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11章
467.仲間
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王都の門につくとミヅキ達に気がつき門番達が笑顔で出迎えてくれる。
「あっ、ミヅキちゃんまたお出かけですか?」
「今度はどんな魔物を取りに行くんだい?」
門番のお兄さん達が笑顔で聞いてくる。
「いえ今回は食材集めじゃないですよ。このまましばらく町に帰る予定です」
「「えっ…」」
門番の二人が唖然とする。
「そ、それは皆さん知ってるんですか?」
「皆さんて?一応大体挨拶はしましたけど…」
「僕ら何も聞いて無いぞ…」
お前はと隣の相方を見ると
「兵士達は何も言ってなかった!」
門番達が慌てる。
「あー…確かに王宮の人達には言ってないかな?」
まぁいいよねと王都を出る為の書類を出す。
「門番のお兄ちゃん達みんなにリバーシ大会まで戻るからって伝えておいてくれますか?」
「す、直ぐに!」
今すぐ走り出す門番に手を伸ばして止めようとする…
「いや…別に後でいいんだけど…」
面倒くさそうだから残ったもう一人の門番に挨拶をしてさっさと外へと出ていった。
外で待っているとポルクスさんとイチカが少し遅れてミヅキ達に合流した。
「じゃあ!町に向かって出発!忘れ物はない?」
みんながいる事を確認すると大丈夫だと頷く。
いざ行こうとすると…
「おーい!待てー!」
聞き覚えのある声がミヅキ達を呼んでいる。
「あれ?あの声って…」
「まさか見送りか?」
私とベイカーさんが後ろを振り返るとそこには部隊兵の服を脱いだ私服のアラン隊長がこちらに向かって走ってきた。
「アラン隊長どうしたの?見送りに来てくれたの?」
「いや違う俺も一緒に行こうと思ってな」
「えっ一緒にって…町に?」
「おおそうだ!じゃあ行こうか!」
サラッと紛れる。
「まぁいいけど…」
休みでももらったのかと思っていると
「アラン隊長!」
今度はセシルさんが凄い剣幕で馬を走らせてきた!
「セシルさん、アラン隊長また何かして逃げてきたの?」
私がジロっとアラン隊長を見つめる。
「何かしてって言うか…」
アラン隊長が言い淀む…珍しい事もあるもんだ。
「隊長!」
セシルさんがアラン隊長の前で馬を降りると…するとセシルさんの着ている服が違う事に気がついた。
「あれ?セシルさんその服…」
セシルさんが着ている服は隊長達が身につけている服と同じものだった!
「セシルさん隊長に昇進したの!?」
おめでとう!と拍手するがセシルさんの顔は喜んでいなかった…
「どういうことですか!アラン隊長!」
セシルさんがアラン隊長に詰め寄ると…
「もう隊長じゃねぇよ。これからはお前が隊長だろ?」
アラン隊長が笑ってセシルさんの肩を叩く。
「えっ…どういうことだよ。アランさん」
ベイカーさんもわけがわからずにアラン隊長を見つめると
「俺、部隊長辞めてきた!」
アラン隊長があっけらかんと答える…
「「「「「えー!」」」」」
「なんで!アラン隊長、隊長じゃ無くなるの?じゃあなんて呼べば…」
パニックになりどうでもいいことが気になっていると
「一体なんで急に!しかも俺が隊長の代わりなんて…」
セシルさんが戸惑っている。どうやらアラン隊長からは何も聞かされていなかったようだ。
「大丈夫だよ、俺の仕事ほぼお前がやってただろ?問題無かったから今まで通り俺の仕事をそのままお前がやればいいんだ。他の部隊長達にもよく面倒見てやってくれって言っといたから」
「他の隊長達は知ってたんですか…」
「国王とアルフノーヴァさんと数名の大臣達には言ってあったぞさすがに黙って辞める訳には行かないからな」
「でもなんで今になって…」
「急なわけじゃねぇよ。前々から俺には余る立場だったからな辞める機会はいつも伺っていた。これからは若いお前らが頑張って国を守って行くんだ」
「アラン隊長…じゃなくてアランさんがまともな上司に見える!」
私が驚いていると
「まぁお前の肉巻きおにぎりが食べられなくなるのは残念だが…あれを使って下のやつらを手なずけろよ」
「あれで言うこと聞くのはアラン隊長ぐらいです…」
セシルさんが力なく答える。
「だからもう隊長じゃねぇからなこれからはアランさんって言えよ!」
アランさんが笑ってセシルの背中を叩くと…
「隊長はずっと俺の隊長です…」
小さい声でつぶやくと…ガバッと顔をあげる!
「知りませんからね!アラン隊長みたいな人を雇ってくれるところなんてありませんよ!また戻りたいって言っても今度は下っ端からやり直しですからね!」
アラン隊長に指を指して言い渡す!
「ああ、その時はよろしくなセシル隊長」
アランはセシルの手を掴むとギュッ握りしめて笑って手を放した。
私達は気まずくなりそっと離れて遠くから見守っていると…
「また…来るのを待ってます!」
セシルさんはみんなに手を振って王都へと戻って行った…。
近づいてくるアランさんに話しかける…
「本当に辞めちゃったの?」
アランさんを見るといつもの笑顔でまぁなと頷く。
「えっ…じゃあアランさんこれからどうするの?」
「どうするかな?とりあえず親父のところに戻ってまた冒険者になってもいいよな」
「アラン隊長が冒険者!」
「だから隊長じゃねぇからな」
「あ、つい…ごめんね」
「まぁしばらくは同行させてもらうんでよろしく!」
「それは…いいけど…」
私はベイカーさんを見るが諦めろとばかりに首を振られる。
「アランさんが決めた事だもんね…私達が口を挟むことじゃないか…」
【へーこれからはアランも一緒か…飯が少なくなりそうだ】
シルバが早速ご飯の心配をする。
【アランはいつもいるから違和感ないね】
シンクがアランさんの頭に乗ると
「お!シンクまたよろしくな」
アランさんがシンクに声をかける。
新たに加わったシンクと戯れるアランさんを見つめて…
「なんか…この団体の戦闘力やばいな…」
「何が出てきても倒せる自信しかありませんね」
デボットとレアルも突然の戦闘力高めな同行者に苦笑するしか無かった…
「びっくりしたけど気を取り直して町に行こう!」
私が進み出すと…
「ところで昼はどうするんだ?」
アランさんが早速ご飯の心配をする。思考がシルバと一緒だな…
「そうだなぁ…向かってる途中で何かいたら仕留めてご飯にしようよ」
「わかった!ならあっちの道を行こうぜ!山道の途中に美味い魔物がよく出るんだ!」
【なに!それは行かないと行けないな!】
「どこだよ!アランさん早く行こうぜ!」
シルバとベイカーさんがどこだと足を早める…
「うわっ…食いしん坊がもう一人増えちゃった…」
「料理しがいがあるな…」
ポルクスさんが苦笑しながら私を前へと促す。
「ミヅキ様行きましょう!私も少しですがお手伝い致しますから」
イチカもポルクスさんと並んで私に手を差し出す。
イチカの綺麗な手を取って私はみんなの後を追いかけた。
「あっ、ミヅキちゃんまたお出かけですか?」
「今度はどんな魔物を取りに行くんだい?」
門番のお兄さん達が笑顔で聞いてくる。
「いえ今回は食材集めじゃないですよ。このまましばらく町に帰る予定です」
「「えっ…」」
門番の二人が唖然とする。
「そ、それは皆さん知ってるんですか?」
「皆さんて?一応大体挨拶はしましたけど…」
「僕ら何も聞いて無いぞ…」
お前はと隣の相方を見ると
「兵士達は何も言ってなかった!」
門番達が慌てる。
「あー…確かに王宮の人達には言ってないかな?」
まぁいいよねと王都を出る為の書類を出す。
「門番のお兄ちゃん達みんなにリバーシ大会まで戻るからって伝えておいてくれますか?」
「す、直ぐに!」
今すぐ走り出す門番に手を伸ばして止めようとする…
「いや…別に後でいいんだけど…」
面倒くさそうだから残ったもう一人の門番に挨拶をしてさっさと外へと出ていった。
外で待っているとポルクスさんとイチカが少し遅れてミヅキ達に合流した。
「じゃあ!町に向かって出発!忘れ物はない?」
みんながいる事を確認すると大丈夫だと頷く。
いざ行こうとすると…
「おーい!待てー!」
聞き覚えのある声がミヅキ達を呼んでいる。
「あれ?あの声って…」
「まさか見送りか?」
私とベイカーさんが後ろを振り返るとそこには部隊兵の服を脱いだ私服のアラン隊長がこちらに向かって走ってきた。
「アラン隊長どうしたの?見送りに来てくれたの?」
「いや違う俺も一緒に行こうと思ってな」
「えっ一緒にって…町に?」
「おおそうだ!じゃあ行こうか!」
サラッと紛れる。
「まぁいいけど…」
休みでももらったのかと思っていると
「アラン隊長!」
今度はセシルさんが凄い剣幕で馬を走らせてきた!
「セシルさん、アラン隊長また何かして逃げてきたの?」
私がジロっとアラン隊長を見つめる。
「何かしてって言うか…」
アラン隊長が言い淀む…珍しい事もあるもんだ。
「隊長!」
セシルさんがアラン隊長の前で馬を降りると…するとセシルさんの着ている服が違う事に気がついた。
「あれ?セシルさんその服…」
セシルさんが着ている服は隊長達が身につけている服と同じものだった!
「セシルさん隊長に昇進したの!?」
おめでとう!と拍手するがセシルさんの顔は喜んでいなかった…
「どういうことですか!アラン隊長!」
セシルさんがアラン隊長に詰め寄ると…
「もう隊長じゃねぇよ。これからはお前が隊長だろ?」
アラン隊長が笑ってセシルさんの肩を叩く。
「えっ…どういうことだよ。アランさん」
ベイカーさんもわけがわからずにアラン隊長を見つめると
「俺、部隊長辞めてきた!」
アラン隊長があっけらかんと答える…
「「「「「えー!」」」」」
「なんで!アラン隊長、隊長じゃ無くなるの?じゃあなんて呼べば…」
パニックになりどうでもいいことが気になっていると
「一体なんで急に!しかも俺が隊長の代わりなんて…」
セシルさんが戸惑っている。どうやらアラン隊長からは何も聞かされていなかったようだ。
「大丈夫だよ、俺の仕事ほぼお前がやってただろ?問題無かったから今まで通り俺の仕事をそのままお前がやればいいんだ。他の部隊長達にもよく面倒見てやってくれって言っといたから」
「他の隊長達は知ってたんですか…」
「国王とアルフノーヴァさんと数名の大臣達には言ってあったぞさすがに黙って辞める訳には行かないからな」
「でもなんで今になって…」
「急なわけじゃねぇよ。前々から俺には余る立場だったからな辞める機会はいつも伺っていた。これからは若いお前らが頑張って国を守って行くんだ」
「アラン隊長…じゃなくてアランさんがまともな上司に見える!」
私が驚いていると
「まぁお前の肉巻きおにぎりが食べられなくなるのは残念だが…あれを使って下のやつらを手なずけろよ」
「あれで言うこと聞くのはアラン隊長ぐらいです…」
セシルさんが力なく答える。
「だからもう隊長じゃねぇからなこれからはアランさんって言えよ!」
アランさんが笑ってセシルの背中を叩くと…
「隊長はずっと俺の隊長です…」
小さい声でつぶやくと…ガバッと顔をあげる!
「知りませんからね!アラン隊長みたいな人を雇ってくれるところなんてありませんよ!また戻りたいって言っても今度は下っ端からやり直しですからね!」
アラン隊長に指を指して言い渡す!
「ああ、その時はよろしくなセシル隊長」
アランはセシルの手を掴むとギュッ握りしめて笑って手を放した。
私達は気まずくなりそっと離れて遠くから見守っていると…
「また…来るのを待ってます!」
セシルさんはみんなに手を振って王都へと戻って行った…。
近づいてくるアランさんに話しかける…
「本当に辞めちゃったの?」
アランさんを見るといつもの笑顔でまぁなと頷く。
「えっ…じゃあアランさんこれからどうするの?」
「どうするかな?とりあえず親父のところに戻ってまた冒険者になってもいいよな」
「アラン隊長が冒険者!」
「だから隊長じゃねぇからな」
「あ、つい…ごめんね」
「まぁしばらくは同行させてもらうんでよろしく!」
「それは…いいけど…」
私はベイカーさんを見るが諦めろとばかりに首を振られる。
「アランさんが決めた事だもんね…私達が口を挟むことじゃないか…」
【へーこれからはアランも一緒か…飯が少なくなりそうだ】
シルバが早速ご飯の心配をする。
【アランはいつもいるから違和感ないね】
シンクがアランさんの頭に乗ると
「お!シンクまたよろしくな」
アランさんがシンクに声をかける。
新たに加わったシンクと戯れるアランさんを見つめて…
「なんか…この団体の戦闘力やばいな…」
「何が出てきても倒せる自信しかありませんね」
デボットとレアルも突然の戦闘力高めな同行者に苦笑するしか無かった…
「びっくりしたけど気を取り直して町に行こう!」
私が進み出すと…
「ところで昼はどうするんだ?」
アランさんが早速ご飯の心配をする。思考がシルバと一緒だな…
「そうだなぁ…向かってる途中で何かいたら仕留めてご飯にしようよ」
「わかった!ならあっちの道を行こうぜ!山道の途中に美味い魔物がよく出るんだ!」
【なに!それは行かないと行けないな!】
「どこだよ!アランさん早く行こうぜ!」
シルバとベイカーさんがどこだと足を早める…
「うわっ…食いしん坊がもう一人増えちゃった…」
「料理しがいがあるな…」
ポルクスさんが苦笑しながら私を前へと促す。
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