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11章
415.薬学、体育
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「フー…」
イチカが深い息を吐くとそれに続くようにリク達も息を吐いた…。
「あいつはないね」
カイがボソッと呟くと隣のコウも頷いた。
「よかった…ミヅキが暴れ出すかと思ったよ…」
「俺も…いつでもミヅキを止められるように気を張ってたから…なんか疲れた…」
はぁ…とみんながため息をつく。
「なにそれ!私そんなに我慢出来ない子に見える?」
「「「「「見える!」」」」」
リク達が声を揃えて頷く。
「そ、そりゃ頭に来たけどいきなり襲いかかることなんてしないよ!まぁ…あれ以上話されたらわからないけど…」
ボソボソと答えると…
「絶対にシリウスさん達の事言われたりしたらあの人凍りついてたね!」
コウがリクを見ると
「いや!俺は燃やすに一票だな!」
リクが腕を組んでそれしかない!と頷く。
「いや…意外と雷で一撃かもしれないよ」
サラが便乗すると
「みんな何言ってるの!ミヅキ様がそんな事する前に私が仕留めるわ」
イチカがギュッと鞭を取り出す!
「みんな人の事なんだと思ってるの~」
ミヅキはみんなのふざけた様子に苛立った気持ちが落ちついた。
しばらく話しながら待っていると
「すみません…次の人入れてもいいかな?」
マルコさんが恐る恐る声をかける。
「あっすみませんでした!大丈夫です」
ミヅキが笑って答える。
「ではエヴァさんお願いします」
マルコさんが教師に声をかける。
「エヴァさん?」
教室に入ってきたのは紛れもなくエヴァ本人だった。
「エヴァさんも何か仕事がしたいと相談されていまして…聞けば薬学の知識が豊富だと伺ったのでこちらを進めて見ました…皆さん審査は公平にお願いしますよ」
マルコがウインクすると
「「「「はーい!」」」」
ミヅキ達は笑顔で手を挙げた。
「では…よろしく頼む。薬学を教えるエヴァだ」
『よろしくお願いしまーす!』
みんなが元気よく答えると
「みんなはミヅキから色々と教わっている様だからな少し難しい事でも大丈夫かな?」
エヴァがみんなを見ると…
「ミヅキ様と一緒なのはさすがに無理です!」
「お手柔らかにお願いします!」
イチカやニカがサッ!と手を挙げて答える。
「ふふ…冗談ださすがにミヅキと一緒にはしないよ」
エヴァの言葉に教室に笑いが起きた。
「……だからこのヤク草を煎じる前に必ず濡れた布で拭くんだそれだけで効果の高い薬になるんだ…」
「へぇー!」
「私洗っていました!」
「私もー」
「それだと成分が余分に流れ出てしまうからな、まぁその方が簡単で楽だがもし時間に余裕があるあるならそうしてみてくれ」
「「「はい!」」」
「他にもこの薬草は……」
エヴァさんの薬学の授業にみんなが真剣に話を聞いていると…
「はい、そこまでです」
マルコさんが声をかけた。
「「「「え~!」」」」
「もっと聞きたいことあったのに~」
子供達の反応にエヴァは優しく笑うと
「時間がある時なら聞きにきてくれれば教えるよ、まだこれからも待ってる人がいるから後でな」
エヴァさんはミヅキ達に手を振って教室を颯爽と出ていった。
「かっこいい…」
「素敵…」
ライラやサラがエヴァさんに憧れの眼差しを送っていた。
「エヴァさんは文句なしの合格ですね!」
「間違いないね」
子供達が騒いでいると…マルコさんが次の教師を連れてきた…。
「お前ら!さー授業だ!」
ガラッと扉を勢いよく開けるとアラン隊長が教室に入ってきた…
「アラン隊長…何してるの?」
ミヅキが突然現れたアラン隊長に驚いて聞くと
「いやぁ~なんかマルコさんに剣技の講師やってくれないかって頼まれてさー」
アラン隊長が頭をかいて答える。
ミヅキはマルコさんを見ると…困った様に笑って…
「いえ…部隊兵の方に週替わりで講師を頼めないかとお話をしたところ…何故かアラン隊長が乗り気で…」
「アラン隊長ここで講師する前にやる事沢山あるよね?」
「いや!大丈夫だぞ俺の代わりはいくらでもいるからな!それにこっちの方が面白そうだ!」
「ま、まぁとりあえず模擬授業ですからみなさんよろしくお願いします」
マルコさんが子供達にお願いすると
「よーし!じゃあみんな外に出ろー」
アラン隊長が子供達に声をかける。
(あー体育の授業って感じか!)
ミヅキは納得するとみんなで校庭に出ていった。
「みんないるなー?じゃあまずはグランドを10周だ!」
「えー!」
ミヅキが悲鳴のような声を上げると
「10周かぁ~」
「じゃあいくか…」
リク達が当たり前のように走り出そうとする。
「ちょ!ちょっとみんないきなり10周なんてキツくない?」
ミヅキがみんなを止めると…
「いえ…このくらいいつも走ってますから…」
「そうだね、でもラバ達はちょっとキツイかな?」
ライラとサラがラバ達を気にかけると
「10周なら大丈夫!」
「うん!僕も頑張る~」
「早く行こ!」
ラバとディアとミトが平気だと走る準備の為体を動かし始める。
「ま、待って!アラン隊長!時間があんまり無いんだから短縮でお願いします!」
ミヅキが必死に頼むと
「そうか?ならいつもより早く走りゃいいだろが?まぁ仕方ねぇな5周でいいぞ」
「へっ…」
ミヅキが固まる。
「そうだな時間も無いし…じゃあいつもより早く走るぞー」
リクが走り始めるとカイとコウが後から続いて行く。
「じゃあ私達も行きましょ」
ライラがサラ達に声をかけると
「わーい!僕が一番だ!」
ミトがダッシュで走り出す。
「待ってー」
「負けるもんか!」
ディアとラバがミトを追いかけた。
「ミヅキ様も行きましょう」
イチカが笑って手を差し出すと…
「ごめんなさい…一周で許して下さい…」
ミヅキは無理です…とイチカとアラン隊長に頭を下げた…。
みんながミヅキを何度も抜くあいだにようやく一周走って戻って来ると…
「はぁ!はぁ!」
ミヅキがペタッと座り込む。
「何だミヅキだらしねぇな」
とっくに走り終えたアランが待っていると
「だって…ほら…病み上がり…だし…」
ミヅキが息も絶え絶え言い訳をする。
「いや、お前は最近従魔達に甘やかされすぎなんじゃないか?移動はほぼシルバの上だろ?」
「た、確かに…そうだね…これからは自分で歩くようにしよう…」
ミヅキの息も落ち着いてくるとまずはリク達が戻ってきた。
リクに続いてカイ、コウが続きライラ達も余裕で戻ってくる。
最後にミト達が揃って…
「はい!ゴーール!」
汗をかき笑いながら走り終えた。
「ほら見ろあいつらを5周なんて余裕だぞ!」
「アランさん!それはしょうがないのです…ミヅキ様は日頃からみんなの為を考え色々と行動して忙しい身…修行する時間などないのです!」
イチカがミヅキを庇うようにアランに言うと
「そうか?さっきベイカーと依頼受けてたって聞いたけどなぁ~」
「それもリュカ達の為なんです!」
「本当か~?」
アランがミヅキを疑いながら見る。
「えっと…」
(シルバ達のわがままなんて言いづらい…)
「そ、それより授業はどうしたの!アラン隊長早くやりなよ!」
「そうですよ!まだ走っただけですよ!」
イチカもミヅキを援護する。
「そうだよ~アラン隊長早く剣を教えてくれよ~」
「僕は短剣がいいです」
「あっ!なら俺は槍に興味あるんだ!」
リク達もアラン隊長に詰め寄る。
「わかった!わかった!じゃあ今日は短剣で的当ての授業にしよう。この面接が合格したら違うの教えてやるからなぁ~」
アランがニヤッと笑った。
「アラン隊長…ちゃっかりしてるね…」
ミヅキが呆れていると…
「アラン隊長!」
校庭にセシルさんの怒鳴り声が響いた!
「げっ…」
「あっセシルさんだー」
ミヅキがセシルさんに手を振ると…怖い顔をしながらこちらに向かってきた…。
イチカが深い息を吐くとそれに続くようにリク達も息を吐いた…。
「あいつはないね」
カイがボソッと呟くと隣のコウも頷いた。
「よかった…ミヅキが暴れ出すかと思ったよ…」
「俺も…いつでもミヅキを止められるように気を張ってたから…なんか疲れた…」
はぁ…とみんながため息をつく。
「なにそれ!私そんなに我慢出来ない子に見える?」
「「「「「見える!」」」」」
リク達が声を揃えて頷く。
「そ、そりゃ頭に来たけどいきなり襲いかかることなんてしないよ!まぁ…あれ以上話されたらわからないけど…」
ボソボソと答えると…
「絶対にシリウスさん達の事言われたりしたらあの人凍りついてたね!」
コウがリクを見ると
「いや!俺は燃やすに一票だな!」
リクが腕を組んでそれしかない!と頷く。
「いや…意外と雷で一撃かもしれないよ」
サラが便乗すると
「みんな何言ってるの!ミヅキ様がそんな事する前に私が仕留めるわ」
イチカがギュッと鞭を取り出す!
「みんな人の事なんだと思ってるの~」
ミヅキはみんなのふざけた様子に苛立った気持ちが落ちついた。
しばらく話しながら待っていると
「すみません…次の人入れてもいいかな?」
マルコさんが恐る恐る声をかける。
「あっすみませんでした!大丈夫です」
ミヅキが笑って答える。
「ではエヴァさんお願いします」
マルコさんが教師に声をかける。
「エヴァさん?」
教室に入ってきたのは紛れもなくエヴァ本人だった。
「エヴァさんも何か仕事がしたいと相談されていまして…聞けば薬学の知識が豊富だと伺ったのでこちらを進めて見ました…皆さん審査は公平にお願いしますよ」
マルコがウインクすると
「「「「はーい!」」」」
ミヅキ達は笑顔で手を挙げた。
「では…よろしく頼む。薬学を教えるエヴァだ」
『よろしくお願いしまーす!』
みんなが元気よく答えると
「みんなはミヅキから色々と教わっている様だからな少し難しい事でも大丈夫かな?」
エヴァがみんなを見ると…
「ミヅキ様と一緒なのはさすがに無理です!」
「お手柔らかにお願いします!」
イチカやニカがサッ!と手を挙げて答える。
「ふふ…冗談ださすがにミヅキと一緒にはしないよ」
エヴァの言葉に教室に笑いが起きた。
「……だからこのヤク草を煎じる前に必ず濡れた布で拭くんだそれだけで効果の高い薬になるんだ…」
「へぇー!」
「私洗っていました!」
「私もー」
「それだと成分が余分に流れ出てしまうからな、まぁその方が簡単で楽だがもし時間に余裕があるあるならそうしてみてくれ」
「「「はい!」」」
「他にもこの薬草は……」
エヴァさんの薬学の授業にみんなが真剣に話を聞いていると…
「はい、そこまでです」
マルコさんが声をかけた。
「「「「え~!」」」」
「もっと聞きたいことあったのに~」
子供達の反応にエヴァは優しく笑うと
「時間がある時なら聞きにきてくれれば教えるよ、まだこれからも待ってる人がいるから後でな」
エヴァさんはミヅキ達に手を振って教室を颯爽と出ていった。
「かっこいい…」
「素敵…」
ライラやサラがエヴァさんに憧れの眼差しを送っていた。
「エヴァさんは文句なしの合格ですね!」
「間違いないね」
子供達が騒いでいると…マルコさんが次の教師を連れてきた…。
「お前ら!さー授業だ!」
ガラッと扉を勢いよく開けるとアラン隊長が教室に入ってきた…
「アラン隊長…何してるの?」
ミヅキが突然現れたアラン隊長に驚いて聞くと
「いやぁ~なんかマルコさんに剣技の講師やってくれないかって頼まれてさー」
アラン隊長が頭をかいて答える。
ミヅキはマルコさんを見ると…困った様に笑って…
「いえ…部隊兵の方に週替わりで講師を頼めないかとお話をしたところ…何故かアラン隊長が乗り気で…」
「アラン隊長ここで講師する前にやる事沢山あるよね?」
「いや!大丈夫だぞ俺の代わりはいくらでもいるからな!それにこっちの方が面白そうだ!」
「ま、まぁとりあえず模擬授業ですからみなさんよろしくお願いします」
マルコさんが子供達にお願いすると
「よーし!じゃあみんな外に出ろー」
アラン隊長が子供達に声をかける。
(あー体育の授業って感じか!)
ミヅキは納得するとみんなで校庭に出ていった。
「みんないるなー?じゃあまずはグランドを10周だ!」
「えー!」
ミヅキが悲鳴のような声を上げると
「10周かぁ~」
「じゃあいくか…」
リク達が当たり前のように走り出そうとする。
「ちょ!ちょっとみんないきなり10周なんてキツくない?」
ミヅキがみんなを止めると…
「いえ…このくらいいつも走ってますから…」
「そうだね、でもラバ達はちょっとキツイかな?」
ライラとサラがラバ達を気にかけると
「10周なら大丈夫!」
「うん!僕も頑張る~」
「早く行こ!」
ラバとディアとミトが平気だと走る準備の為体を動かし始める。
「ま、待って!アラン隊長!時間があんまり無いんだから短縮でお願いします!」
ミヅキが必死に頼むと
「そうか?ならいつもより早く走りゃいいだろが?まぁ仕方ねぇな5周でいいぞ」
「へっ…」
ミヅキが固まる。
「そうだな時間も無いし…じゃあいつもより早く走るぞー」
リクが走り始めるとカイとコウが後から続いて行く。
「じゃあ私達も行きましょ」
ライラがサラ達に声をかけると
「わーい!僕が一番だ!」
ミトがダッシュで走り出す。
「待ってー」
「負けるもんか!」
ディアとラバがミトを追いかけた。
「ミヅキ様も行きましょう」
イチカが笑って手を差し出すと…
「ごめんなさい…一周で許して下さい…」
ミヅキは無理です…とイチカとアラン隊長に頭を下げた…。
みんながミヅキを何度も抜くあいだにようやく一周走って戻って来ると…
「はぁ!はぁ!」
ミヅキがペタッと座り込む。
「何だミヅキだらしねぇな」
とっくに走り終えたアランが待っていると
「だって…ほら…病み上がり…だし…」
ミヅキが息も絶え絶え言い訳をする。
「いや、お前は最近従魔達に甘やかされすぎなんじゃないか?移動はほぼシルバの上だろ?」
「た、確かに…そうだね…これからは自分で歩くようにしよう…」
ミヅキの息も落ち着いてくるとまずはリク達が戻ってきた。
リクに続いてカイ、コウが続きライラ達も余裕で戻ってくる。
最後にミト達が揃って…
「はい!ゴーール!」
汗をかき笑いながら走り終えた。
「ほら見ろあいつらを5周なんて余裕だぞ!」
「アランさん!それはしょうがないのです…ミヅキ様は日頃からみんなの為を考え色々と行動して忙しい身…修行する時間などないのです!」
イチカがミヅキを庇うようにアランに言うと
「そうか?さっきベイカーと依頼受けてたって聞いたけどなぁ~」
「それもリュカ達の為なんです!」
「本当か~?」
アランがミヅキを疑いながら見る。
「えっと…」
(シルバ達のわがままなんて言いづらい…)
「そ、それより授業はどうしたの!アラン隊長早くやりなよ!」
「そうですよ!まだ走っただけですよ!」
イチカもミヅキを援護する。
「そうだよ~アラン隊長早く剣を教えてくれよ~」
「僕は短剣がいいです」
「あっ!なら俺は槍に興味あるんだ!」
リク達もアラン隊長に詰め寄る。
「わかった!わかった!じゃあ今日は短剣で的当ての授業にしよう。この面接が合格したら違うの教えてやるからなぁ~」
アランがニヤッと笑った。
「アラン隊長…ちゃっかりしてるね…」
ミヅキが呆れていると…
「アラン隊長!」
校庭にセシルさんの怒鳴り声が響いた!
「げっ…」
「あっセシルさんだー」
ミヅキがセシルさんに手を振ると…怖い顔をしながらこちらに向かってきた…。
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