葉…どこで…】
ミヅキがショックを受けていると…
【うん…危なそうだから少し上に行っておくか…】
プルシアはシルバ達の禍々しい気配に上空へと上がって行った。
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