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11章
416.いつも通り
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「や、やぁセシルくんどうしたんだ?」
アラン隊長が笑顔でセシルに手を挙げながら後ろに下がる。
「なんで下がるの?」
ミヅキがアラン隊長が後ろに下がらないように抑えると
「ばっか…ミヅキどいてくれ」
焦ってミヅキを退かそうとする。
「みんな~アラン先生が逃げようとしてるよーつかまれー!」
ミヅキがそう言うとアラン隊長の足にしがみつく。
「は~い!」
「ぴょ~ん!」
「とりゃー!」
ミト達がアラン隊長の背中に飛び付くと
「お、おい!お前ら何すんだ!」
アラン隊長がミト達を引き剥がそうともがく。
「あっ!わかりました!アランさんを足止めする授業って事ですね!」
イチカが手を叩くとリク達も…
「なるほどな!よしカイ!コウ!絶対にアラン隊長を逃がすなよ!」
「まかせて!」
カイ達が楽しそうにアラン隊長の逃げ道を塞ぐ!
「クソ!」
アラン隊長がミト達を引き剥がし、リク達を避けて右に抜けようとすると…目の前にはライラとサラが立っていた。
「うおっ!」
アランがぶつかりそうになると…
「きゃ!」
「痛い!」
アラン隊長に驚き二人が地面に倒れ込む。
「わ、悪い!」
さすがにマズいとアランが二人を起こそうと手を貸すと…
「捕まえました!」
「アラン隊長、逃がしませんよ」
二人がニコッと笑いながらアラン隊長の両腕をガッチリと組む。
「ライラちゃん、サラちゃんありがとう!」
セシルさんが二人にお礼を言いながらアラン隊長の肩をガシッと掴むと
「痛い!痛い!セシル!爪がくい込んでる!」
「くい込んでるんじゃありません。くい込ませているんです…じゃなきゃあんた逃げるだろうが!」
「セシルさ~んアラン隊長捕まえるなら縄ありますよー」
ミヅキが収納から縄を出す。
「あっ僕が巻くー」
ミトとラバがミヅキから縄を貰うとアラン隊長をグルグルに縛る。
「みんなありがとうね。さぁ行きますよ!アラン隊長!」
セシルさんがみんなにお礼を言うとアラン隊長を引きずる。
「マルコさん連絡ありがとうございました、予定通りこちらからは教師役を部隊兵達から毎日派遣させますので」
セシルさんがマルコさんに挨拶をしていると…
「セシルさんすみませんね、よろしくお願いします」
マルコさんがセシルさんとガシッと握手した。
(クソーこいつらグルだったのか…まぁいい…縄くらい引きちぎってやる…)
アラン隊長がセシルに引きずられながら腕に力を込めて縄を引きちぎろうとする。
「フンッ!」
しかし縄は切れる気配はない…
「なんですか?アラン隊長…呼びました?」
アラン隊長の掛け声にセシルが後ろを振り返る。
「いや!なんでもないぞ…」
(おかしいな…次はもう少し力を込めて見るか…)
もう一度縄を引きちぎるために力を込める!
「フンが!」
しかし縄が腕にくい込むばかりで切れない…
「何してるんですか?アラン隊長…」
セシルがジト…とアラン隊長を睨みつける。
「おい!この縄どうなってる!」
アラン隊長がどうやっても切れない縄に逆ギレしていると…
「無理無理~その縄シルバの毛を編み込んでみたんだー」
ミヅキがニコニコ笑いながら近づいてきた。
「セシルさんがアラン隊長を捕まえる縄が欲しいって言ってから試行錯誤して作ったの!どんな攻撃も弾いちゃうシルバの毛を編み込んでみたらバッチリ!強度が増したんだ」
ミヅキが得意げに答えると
「なんてもん作ってくれるんだよ…」
アラン隊長がガックリと力を抜く。
「ミヅキちゃんありがとう~これならアラン隊長を逃がさないで捕まえておけるよ!」
セシルさんのご機嫌な様子にミヅキも笑う。
「アラン隊長もお仕事頑張ったら今度美味しいご飯作ってあげるから頑張ってね」
「本当だな!」
アラン隊長がミヅキの言葉を聞いて急に立ち上がる!
「わ!びっくりした…本当だよだからセシルさん困らせないでちゃんと仕事しようね」
「まかせろ!セシル!行くぞ!」
アラン隊長は縄で縛られたままセシルさんを引きずるように走り出した!
「ちょ!アラン隊長待ってください!」
凄い勢いで走り去って行った二人をミヅキ達は唖然と見ている。
「アラン隊長って懲りないよね…」
「何度同じことすれば気がすむのかな?」
「さぁ…」
ミヅキ達はアラン隊長の事は忘れて教室に戻る事にした。
ミヅキ達は教室に戻るとマルコさんが
「すみませんね…ちょっと教師がいなくなりまして…続いて次の方を呼んできますね」
ミヅキ達に声をかけて扉を出ていった…
ガラッ!
ミヅキ達がおしゃべりをしながら待っていると…
「悪い!遅れた!」
「すみません!」
リュカとテオが扉を開けて入ってきた!
「あれ?授業は?」
リュカとテオが教室の中を見回す。
「さっきアラン隊長が授業やってたんだけどハプニングがあって中止になったんだよ」
ミヅキが教えると
「またセシルさんに黙って来たとか?」
テオが苦笑すると
「ご名答~」
リクが笑って答える。
「それより狡いぞお前ら…先に冒険者になりやがって…」
リク達がリュカにパンチをするとリュカが軽く手の平で受け止める。
「いや…成り行きでな」
リュカ達が苦笑すると
「でも俺達もこの後登録に行くんだ!そしたら一緒に依頼に付き合ってくれよ!」
「いいな!みんなでパーティ組もうぜ!」
リュカも嬉しそうにしていると…
「授業が終わってからね…それより、リュカ達遅かったけど大丈夫だった?」
ミヅキが心配そうに聞くと
「ちょっとムーとレムの世話になったけど大丈夫!」
「えっ…」
ミヅキが驚くと
【少しトラブルがありましたので手をお貸ししました】
影の中からレムがミヅキに語りかける。
【何があったの?】
レムが簡潔にミヅキに伝える。
「リュカ達大変だったね…やっぱりついて行けばよかったかな?」
ミヅキがすまなそうにすると
「大丈夫だよ、俺達冒険者になったんだから。今回はムー達に助けてもらったけど色々と経験して失敗しながらやっていくよ」
気にした様子のないリュカ達にミヅキは少し寂しい気持ちになりながら…
「そっか…でも大変な時は言ってね」
「ああ、その時は助けてもらうよ」
「うん、ミヅキの事頼りにしてるからね」
リュカ達がミヅキに笑いかけると嬉しそうに頷いた。
リュカ達が来てすぐにマルコさんも教室に戻ってくると…
「お待たせしました。あっ!リュカくん達戻って来たんですね、ちょうどよかった。次は魔法の授業になりますのでよろしくお願いします」
マルコさんがそう言うと後ろから教師の方が入ってきた。
「ウェンドだ…」
ボソッと名前だけ呟くと、目の前の机に目を向ける。
「まずは基本の風魔法だ…」
小さい声にミヅキ達は声を聞き取ろうと静まり返る。
「この中で魔法を使えるものは?」
ミヅキやテオを始め魔法が得意な者が手をあげると
「今手をあげたヤツらはこっちの右に移動しろ…残りのヤツらは左に固まれ」
子供達が移動すると
「左のヤツらはとりあえずこの紙を浮かして見ろ…こんな感じだ…」
ウェンドは手の平に紙を乗せると風魔法でフワッと浮き上がらせる。
「いいか…まずは浮かす事、毎日少しでいいからやるんだ」
「「はーい」」
ミトとラバが早速と返事をしてやってみるがピクリとも紙が動かない…
「うーん!うーん!」
顔を真っ赤にして力を込めていると…
「何してる…力を込めても駄目だ。込めるなら魔力を込めろ」
「魔力ってどう込めるの?」
ラバが聞くと
「知るか、感覚だ…俺は紙がどうやったら浮くのか想像するがな…」
ウェンドは口は悪いがなんだかんだ丁寧にラバ達に説明している。
「いいか、浮くようになったら今度はそれを留めておけるようになるんだ。疲れたらすぐに休めよ…」
ボソッと最後の方は呟くと
「じゃあ今度はお前らの方だな…まずはどの程度か確認させてもらおうか…」
そう言うとウェンドはミヅキ達の方を見つめた。
アラン隊長が笑顔でセシルに手を挙げながら後ろに下がる。
「なんで下がるの?」
ミヅキがアラン隊長が後ろに下がらないように抑えると
「ばっか…ミヅキどいてくれ」
焦ってミヅキを退かそうとする。
「みんな~アラン先生が逃げようとしてるよーつかまれー!」
ミヅキがそう言うとアラン隊長の足にしがみつく。
「は~い!」
「ぴょ~ん!」
「とりゃー!」
ミト達がアラン隊長の背中に飛び付くと
「お、おい!お前ら何すんだ!」
アラン隊長がミト達を引き剥がそうともがく。
「あっ!わかりました!アランさんを足止めする授業って事ですね!」
イチカが手を叩くとリク達も…
「なるほどな!よしカイ!コウ!絶対にアラン隊長を逃がすなよ!」
「まかせて!」
カイ達が楽しそうにアラン隊長の逃げ道を塞ぐ!
「クソ!」
アラン隊長がミト達を引き剥がし、リク達を避けて右に抜けようとすると…目の前にはライラとサラが立っていた。
「うおっ!」
アランがぶつかりそうになると…
「きゃ!」
「痛い!」
アラン隊長に驚き二人が地面に倒れ込む。
「わ、悪い!」
さすがにマズいとアランが二人を起こそうと手を貸すと…
「捕まえました!」
「アラン隊長、逃がしませんよ」
二人がニコッと笑いながらアラン隊長の両腕をガッチリと組む。
「ライラちゃん、サラちゃんありがとう!」
セシルさんが二人にお礼を言いながらアラン隊長の肩をガシッと掴むと
「痛い!痛い!セシル!爪がくい込んでる!」
「くい込んでるんじゃありません。くい込ませているんです…じゃなきゃあんた逃げるだろうが!」
「セシルさ~んアラン隊長捕まえるなら縄ありますよー」
ミヅキが収納から縄を出す。
「あっ僕が巻くー」
ミトとラバがミヅキから縄を貰うとアラン隊長をグルグルに縛る。
「みんなありがとうね。さぁ行きますよ!アラン隊長!」
セシルさんがみんなにお礼を言うとアラン隊長を引きずる。
「マルコさん連絡ありがとうございました、予定通りこちらからは教師役を部隊兵達から毎日派遣させますので」
セシルさんがマルコさんに挨拶をしていると…
「セシルさんすみませんね、よろしくお願いします」
マルコさんがセシルさんとガシッと握手した。
(クソーこいつらグルだったのか…まぁいい…縄くらい引きちぎってやる…)
アラン隊長がセシルに引きずられながら腕に力を込めて縄を引きちぎろうとする。
「フンッ!」
しかし縄は切れる気配はない…
「なんですか?アラン隊長…呼びました?」
アラン隊長の掛け声にセシルが後ろを振り返る。
「いや!なんでもないぞ…」
(おかしいな…次はもう少し力を込めて見るか…)
もう一度縄を引きちぎるために力を込める!
「フンが!」
しかし縄が腕にくい込むばかりで切れない…
「何してるんですか?アラン隊長…」
セシルがジト…とアラン隊長を睨みつける。
「おい!この縄どうなってる!」
アラン隊長がどうやっても切れない縄に逆ギレしていると…
「無理無理~その縄シルバの毛を編み込んでみたんだー」
ミヅキがニコニコ笑いながら近づいてきた。
「セシルさんがアラン隊長を捕まえる縄が欲しいって言ってから試行錯誤して作ったの!どんな攻撃も弾いちゃうシルバの毛を編み込んでみたらバッチリ!強度が増したんだ」
ミヅキが得意げに答えると
「なんてもん作ってくれるんだよ…」
アラン隊長がガックリと力を抜く。
「ミヅキちゃんありがとう~これならアラン隊長を逃がさないで捕まえておけるよ!」
セシルさんのご機嫌な様子にミヅキも笑う。
「アラン隊長もお仕事頑張ったら今度美味しいご飯作ってあげるから頑張ってね」
「本当だな!」
アラン隊長がミヅキの言葉を聞いて急に立ち上がる!
「わ!びっくりした…本当だよだからセシルさん困らせないでちゃんと仕事しようね」
「まかせろ!セシル!行くぞ!」
アラン隊長は縄で縛られたままセシルさんを引きずるように走り出した!
「ちょ!アラン隊長待ってください!」
凄い勢いで走り去って行った二人をミヅキ達は唖然と見ている。
「アラン隊長って懲りないよね…」
「何度同じことすれば気がすむのかな?」
「さぁ…」
ミヅキ達はアラン隊長の事は忘れて教室に戻る事にした。
ミヅキ達は教室に戻るとマルコさんが
「すみませんね…ちょっと教師がいなくなりまして…続いて次の方を呼んできますね」
ミヅキ達に声をかけて扉を出ていった…
ガラッ!
ミヅキ達がおしゃべりをしながら待っていると…
「悪い!遅れた!」
「すみません!」
リュカとテオが扉を開けて入ってきた!
「あれ?授業は?」
リュカとテオが教室の中を見回す。
「さっきアラン隊長が授業やってたんだけどハプニングがあって中止になったんだよ」
ミヅキが教えると
「またセシルさんに黙って来たとか?」
テオが苦笑すると
「ご名答~」
リクが笑って答える。
「それより狡いぞお前ら…先に冒険者になりやがって…」
リク達がリュカにパンチをするとリュカが軽く手の平で受け止める。
「いや…成り行きでな」
リュカ達が苦笑すると
「でも俺達もこの後登録に行くんだ!そしたら一緒に依頼に付き合ってくれよ!」
「いいな!みんなでパーティ組もうぜ!」
リュカも嬉しそうにしていると…
「授業が終わってからね…それより、リュカ達遅かったけど大丈夫だった?」
ミヅキが心配そうに聞くと
「ちょっとムーとレムの世話になったけど大丈夫!」
「えっ…」
ミヅキが驚くと
【少しトラブルがありましたので手をお貸ししました】
影の中からレムがミヅキに語りかける。
【何があったの?】
レムが簡潔にミヅキに伝える。
「リュカ達大変だったね…やっぱりついて行けばよかったかな?」
ミヅキがすまなそうにすると
「大丈夫だよ、俺達冒険者になったんだから。今回はムー達に助けてもらったけど色々と経験して失敗しながらやっていくよ」
気にした様子のないリュカ達にミヅキは少し寂しい気持ちになりながら…
「そっか…でも大変な時は言ってね」
「ああ、その時は助けてもらうよ」
「うん、ミヅキの事頼りにしてるからね」
リュカ達がミヅキに笑いかけると嬉しそうに頷いた。
リュカ達が来てすぐにマルコさんも教室に戻ってくると…
「お待たせしました。あっ!リュカくん達戻って来たんですね、ちょうどよかった。次は魔法の授業になりますのでよろしくお願いします」
マルコさんがそう言うと後ろから教師の方が入ってきた。
「ウェンドだ…」
ボソッと名前だけ呟くと、目の前の机に目を向ける。
「まずは基本の風魔法だ…」
小さい声にミヅキ達は声を聞き取ろうと静まり返る。
「この中で魔法を使えるものは?」
ミヅキやテオを始め魔法が得意な者が手をあげると
「今手をあげたヤツらはこっちの右に移動しろ…残りのヤツらは左に固まれ」
子供達が移動すると
「左のヤツらはとりあえずこの紙を浮かして見ろ…こんな感じだ…」
ウェンドは手の平に紙を乗せると風魔法でフワッと浮き上がらせる。
「いいか…まずは浮かす事、毎日少しでいいからやるんだ」
「「はーい」」
ミトとラバが早速と返事をしてやってみるがピクリとも紙が動かない…
「うーん!うーん!」
顔を真っ赤にして力を込めていると…
「何してる…力を込めても駄目だ。込めるなら魔力を込めろ」
「魔力ってどう込めるの?」
ラバが聞くと
「知るか、感覚だ…俺は紙がどうやったら浮くのか想像するがな…」
ウェンドは口は悪いがなんだかんだ丁寧にラバ達に説明している。
「いいか、浮くようになったら今度はそれを留めておけるようになるんだ。疲れたらすぐに休めよ…」
ボソッと最後の方は呟くと
「じゃあ今度はお前らの方だな…まずはどの程度か確認させてもらおうか…」
そう言うとウェンドはミヅキ達の方を見つめた。
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