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11章
452.味見
「これキノコの一種なんだよ、コリコリして美味しいんだよ~」
ミヅキは持っていたキノコをよく洗って食べやすい大きさに切ると
「本当に使うのか?」
「当たり前だよ!これはスープに入れるんだよ」
「ふ、ふーん…」
テリーが顔を逸らすと…
「テリーさんあとで味見してね」
「えっ!い、いや俺はいいよ…」
「駄目だよ料理人なら色んな食材を食べておかないとねぇ~」
ミヅキがニヤニヤと笑う。
「わかったよ…でも本当に食いもんなんだよな!なんか…黒い皮みたいだけど…」
「大丈夫!これキクラゲって言うちゃんとしたキノコだから鑑定で確認したし私が最初にたべてあげるよ」
「ミヅキがそこまで言うなら…」
テリーは渋々頷いた…。
ミヅキ達は食材を切り終わると
「包丁問題なさそうだね、この持ち手だけもう少し持ちやすくしてもらう予定なんだけど」
「確かにミヅキ達には少しでかいかもな、女達にはもう少し細い方がいいかもしれん」
「だよね!テリーさん達ならちょうどいいかな?」
「ああ、問題無いな」
「じゃあ包丁はまた使ってて要望があったら言ってね」
ミヅキ達は食材を切り終えると
「じゃあテリーさんは青椒肉絲の方をお願いね、まずは肉に下味つけて片栗粉まぶしてピーマンとタケノコは先にサッと揚げておいて」
ミヅキが説明するとテリーがメモをとる
「そしたら肉を炒めてひが通ったら野菜入れて調味料を入れたら完成だよ!あんまり炒めすぎないのかポイント!」
「了解だ。調味料は?」
「重要なのはオイスターソース!これは牡蠣と醤油やニンニク酒、さとうを煮詰めて作るよ。このソースと醤油、酒、さとうをあらかじめ混ぜとくと楽だからね」
ミヅキが調味料をひとつにまとめる。
「じゃあよろしくね!私シルバ達から卵をもらってくるね」
テリーに料理を頼んでミヅキはシルバ達の元に向かうとちょうどシルバ達が籠を喰えて戻ってきた。
【ミヅキ!たくさんとってきたよ!】
コハクがミヅキに気がついて手を振ると
【二人ともありがとう!あとでご飯大盛りにしておくからね】
【よし!】
【やった!】
二人が喜んでいるのを見てミヅキも嬉しそうに笑うと
【料理出来るまでもう少しかかるからみんなと待っててね】
ミヅキは二人に手を振ってテリーさんの元へと戻って行った。
「テリーさんおまたせ~」
「おっ!ミヅキちょうど一皿出来たから味見よろしく!」
青椒肉絲を皿に盛るとテリーがミヅキに声をかけた。
「いいの?じゃあいただきます!」
ミヅキが一口食べてみると…
シャキシャキとピーマンとタケノコの食感が残った美味しい青椒肉絲だった!
「うん!美味しい!」
ぐぅ~
「えっ?」
変わった音に後ろを振り返ると…ヨダレを垂らして座っているシルバとコハクがいた…
【な、なんでふたりが?】
【なんかいい匂いがしたからちょっとついてきたんだ…ミヅキ…それ美味そうだな】
【おいしそう~】
ふたりの目が青椒肉絲を捕らえている。
【もう…ちょっとだけだよ!みんなには内緒ね】
【【わかった!】】
ふたりが大きく口を開けて待っていると、ミヅキが口に運んであげる。
【うーんシャキシャキ!】
【もっと肉が多い方がいいな】
【味見はこのくらいで後はもう少し待っててね】
シルバ達を戻すと今度は容器に卵を割る、塩コショウで味付けして
「トマトをくし切りに切って貰えますか?」
テリーにトマトを切ってもらうと
卵を軽く炒めて取り出して…油にニンニクとしょうが、トマトを炒めてから玉子戻して合わせて炒めていく。
「はいトマトと玉子の炒め物!」
「なんか…変わった組み合わせだな」
「結構合うよ!はい、アーン…」
テリーにアーンと味見をさせる。
「ん…トマトの酸味が美味い…な…」
テリーが不自然に言葉を止めると後ろを見る…ミヅキがテリーの目線に振り返ると…
【シルバ…コハク…】
帰らせたと思ったふたりがまた目をキラキラとさせながら座っていた…
【なんで戻ってきたの!】
ミヅキが驚いてふたりに聞くと
【なんか美味そうな気配がした】
【シルバがうまいものがあるっていった】
【もう…ベイカーさん達に見つかったらどうするの?】
文句を言いながらミヅキがふたりの分をよそってあげる。
【もう本当にこれで最後だよ!これ以上食べたらあとであげないからね!】
【わかった、わかった!】
【うん、うん!おいしー】
ふたりがあっという間食べると
【じゃあ見つからないように戻るんだよ!】
【じゃあコハク行くか、後はお楽しみにとっておこう】
【うん!ミヅキあとでねー】
ふたりが上機嫌で戻る。
「ミヅキは甘いなぁ、キリがないぞ」
テリーが呆れていると
「だ、だって…あんな可愛い顔でお願いされたら…」
グッ…と眉を下げる。
「もっと厳しくてもいいんじゃないか?」
「うーん…」
(そっか…)
ミヅキが次は我慢させようと思っていると…
「ミヅキ!シルバ達がなんかご機嫌で戻ってきたぞ!何かやっただろ!」
何かを察したベイカーが飛び込んできた…
「次はベイカーさんかよ」
テリーがチラッとミヅキを見ると
「わ、わかってるよ…」
ミヅキはキッと顔を引き締めると…
「べ、ベイカーさん!これはみんなで食べる分だからね!出来るまで待ってて!」
「なっ!ちょっとでいいから!味見だろ?味見?」
「味見は俺もミヅキもしたから大丈夫ですよ」
テリーがサラッと答える。
「ベイカーさんも我慢だよ!」
ミヅキがベイカーから視線を逸らす…
「クソ…出遅れた…」
ベイカーは肩を落として戻っていった…。
「ふー…」
ミヅキが深くため息をつくと
「何とか断れた…」
心苦しいそうな様子にテリーは思わず苦笑した…。
ミヅキは気を取り直してコハクの為に厚揚げを作る。
「コハクの好物か?」
「そうなのまた作り方レシピに書いておくから作ってみてね、ここから豆腐とかおからとか油揚げとかたくさん作れるし料理方もいっぱいあるから」
「へぇ~醤油や味噌になるだけじゃないんだな」
「そうだよ~大豆は万能だよね。これがあれば飢える事ないんじゃない?」
「育てるのも他の作物より楽だしな」
「たくさん植えといてね!」
ミヅキが笑顔でお願いすると
「ギース達に言っておくよ」
テリーが笑って頷いた。
厚揚げの料理も作ってテーブルに運ぶとちょうどライラ達が戻ってきた。
「みんなどうだった?頼めた?」
ミヅキが聞くと
「はい!みんな注文してきました!量が多いから少し待って欲しいって言ってました」
「楽しみ~」
「ミヅキ様の紹介って言ったら少しおまけしてくれるって」
サラが嬉しそうに言うと
「本当に?よかった~じゃあ今度お礼しとかないとね~」
「あっ!じゃあ今度何か作って持っていこうか!」
「それいいかも!」
「今度弟子のチーノさんに会うからおじいさんの好物聞いておくよ」
「チーノさん?あー…あの赤くなってずっと黙ってた人かな?」
「いましたね、なんか小さい声で何言ってるか分からなかった」
ハル達が思い出しながら答える。
「えっ…そうなの?違う人かなぁ私も喋ってる時は普通に見えたけど」
「薄い水色の髪の若い男の人でしたよ」
「うん…チーノさんだね…」
ミヅキがチーノさんを思い浮かべる。
「今度あったらよく聞いておこう。じゃあみんなも戻って来たし食べよっか!」
「待ってました!」
【俺はさっきの肉のがいい!】
黙って並べるのを手伝っていたベイカーが声をあげる!
シルバも青椒肉絲の前に座ると…
「お前はさっき食ったんだろ!少しは遠慮しろ!」
ベイカーがシルバを睨むと
【うるさい!あんなもんじゃ食べたうちに入らん!】
シルバがグルルとベイカーを威嚇する!
「あん?なんだやる気か?」
ベイカーがシルバに向かっていく…
「そこ!喧嘩するならご飯抜きだよ!」
喧嘩をしそうなふたりにミヅキが怒って注意すると…
「【す、すまん】」
【お前のせいでミヅキに怒られただろうが…】
シルバがジロっとベイカーを睨む…
「なんか文句ありそうな顔だな…シルバのせいで食えなくなったらどうするんだ…」
ベイカーがミヅキに見ないようにシルバを睨む…
「【あとで覚えておけよ…】」
ふたりは聞こえないよに離れて行った…。
ミヅキは持っていたキノコをよく洗って食べやすい大きさに切ると
「本当に使うのか?」
「当たり前だよ!これはスープに入れるんだよ」
「ふ、ふーん…」
テリーが顔を逸らすと…
「テリーさんあとで味見してね」
「えっ!い、いや俺はいいよ…」
「駄目だよ料理人なら色んな食材を食べておかないとねぇ~」
ミヅキがニヤニヤと笑う。
「わかったよ…でも本当に食いもんなんだよな!なんか…黒い皮みたいだけど…」
「大丈夫!これキクラゲって言うちゃんとしたキノコだから鑑定で確認したし私が最初にたべてあげるよ」
「ミヅキがそこまで言うなら…」
テリーは渋々頷いた…。
ミヅキ達は食材を切り終わると
「包丁問題なさそうだね、この持ち手だけもう少し持ちやすくしてもらう予定なんだけど」
「確かにミヅキ達には少しでかいかもな、女達にはもう少し細い方がいいかもしれん」
「だよね!テリーさん達ならちょうどいいかな?」
「ああ、問題無いな」
「じゃあ包丁はまた使ってて要望があったら言ってね」
ミヅキ達は食材を切り終えると
「じゃあテリーさんは青椒肉絲の方をお願いね、まずは肉に下味つけて片栗粉まぶしてピーマンとタケノコは先にサッと揚げておいて」
ミヅキが説明するとテリーがメモをとる
「そしたら肉を炒めてひが通ったら野菜入れて調味料を入れたら完成だよ!あんまり炒めすぎないのかポイント!」
「了解だ。調味料は?」
「重要なのはオイスターソース!これは牡蠣と醤油やニンニク酒、さとうを煮詰めて作るよ。このソースと醤油、酒、さとうをあらかじめ混ぜとくと楽だからね」
ミヅキが調味料をひとつにまとめる。
「じゃあよろしくね!私シルバ達から卵をもらってくるね」
テリーに料理を頼んでミヅキはシルバ達の元に向かうとちょうどシルバ達が籠を喰えて戻ってきた。
【ミヅキ!たくさんとってきたよ!】
コハクがミヅキに気がついて手を振ると
【二人ともありがとう!あとでご飯大盛りにしておくからね】
【よし!】
【やった!】
二人が喜んでいるのを見てミヅキも嬉しそうに笑うと
【料理出来るまでもう少しかかるからみんなと待っててね】
ミヅキは二人に手を振ってテリーさんの元へと戻って行った。
「テリーさんおまたせ~」
「おっ!ミヅキちょうど一皿出来たから味見よろしく!」
青椒肉絲を皿に盛るとテリーがミヅキに声をかけた。
「いいの?じゃあいただきます!」
ミヅキが一口食べてみると…
シャキシャキとピーマンとタケノコの食感が残った美味しい青椒肉絲だった!
「うん!美味しい!」
ぐぅ~
「えっ?」
変わった音に後ろを振り返ると…ヨダレを垂らして座っているシルバとコハクがいた…
【な、なんでふたりが?】
【なんかいい匂いがしたからちょっとついてきたんだ…ミヅキ…それ美味そうだな】
【おいしそう~】
ふたりの目が青椒肉絲を捕らえている。
【もう…ちょっとだけだよ!みんなには内緒ね】
【【わかった!】】
ふたりが大きく口を開けて待っていると、ミヅキが口に運んであげる。
【うーんシャキシャキ!】
【もっと肉が多い方がいいな】
【味見はこのくらいで後はもう少し待っててね】
シルバ達を戻すと今度は容器に卵を割る、塩コショウで味付けして
「トマトをくし切りに切って貰えますか?」
テリーにトマトを切ってもらうと
卵を軽く炒めて取り出して…油にニンニクとしょうが、トマトを炒めてから玉子戻して合わせて炒めていく。
「はいトマトと玉子の炒め物!」
「なんか…変わった組み合わせだな」
「結構合うよ!はい、アーン…」
テリーにアーンと味見をさせる。
「ん…トマトの酸味が美味い…な…」
テリーが不自然に言葉を止めると後ろを見る…ミヅキがテリーの目線に振り返ると…
【シルバ…コハク…】
帰らせたと思ったふたりがまた目をキラキラとさせながら座っていた…
【なんで戻ってきたの!】
ミヅキが驚いてふたりに聞くと
【なんか美味そうな気配がした】
【シルバがうまいものがあるっていった】
【もう…ベイカーさん達に見つかったらどうするの?】
文句を言いながらミヅキがふたりの分をよそってあげる。
【もう本当にこれで最後だよ!これ以上食べたらあとであげないからね!】
【わかった、わかった!】
【うん、うん!おいしー】
ふたりがあっという間食べると
【じゃあ見つからないように戻るんだよ!】
【じゃあコハク行くか、後はお楽しみにとっておこう】
【うん!ミヅキあとでねー】
ふたりが上機嫌で戻る。
「ミヅキは甘いなぁ、キリがないぞ」
テリーが呆れていると
「だ、だって…あんな可愛い顔でお願いされたら…」
グッ…と眉を下げる。
「もっと厳しくてもいいんじゃないか?」
「うーん…」
(そっか…)
ミヅキが次は我慢させようと思っていると…
「ミヅキ!シルバ達がなんかご機嫌で戻ってきたぞ!何かやっただろ!」
何かを察したベイカーが飛び込んできた…
「次はベイカーさんかよ」
テリーがチラッとミヅキを見ると
「わ、わかってるよ…」
ミヅキはキッと顔を引き締めると…
「べ、ベイカーさん!これはみんなで食べる分だからね!出来るまで待ってて!」
「なっ!ちょっとでいいから!味見だろ?味見?」
「味見は俺もミヅキもしたから大丈夫ですよ」
テリーがサラッと答える。
「ベイカーさんも我慢だよ!」
ミヅキがベイカーから視線を逸らす…
「クソ…出遅れた…」
ベイカーは肩を落として戻っていった…。
「ふー…」
ミヅキが深くため息をつくと
「何とか断れた…」
心苦しいそうな様子にテリーは思わず苦笑した…。
ミヅキは気を取り直してコハクの為に厚揚げを作る。
「コハクの好物か?」
「そうなのまた作り方レシピに書いておくから作ってみてね、ここから豆腐とかおからとか油揚げとかたくさん作れるし料理方もいっぱいあるから」
「へぇ~醤油や味噌になるだけじゃないんだな」
「そうだよ~大豆は万能だよね。これがあれば飢える事ないんじゃない?」
「育てるのも他の作物より楽だしな」
「たくさん植えといてね!」
ミヅキが笑顔でお願いすると
「ギース達に言っておくよ」
テリーが笑って頷いた。
厚揚げの料理も作ってテーブルに運ぶとちょうどライラ達が戻ってきた。
「みんなどうだった?頼めた?」
ミヅキが聞くと
「はい!みんな注文してきました!量が多いから少し待って欲しいって言ってました」
「楽しみ~」
「ミヅキ様の紹介って言ったら少しおまけしてくれるって」
サラが嬉しそうに言うと
「本当に?よかった~じゃあ今度お礼しとかないとね~」
「あっ!じゃあ今度何か作って持っていこうか!」
「それいいかも!」
「今度弟子のチーノさんに会うからおじいさんの好物聞いておくよ」
「チーノさん?あー…あの赤くなってずっと黙ってた人かな?」
「いましたね、なんか小さい声で何言ってるか分からなかった」
ハル達が思い出しながら答える。
「えっ…そうなの?違う人かなぁ私も喋ってる時は普通に見えたけど」
「薄い水色の髪の若い男の人でしたよ」
「うん…チーノさんだね…」
ミヅキがチーノさんを思い浮かべる。
「今度あったらよく聞いておこう。じゃあみんなも戻って来たし食べよっか!」
「待ってました!」
【俺はさっきの肉のがいい!】
黙って並べるのを手伝っていたベイカーが声をあげる!
シルバも青椒肉絲の前に座ると…
「お前はさっき食ったんだろ!少しは遠慮しろ!」
ベイカーがシルバを睨むと
【うるさい!あんなもんじゃ食べたうちに入らん!】
シルバがグルルとベイカーを威嚇する!
「あん?なんだやる気か?」
ベイカーがシルバに向かっていく…
「そこ!喧嘩するならご飯抜きだよ!」
喧嘩をしそうなふたりにミヅキが怒って注意すると…
「【す、すまん】」
【お前のせいでミヅキに怒られただろうが…】
シルバがジロっとベイカーを睨む…
「なんか文句ありそうな顔だな…シルバのせいで食えなくなったらどうするんだ…」
ベイカーがミヅキに見ないようにシルバを睨む…
「【あとで覚えておけよ…】」
ふたりは聞こえないよに離れて行った…。
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