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12章
486.誤解
「確か…誰かが結婚するからそれに行くとか何とか…」
「結婚…?」
いやまさか…まだミヅキさんは子供ですからそれは無い!
セバスは自分の考えを違うと払拭するように首を振る。
「ルンバさんとリリアンさんが面倒見ていた子の結婚式だって言ってなかったか?」
「そうなのか?」
「なんか店で飯食ってた人が言ってたぞ。だからすぐに店を閉めて向かったって…」
「子供…」
セバスは先程の天から注がれた祝福のような光を思い出す…
「あれは天からの祝福?そんな祝福を送られそうな子と言えば…」
セバスには一人しか思い浮かばなかった…
「はっ?ミヅキが?いやまさか!」
思わず口に出ると冒険者達が顔を引き攣らせて後ずさる…
「セ、セバスさん?」
冒険者達が恐る恐る声をかけると…
「すみません…私は今からあの光の調査に向かいます…ギルマスにそのようにお伝えいただけますか…」
冒険者達は黙ってコクコクと頷くと一目散にギルマスの元に向かう…そこにはセバス一人が立っていた…
セバスは一人光の差した方向へ向かいだした!
走っていると…この方向はポルクスさんの村?
ますますミヅキ達が近くにいる予感に胸がザワつく…
いや…ミヅキさんに限って結婚など…まだ子供ですし…ベイカーさんが許さないはず、しかも私に知らせないなど…
自分に言い聞かせるようにミヅキの事を思い出す。
あの子供らしからぬ言動…人を魅了する笑顔…考えれば考えるほど嫌な予感がする。
日が落ちる中森の中を走っているとひっきりなしに魔物が襲ってくる。
溢れ出る魔力を抑えられずにいて、それに反応するように魔物達が集まって来ていた。
「先を急いでいる時に限って…」
セバスはイライラしながら魔物達を殲滅していく…セバスが通ったところには魔物の死体の道ができていた…
ポルクスの村が近づくと、待ち構えていた魔物達が一気に押し寄せてきた!
「糞共が!!」
セバスは荒々しく特大の雷魔法を落とした…
ズンッ!
体の真に響く振動がおきる…そこには動くものは何も無い。
セバスは構うことなく先を急いだ…
しばらく行くと…
「セバス!やっぱりお前か!」
聞いた事のある呼び止める声にセバスがやっと足を止めた。
「なんでお前がここに居る…」
セバスは剣を構えるアランを睨みつけた。
「その前にそのダダ漏れの殺気を消せ!」
アランが少しづつ近づいてくるセバスを制止させようと手を前に出す。
「セ、セバスさん落ち着いてくれ!」
ベイカーもアランの斜め後ろから声をかける。
「ベイカーさん?って事はやはりミヅキさんが近くに?」
「あっ…そ、そうですけど…」
ベイカーはキッ睨まれ思わず目を逸らした…
セバスは構わず話を進める。
「では…結婚すると言う噂は…」
「なんでそれを!?」
ベイカーとアランがセバスがポルクスの結婚式の事を知っていた事に驚く!
「やはり…本当なのですか?」
セバスの顔が一瞬寂しそうに曇る。
まさか…本当だとは…
「あなたはそれを許したのですか?」
「許すも何も…本人達が好きあっているんだ。俺達が口を出すことじゃないし…」
「しかし…まだ幼い子に…」
なかなか納得出来ずに顔を顰めると
「そうか?そんなに幼いとは思わんが?」
アランが口を挟むと…
「お前は喋るな!」
セバスはアランの目の前に雷を落とす!
「と言うかお前はなんでここにいるんだ?まさかお前は呼ばれたのか?」
アランが結婚式にいた事と自分が呼ばれなかったことにどうしても納得出来なかった。
「あっぶねぇな!俺は部隊兵を辞めて来たから一緒にいただけだよ!」
「辞めた?」
セバスの顔が驚きで固まる…
「あっ…やば…咄嗟に言っちまった…」
アランはベイカーの方を振り返ると
「いや、知らないからな!俺を巻き込むな!」
ベイカーは嫌な予感に思わず後ずさりする。
セバスはフーっと息を大きく吐くと気持ちを落ち着かせる…
「まぁいい…いや良くはないがとりあえずはミヅキさんの方からだ…」
セバスは下がったベイカーに視線を戻すと
「それで?ミヅキさんは幸せなんですよね」
「へっ?ミ、ミヅキ?」
「結婚をしてです!いや…婚約か?」
セバスの言葉にベイカーは何やら噛み合わない気持ち悪さを感じる…
「ま、まぁミヅキは楽しそうだったよ…自分で張り切って準備してたからな」
「そうですか…まぁあの祝福を見ればそうなのでしょう」
「セバスさんも見たあのか…あれ…」
「当たり前でしょう!国中の人が見たと思っておいた方がいい…なんであんな事をさせたんだ!」
「いや…あれはミヅキが勝手に…」
「ミヅキさんのやる事いつも突然でしょうが!それを見て止めるのがベイカーさんの役目では?」
「返す言葉もない…」
ベイカーが不甲斐ない自分に顔を下に向ける。
「まぁまぁ、ミヅキのやらかしはいつもの事だろ?それにあれを見てたヤツは沢山いても誰がやったのかはわかんねぇだろ?村の奴らには口止めしたし大丈夫だろ」
アランが軽く言うと
「ミヅキにあんな格好させたのが良くなかったのかもなぁ!」
あははと笑い出す。
「あんな格好…?」
花嫁姿を想像してしまう…見たいような…見たくないような気持ちに揺れ動いていると
「後で見せてもらえよ!」
なんでもない事のようにあっけらかんとアランに言われてセバスの抑えていた気持ちがプツンと切れた…
「お前はその場で見たからいいよな!その姿を後から見せられる気持ちなんぞわからんだろう!」
セバスは鞭を取り出すと思いをアランにぶつける!
「な、なんなんだよ!」
アランは既の所でセバスの鞭を避けると…
「それに辞めたってどういう事だ!お前を王宮の部隊兵に入れるのにどんなに俺が苦労したと思っているんだ!」
「べ、別にそれは今いいだろうが!」
セバスの攻撃にアランも剣で応戦する!
「ちょ、ちょっと二人とも落ち着いて…」
ベイカーが止めようとすると
「来ればあなたにも攻撃がいきますよ」
ベイカーの方をチラッと向くと何かが飛んできた!
「えっ!」
ベイカーは咄嗟に剣で攻撃を受けるが勢いのまま後ろへとぶっ飛ばされた…
見るとセバスさんの上に巨大な雷雲が広がっている…どうやらそこから雷が落ちて来たようだ。
「これは近くに来るものを攻撃しますから気をつけて下さいね」
セバスがにっこりと笑うと
「うわっ…あいつキレてるぞ…」
アランが嫌そうに顔を歪めた。
「な、なんであんなにキレてるんですか?そんなに怒る事だったか?」
ベイカーがアランさんに聞くと
「まぁ、俺が辞めた事を怒るとは思っていたが…こんなにとはなぁ…」
アランがため息をつく…
「アランさん…部隊兵に入るのにそんなにセバスさんに迷惑かけたんですか?」
ベイカーがアランを見ると…アランは何も言わずにニヤッと笑った…
(ありゃ…絶対言えない事したんだな…)
ベイカーは聞かない方がいいと判断した。
「結婚…?」
いやまさか…まだミヅキさんは子供ですからそれは無い!
セバスは自分の考えを違うと払拭するように首を振る。
「ルンバさんとリリアンさんが面倒見ていた子の結婚式だって言ってなかったか?」
「そうなのか?」
「なんか店で飯食ってた人が言ってたぞ。だからすぐに店を閉めて向かったって…」
「子供…」
セバスは先程の天から注がれた祝福のような光を思い出す…
「あれは天からの祝福?そんな祝福を送られそうな子と言えば…」
セバスには一人しか思い浮かばなかった…
「はっ?ミヅキが?いやまさか!」
思わず口に出ると冒険者達が顔を引き攣らせて後ずさる…
「セ、セバスさん?」
冒険者達が恐る恐る声をかけると…
「すみません…私は今からあの光の調査に向かいます…ギルマスにそのようにお伝えいただけますか…」
冒険者達は黙ってコクコクと頷くと一目散にギルマスの元に向かう…そこにはセバス一人が立っていた…
セバスは一人光の差した方向へ向かいだした!
走っていると…この方向はポルクスさんの村?
ますますミヅキ達が近くにいる予感に胸がザワつく…
いや…ミヅキさんに限って結婚など…まだ子供ですし…ベイカーさんが許さないはず、しかも私に知らせないなど…
自分に言い聞かせるようにミヅキの事を思い出す。
あの子供らしからぬ言動…人を魅了する笑顔…考えれば考えるほど嫌な予感がする。
日が落ちる中森の中を走っているとひっきりなしに魔物が襲ってくる。
溢れ出る魔力を抑えられずにいて、それに反応するように魔物達が集まって来ていた。
「先を急いでいる時に限って…」
セバスはイライラしながら魔物達を殲滅していく…セバスが通ったところには魔物の死体の道ができていた…
ポルクスの村が近づくと、待ち構えていた魔物達が一気に押し寄せてきた!
「糞共が!!」
セバスは荒々しく特大の雷魔法を落とした…
ズンッ!
体の真に響く振動がおきる…そこには動くものは何も無い。
セバスは構うことなく先を急いだ…
しばらく行くと…
「セバス!やっぱりお前か!」
聞いた事のある呼び止める声にセバスがやっと足を止めた。
「なんでお前がここに居る…」
セバスは剣を構えるアランを睨みつけた。
「その前にそのダダ漏れの殺気を消せ!」
アランが少しづつ近づいてくるセバスを制止させようと手を前に出す。
「セ、セバスさん落ち着いてくれ!」
ベイカーもアランの斜め後ろから声をかける。
「ベイカーさん?って事はやはりミヅキさんが近くに?」
「あっ…そ、そうですけど…」
ベイカーはキッ睨まれ思わず目を逸らした…
セバスは構わず話を進める。
「では…結婚すると言う噂は…」
「なんでそれを!?」
ベイカーとアランがセバスがポルクスの結婚式の事を知っていた事に驚く!
「やはり…本当なのですか?」
セバスの顔が一瞬寂しそうに曇る。
まさか…本当だとは…
「あなたはそれを許したのですか?」
「許すも何も…本人達が好きあっているんだ。俺達が口を出すことじゃないし…」
「しかし…まだ幼い子に…」
なかなか納得出来ずに顔を顰めると
「そうか?そんなに幼いとは思わんが?」
アランが口を挟むと…
「お前は喋るな!」
セバスはアランの目の前に雷を落とす!
「と言うかお前はなんでここにいるんだ?まさかお前は呼ばれたのか?」
アランが結婚式にいた事と自分が呼ばれなかったことにどうしても納得出来なかった。
「あっぶねぇな!俺は部隊兵を辞めて来たから一緒にいただけだよ!」
「辞めた?」
セバスの顔が驚きで固まる…
「あっ…やば…咄嗟に言っちまった…」
アランはベイカーの方を振り返ると
「いや、知らないからな!俺を巻き込むな!」
ベイカーは嫌な予感に思わず後ずさりする。
セバスはフーっと息を大きく吐くと気持ちを落ち着かせる…
「まぁいい…いや良くはないがとりあえずはミヅキさんの方からだ…」
セバスは下がったベイカーに視線を戻すと
「それで?ミヅキさんは幸せなんですよね」
「へっ?ミ、ミヅキ?」
「結婚をしてです!いや…婚約か?」
セバスの言葉にベイカーは何やら噛み合わない気持ち悪さを感じる…
「ま、まぁミヅキは楽しそうだったよ…自分で張り切って準備してたからな」
「そうですか…まぁあの祝福を見ればそうなのでしょう」
「セバスさんも見たあのか…あれ…」
「当たり前でしょう!国中の人が見たと思っておいた方がいい…なんであんな事をさせたんだ!」
「いや…あれはミヅキが勝手に…」
「ミヅキさんのやる事いつも突然でしょうが!それを見て止めるのがベイカーさんの役目では?」
「返す言葉もない…」
ベイカーが不甲斐ない自分に顔を下に向ける。
「まぁまぁ、ミヅキのやらかしはいつもの事だろ?それにあれを見てたヤツは沢山いても誰がやったのかはわかんねぇだろ?村の奴らには口止めしたし大丈夫だろ」
アランが軽く言うと
「ミヅキにあんな格好させたのが良くなかったのかもなぁ!」
あははと笑い出す。
「あんな格好…?」
花嫁姿を想像してしまう…見たいような…見たくないような気持ちに揺れ動いていると
「後で見せてもらえよ!」
なんでもない事のようにあっけらかんとアランに言われてセバスの抑えていた気持ちがプツンと切れた…
「お前はその場で見たからいいよな!その姿を後から見せられる気持ちなんぞわからんだろう!」
セバスは鞭を取り出すと思いをアランにぶつける!
「な、なんなんだよ!」
アランは既の所でセバスの鞭を避けると…
「それに辞めたってどういう事だ!お前を王宮の部隊兵に入れるのにどんなに俺が苦労したと思っているんだ!」
「べ、別にそれは今いいだろうが!」
セバスの攻撃にアランも剣で応戦する!
「ちょ、ちょっと二人とも落ち着いて…」
ベイカーが止めようとすると
「来ればあなたにも攻撃がいきますよ」
ベイカーの方をチラッと向くと何かが飛んできた!
「えっ!」
ベイカーは咄嗟に剣で攻撃を受けるが勢いのまま後ろへとぶっ飛ばされた…
見るとセバスさんの上に巨大な雷雲が広がっている…どうやらそこから雷が落ちて来たようだ。
「これは近くに来るものを攻撃しますから気をつけて下さいね」
セバスがにっこりと笑うと
「うわっ…あいつキレてるぞ…」
アランが嫌そうに顔を歪めた。
「な、なんであんなにキレてるんですか?そんなに怒る事だったか?」
ベイカーがアランさんに聞くと
「まぁ、俺が辞めた事を怒るとは思っていたが…こんなにとはなぁ…」
アランがため息をつく…
「アランさん…部隊兵に入るのにそんなにセバスさんに迷惑かけたんですか?」
ベイカーがアランを見ると…アランは何も言わずにニヤッと笑った…
(ありゃ…絶対言えない事したんだな…)
ベイカーは聞かない方がいいと判断した。
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