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11章
429.嘘
「じゃあ行ってくるからな、お前らは大人しくミヅキを見ておいてくれよ」
ベイカーさんがリュカ達に声をかける。
【シンク達も頼むぞ、何かあれば飛んでくるから】
【大丈夫だよ!僕らがいるからね】
ミヅキは偵察に向かうみんなに手を振って送り出すと
「じゃあ私達は村の状況をもう少し見ておこうか!」
「そうだな」
リュカが頷くとまた村へと行き村長の家を尋ねた。
村長は再び訪れたカイ達に…
「もう行ってきたのか?」
驚いた顔を見せると
「いえ、二手に分かれて偵察に行きました。僕らはまた村が襲われないようにここで待機してますので…」
「そ、そうか、しっかりと頼むぞ!」
村が襲われると聞いて顔色が悪くなる。
「それで待ってる間にもう少し詳しくオークの事が聞けたらなぁと思って」
「詳しくも何も…いきなり現れていきなり襲われたからなぁ…ただ奴ら村人が一人で出歩くと襲ってくるんだ…」
村長が憎らしそうに顔を歪める。
「へー…オークってそんなに頭がいいんだ?」
ミヅキが思わず聞くと
「そう言われれば…」
「もしかして…上位のオークがいるのかもね」
「そうなると討伐ランクが変わるんじゃないのか?」
リクがこっそりと聞くと
「多分な…」
カイが頷く。
「ええ!やった!なら美味しいよね~」
ミヅキが一人喜んでいると…信じられないものを見るように村長がミヅキを見ていた…。
「その子は…」
村長がミヅキを見ると…
「あっ!この子は…僕らの料理番の子です!補助とか頼んでる子ですから…」
カイが慌てて誤魔化す。
「料理番のミヅキです!おじさん!ここに竹林があるんですよね?オークを退治出来たらたらタケノコ欲しいんですけど…少しもらってもいいですか?」
ミヅキがカイに合わせて自己紹介すると、先程から気になっていた竹林の話をする。
「タケノコ?竹じゃなくてか?」
村長が聞き返すとミヅキは笑顔で
「タケノコの方です!」
にっこり笑って答える。
「ま、まぁ無事に取り返して貰えればいくらでも持って行っていいが…あれはアクが強くて食べられないぞ?」
「あっ、大丈夫です!」
ミヅキは心配ないと手を出した!
「それにしても…君みたいな女の子も冒険者になるんだな…器量もいいし、他にも楽な仕事があるんじゃないか?」
村長がミヅキを上から下までじっくりと眺める…
「そうだ!よかったらこの村で相手でも見繕ってあげようか?そういう幸せもあると思うよ」
いい考えだと村長が乗り気で言うと
「「「絶対駄目!」」」
リュカとリクとカイが同時に答えた。
ミヅキは思わず笑うと
「みんながこう言ってくれてますので…でも心配して頂いてありがとうございます。私、みんなといる事でとっても幸せだから大丈夫です」
ミヅキはリュカ達の腕を組んで微笑んだ。
「そうか…それはお節介な事を言ったね。まぁいつでも紹介はしてあげるからね!特にうちの息子なんてお勧めだが!」
まだ諦めきれない村長がミヅキの腕を掴むと…
「大丈夫です」
リュカ達が村長とミヅキの間に割り込んだ。
ミヅキ達はもう一度丁重に断ると村の周りを見回りすると行って村を出た。
「ミヅキ!変な事言わないでよ、誤魔化すの大変だったじゃないか!」
カイが村の外に出て周りに人が居ないのを確認するとミヅキに文句を言う!
「ごめんごめん、ついね!だってオークの上位種なら脂がのってそうだなぁ~」
ミヅキがニヤニヤと笑って口元を拭う。
「さっきのタケノコといい何か作るんだろ?」
「まぁね!」
ミヅキが得意げに答える。
「また新しい料理か?ならオーク狩るの頑張らないとなぁ~」
「ふふ…宜しくね!」
ミヅキ達が村の裏手に来ると…
【ミヅキ…なにかいるよ】
シンクが気配を感じてミヅキに教える。
ミヅキはシンクをみて無言で頷く。
するとリュカ達がピタッと止まった!
「どうしたの?」
ミヅキが聞く。
「なんか…見られてる気がする。ミヅキ後ろに下がって」
リュカ達がミヅキを囲って周りを警戒すると…
「気配検索!」
カイが地面に手をついて周りの気配を探る。
「十時の方向に数体の魔物らしき気配がある!オークかも知れない!」
リュカ達が言われた方角を見つめる。
「あの岩場の近くの木の後ろだ…」
リクが目を凝らしてオーク達を睨みつける。
「向こうもこっちに気がついてるみたいだな…どうする?」
「ミヅキは…」
三人がミヅキを心配すると…
【ミヅキは僕らが護るから気にしないで戦ってくればいいよ】
シンクがミヅキに言うと、ミヅキがそのまま伝える。
「シンク達がいるなら大丈夫だね」
「そりゃそうだろ、僕らなんかじゃ歯が立たない相手だもん」
「じゃあシンク達はミヅキを宜しくね!僕らオークと戦ってくるから!」
カイがシンクに言うとシンクがコクンと頷いた。
「みんな気をつけてね…」
ミヅキが心配そうに三人に声をかけるとリュカ達は…
「わかってるよ!無理しないし危なそうならちゃんと逃げるからな」
「うん…」
【シンク…プルシア…】
ミヅキが二人をチラッと見ると
【大丈夫だ、あいつらを信じてやれ。ミヅキがそんなに心配する程あいつらはヤワじゃないぞ】
プルシアが言うと
【そうだよ、そこらの大人よりしっかりしてるし強いんじゃないかなぁ~】
【二人がそう言うなら…】
そうは言いながらも手をギュッと握って三人を見つめていた…。
オーク達はリュカ達が近づいて来るとバラけてリュカ達を囲み出した!
「あいつらやっぱりあたま使ってるな!」
「そうだね!いつもなら何も考えずに突っ込んで来るもんな!」
「なら二人とも気をつけろよ!油断するなよ、怪我でもしてみろ…ミヅキに幻滅されるぞ…」
リュカが心配そうにじっと見つめるミヅキを見ると二人も同じように振り返って見る。
「しかし…あの成長したミヅキはずるいよな…」
リクがずっと思っていたことをポロッと言うと
「分かる!年が近くなったら…なんて言うか…か、可愛いよな」
リュカが力強く頷くと
「ミヅキ…成長したらあんな風になるのかなぁ…」
カイが気になっていると…
「あの村長のミヅキを見る目…気をつけないと」
「そうだな、息子を紹介するなんてさせるかよ!」
「よし!じゃあオークをさっさと片付けて王都に帰ろうぜ」
リュカ達は気合いを入れてオークに向かって行った!
【あっリュカ達が仕掛けたよ~】
シンクが動き出したリュカ達を見てのんびりと声を出した。
ミヅキはリュカ達の思いも知らずにハラハラしながら戦うのを見ていると
【オークは五体でしょ…リュカ達は三人だよ!大丈夫かな?】
ミヅキがプルシア達を見ると
【ほら見ろ1対1なら問題なく戦えてるぞ】
【リュカも二体なら大丈夫そうだね】
【でもあと一体は?】
ミヅキがリュカ達に夢中でいるとオークを一体見失う。
【馬鹿なオークは弱そうで一人でいる可愛い子を狙ってるみたいだね…】
【そのようだ…どうしようもないな…】
シンクとプルシアの機嫌が何だかよくない…
【二人とも…なんか怒ってる?】
ミヅキが聞くと
【そうだね…ベイカーに言われたけど…真っ黒焦げにしたいくらいムカついてる】
【そうだなぁ…原型をとどめない程度に細切れにしたいな】
【それもいいね!】
シンクがプルシアに同意する。
【じゃあコハクとムーとレムミヅキをみててよ僕らは細切れにしたあと真っ黒焦げにしくるから】
【ミヅキまもるよ!】
【…!】
【了解しました…が相手はもう居ないかと思います】
レムが言うと
【そうだね】
シンクがご機嫌に答えた…。
ベイカーさんがリュカ達に声をかける。
【シンク達も頼むぞ、何かあれば飛んでくるから】
【大丈夫だよ!僕らがいるからね】
ミヅキは偵察に向かうみんなに手を振って送り出すと
「じゃあ私達は村の状況をもう少し見ておこうか!」
「そうだな」
リュカが頷くとまた村へと行き村長の家を尋ねた。
村長は再び訪れたカイ達に…
「もう行ってきたのか?」
驚いた顔を見せると
「いえ、二手に分かれて偵察に行きました。僕らはまた村が襲われないようにここで待機してますので…」
「そ、そうか、しっかりと頼むぞ!」
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「それで待ってる間にもう少し詳しくオークの事が聞けたらなぁと思って」
「詳しくも何も…いきなり現れていきなり襲われたからなぁ…ただ奴ら村人が一人で出歩くと襲ってくるんだ…」
村長が憎らしそうに顔を歪める。
「へー…オークってそんなに頭がいいんだ?」
ミヅキが思わず聞くと
「そう言われれば…」
「もしかして…上位のオークがいるのかもね」
「そうなると討伐ランクが変わるんじゃないのか?」
リクがこっそりと聞くと
「多分な…」
カイが頷く。
「ええ!やった!なら美味しいよね~」
ミヅキが一人喜んでいると…信じられないものを見るように村長がミヅキを見ていた…。
「その子は…」
村長がミヅキを見ると…
「あっ!この子は…僕らの料理番の子です!補助とか頼んでる子ですから…」
カイが慌てて誤魔化す。
「料理番のミヅキです!おじさん!ここに竹林があるんですよね?オークを退治出来たらたらタケノコ欲しいんですけど…少しもらってもいいですか?」
ミヅキがカイに合わせて自己紹介すると、先程から気になっていた竹林の話をする。
「タケノコ?竹じゃなくてか?」
村長が聞き返すとミヅキは笑顔で
「タケノコの方です!」
にっこり笑って答える。
「ま、まぁ無事に取り返して貰えればいくらでも持って行っていいが…あれはアクが強くて食べられないぞ?」
「あっ、大丈夫です!」
ミヅキは心配ないと手を出した!
「それにしても…君みたいな女の子も冒険者になるんだな…器量もいいし、他にも楽な仕事があるんじゃないか?」
村長がミヅキを上から下までじっくりと眺める…
「そうだ!よかったらこの村で相手でも見繕ってあげようか?そういう幸せもあると思うよ」
いい考えだと村長が乗り気で言うと
「「「絶対駄目!」」」
リュカとリクとカイが同時に答えた。
ミヅキは思わず笑うと
「みんながこう言ってくれてますので…でも心配して頂いてありがとうございます。私、みんなといる事でとっても幸せだから大丈夫です」
ミヅキはリュカ達の腕を組んで微笑んだ。
「そうか…それはお節介な事を言ったね。まぁいつでも紹介はしてあげるからね!特にうちの息子なんてお勧めだが!」
まだ諦めきれない村長がミヅキの腕を掴むと…
「大丈夫です」
リュカ達が村長とミヅキの間に割り込んだ。
ミヅキ達はもう一度丁重に断ると村の周りを見回りすると行って村を出た。
「ミヅキ!変な事言わないでよ、誤魔化すの大変だったじゃないか!」
カイが村の外に出て周りに人が居ないのを確認するとミヅキに文句を言う!
「ごめんごめん、ついね!だってオークの上位種なら脂がのってそうだなぁ~」
ミヅキがニヤニヤと笑って口元を拭う。
「さっきのタケノコといい何か作るんだろ?」
「まぁね!」
ミヅキが得意げに答える。
「また新しい料理か?ならオーク狩るの頑張らないとなぁ~」
「ふふ…宜しくね!」
ミヅキ達が村の裏手に来ると…
【ミヅキ…なにかいるよ】
シンクが気配を感じてミヅキに教える。
ミヅキはシンクをみて無言で頷く。
するとリュカ達がピタッと止まった!
「どうしたの?」
ミヅキが聞く。
「なんか…見られてる気がする。ミヅキ後ろに下がって」
リュカ達がミヅキを囲って周りを警戒すると…
「気配検索!」
カイが地面に手をついて周りの気配を探る。
「十時の方向に数体の魔物らしき気配がある!オークかも知れない!」
リュカ達が言われた方角を見つめる。
「あの岩場の近くの木の後ろだ…」
リクが目を凝らしてオーク達を睨みつける。
「向こうもこっちに気がついてるみたいだな…どうする?」
「ミヅキは…」
三人がミヅキを心配すると…
【ミヅキは僕らが護るから気にしないで戦ってくればいいよ】
シンクがミヅキに言うと、ミヅキがそのまま伝える。
「シンク達がいるなら大丈夫だね」
「そりゃそうだろ、僕らなんかじゃ歯が立たない相手だもん」
「じゃあシンク達はミヅキを宜しくね!僕らオークと戦ってくるから!」
カイがシンクに言うとシンクがコクンと頷いた。
「みんな気をつけてね…」
ミヅキが心配そうに三人に声をかけるとリュカ達は…
「わかってるよ!無理しないし危なそうならちゃんと逃げるからな」
「うん…」
【シンク…プルシア…】
ミヅキが二人をチラッと見ると
【大丈夫だ、あいつらを信じてやれ。ミヅキがそんなに心配する程あいつらはヤワじゃないぞ】
プルシアが言うと
【そうだよ、そこらの大人よりしっかりしてるし強いんじゃないかなぁ~】
【二人がそう言うなら…】
そうは言いながらも手をギュッと握って三人を見つめていた…。
オーク達はリュカ達が近づいて来るとバラけてリュカ達を囲み出した!
「あいつらやっぱりあたま使ってるな!」
「そうだね!いつもなら何も考えずに突っ込んで来るもんな!」
「なら二人とも気をつけろよ!油断するなよ、怪我でもしてみろ…ミヅキに幻滅されるぞ…」
リュカが心配そうにじっと見つめるミヅキを見ると二人も同じように振り返って見る。
「しかし…あの成長したミヅキはずるいよな…」
リクがずっと思っていたことをポロッと言うと
「分かる!年が近くなったら…なんて言うか…か、可愛いよな」
リュカが力強く頷くと
「ミヅキ…成長したらあんな風になるのかなぁ…」
カイが気になっていると…
「あの村長のミヅキを見る目…気をつけないと」
「そうだな、息子を紹介するなんてさせるかよ!」
「よし!じゃあオークをさっさと片付けて王都に帰ろうぜ」
リュカ達は気合いを入れてオークに向かって行った!
【あっリュカ達が仕掛けたよ~】
シンクが動き出したリュカ達を見てのんびりと声を出した。
ミヅキはリュカ達の思いも知らずにハラハラしながら戦うのを見ていると
【オークは五体でしょ…リュカ達は三人だよ!大丈夫かな?】
ミヅキがプルシア達を見ると
【ほら見ろ1対1なら問題なく戦えてるぞ】
【リュカも二体なら大丈夫そうだね】
【でもあと一体は?】
ミヅキがリュカ達に夢中でいるとオークを一体見失う。
【馬鹿なオークは弱そうで一人でいる可愛い子を狙ってるみたいだね…】
【そのようだ…どうしようもないな…】
シンクとプルシアの機嫌が何だかよくない…
【二人とも…なんか怒ってる?】
ミヅキが聞くと
【そうだね…ベイカーに言われたけど…真っ黒焦げにしたいくらいムカついてる】
【そうだなぁ…原型をとどめない程度に細切れにしたいな】
【それもいいね!】
シンクがプルシアに同意する。
【じゃあコハクとムーとレムミヅキをみててよ僕らは細切れにしたあと真っ黒焦げにしくるから】
【ミヅキまもるよ!】
【…!】
【了解しました…が相手はもう居ないかと思います】
レムが言うと
【そうだね】
シンクがご機嫌に答えた…。
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