ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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11章

437.プリン…2

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「テオ君!ありがとう!本当にありがとう!この恩は忘れないよ!いやぁ…恐ろしいかった…彼女達がプリンであんなにも怒るとは…」

副ギルがブルっと震えると

「女性達にはデザートは特別みたいですからね、次は気をつけて下さいよ」

テオが苦笑すると

「ありがとう!後でプリンのお金は払うからね!」

副ギルの言葉に…

「当たり前です!副ギルが全部食べたんですからね!」

「あーあ…もうプリンの気分だったからやる気が出ないわ…」

受付のお姉さん達がガックリとしながら仕事戻ると…

「はい、お待たせしました…皆さんどうぞ…」

待っていた冒険者達に声をかける…冒険者達は恐る恐る受付に近づいていった…。

テオ達も依頼書を出すと

「お疲れ様、さすがテオ君達ね。難なく終えれたのかしら?」

受付のお姉さんが聞くと…

「それが、行ってみると依頼書と討伐の内容が少し違っていて…」

「えっ!それ本当!?」

受付のお姉さんがびっくりすると

「はい、オークの討伐でしたがオークの数が100体近くいまして…」

「100体!それならBランクの依頼になるわ!」

「やっぱりそうですか…まぁベイカーさんやコジローさんがいたのでどうにかなりましたが…」

「それは大問題ね!依頼を出したのは…その村の村長ね!直ぐに確認して見るわ!」

「それが…その村長連れてきてまして…」

テオが後ろを振り向くと、リュカが村長の檻を持ってくる。

「あら、何そのコンパクトな檻!便利そうね!」

お姉さんが檻に食いつく…

「い、いえ…中に一応…」

テオが言うと

「あっごめんねつい便利そうで…えっとなんで村長連れてきたのかしら?」

「それが…僕らが討伐依頼をしている最中にこの人に薬を盛られまして…依頼を出来なくさせようと企んでました…しかもミヅキをついでに手に入れようと…それが一番ゆるせない!」

テオが言葉を強めると…

「テオくん達に薬を!?大丈夫なの?」

お姉さん達が心配そうにテオを見ると

「はい、ミヅキに回復魔法をかけて貰いましたから」

ニコッと笑う。

「それならよかったわ…にしてもギルドの依頼偽装に冒険者殺害…幼女誘拐計画なんてやってくれるわね…」

お姉さんが檻の中を睨むと

「その…どうやら僕らも脅しすぎて…ちょっと精神が…」

テオが頭をかくと、お姉さんが立ち上がって檻の中を確認する。

「たすけて…たすけて…」

檻の中ではブツブツとつぶやく男が丸まっていた…。

「大変だったわね…この男はこちらで預かるわ!この後まずは精神状態を治してからじっくりと事情を聞いておくから!」

「よろしくお願いします」

テオが檻の紐を見つめると

「重いですから奥まで運びますよ」

「あら、本当にテオ君はいい子ね~でも大丈夫よそのくらいどってことないからね!」

お姉さんはテオの頭を撫でてお礼を言うと紐を預かる。

「この檻は返すわね」

「あっ良ければ差し上げます、さっき気に入っていた見たいですし…ミヅキも要らないって言ってましたから」

「あれ!嬉しい!ありがとうね」

お姉さんは嬉しそうに軽々と檻を奥に運んで行った…。

「テオ~!貰ってきたぞ!」

するとタイミング良くリク達が戻ってきた!

「早かったね!」

テオがリク達を迎えると…

「副ギル、これプリンです。受付のお姉さん達に渡してあげて下さい」

テオがわざわざ副ギルにわたすと…

「いいのかい?テオ君達が持ってきてくたのに…」

「副ギルから渡した方がわだかまりも無くなるんじゃ無いですか?」

テオが笑ってプリンを渡す。

「ありがとう…あの犯罪者の処分は任せておいて下さい!」

副ギルは受付嬢の元に向かうと…

「みんな…さっきはプリンを食べてしまって申し訳無かった…私も甘い物に目がなくて…しかもドラゴン亭のプリンは本当に一度食べたいと思っていたので、つい止まらなくなってしまっていた…本当にすまなかった!」

副ギルが頭を下げて受付嬢に謝ると…

「もう、いいですよ…」

「ええ、私達もやりすぎましたから」

受付のお姉さん達が副ギルに言うと…

「これ、さっきテオ君達がまたくれたんだ…私はもう食べれないからみんなで食べてくれ」

副ギルがプリンを受付嬢に指し出す!

「えっ!プリン!本物ですか?」

「嘘!今日はもう諦めてたのに!」

受付のお姉さん達が副ギルの元に集まると…

「ここは私がやっておくからみんなは裏で食べてくるといい」

副ギルが受付嬢に袋を渡すと

「やった!副ギルよろしくお願いします!テオ君達ありがとう~」

「これでチャラですよ!次は本当に許しませんからね!」

「では遠慮なく!テオ君達ありがとうね!」

受付のお姉さん達はキャピキャピと騒ぎながら裏に行ってしまった…。

「よ、よかった…」

副ギルは、ほっとすると腰を抜かして座り込む…

「本当に怖かった…いつも何があってもニコニコとしてる人達なんだけどね…」

ハハ…ハ…

元気なく笑うと

「後でお金を持っていかせて貰うね!本当にありがとう!」

「いいんですよ」

テオ達は苦笑しながら目を合わせた。

「じゃあ私達も依頼書だしてこよう」

ミヅキがベイカーを見ると

「先に解体して飾り羽を取ってこよう」

「あっそうか依頼は羽根だけなんだもんね」

ミヅキは先に解体屋のウィードさんの元に行くと…

「ウィードさーん!」

ミヅキがウィードを見かけて声をかける。

「嬢ちゃんじゃないか?もう依頼を終えたのか?」

「うん!これを解体お願いしたいんですけど…」

ミヅキが狩ってきた怪鳥を取り出すと…

「おお!任せておけ!」

ウィードが早速解体に取り掛かる!

「羽根をギルドに出さなきゃいけないからよろしくね」

「なるほどな、確かにこの魔物の羽根は良く取り引きされるからな」

ウィードが丁寧に羽根をムシっていくと…

「まだいるんだけど…大丈夫かな?」

ミヅキが聞くと、ウィードは振り返らずに

「ああ!任せろ!嬢ちゃん達の解体は俺が全部やってやるからな」

ウィードが気持ちよさそうにミヅキから貰ったナイフを使う。

「ありがとう!たくさんあるけどよろしくお願いします!時間はかかってもいいからね」

「おい、おい!馬鹿にするなよそんなの直ぐに終わらせて…」

ウィードが喋りながら振り返ると…

「結構あるね」

ミヅキが怪鳥を収納からだして山を作っている…

「そ、それ全部か?」

ウィードがゴクンと唾を飲み込み聞くと…

「まさかぁ~」

ミヅキが笑う。

「そ、そうだよな…そんなには…」

「まだまだあるよ!」

ウィードの言葉を遮ってミヅキが更に怪鳥を取り出した…

「こんなに?」

ウィードが唖然とすると

「オークなんてこの倍だしね!」

「倍!オーク!」

ウィードが叫ぶと

「オークはベイカーさん達が半分解体してくれたから大丈夫だよ」

ウィードはホッとすると…

「す、すまんが一日中日をくれ!それまでに解体しておくから!」

「大丈夫?無理ならまた今度でも…」

「いや!大丈夫だ!お前達が持ってきた物は俺が解体するって決めたからな!どんな物をどんな数を持ってきたとしてもそれはかわらん!」

ウィードは上がってる袖を更にめくると

「やってやる!とりあえず依頼分の10体は直ぐに渡すからな!」

ウィードは先程の倍の速さで怪鳥の羽根をむしった!

ミヅキ達はあっという間に羽根を貰うと

「じゃあギルドで受付してくるね、それまでに出来た分だけ今日は貰うから、残りは出来たらでいいですからね」

ミヅキが言うと

「わかった!用意しておくな!」

ウィードは返事も簡単にすますと解体に取りかかった!
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