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11章
436.プリン
ミヅキは檻の下に棒を付けると木で車輪を作る、それを棒に付けて動けるようにすると
「ベイカーさん、これで檻のまま移動できるよ」
「おー!これを俺が引くと…俺は馬か!」
「だって誰も引いてくれないから…じゃあ私が引くよ…」
ミヅキが檻をうんしょ!うんしょ!と檻を引っ張るが数ミリしか進まない…
そんなミヅキの姿に…
【ミヅキ、お前がやるくらいなら俺が引いてやるぞ】
シルバがミヅキを優しく退かして檻から離す。
【紐でも付けてくれれば引いてやるからな】
【優しいなぁシルバは】
ミヅキがシルバに抱きつくと
【しょうがない…ミヅキがやるくらいなら私も手伝おう…】
【僕も…】
プルシアとシンクもミヅキに近づいて手伝うと言ってくれた!
【みんなありがとう!】
ミヅキが笑ってシルバ達を撫でていると…
「な、なんだよ…お前らやるって言ってるのか?な、なら俺も…」
ベイカーが仕方なさそうに頭をかきながら近づくと…
【【【じゃあ頼む】】】
シルバ達がベイカーの為に道を開けた。
「えっ…と、これって俺が運ぶって事?」
ミヅキはにっこり笑って
「ベイカーさん!ありがとう!」
ベイカーにお礼を言って檻に付けた紐をわたした!
「じゃあ僕ら帰りますね!」
リュカが村の人達に挨拶をすると
「こんなに色々としてもらってありがとうございます!」
村人がそう出てミヅキ達を送り出す!
「近いうちに誰かミヅキの知り合いが来ると思いますのでよろしくお願いします」
「わかりました!丁重にもてなさせて頂きます」
「タミンさんその人に言えばさっきあげた調味料も買えると思いますからね」
「本当ですか!それは嬉しいなぁ!」
村人達が喜んでいると
「ミヅキ…何あげたの?」
テオがこっそり聞くと
「醤油と味噌とみりんのお試しセットだよ!小さい容器に少しだけ入れて持ち歩いてるの、気に入ったらリングス商会で買ってもらおうと思ってね!」
「ミヅキ…凄いね…」
「これでたくさん売れればムサシさん達も助かるかと思って…」
「そんな事しなくてももう注文が大量に来てるだろ?」
「そうなの?私そこら辺は全部マルコさんに任せてるからなぁ~」
「ミヅキが立ち寄る先でそんな事ばっかりするから色んな所から問い合わせが来てるんじゃないか?」
「マルコさんの喜ぶ顔が目に浮かぶね!でもそれで色んな村や町の人達と交流が増えればこうやって竹とか食材見つけられるかも知れないしね!」
ミヅキがタケノコを撫でると…
「そういえばタケノコの灰汁を取るのってどうするんですか?」
「糠を入れたお湯で皮が付いたまま茹でるんだよ!それだけでいいからタミンさん達もやってみなよ」
ミヅキが糠をひと袋出すと
「ありがとうございます!またぜひこの村に来てくださいね!その時はこんな男が二度と出ないように村を整えておきますから!」
村人が村長を睨みつける。
「恩人方を欺いて、我らの金を無駄に使った男です、王都でキッチリと罰を与えてやってください!」
タミンが頭を下げると村人がみなそれに続く。
「そこは任せておけ!」
ベイカーはグイッと檻を引いた…
「よし!じゃあ帰ろう!」
ミヅキが腕をあげると村人に手を振って村を離れて行った。
ミヅキ達はプルシアの掴むと籠に乗せられゆうゆうと空の道を行くと…
「お前ら速すぎるぞ!」
ベイカーが下の道を走りながら文句を言う!
「リュカ達も走れ!修行になるぞ!」
「えっ…じゃあ走るか…」
リュカ達が下に降りようとすると
「でも…リュカ達も依頼で疲れてるでしょ?大丈夫?無理しないで欲しいなぁ…」
ミヅキがリュカ達の服を掴むと
「僕は変な薬飲まされたからミヅキのそばにいますね」
テオがミヅキの隣に行くと、
「なら、僕も」
コウも笑ってミヅキに隣に座る。
「そうだなぁ…僕も帰りくらいはミヅキのそばにいようかな…」
カイがミヅキに笑いかける。
「じゃあ俺とリクはベイカーさんに付き合ってやるか」
リュカがリクを見ると
「えー!行くの?俺もミヅキと居たかったのに…」
「あんまり一人にしたら拗ねちゃうだろ」
リュカが笑ってリクを引っ張って行く。
「二人とも疲れたら言ってね」
「「おう!」」
二人はプルシアの籠から飛び出して行った!
「おお!お前ら来てくれたのか!」
ベイカーさんが嬉しそうにリュカ達に笑いかける。
「ベイカーさん、代わりますよ」
リュカとリクがベイカーが持っていた紐を受け取ると
「お前ら…良い奴だな…帰ったら肉やるからな…」
ベイカーさんが涙を拭う。
「ベイカーさん、そんな事ぐらいで泣かないでよ」
リュカが苦笑すると
「そうだよ、ベイカーさんにもみんな感謝しきれない恩が有るんだから」
リクも頷く。
「ううぅ…いい子に育ったなぁ…」
ベイカーはリュカ達の成長をしみじみと喜んだ…
その後も休んだテオ達と交代しながら檻を運んでようやく王都に到着する。
「はぁー!ただいま!」
ミヅキ達は王都の門を通ってギルドに帰ってくると、ギルドの中は殺伐とした雰囲気が漂っていた…。
「な、なんか空気が重いな…」
リュカ達が伺うよに中を覗く、ギルドの中には冒険者が数える程しかいなかった…。
リュカ達は冒険者に話を聞くと
「何かあったんですか?」
「ん?ああ…なんか副ギルが受付嬢達を怒らせたみたいでな…今囲まれているんだ」
「えっ!なんでそんなことに!?」
「なんでも受付嬢達が楽しみにしていたデザートを食べたとか…」
「えっ?そんな事で?」
「「「「シッ!」」」」
リュカ達が呆れて言うと周りの冒険者達が一斉に口を塞ぐ!
「馬鹿!余計な事を言うんじゃない!あそこを見てみろ…」
冒険者が指す先にはダランと舌をだして気絶している男がいた…
「あいつはな、激怒する受付嬢にそんな事で怒ってんじゃねぇよって笑い飛ばして近づいて行ってああなったんだ…」
リュカ達は男の姿にゾッとする。
「でもデザートって…僕らがあげたのだよね?」
カイがテオを見ると
「多分…副ギル、プリン全部食べちゃったんだ…」
テオがため息をつくと
「リクとカイとコウでポルクスさんの所行ってきてくれる?それまでにどうにかみんなをなだめておくから…」
「わかった!急いで貰うよ」
「あっなら私も手伝うよ!プリン作るのは得意だから!」
ミヅキがリク達について行くと
「得意って…あれだってミヅキの作ったレシピだよね…」
テオ達はミヅキ達を見送ると…
「よし!じゃあ行くか!」
怒り狂う受付嬢達に向かって歩き出した!
「すみません…」
テオが声をかけると…
「ああっ!?」
いつもの可憐な声でなく、ドスの聞いた声が返ってきた…
テオがビクッと肩を震わすと…
「あっ!ごめんねテオ君達だったのね!」
受付のお姉さんがテオ顔をみて怒っていた顔をほころばせる。
「副ギルを絞めて…怒ってたから…ごめんなさいね、もう依頼が終わったの?」
「は、はい…それよりもどうしたんですか?そこで小さくなっているのは…副ギルですか?」
テオが受付嬢の後ろを見ると怯えた顔で助けを求める副ギルが見えた。
「ええ?あれ?あれは違うは、みんなのおやつを一人で食べてしまう奴が副ギルなわけないもの~きっとどこかの盗っ人が副ギルに化けているのね!」
受付のお姉さんがにっこりと笑う。
「そうよ…人の物食べるなんて許される行為じゃないわ」
「そうそう!この面が本物か確かめてるのよ~」
受付のお姉さんが青筋を立てながら副ギルの頬を捻る。
「痛い痛い!すまなかった!つい…魔が差して…」
「ついってなんですか~?ついならどんな犯罪を犯してもいいと?」
受付のお姉さんが聞くと…
「うう…プリン食べただけなのに犯罪者扱いとは…」
副ギルが項垂れると…
「皆さん落ち着いて下さい。プリンならまた持ってきますからここは副ギルを許してあげてくれませんか?」
テオがお願いすると
「テオ君!」
副ギルの顔が輝く!
「テオ君がそこまで言うなら…」
受付嬢のみんなは仕方なさそうに副ギルを解放した…。
「ベイカーさん、これで檻のまま移動できるよ」
「おー!これを俺が引くと…俺は馬か!」
「だって誰も引いてくれないから…じゃあ私が引くよ…」
ミヅキが檻をうんしょ!うんしょ!と檻を引っ張るが数ミリしか進まない…
そんなミヅキの姿に…
【ミヅキ、お前がやるくらいなら俺が引いてやるぞ】
シルバがミヅキを優しく退かして檻から離す。
【紐でも付けてくれれば引いてやるからな】
【優しいなぁシルバは】
ミヅキがシルバに抱きつくと
【しょうがない…ミヅキがやるくらいなら私も手伝おう…】
【僕も…】
プルシアとシンクもミヅキに近づいて手伝うと言ってくれた!
【みんなありがとう!】
ミヅキが笑ってシルバ達を撫でていると…
「な、なんだよ…お前らやるって言ってるのか?な、なら俺も…」
ベイカーが仕方なさそうに頭をかきながら近づくと…
【【【じゃあ頼む】】】
シルバ達がベイカーの為に道を開けた。
「えっ…と、これって俺が運ぶって事?」
ミヅキはにっこり笑って
「ベイカーさん!ありがとう!」
ベイカーにお礼を言って檻に付けた紐をわたした!
「じゃあ僕ら帰りますね!」
リュカが村の人達に挨拶をすると
「こんなに色々としてもらってありがとうございます!」
村人がそう出てミヅキ達を送り出す!
「近いうちに誰かミヅキの知り合いが来ると思いますのでよろしくお願いします」
「わかりました!丁重にもてなさせて頂きます」
「タミンさんその人に言えばさっきあげた調味料も買えると思いますからね」
「本当ですか!それは嬉しいなぁ!」
村人達が喜んでいると
「ミヅキ…何あげたの?」
テオがこっそり聞くと
「醤油と味噌とみりんのお試しセットだよ!小さい容器に少しだけ入れて持ち歩いてるの、気に入ったらリングス商会で買ってもらおうと思ってね!」
「ミヅキ…凄いね…」
「これでたくさん売れればムサシさん達も助かるかと思って…」
「そんな事しなくてももう注文が大量に来てるだろ?」
「そうなの?私そこら辺は全部マルコさんに任せてるからなぁ~」
「ミヅキが立ち寄る先でそんな事ばっかりするから色んな所から問い合わせが来てるんじゃないか?」
「マルコさんの喜ぶ顔が目に浮かぶね!でもそれで色んな村や町の人達と交流が増えればこうやって竹とか食材見つけられるかも知れないしね!」
ミヅキがタケノコを撫でると…
「そういえばタケノコの灰汁を取るのってどうするんですか?」
「糠を入れたお湯で皮が付いたまま茹でるんだよ!それだけでいいからタミンさん達もやってみなよ」
ミヅキが糠をひと袋出すと
「ありがとうございます!またぜひこの村に来てくださいね!その時はこんな男が二度と出ないように村を整えておきますから!」
村人が村長を睨みつける。
「恩人方を欺いて、我らの金を無駄に使った男です、王都でキッチリと罰を与えてやってください!」
タミンが頭を下げると村人がみなそれに続く。
「そこは任せておけ!」
ベイカーはグイッと檻を引いた…
「よし!じゃあ帰ろう!」
ミヅキが腕をあげると村人に手を振って村を離れて行った。
ミヅキ達はプルシアの掴むと籠に乗せられゆうゆうと空の道を行くと…
「お前ら速すぎるぞ!」
ベイカーが下の道を走りながら文句を言う!
「リュカ達も走れ!修行になるぞ!」
「えっ…じゃあ走るか…」
リュカ達が下に降りようとすると
「でも…リュカ達も依頼で疲れてるでしょ?大丈夫?無理しないで欲しいなぁ…」
ミヅキがリュカ達の服を掴むと
「僕は変な薬飲まされたからミヅキのそばにいますね」
テオがミヅキの隣に行くと、
「なら、僕も」
コウも笑ってミヅキに隣に座る。
「そうだなぁ…僕も帰りくらいはミヅキのそばにいようかな…」
カイがミヅキに笑いかける。
「じゃあ俺とリクはベイカーさんに付き合ってやるか」
リュカがリクを見ると
「えー!行くの?俺もミヅキと居たかったのに…」
「あんまり一人にしたら拗ねちゃうだろ」
リュカが笑ってリクを引っ張って行く。
「二人とも疲れたら言ってね」
「「おう!」」
二人はプルシアの籠から飛び出して行った!
「おお!お前ら来てくれたのか!」
ベイカーさんが嬉しそうにリュカ達に笑いかける。
「ベイカーさん、代わりますよ」
リュカとリクがベイカーが持っていた紐を受け取ると
「お前ら…良い奴だな…帰ったら肉やるからな…」
ベイカーさんが涙を拭う。
「ベイカーさん、そんな事ぐらいで泣かないでよ」
リュカが苦笑すると
「そうだよ、ベイカーさんにもみんな感謝しきれない恩が有るんだから」
リクも頷く。
「ううぅ…いい子に育ったなぁ…」
ベイカーはリュカ達の成長をしみじみと喜んだ…
その後も休んだテオ達と交代しながら檻を運んでようやく王都に到着する。
「はぁー!ただいま!」
ミヅキ達は王都の門を通ってギルドに帰ってくると、ギルドの中は殺伐とした雰囲気が漂っていた…。
「な、なんか空気が重いな…」
リュカ達が伺うよに中を覗く、ギルドの中には冒険者が数える程しかいなかった…。
リュカ達は冒険者に話を聞くと
「何かあったんですか?」
「ん?ああ…なんか副ギルが受付嬢達を怒らせたみたいでな…今囲まれているんだ」
「えっ!なんでそんなことに!?」
「なんでも受付嬢達が楽しみにしていたデザートを食べたとか…」
「えっ?そんな事で?」
「「「「シッ!」」」」
リュカ達が呆れて言うと周りの冒険者達が一斉に口を塞ぐ!
「馬鹿!余計な事を言うんじゃない!あそこを見てみろ…」
冒険者が指す先にはダランと舌をだして気絶している男がいた…
「あいつはな、激怒する受付嬢にそんな事で怒ってんじゃねぇよって笑い飛ばして近づいて行ってああなったんだ…」
リュカ達は男の姿にゾッとする。
「でもデザートって…僕らがあげたのだよね?」
カイがテオを見ると
「多分…副ギル、プリン全部食べちゃったんだ…」
テオがため息をつくと
「リクとカイとコウでポルクスさんの所行ってきてくれる?それまでにどうにかみんなをなだめておくから…」
「わかった!急いで貰うよ」
「あっなら私も手伝うよ!プリン作るのは得意だから!」
ミヅキがリク達について行くと
「得意って…あれだってミヅキの作ったレシピだよね…」
テオ達はミヅキ達を見送ると…
「よし!じゃあ行くか!」
怒り狂う受付嬢達に向かって歩き出した!
「すみません…」
テオが声をかけると…
「ああっ!?」
いつもの可憐な声でなく、ドスの聞いた声が返ってきた…
テオがビクッと肩を震わすと…
「あっ!ごめんねテオ君達だったのね!」
受付のお姉さんがテオ顔をみて怒っていた顔をほころばせる。
「副ギルを絞めて…怒ってたから…ごめんなさいね、もう依頼が終わったの?」
「は、はい…それよりもどうしたんですか?そこで小さくなっているのは…副ギルですか?」
テオが受付嬢の後ろを見ると怯えた顔で助けを求める副ギルが見えた。
「ええ?あれ?あれは違うは、みんなのおやつを一人で食べてしまう奴が副ギルなわけないもの~きっとどこかの盗っ人が副ギルに化けているのね!」
受付のお姉さんがにっこりと笑う。
「そうよ…人の物食べるなんて許される行為じゃないわ」
「そうそう!この面が本物か確かめてるのよ~」
受付のお姉さんが青筋を立てながら副ギルの頬を捻る。
「痛い痛い!すまなかった!つい…魔が差して…」
「ついってなんですか~?ついならどんな犯罪を犯してもいいと?」
受付のお姉さんが聞くと…
「うう…プリン食べただけなのに犯罪者扱いとは…」
副ギルが項垂れると…
「皆さん落ち着いて下さい。プリンならまた持ってきますからここは副ギルを許してあげてくれませんか?」
テオがお願いすると
「テオ君!」
副ギルの顔が輝く!
「テオ君がそこまで言うなら…」
受付嬢のみんなは仕方なさそうに副ギルを解放した…。
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