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12章
490.ただいま
「じゃあまたね!」
ミヅキ達はプルシアの籠に乗り込んで見送りに出てきてくれたエミリーさんや村の人達と顔を赤くしてるイチカやポルクスさん達に手を振る。
「イチカ達はまた王都でねー!」
「はい!向こうでお待ちしております!」
イチカがブンブンと手を振ると
「イチカ姉またね~」
ムツカがルンバさんに抱っこされながらイチカに手を振る。
「ムツカもみんなに迷惑かけないようにね~」
「はーい!」
イチカはミヅキ達が見えなくなるまで手を振っていた…
ずっとミヅキ達が行った方を見つめるイチカにポルクスが声をかける。
村の人達はエミリーさんと既に村へと戻って行ってしまっていた。
「イチカ、行こう。もう見えないよ」
イチカの手を取ると優しく自分の方へと引き寄せる。
「ポルクスさん…寂しいです」
イチカが目に涙をためてポルクスを見つめると
「ちゃんと笑顔で見送れて偉かったな。大丈夫…俺がずっとそばにいるからイチカに寂しい思いなんてさせないよ」
ギュッと強く手を握ると
「そんな事考える暇もなく構ってやるから」
ポルクスが笑うと、イチカが夜の事を思い出し頬を染める。
その様子にポルクスは慌てると
「そ、そういう意味でなくて…ただ一緒に料理したり遊んだりだな!…」
慌てるポルクスにイチカはクスッと笑うと
「わかりましたから」
優しいポルクスの胸にそっと寄り添う。
すると、ポルクスはイチカの肩を掴んで
「ごめん…嘘ついた。やっぱり夜もいっぱい構うから…」
ポルクスの真剣な表情にイチカは嬉しそうに微笑んだ。
「はぁ~寂しい…」
ミヅキはシルバに抱きつきながらため息をついていた。
「イチカさんが一番よく一緒にいましたからね」
セバスさんが落ち込むミヅキをよしよしと撫でると
「でもイチカの幸せだもんね…わかっているけど…はぁ~」
ため息が止まらない。するとムツカがミヅキに近づいて
「ムツカがいるよ。イチカ姉の変わりになってあげる」
ギュッとミヅキの腕を取ると隣に座った。
可愛らしいムツカの行動に
「ありがとう!ムツカのおかげで元気が出たよ!」
ムツカにガバッと抱きつくと
「ムツカは本当にお姉ちゃんみたいだね!よし!そんな偉いムツカの為にムツカが食べたいものを町に帰ったら作ってあげよう!」
「本当に!」
ムツカが嬉しそうに喜ぶと
「ムツカ!肉がいいんじゃないか?」
「いや、それよりもラーメンなんてどうだ?美味いぞ~」
アランさんやベイカーさんが提案すると
「えっと…えっと…」
ムツカが何にしようかと悩んでいる。
「アランさんにベイカーさんも自分が食べたいものをムツカに薦めないでよ!」
「そうですよ…全く食事の事になると本当にあなた達はどうしようもありませんね」
セバスさんがため息をつく。
「いやだってムツカだって好きだよな肉?」
アランさんがムツカに聞くと…
「肉?うーん…美味しいけどムツカは可愛いのが好き!ミヅキ様のケーキ綺麗で可愛くて美味しかったなぁ…」
ウエディングケーキを思い出したのかプクプクのほっぺをおさえる。
「可愛いものかぁ…ケーキはご飯にならないからケーキみたいなおかずでもいいかな?」
「うん!」
ムツカがワクワクしていると
「どんなもの作るんすか?」
ネイトが興味津々で聞いてくる。
「それは着いてからのお楽しみだよ~、あーディムロスじいちゃんも元気かなぁ」
ミヅキが会えるのを楽しみにしていると
「なぁミヅキ…せっかくだから親父をびっくりさせないか?」
アランさんがいい事を思いついたとニヤニヤと笑う。
私はその笑顔につられてしまう…だってびっくりさせるって楽しいもんね!
「なになに!?」
アランさんに近づくと、ガシッとセバスさんが腕を掴んで私を止める。
「ミヅキさん、絶対にろくでもない事ですよ…」
やめておけとセバスさんが首を振ると
「聞くだけ!聞くだけ!ねっ!お願いします」
セバスさんに笑顔でお願いすると…
「し、仕方ありませんね…」
困った様に手を離してくれた。
やっぱりセバスさんは優しいなぁ~
私はアランさんに近づくとアランさんが他の人に聞こえないように耳打ちする。
話しを聞いて…
「えっ!うーん…でも相手は?」
「そりゃあいつにしとこうぜ!」
「あいつ?」
「ミヅキと歳が近いのがいいからな!リュカなんてどうだ?」
「リュカ?」
そうそう!とアランさんが笑うと
「一体何をするんだよ」
ベイカーさんが気になって近づいてくる。
「ほら、絶対に親父達もあの光で何かあったと感じてるだろ?それを使ってミヅキが婚約をした事にする!」
「はぁ?」
何言ってんだとベイカーさんが顔を顰めると
「そんでもってミヅキの親を決めないといけないって事で俺が子供に迎えたって言ってやるんだ!おじいちゃんだぞって抱かせてやるわけだ」
「そんな事しなくてもディムロスじいちゃんはじいちゃんだよ?」
「いや!本当の孫になったとわかったら泣くかもしれん!」
「騙して泣かせるような事しないで、本当に結婚して孫を抱かせてあげなさい」
セバスが呆れると
「なんだよ!かわいい冗談だろ?親を喜ばせてやろうっていう息子の優しい気持ちだろうが!」
「それ…じいちゃん喜ぶ?」
「あー喜ぶね!絶対に泣いて喜ぶ!」
本当に~?絶対に怒られるパターンだよね…
でも怒られるのはアランさんだけだろうな!
「まぁいいよ!」
ミヅキは悪戯心からアランの提案に乗ってしまった…
ミヅキ達は懐かしの町が見えてくると…
「やっと帰ってきた…」
なんだか凄く懐かしい気分…上から見るのは初めてだが…
「久しぶりに感じるな、色んなところに行ってきたからなぁ」
「うん」
ベイカーさんがポンと頭に手を置いた。
プルシアが近くに下ろしてくれると…町からは知った顔が出迎えに門の所まで来てくれていた!
「あっ!やっぱりミヅキちゃんだったんだ!」
「おかえり!」
「「おーい!」」
ヤダルさん達冒険者のみんなが手を振っていると…
「どけ!お前ら早く依頼に行かんか!」
ギルマスが冒険者や町の人達を押しのけて前に出てくると…
「ミヅキー!」
私を見るなり笑顔で駆け寄ってきた!
「ディムロスじいちゃん!みんな!ただいま!」
久しぶりの甘々な笑顔に私もじいちゃんに駆け寄る!
歳が近ければ恋人同士の再会場面のようだった!
「元気じゃったか?怪我はないか?なんか少し大きくなったかの?」
じいちゃんは軽々と私を抱っこすると高く上にあげる!
「そんな事無いよ!別れてからそんなに日がたってないよ」
じいちゃんの喜ぶ様子に嬉しくてクスクス笑うと
「ミヅキが居ない数ヶ月は何年にも感じたわい」
ギュッと抱きしめると少し伸びたお髭の頬をジョリジョリと擦り寄せる。
「じいちゃんお髭がくすぐったいよ!」
じいちゃんとイチャイチャしていると
「羨ましい…」
「何あれ…」
冒険者達がギルマスの事を羨ましそうに見つめていた。
「あの気持ち悪い親父は誰だ…」
アランは見た事もないデレデレな父親の姿に引いている…
「ん?なんか見た顔が…あーアランか」
ギルマスはチラッとアランを見ると
「さぁ疲れただろ?ミヅキ達はとりあえず報告ついでにギルドにこい。そこで休みながら話を聞こう」
「えー!ずるいですよギルマス!ミヅキちゃんの独り占めは!」
「そうだ!そうだ!ギルマスの権限を乱用するな!」
冒険者達からブーブーと文句が出ると
「ふん!悔しかったらギルマスになってみろ!文句ある奴は相手になるぞ!それにお前ら依頼の時間だろうが、さっさと行け!」
シッシッと手を振ると
「くっそー!いつかギルマスになってやる!」
冒険者達はとぼとぼと依頼に向かう為に町の外に歩いて行くと…
「みんな頑張ってくださいね!帰ってきたらいっぱい話そうね!」
私はあまりに寂しそうな背中に声をかけると…
「おう!ちゃっちゃっと終わらせて帰ってくるよ!行くぞみんな!」
『おー!』
冒険者達はやる気がみなぎり凄い勢いでかけて行った…
ミヅキ達はプルシアの籠に乗り込んで見送りに出てきてくれたエミリーさんや村の人達と顔を赤くしてるイチカやポルクスさん達に手を振る。
「イチカ達はまた王都でねー!」
「はい!向こうでお待ちしております!」
イチカがブンブンと手を振ると
「イチカ姉またね~」
ムツカがルンバさんに抱っこされながらイチカに手を振る。
「ムツカもみんなに迷惑かけないようにね~」
「はーい!」
イチカはミヅキ達が見えなくなるまで手を振っていた…
ずっとミヅキ達が行った方を見つめるイチカにポルクスが声をかける。
村の人達はエミリーさんと既に村へと戻って行ってしまっていた。
「イチカ、行こう。もう見えないよ」
イチカの手を取ると優しく自分の方へと引き寄せる。
「ポルクスさん…寂しいです」
イチカが目に涙をためてポルクスを見つめると
「ちゃんと笑顔で見送れて偉かったな。大丈夫…俺がずっとそばにいるからイチカに寂しい思いなんてさせないよ」
ギュッと強く手を握ると
「そんな事考える暇もなく構ってやるから」
ポルクスが笑うと、イチカが夜の事を思い出し頬を染める。
その様子にポルクスは慌てると
「そ、そういう意味でなくて…ただ一緒に料理したり遊んだりだな!…」
慌てるポルクスにイチカはクスッと笑うと
「わかりましたから」
優しいポルクスの胸にそっと寄り添う。
すると、ポルクスはイチカの肩を掴んで
「ごめん…嘘ついた。やっぱり夜もいっぱい構うから…」
ポルクスの真剣な表情にイチカは嬉しそうに微笑んだ。
「はぁ~寂しい…」
ミヅキはシルバに抱きつきながらため息をついていた。
「イチカさんが一番よく一緒にいましたからね」
セバスさんが落ち込むミヅキをよしよしと撫でると
「でもイチカの幸せだもんね…わかっているけど…はぁ~」
ため息が止まらない。するとムツカがミヅキに近づいて
「ムツカがいるよ。イチカ姉の変わりになってあげる」
ギュッとミヅキの腕を取ると隣に座った。
可愛らしいムツカの行動に
「ありがとう!ムツカのおかげで元気が出たよ!」
ムツカにガバッと抱きつくと
「ムツカは本当にお姉ちゃんみたいだね!よし!そんな偉いムツカの為にムツカが食べたいものを町に帰ったら作ってあげよう!」
「本当に!」
ムツカが嬉しそうに喜ぶと
「ムツカ!肉がいいんじゃないか?」
「いや、それよりもラーメンなんてどうだ?美味いぞ~」
アランさんやベイカーさんが提案すると
「えっと…えっと…」
ムツカが何にしようかと悩んでいる。
「アランさんにベイカーさんも自分が食べたいものをムツカに薦めないでよ!」
「そうですよ…全く食事の事になると本当にあなた達はどうしようもありませんね」
セバスさんがため息をつく。
「いやだってムツカだって好きだよな肉?」
アランさんがムツカに聞くと…
「肉?うーん…美味しいけどムツカは可愛いのが好き!ミヅキ様のケーキ綺麗で可愛くて美味しかったなぁ…」
ウエディングケーキを思い出したのかプクプクのほっぺをおさえる。
「可愛いものかぁ…ケーキはご飯にならないからケーキみたいなおかずでもいいかな?」
「うん!」
ムツカがワクワクしていると
「どんなもの作るんすか?」
ネイトが興味津々で聞いてくる。
「それは着いてからのお楽しみだよ~、あーディムロスじいちゃんも元気かなぁ」
ミヅキが会えるのを楽しみにしていると
「なぁミヅキ…せっかくだから親父をびっくりさせないか?」
アランさんがいい事を思いついたとニヤニヤと笑う。
私はその笑顔につられてしまう…だってびっくりさせるって楽しいもんね!
「なになに!?」
アランさんに近づくと、ガシッとセバスさんが腕を掴んで私を止める。
「ミヅキさん、絶対にろくでもない事ですよ…」
やめておけとセバスさんが首を振ると
「聞くだけ!聞くだけ!ねっ!お願いします」
セバスさんに笑顔でお願いすると…
「し、仕方ありませんね…」
困った様に手を離してくれた。
やっぱりセバスさんは優しいなぁ~
私はアランさんに近づくとアランさんが他の人に聞こえないように耳打ちする。
話しを聞いて…
「えっ!うーん…でも相手は?」
「そりゃあいつにしとこうぜ!」
「あいつ?」
「ミヅキと歳が近いのがいいからな!リュカなんてどうだ?」
「リュカ?」
そうそう!とアランさんが笑うと
「一体何をするんだよ」
ベイカーさんが気になって近づいてくる。
「ほら、絶対に親父達もあの光で何かあったと感じてるだろ?それを使ってミヅキが婚約をした事にする!」
「はぁ?」
何言ってんだとベイカーさんが顔を顰めると
「そんでもってミヅキの親を決めないといけないって事で俺が子供に迎えたって言ってやるんだ!おじいちゃんだぞって抱かせてやるわけだ」
「そんな事しなくてもディムロスじいちゃんはじいちゃんだよ?」
「いや!本当の孫になったとわかったら泣くかもしれん!」
「騙して泣かせるような事しないで、本当に結婚して孫を抱かせてあげなさい」
セバスが呆れると
「なんだよ!かわいい冗談だろ?親を喜ばせてやろうっていう息子の優しい気持ちだろうが!」
「それ…じいちゃん喜ぶ?」
「あー喜ぶね!絶対に泣いて喜ぶ!」
本当に~?絶対に怒られるパターンだよね…
でも怒られるのはアランさんだけだろうな!
「まぁいいよ!」
ミヅキは悪戯心からアランの提案に乗ってしまった…
ミヅキ達は懐かしの町が見えてくると…
「やっと帰ってきた…」
なんだか凄く懐かしい気分…上から見るのは初めてだが…
「久しぶりに感じるな、色んなところに行ってきたからなぁ」
「うん」
ベイカーさんがポンと頭に手を置いた。
プルシアが近くに下ろしてくれると…町からは知った顔が出迎えに門の所まで来てくれていた!
「あっ!やっぱりミヅキちゃんだったんだ!」
「おかえり!」
「「おーい!」」
ヤダルさん達冒険者のみんなが手を振っていると…
「どけ!お前ら早く依頼に行かんか!」
ギルマスが冒険者や町の人達を押しのけて前に出てくると…
「ミヅキー!」
私を見るなり笑顔で駆け寄ってきた!
「ディムロスじいちゃん!みんな!ただいま!」
久しぶりの甘々な笑顔に私もじいちゃんに駆け寄る!
歳が近ければ恋人同士の再会場面のようだった!
「元気じゃったか?怪我はないか?なんか少し大きくなったかの?」
じいちゃんは軽々と私を抱っこすると高く上にあげる!
「そんな事無いよ!別れてからそんなに日がたってないよ」
じいちゃんの喜ぶ様子に嬉しくてクスクス笑うと
「ミヅキが居ない数ヶ月は何年にも感じたわい」
ギュッと抱きしめると少し伸びたお髭の頬をジョリジョリと擦り寄せる。
「じいちゃんお髭がくすぐったいよ!」
じいちゃんとイチャイチャしていると
「羨ましい…」
「何あれ…」
冒険者達がギルマスの事を羨ましそうに見つめていた。
「あの気持ち悪い親父は誰だ…」
アランは見た事もないデレデレな父親の姿に引いている…
「ん?なんか見た顔が…あーアランか」
ギルマスはチラッとアランを見ると
「さぁ疲れただろ?ミヅキ達はとりあえず報告ついでにギルドにこい。そこで休みながら話を聞こう」
「えー!ずるいですよギルマス!ミヅキちゃんの独り占めは!」
「そうだ!そうだ!ギルマスの権限を乱用するな!」
冒険者達からブーブーと文句が出ると
「ふん!悔しかったらギルマスになってみろ!文句ある奴は相手になるぞ!それにお前ら依頼の時間だろうが、さっさと行け!」
シッシッと手を振ると
「くっそー!いつかギルマスになってやる!」
冒険者達はとぼとぼと依頼に向かう為に町の外に歩いて行くと…
「みんな頑張ってくださいね!帰ってきたらいっぱい話そうね!」
私はあまりに寂しそうな背中に声をかけると…
「おう!ちゃっちゃっと終わらせて帰ってくるよ!行くぞみんな!」
『おー!』
冒険者達はやる気がみなぎり凄い勢いでかけて行った…
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