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11章
434.タケノコ
「あっならタケノコ欲しいんですけど…その分お金は支払いますよ」
ミヅキが村人に声をかける。
「タケノコ?そんなもので良ければ…」
村人が了承してくれると
「やった!」
ガッツポーズをして喜ぶ、その姿に
「ミヅキずっとタケノコタケノコって言ってたもんね…」
カイが微笑ましい思いでミヅキをみつめた。
「うん!どうしても欲しいんだ!それと竹も少し欲しいなぁ~」
「竹籠じゃなくて竹かい?」
「そうです!」
「こちらとしては全然構わないけど…こんなに迷惑かけたのにいいのかい?」
村人がミヅキの申し出に申し訳なさそうにしていると
「迷惑かけたのはあのおじさんでしょ?皆さんは関係ないもん!それにタケノコがまた手に入るならなんの問題もないよ」
ミヅキは笑って答える。
「ありがとう…」
村人は目を潤ませてミヅキに頭を下げた。
「じゃあオークも少し置いてってやるか…」
ベイカーさんが仕方なさそうに言うと…
「「「「「えっ…」」」」」
みんながベイカーさんを凝視する。
「べ、ベイカーさんが肉をあげるなんて…」
「た、大変!熱でもあるのかも!」
ミヅキがベイカーに駆け寄っておでこを触る!
「熱は無いみたい…」
ミヅキがホッと胸を撫で下ろす…
「お前ら…」
ベイカーがミヅキ達を睨みつける。
「だってベイカーさんが命の次に好きそうな肉を手放すなんて…」
「別に命の次はそれじゃねぇよ…」
ベイカーが呟いた…
「まぁあんなに殺ったんだから少しくらいあげても大丈夫だよね」
みんなが笑うと
「そうだよ、半分くらいあげてもいいんじゃないの?」
「は、半分!」
ベイカーがビクッと体を強ばらせる!
「半分はないんじゃないか?」
笑いながらみんなに聞くと
「あんなにいるんだからいいんじゃない?」
「そうだな、俺もあんなに食えると思えないし」
「村の人達これから大変そうだしね…」
ベイカーの考えに対してリュカ達が次々に答える。
「ベイカーさん、子供達がこんな事を言ってるのに…大人のベイカーさんが駄々こねちゃ駄目だよ…」
ミヅキは諦めなとばかりにベイカーさんの足をポンポンと叩いた。
ベイカーさんとコジローさんが村の人にあげる分のオークを捌いている間にミヅキ達はタケノコを取りに行く事にした。
「あれはあのままでいいんですか?」
竹林を案内してくれるタミンさんが不自然にそびえ立つ柱を見上げると…
「落ちなければ死なないだろうし大丈夫だよ」
【さっき見てきたけど失禁して気絶してたよ】
シンクが教えてくれる。
【汚いなぁー!後で水魔法で洗わないとね…】
ミヅキが眉をひそめて嫌そうな顔をする。
【一応…落ちてきたらムー受け止めてあげてくれる?汚い所は触らなくていいからね】
ムーはぴょんぴょんと跳ねて答えた。
「そ、そうですか…いや本当にあんな男に従っていたのかと思うと恥ずかしい…」
タミンが下を向く。
「これからはみんなで頑張って下さいね!私もたまにタケノコ買いに来ますから!」
「ありがとうございます!」
「タミンさん達よかったねーミヅキが気に入った食材なら他の人がきっとこれから買いに来ると思うよ」
リクが言うと
「そうなのかい?」
「まじまじ!ミヅキが目に着けた食材はどこにいっても流行するからね!」
「まぁ主にマルコさんが買い占めるけどね…」
テオがボソッと呟いた。
「タケノコ楽しみだなぁ~」
ミヅキはタケノコが楽しみでリク達の話も聞こえなかった…
「こちらですね」
タミンが指し示す方向を見ると見事な竹林が生い茂っていた。
「みんな見つけたら折らないように慎重に取ってね!」
「ミヅキ!これか!」
リクが少し成長した自分程に伸びた竹を指さす。
「それは成長しすぎだよ、もっと小さくて地面にひょっこり生えてるのね」
「ミヅキさん、これなんてどうですか?」
タミンが落ちてい笹を退かして土から盛り上がっているタケノコを見せると
「そう!そういうので!さすがタミンさんですね」
ミヅキが凄いと顔を綻ばせてタミンに微笑むと
「い、いえ…」
タミンが嬉しそうに頭をかく。
「竹林は子供の頃からの遊び場でしたからね、さすがにわかりますよ」
「みんなもタミンさん見習って沢山掘ってね!結構地面を掘らないと取れないからね!」
【コハク、このタケノコの周り彫ってくれる?】
ミヅキがコハクに頼むと、コハクが前脚で軽快に土を掘る!
「ぶっは!コハク!土がこっちに飛んできてるぞ!」
見るとコハクが掘った土がリュカの頭を直撃していた!
「ごめん!」
コハクはペロッと舌を出して謝ると気にした様子もなくまた掘り出した。
「クソ…コハクの後ろには行かないようにしよう…」
リュカはコハクから離れてタケノコを探し出した。
それから何本がタケノコを見つけるが全部タミンさんが見つけていた…。
「全然見つからない…」
「タミンさんよく分かるね?」
リュカ達がお手上げとばかりに地面に座り込む…
「足で踏むと少しボコッとした地面があるんですよ、そこを見るとありますよ」
「足?」
リュカ達がすり足で歩き出す…
「あっ…なんかここにある!」
コウが叫ぶとみんなが集まってきた。
「ここ見て!」
コウが笹を退かすとそこにはタケノコの先が顔を出していた。
「やったぁ!」
「コウ凄いね!」
ミヅキがコウと手を合わせる!
「よし…じゃあ慎重に掘らないと…」
コウがタケノコの周りを掘り出すと…
「これ…ミヅキにあげるね」
コウが頬を赤らめミヅキを見ると
「嬉しい!ありがとうコウ!」
ミヅキがコウに笑いかけると…
「俺も見つけるぞ!」
「俺もだ!」
リュカ達が真剣な顔で地面を見ながら足を擦りながら歩き出した…
結構見つけられたのはコウとタミンさんだけだったが、ミヅキは大満足で帰っていった。
村に着くと渋い顔のベイカーさんが待っていた…
「どうしたの?ベイカーさんお顔が怖いよ」
「見てみろよ…この肉…」
ベイカーが捌いた肉を見せると
「おお!油が乗って美味しそうだね!」
そこにはさしが入った肉が大量に積まれていた。
「そうだろ?美味そうなんだよ…なぁ、本当に半分やるのか?」
ベイカーが悲しそうな瞳で見つめてくるが
「いつでも狩れるんだからいいでしょ!村の人達はこれから大変なんだから!」
ミヅキとベイカーが言い合っていると…
「ミヅキさん、私たちはこんなに貰えませんから大丈夫ですよ…この一欠片だけでも貰えたら十分です」
タミンが二人に割ってはいると
「ほら!タミンさんもこう言ってる!」
ベイカーが喜ぶとタミンが苦笑して
「それにこんなに頂いても腐らせてしまいそうですしね」
「あっそれならちゃんと保冷庫あげるよ」
ミヅキが地面を土魔法で掘ると中に氷を作り出す。
「ここに入れて置けば結構もつと思うよ」
「へ?」
タミン達が驚いてミヅキが作った地面を見ると…
「またオークとか魔物が来たらここに逃げ込んでもいいしね」
「す、すごいですね…でもこんなことが出来るなら…タケノコもっと簡単に掘れたんじゃ…」
タミンが言うと…
「あっ…」
ミヅキが口に手を当てる。
「いや!食材は自分達で取ってこそだよね!タケノコ堀りは繊細だしね!」
ミヅキはうんうんと一人で納得していた…
ミヅキが村人に声をかける。
「タケノコ?そんなもので良ければ…」
村人が了承してくれると
「やった!」
ガッツポーズをして喜ぶ、その姿に
「ミヅキずっとタケノコタケノコって言ってたもんね…」
カイが微笑ましい思いでミヅキをみつめた。
「うん!どうしても欲しいんだ!それと竹も少し欲しいなぁ~」
「竹籠じゃなくて竹かい?」
「そうです!」
「こちらとしては全然構わないけど…こんなに迷惑かけたのにいいのかい?」
村人がミヅキの申し出に申し訳なさそうにしていると
「迷惑かけたのはあのおじさんでしょ?皆さんは関係ないもん!それにタケノコがまた手に入るならなんの問題もないよ」
ミヅキは笑って答える。
「ありがとう…」
村人は目を潤ませてミヅキに頭を下げた。
「じゃあオークも少し置いてってやるか…」
ベイカーさんが仕方なさそうに言うと…
「「「「「えっ…」」」」」
みんながベイカーさんを凝視する。
「べ、ベイカーさんが肉をあげるなんて…」
「た、大変!熱でもあるのかも!」
ミヅキがベイカーに駆け寄っておでこを触る!
「熱は無いみたい…」
ミヅキがホッと胸を撫で下ろす…
「お前ら…」
ベイカーがミヅキ達を睨みつける。
「だってベイカーさんが命の次に好きそうな肉を手放すなんて…」
「別に命の次はそれじゃねぇよ…」
ベイカーが呟いた…
「まぁあんなに殺ったんだから少しくらいあげても大丈夫だよね」
みんなが笑うと
「そうだよ、半分くらいあげてもいいんじゃないの?」
「は、半分!」
ベイカーがビクッと体を強ばらせる!
「半分はないんじゃないか?」
笑いながらみんなに聞くと
「あんなにいるんだからいいんじゃない?」
「そうだな、俺もあんなに食えると思えないし」
「村の人達これから大変そうだしね…」
ベイカーの考えに対してリュカ達が次々に答える。
「ベイカーさん、子供達がこんな事を言ってるのに…大人のベイカーさんが駄々こねちゃ駄目だよ…」
ミヅキは諦めなとばかりにベイカーさんの足をポンポンと叩いた。
ベイカーさんとコジローさんが村の人にあげる分のオークを捌いている間にミヅキ達はタケノコを取りに行く事にした。
「あれはあのままでいいんですか?」
竹林を案内してくれるタミンさんが不自然にそびえ立つ柱を見上げると…
「落ちなければ死なないだろうし大丈夫だよ」
【さっき見てきたけど失禁して気絶してたよ】
シンクが教えてくれる。
【汚いなぁー!後で水魔法で洗わないとね…】
ミヅキが眉をひそめて嫌そうな顔をする。
【一応…落ちてきたらムー受け止めてあげてくれる?汚い所は触らなくていいからね】
ムーはぴょんぴょんと跳ねて答えた。
「そ、そうですか…いや本当にあんな男に従っていたのかと思うと恥ずかしい…」
タミンが下を向く。
「これからはみんなで頑張って下さいね!私もたまにタケノコ買いに来ますから!」
「ありがとうございます!」
「タミンさん達よかったねーミヅキが気に入った食材なら他の人がきっとこれから買いに来ると思うよ」
リクが言うと
「そうなのかい?」
「まじまじ!ミヅキが目に着けた食材はどこにいっても流行するからね!」
「まぁ主にマルコさんが買い占めるけどね…」
テオがボソッと呟いた。
「タケノコ楽しみだなぁ~」
ミヅキはタケノコが楽しみでリク達の話も聞こえなかった…
「こちらですね」
タミンが指し示す方向を見ると見事な竹林が生い茂っていた。
「みんな見つけたら折らないように慎重に取ってね!」
「ミヅキ!これか!」
リクが少し成長した自分程に伸びた竹を指さす。
「それは成長しすぎだよ、もっと小さくて地面にひょっこり生えてるのね」
「ミヅキさん、これなんてどうですか?」
タミンが落ちてい笹を退かして土から盛り上がっているタケノコを見せると
「そう!そういうので!さすがタミンさんですね」
ミヅキが凄いと顔を綻ばせてタミンに微笑むと
「い、いえ…」
タミンが嬉しそうに頭をかく。
「竹林は子供の頃からの遊び場でしたからね、さすがにわかりますよ」
「みんなもタミンさん見習って沢山掘ってね!結構地面を掘らないと取れないからね!」
【コハク、このタケノコの周り彫ってくれる?】
ミヅキがコハクに頼むと、コハクが前脚で軽快に土を掘る!
「ぶっは!コハク!土がこっちに飛んできてるぞ!」
見るとコハクが掘った土がリュカの頭を直撃していた!
「ごめん!」
コハクはペロッと舌を出して謝ると気にした様子もなくまた掘り出した。
「クソ…コハクの後ろには行かないようにしよう…」
リュカはコハクから離れてタケノコを探し出した。
それから何本がタケノコを見つけるが全部タミンさんが見つけていた…。
「全然見つからない…」
「タミンさんよく分かるね?」
リュカ達がお手上げとばかりに地面に座り込む…
「足で踏むと少しボコッとした地面があるんですよ、そこを見るとありますよ」
「足?」
リュカ達がすり足で歩き出す…
「あっ…なんかここにある!」
コウが叫ぶとみんなが集まってきた。
「ここ見て!」
コウが笹を退かすとそこにはタケノコの先が顔を出していた。
「やったぁ!」
「コウ凄いね!」
ミヅキがコウと手を合わせる!
「よし…じゃあ慎重に掘らないと…」
コウがタケノコの周りを掘り出すと…
「これ…ミヅキにあげるね」
コウが頬を赤らめミヅキを見ると
「嬉しい!ありがとうコウ!」
ミヅキがコウに笑いかけると…
「俺も見つけるぞ!」
「俺もだ!」
リュカ達が真剣な顔で地面を見ながら足を擦りながら歩き出した…
結構見つけられたのはコウとタミンさんだけだったが、ミヅキは大満足で帰っていった。
村に着くと渋い顔のベイカーさんが待っていた…
「どうしたの?ベイカーさんお顔が怖いよ」
「見てみろよ…この肉…」
ベイカーが捌いた肉を見せると
「おお!油が乗って美味しそうだね!」
そこにはさしが入った肉が大量に積まれていた。
「そうだろ?美味そうなんだよ…なぁ、本当に半分やるのか?」
ベイカーが悲しそうな瞳で見つめてくるが
「いつでも狩れるんだからいいでしょ!村の人達はこれから大変なんだから!」
ミヅキとベイカーが言い合っていると…
「ミヅキさん、私たちはこんなに貰えませんから大丈夫ですよ…この一欠片だけでも貰えたら十分です」
タミンが二人に割ってはいると
「ほら!タミンさんもこう言ってる!」
ベイカーが喜ぶとタミンが苦笑して
「それにこんなに頂いても腐らせてしまいそうですしね」
「あっそれならちゃんと保冷庫あげるよ」
ミヅキが地面を土魔法で掘ると中に氷を作り出す。
「ここに入れて置けば結構もつと思うよ」
「へ?」
タミン達が驚いてミヅキが作った地面を見ると…
「またオークとか魔物が来たらここに逃げ込んでもいいしね」
「す、すごいですね…でもこんなことが出来るなら…タケノコもっと簡単に掘れたんじゃ…」
タミンが言うと…
「あっ…」
ミヅキが口に手を当てる。
「いや!食材は自分達で取ってこそだよね!タケノコ堀りは繊細だしね!」
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