ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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12章

484.初夜の続きポルクス視点

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※本編を読む前に…

いつもお読みいただきありがとうございます。

ここの話はポルクス視点のイチカとの話です。

少し恋愛要素が多めなので苦手な方は飛ばしてください。

大丈夫な方は楽しんでください…









ガチャ…

隣の部屋の扉が開く微かな音がポルクスの耳に届いた。

イチカが風呂から戻ってきたようだ。

ただそれだけの事なのに妙に心が昂る…ソワソワして何度も寝返りをうっていると再び扉が開く音が聞こえた。

ん?何処かに行くのか?

トイレだろうと心を落ち着けて息を吐き目をつぶると…

トントン…

弱々しく自分の部屋の扉が鳴った。

イチカの目的はこの部屋?

一瞬どうしようかと固まる…

「ポルクスさん…」

扉の向こうから囁くようなイチカの声が聞こえる。

俺はベッドから飛び起きると明かりをつけるのも忘れて扉を開いた…

そこには廊下の月明かりに照らされた最愛の妻となったイチカが頬を赤らめ恥ずかしそうに上目遣いで伺うように立っている。

「イチカ…」

俺はゴクリと唾を飲み込むとイチカを上から下までじくりと見つめてしまった。

「ポルクスさん…見すぎ」

イチカが恥ずかしそうに顔を逸らして俺の胸を押す。

そんなことを言われるが見るなと言われる方が無理だった…イチカはうっすらと肌が見えるような薄い布のランジェリーの上にガウンを羽織っているだけだった…

「そ、その格好は…」

裏返った声を絞り出すと…イチカがサッと前を隠してしまう。

俺は後悔した…言わなきゃよかった…

「こ、これはニカ達が王都を発つ前にくれたの…お祝いのプレゼントだって…最初は包装されて気が付かなかったんだけど…手紙が添えてあって、結婚式の日の夜に着てって書いてあったから…」

恥ずかしがりながら言い訳のように話すイチカが愛おしくてたまらない…思わず抱きしめそうになる腕をぐっとこらえると

「ここで話すのもなんだし…入るか?」

部屋へと招き入れる。

イチカはコクンと頷くとそろそろと部屋に入り俺のベッドへと腰掛けた。

いや!しょうがない!俺の部屋には机と椅子が一脚に本棚とベッドしかない!

イチカが座るならベッドしかないのはわかっているが今はそこに座られると理性が飛びそうになる。

頭の中で色々と葛藤しながら机の椅子を持ってくるとベッドの前に起きイチカの前に座った。

イチカは少しムッとしたような顔を見せる。

「それで何かようか?眠れないとか?」

俺は極力なんでもなさそうに声をかけると

「うん…眠れない」

「だよな、みんながあんなに盛大に祝ってくれたし興奮したよな…でもイチカも疲れてるだろ?今日はゆっくり休んだ方がいいんじゃないのか?」

まだ一緒にいたいがイチカに無理はさせたくない。
休むように優しく声をかけると

「じゃあ一緒に休みましょ…」

イチカが俺の服を軽く掴む…なんだその可愛らしい行動は!
いちいちする仕草が可愛くて仕方ない。

「で、でも俺のベッドは狭いぞ?」

イチカが座っているベッドを見ると

「大丈夫…私そんなに大きくないから」

だからと言うようにイチカが掴んでいた服を引っ張るとそのままベッドに横になる。

「寝よ?」

イチカが寝ながら俺に聞いてきた…

俺は可愛らしいお願いを断れるはずもなくイチカの隣に横になる…狭いベッドではイチカが小さくてもお互いを感じるほど近くにいないと落ちてしまう大きさだった。

右側だけやけに熱くなる…

イチカの温もりを感じながら目をつぶっていると、イチカがモゾモゾと動くのを感じる。

身を捩らせ俺の方を向いて横になると…

「ポルクスさん…寝ちゃった?」

イチカの吐息が耳ともに吹かかる。

俺はゾクッと背筋が震えると…

「寝れるわけないだろ…」

目を開けてイチカを見ると、イチカの顔がすぐ真横にあった…

鼻先が触るほど近くにイチカを感じる。

イチカは逸らすことなく俺の目を見つめていた。

俺は耐えきれずに目を逸らしてしまうと

「ポルクスさん…私じゃ駄目なの…」

イチカから寂しそうな声が聞こえる!

俺は慌てて上半身を起き上がらせイチカを見下ろすとそこには悲しそうに眉を下げて俺を見上げる美しいイチカがいた。

「駄目って何がだよ!」

襲いかかりそうになるのを堪えて問いかけると

「なんで手を出してくれないの?私じゃやっぱり駄目?もっと綺麗で大人っぽい…リリアンさんみたいな人がいいの?」

俺はそんな事をイチカに言わせた自分自身に腹がたった!

「そんなわけないだろ!イチカは可愛い!それに綺麗で俺の理想だよ!イチカ以外の女性なんて見れない!」

「ならなんで何もしないの?」

「そ、それは…イチカは年下だし…初めてだろ?大切にしてやりたい…」

「なら、私じゃ駄目な訳じゃないのね?」

「当たり前だろ!今だってお前を襲わないように必死に抑えているのに!」

思わず本音が出てしまい、あっと口を抑えると…

「嬉しい…」

イチカは口元を隠す俺の手を掴むとグイッと引き寄せる…するとそのままキスをしてきた。

「イチカ…」

イチカに覆いかぶさりながらイチカを見つめる。

「ポルクスさん…」

「怖くないのか…本当に俺でいいのか?」

イチカはクスッと笑いと

「ポルクスさんがいい…ポルクスさんだから欲しいの…」

恥ずかしそうにしながらも熱い瞳で俺を見つめる。

俺は考える事をやめてイチカの艶やかな口に貪りついた。

それはどんな料理よりも甘く極上の味がした…一度食べたら後戻りできないそんな味だった…

「もう無理って言っても止められないからな…」

俺は上着を脱ぎながらイチカを見下ろす。

そんな獣みたいな俺にイチカは嬉しそうに笑いながら

「うん、美味しく食べてね…」

両手を差し出した…

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