ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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12章

478.衣装合わせ

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扉を開けるとそこには美しい花嫁衣装を来たイチカが立っていた。

「イチカ姉、きれー…」

ムツカがポーっとイチカを見つめていると…

「ムツカ?」

イチカが扉から入ってきた私達に気がついた。

「イチカ姉ー!」

ムツカはイチカに駆け寄るとガバッと抱きついた!

「ムツカ、少し大きくなった?」

イチカが笑いかけると

「うん!だってもうお姉ちゃんになるんだもん」

イチカと久しぶりに会えた事で嬉しそうに笑って答える。

「ほら、ムツカ。イチカちゃんの綺麗な服が汚れちゃうわよ、こっちにおいで」

リリアンさんが苦笑してムツカを受け取ろうとすると

「リリアンさん!」

イチカがリリアンさんに頭を下げた。

「ムツカを育ててくれて本当にありがとうございます。これからもムツカをよろしくお願いします」

ムツカを下ろして一緒に頭を下げさせる。

「どうしたの?イチカちゃん」

急に頭を下げたしたイチカに驚いていると

「前ならリリアンさんに赤ちゃんが出来たら、ムツカは私が預かろうと思ってましたが…私もポルクスさんと一緒になるので私の勝手にはできないと思いまして…ムツカはたまにわがままなところもありますがみんなを和ませるいい子なんです…これからもきっとリリアンさん達と居たいと思うので…」

「なんだぁ~そんな事考えてたの?」

リリアンさんは真剣な表情を浮かべるイチカに笑いかけると

「大丈夫よ、ムツカはもう私達の大事な娘だから…頼まれたって返してあげないわよ!」

リリアンさんがウインクすると

「ムツカだってずっとリリアンさんといるもん!ルンバおじちゃんと赤ちゃんとずっとお風呂入るんだもん」

  ムツカがギューッとリリアンさんの足にしがみつく。

その姿にイチカは嬉しそうに

「ごめんなさい、私のかんがえが間違ってたみたい…ムツカも私みたいに幸せになってね」

イチカがムツカに笑いかけるとムツカは首を傾げて…

「なんで?ムツカもう幸せだよ?」

わからないと首を振った。

「ふふ、ムツカがもう幸せならいいんだ」

ごめんとムツカの頭を撫でると

「ほらほら!姉妹の話は後々!今はイチカちゃんの準備が先よ!」

エミリーさんがありったけの装飾品を持ってくると

「どれがいいイチカちゃんに似合うかしら?」

リリアンさんやミヅキに見せる。

「えー?」

私はエミリーさんが持ってきた物を見つめると…

「ごめん、よくわかんないや…リリアンさんお願いします」

リリアンさんにパスする…いやぁ呼んできて本当によかった…

リリアンさんが装飾品を見つめると

「イチカちゃんは顔がはっきりとしてるからあんまり派手じゃないのがいいんじゃない?」

いくつか取ってイチカに付けてみると

「イチカ姉似合う!」

「イチカ、可愛い~!」

ムツカと私がパチパチと手を叩いて褒めると

「私もこの色好きです…ポルクスさんの瞳の色だし…」

頬を赤く染めて胸元のネックレスの石を触る。

「はい、コレで決まり!もうバッチリね!」

エミリーさんが言うとリリアンさんも頷いた。

「あとは同じ色のイヤリングもあるわよ」

エミリーさんが大事そうにしまっていた箱からイヤリングを取り出すとイチカに渡す。

「い、いえ!ネックレスを借りるだけで大丈夫です!そんな高そうな物を付けられません」

イチカが断ると

「大丈夫!大丈夫!そんなにいいもんじゃないのよ。旦那が私に結婚する時にくれたもので悪いんだけど…」

エミリーさんが笑って差し出すと

「そんな!旦那様との思い出の物なんてつけられませんよ!」

無理無理と首を振る。

「いいのよ~もう死んじゃっていないし!イチカちゃんにつけて貰った方が旦那も喜ぶわ!」

「でも…」

「それに私も嬉しいわ!もう使う事もなくしまっていたのがポルクスのお嫁さんにつけて貰えるなんて…」

「おかあさん」

「ね!イチカちゃんもらってやって!」

エミリーさんは笑ってイチカにイヤリングを手渡す。

「いいじゃんイチカ!親子で装飾品を受け継ぐなんて素敵だよ!」

「そうそう!もしイチカちゃんに子供が出来たらまたそれをあげてもいいしね!」

エミリーさんがウインクすると

「子、子供…」

イチカの頬がさらに赤く染る。

「まぁそれはまだ大分先だろうけど…」

イチカの可愛らしい反応にエミリーさんとリリアンさんが微笑ましく笑っていた。

「ミヅキ様…イチカ姉もリリアンさんみたいくおかあさんになるの?」

ムツカがイチカのお腹とリリアンさんの大きなお腹を交互に見つめる。

「うん!いつかね」

私が頷くと

「ムツカもじゃあご飯いっぱい食べて赤ちゃん作る!」

「「「えっ…」」」

ムツカの発言にみんながムツカを見つめると、真剣な顔で見つめ返すムツカがいた…

「えっと…ムツカ、赤ちゃんはご飯いっぱい食べても出来ないんだよ」

私が教えると

「えっ!じゃあミヅキ様赤ちゃんどうやってお腹に来るの?」

ムツカがまっすぐな瞳で見つめてくる…

「サードウシテダロウ…」

私はリリアンさん達に助けを求めると

「ムツカ、赤ちゃんは大切な好きな人が出来てその人と一緒に望めばやってきてくれるのよ…ムツカもいつか大切な人が出来たら赤ちゃんが出来るわ」

「大切?大好き?」

「そう大好き」

リリアンさんがにっこり笑う。

「イチカ姉、ポルクスさん大好きだから赤ちゃん出来るんだね!」

ムツカが笑いかけると

「そうだね…いつかできると嬉しいな…」

イチカが恥ずかしそうに微笑んだ…

「はぁ…ポルクスさんに聞かせてあげたいね!」

私はあまりに可愛らしいイチカを目に焼きつけるとこの顔を見れなかったポルクスさんにごめんと心の中で謝った。

「ハックショイ!」

ポルクスは盛大にくしゃみをすると…

「おい!気をつけろ!食べ物にかかったらどうしてくれる!」

ベイカーさんがポルクスに注意すると

「なんか…今無性にイチカに会いたくなって…」

クシュッと鼻をすする。

「何言ってんだ…これからいつでも会えるだろうが」

「まぁそうですね」

ニヤニヤと笑い出す。

「ポルクスさんのお嫁さんってイチカさんって言うんですね!ミヅキさんから凄く綺麗だって聞いてます!花嫁衣装楽しみですね!」

ネイトが口を挟むと…

ダンッ!

ポルクスがまな板に包丁を突き刺した!

「ひっ!」

ネイトがビクッと後ずさりすると

「見るのはまぁ許そう…だが邪な事を考えたら…わかってるな!」

包丁を掴んで置いてあった大根をスっと真っ二つに切った…
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