文字サイズ
小
中
大
特大
367 / 656
13章
510.決定
次の日ミヅキとベイカーがアランとパーティを組んだ事が町中で噂になっていた…
「まぁ…いつも一緒にいたし…しょうがないよね」
「そうだな…密かに狙っていたがやっぱりあの鉄壁を崩すのは至難の業だ」
ギルドではヤダル達とベネット達がガックリと肩を落として話していた。
「なかなかパーティを組まないから何か考えがあるのかと思って声をかけないでいたのが仇となったな…」
ミクロムがヤダルを励ますように肩に手を置くと
「ミヅキちゃんにはあのくらいの人達じゃないと無理だよ」
苦笑する。
「しかし…あのパーティ名はどうなんだ?」
「あぁ…〝食いしん坊万歳〟だっけ?ちょっと酷いよな」
クスッと笑うと
「ミヅキちゃんもあんまり気に入って無いから変えるって言ってたわよ」
「そうなのか!?じゃあ何になるんだろう…きっと国中が知る名前になるだろうからな…食いしん坊万歳じゃ不味いよな~」
「でも…凄くあってる気もする…」
ミリアナが言うと
「私もそう思ってた!だってこの前アランさんがミヅキちゃんが作ったご飯、次から次に食べてるところ見たわ!」
「えっ?俺はベイカーさんが食ってるところを見たぞ?」
「いや!あの従魔達も凄いぞ、特にシルバさんが桁違いだな!」
ヤダル達の会話に他の冒険者達も加わってきた。
「まさに暴食だよな~ここら辺の魔物を食いつくしそうだな」
「まぁあの美味い飯の前ならそうなるのもわかるけどな」
ヤダル達がミヅキと一緒に食べたご飯を思い出す。
「いいなぁ~ヤダル達は一緒に依頼を受けたから食べた事あるんだろ?」
「あれは美味かった…でもその後他の飯が物足りなくなって大変だったな」
「そうね!でも最近町のご飯も美味しくなってきたよね?この前王都行った時も食が盛んになってたわ」
王都に行ったことのある冒険者達が頷き合う。
「なんかあれもミヅキちゃんじゃないかって私は睨んでいるのよね…」
ベネットが神妙な顔で頷くと
「えー?でもすっげえ美人のディアナ様って人が色々と手を貸したって言ってたぞ?」
「俺もそう聞いた!知り合いがディアナ様を見たらしくすっげえ綺麗だったって…俺も会ってみてぇなぁ~」
男の冒険者達がいいなぁ~と羨ましそうにしていると
「あら、私はミヅキちゃんみたいな可愛い子の方がいいわ!」
「そうよね~!ミヅキちゃんが本気になれば同じ事くらい軽く出来そうだわ!」
「いや!わかるよミヅキちゃんだって可愛いし凄いのは!でもさぁ…ほらまだ幼い子供だろ?やっぱり大人の魅力にはまだ叶わないだろ?」
「はぁ…これだから馬鹿な男共は…色気にまんまと騙されて…そんなんだから依頼の金を悪い女に取られちゃうのよ」
呆れていると…
「な、なんでそれを!」
「私達の情報力を舐めないでよ…こんな噂あっという間に広まるからね」
女性冒険者達が不敵に笑う…
「怖っ…、や、やっぱりミヅキちゃんぐらいの子を相手にしてる時が一番いいな…」
「「「同感だ…」」」
キャピキャピと話す女達に怯えながら男達はギルドを出ていった…
入れ違うようにミヅキがシルバ達とギルドに来ると…
「あっ!ミヅキちゃん!」
噂をしていた本人をみてベネット達が声をかける。
「ベネットさん!皆さんこんにちは~」
ミヅキがベネットさん達のテーブルに近づくと
「今、ちょうどミヅキちゃんの話をしてたの!ミヅキちゃんベイカーさん達とパーティ組んだのね」
「えっもう知ってるんですか?」
ミヅキが驚いていると
「残念だわ…ミヅキちゃんには是非ともうちのパーティに入って欲しかった…」
残念そうにしているベネットさん達に…ミヅキは嬉しそうに笑いかける。
「ありがとうございます。私あんまりそう言う声がかからなかったから敬遠されてるのかと思ってました!」
「「「えっ?」」」
パーティのリーダー達が耳を疑う。
「ミヅキちゃん…もしかしてパーティに誘われた事なかったの?」
「うん、また依頼一緒に受けようねとかはあったけどパーティはなかったなぁ~だから今回強引だけどアランさんが組んでくれて少し嬉しかったです!」
ニコニコと笑っていうミヅキにみんなは後悔しかなかった…
「そ、そうなのね…それは…本当に…本当に残念だわ」
ベネットさんがどうにか言葉を絞り出すと…
「でもアランさん変な名前つけちゃって…それだけはいただけなくて…」
「あぁ〝食いしん坊万歳〟ね~」
みんなもクスッと笑うと
「それなんで今日は名前を変えに来たんです」
「へー!何したの?聞いてもいいかしら?」
みんなが興味津々でミヅキに近づくと
「はい!〝マーブリング〟って名前にします」
「マーブリング?聞いたことないわね…」
わかる?と隣の冒険者を見るがみな一様に首を傾げる。
「マーブリングって水面に絵の具を垂らして、作った模様を紙などに写する技法のことなんだけど私達一人一人色んな色が混ざりあって一つしかないチームになれたらなって思ってつけたの…どうかな?」
ミヅキが伺うようにみんなを見ると
「素敵!さすがミヅキちゃんね!アランさんの食いしん坊万歳とはえらい違いだわ!」
「本当に…あー!私達もチーム名変えようかしら!」
冒険者のお姉さんたちがちょっと本気で考えている。
「えっなんで?私みんなのチームの名前大好きです!戦女の剣ってかっこいいし、ブレイブメイデンとか皆さんの雰囲気にピッタリだし…雪の海のマーメイドって素敵です!」
みんなのチーム名を答えると
「そ、そうかしら…」
恥ずかしそうに頬を染める。
「皆さんに考えて貰えばよかったです!アランさんなんかに頼まないで…」
はぁとため息をつくと
「もう…本当にミヅキちゃんて…」
困ったように笑ってミヅキを見つめる。
「ミヅキちゃんの考えたのもとっても素敵よ」
「うんうん!本当に!」
お姉さんたちが嬉しそうに褒めてくれると自信が出てきた!
「よかった~なんか物足りない感じもあったんですけど…」
そんな話をしていると…
「おーいミヅキ!早く来てくれ!」
ベイカーさんがギルドの外から声をかける!
「あっ!待って!まだ名前変えてないから!」
ミヅキが慌てて用紙を貰うと
「ミヅキちゃんごめんね、私達が話しかけちゃたから…あっ!よかったら私達が紙を出しておくわよ」
「いいんですか?」
「ええ!コレでいいのね?」
ベネットさん達が紙を受け取ると…
「よかったら何か付け足しといて下さい!皆さんの名前も凄く素敵だから」
ミヅキが笑ってお願いすると
「「「任せておいて!」」」
「素敵なのを考えておくわ!」
ミヅキは笑って手を振ってベイカーさんの元に向かった!
「はぁ…ミヅキちゃんと話すと癒されるわ…」
「同感~」
「でも名前何にする?ミヅキちゃんなら…天使とか聖女とか女神とか似合うけど…」
「いいわね!あとは…何かミヅキちゃんの綺麗な髪のイヴとかどうかしら?」
「それなら宝石みたいな宝だからジェムとかわ?」
「ジェムマーブリング…かっこいいんじゃない!」
「ちょっと待って!他にも何かないか調べて来るわ!」
「あっ!私も」
みんなが席を少し離した隙に…男の冒険者達が戻ってきた…
「あれ?ベネット達は?」
荷物だけテーブルに残され彼女達の姿がない…不審に思ってテーブルを見ると…
「なんだこれ?」
ミヅキ達のギルドチームの名前を変える用紙を見つける。
「あっ!食いしん坊万歳って書いてあるぞ」
笑っていると隣にマーブリングの文字を見つける。
「マーブリングってなんだ?」
「さぁ?聞かない言葉だな…しかし食いしん坊万歳を変えるならこの言葉を入れとかないとなぁ~」
冒険者のひとりが言葉を足すと…
「おい!いいのかよ」
注意するが
「これはただの落書きだろ?あいつらがどうせなんかいい名前でもないか考えてたんじゃないのか?」
「それもそうか…」
「落し物なら受付に預けて置こうぜ」
「そうだな…」
冒険者達は善意で紙を受付に持っていくと…
「これ、落ちてたよ」
笑ってお姉さんに紙を渡す。
「ありがとうございます」
受け付けのお姉さんは受け取ると紙を見る…それはギルド名変更用紙でキチンと名前が変えられていた…
「あら…処理し忘れた用紙かしら…」
お姉さんはサインを確認してしっかりと判を押すと名前変更は処理された。
その後戻ってきたベネット達が大騒ぎして紙を探すが見つからず…受け付けに出されたのを知ったのは半日もすぎた後だった…
どうにか頼み込んで返してもらおうとするが本人達でないと紙は貰えず…慌ててミヅキちゃん達を探しに行くと、ミヅキ達はもう既に町をでてどこかに出かけてしまい、いつ帰って来るかもわからない…
ベネット達は恐る恐るどんなチーム名になったのかを聞くと…
「食いしん坊万歳から変更され…〝暴食のマーブリング〟となっております」
間違ってない…間違ってないけど…
ベネット達はミヅキちゃん達が早く帰ってくるのを祈りながら待っていた…
「まぁ…いつも一緒にいたし…しょうがないよね」
「そうだな…密かに狙っていたがやっぱりあの鉄壁を崩すのは至難の業だ」
ギルドではヤダル達とベネット達がガックリと肩を落として話していた。
「なかなかパーティを組まないから何か考えがあるのかと思って声をかけないでいたのが仇となったな…」
ミクロムがヤダルを励ますように肩に手を置くと
「ミヅキちゃんにはあのくらいの人達じゃないと無理だよ」
苦笑する。
「しかし…あのパーティ名はどうなんだ?」
「あぁ…〝食いしん坊万歳〟だっけ?ちょっと酷いよな」
クスッと笑うと
「ミヅキちゃんもあんまり気に入って無いから変えるって言ってたわよ」
「そうなのか!?じゃあ何になるんだろう…きっと国中が知る名前になるだろうからな…食いしん坊万歳じゃ不味いよな~」
「でも…凄くあってる気もする…」
ミリアナが言うと
「私もそう思ってた!だってこの前アランさんがミヅキちゃんが作ったご飯、次から次に食べてるところ見たわ!」
「えっ?俺はベイカーさんが食ってるところを見たぞ?」
「いや!あの従魔達も凄いぞ、特にシルバさんが桁違いだな!」
ヤダル達の会話に他の冒険者達も加わってきた。
「まさに暴食だよな~ここら辺の魔物を食いつくしそうだな」
「まぁあの美味い飯の前ならそうなるのもわかるけどな」
ヤダル達がミヅキと一緒に食べたご飯を思い出す。
「いいなぁ~ヤダル達は一緒に依頼を受けたから食べた事あるんだろ?」
「あれは美味かった…でもその後他の飯が物足りなくなって大変だったな」
「そうね!でも最近町のご飯も美味しくなってきたよね?この前王都行った時も食が盛んになってたわ」
王都に行ったことのある冒険者達が頷き合う。
「なんかあれもミヅキちゃんじゃないかって私は睨んでいるのよね…」
ベネットが神妙な顔で頷くと
「えー?でもすっげえ美人のディアナ様って人が色々と手を貸したって言ってたぞ?」
「俺もそう聞いた!知り合いがディアナ様を見たらしくすっげえ綺麗だったって…俺も会ってみてぇなぁ~」
男の冒険者達がいいなぁ~と羨ましそうにしていると
「あら、私はミヅキちゃんみたいな可愛い子の方がいいわ!」
「そうよね~!ミヅキちゃんが本気になれば同じ事くらい軽く出来そうだわ!」
「いや!わかるよミヅキちゃんだって可愛いし凄いのは!でもさぁ…ほらまだ幼い子供だろ?やっぱり大人の魅力にはまだ叶わないだろ?」
「はぁ…これだから馬鹿な男共は…色気にまんまと騙されて…そんなんだから依頼の金を悪い女に取られちゃうのよ」
呆れていると…
「な、なんでそれを!」
「私達の情報力を舐めないでよ…こんな噂あっという間に広まるからね」
女性冒険者達が不敵に笑う…
「怖っ…、や、やっぱりミヅキちゃんぐらいの子を相手にしてる時が一番いいな…」
「「「同感だ…」」」
キャピキャピと話す女達に怯えながら男達はギルドを出ていった…
入れ違うようにミヅキがシルバ達とギルドに来ると…
「あっ!ミヅキちゃん!」
噂をしていた本人をみてベネット達が声をかける。
「ベネットさん!皆さんこんにちは~」
ミヅキがベネットさん達のテーブルに近づくと
「今、ちょうどミヅキちゃんの話をしてたの!ミヅキちゃんベイカーさん達とパーティ組んだのね」
「えっもう知ってるんですか?」
ミヅキが驚いていると
「残念だわ…ミヅキちゃんには是非ともうちのパーティに入って欲しかった…」
残念そうにしているベネットさん達に…ミヅキは嬉しそうに笑いかける。
「ありがとうございます。私あんまりそう言う声がかからなかったから敬遠されてるのかと思ってました!」
「「「えっ?」」」
パーティのリーダー達が耳を疑う。
「ミヅキちゃん…もしかしてパーティに誘われた事なかったの?」
「うん、また依頼一緒に受けようねとかはあったけどパーティはなかったなぁ~だから今回強引だけどアランさんが組んでくれて少し嬉しかったです!」
ニコニコと笑っていうミヅキにみんなは後悔しかなかった…
「そ、そうなのね…それは…本当に…本当に残念だわ」
ベネットさんがどうにか言葉を絞り出すと…
「でもアランさん変な名前つけちゃって…それだけはいただけなくて…」
「あぁ〝食いしん坊万歳〟ね~」
みんなもクスッと笑うと
「それなんで今日は名前を変えに来たんです」
「へー!何したの?聞いてもいいかしら?」
みんなが興味津々でミヅキに近づくと
「はい!〝マーブリング〟って名前にします」
「マーブリング?聞いたことないわね…」
わかる?と隣の冒険者を見るがみな一様に首を傾げる。
「マーブリングって水面に絵の具を垂らして、作った模様を紙などに写する技法のことなんだけど私達一人一人色んな色が混ざりあって一つしかないチームになれたらなって思ってつけたの…どうかな?」
ミヅキが伺うようにみんなを見ると
「素敵!さすがミヅキちゃんね!アランさんの食いしん坊万歳とはえらい違いだわ!」
「本当に…あー!私達もチーム名変えようかしら!」
冒険者のお姉さんたちがちょっと本気で考えている。
「えっなんで?私みんなのチームの名前大好きです!戦女の剣ってかっこいいし、ブレイブメイデンとか皆さんの雰囲気にピッタリだし…雪の海のマーメイドって素敵です!」
みんなのチーム名を答えると
「そ、そうかしら…」
恥ずかしそうに頬を染める。
「皆さんに考えて貰えばよかったです!アランさんなんかに頼まないで…」
はぁとため息をつくと
「もう…本当にミヅキちゃんて…」
困ったように笑ってミヅキを見つめる。
「ミヅキちゃんの考えたのもとっても素敵よ」
「うんうん!本当に!」
お姉さんたちが嬉しそうに褒めてくれると自信が出てきた!
「よかった~なんか物足りない感じもあったんですけど…」
そんな話をしていると…
「おーいミヅキ!早く来てくれ!」
ベイカーさんがギルドの外から声をかける!
「あっ!待って!まだ名前変えてないから!」
ミヅキが慌てて用紙を貰うと
「ミヅキちゃんごめんね、私達が話しかけちゃたから…あっ!よかったら私達が紙を出しておくわよ」
「いいんですか?」
「ええ!コレでいいのね?」
ベネットさん達が紙を受け取ると…
「よかったら何か付け足しといて下さい!皆さんの名前も凄く素敵だから」
ミヅキが笑ってお願いすると
「「「任せておいて!」」」
「素敵なのを考えておくわ!」
ミヅキは笑って手を振ってベイカーさんの元に向かった!
「はぁ…ミヅキちゃんと話すと癒されるわ…」
「同感~」
「でも名前何にする?ミヅキちゃんなら…天使とか聖女とか女神とか似合うけど…」
「いいわね!あとは…何かミヅキちゃんの綺麗な髪のイヴとかどうかしら?」
「それなら宝石みたいな宝だからジェムとかわ?」
「ジェムマーブリング…かっこいいんじゃない!」
「ちょっと待って!他にも何かないか調べて来るわ!」
「あっ!私も」
みんなが席を少し離した隙に…男の冒険者達が戻ってきた…
「あれ?ベネット達は?」
荷物だけテーブルに残され彼女達の姿がない…不審に思ってテーブルを見ると…
「なんだこれ?」
ミヅキ達のギルドチームの名前を変える用紙を見つける。
「あっ!食いしん坊万歳って書いてあるぞ」
笑っていると隣にマーブリングの文字を見つける。
「マーブリングってなんだ?」
「さぁ?聞かない言葉だな…しかし食いしん坊万歳を変えるならこの言葉を入れとかないとなぁ~」
冒険者のひとりが言葉を足すと…
「おい!いいのかよ」
注意するが
「これはただの落書きだろ?あいつらがどうせなんかいい名前でもないか考えてたんじゃないのか?」
「それもそうか…」
「落し物なら受付に預けて置こうぜ」
「そうだな…」
冒険者達は善意で紙を受付に持っていくと…
「これ、落ちてたよ」
笑ってお姉さんに紙を渡す。
「ありがとうございます」
受け付けのお姉さんは受け取ると紙を見る…それはギルド名変更用紙でキチンと名前が変えられていた…
「あら…処理し忘れた用紙かしら…」
お姉さんはサインを確認してしっかりと判を押すと名前変更は処理された。
その後戻ってきたベネット達が大騒ぎして紙を探すが見つからず…受け付けに出されたのを知ったのは半日もすぎた後だった…
どうにか頼み込んで返してもらおうとするが本人達でないと紙は貰えず…慌ててミヅキちゃん達を探しに行くと、ミヅキ達はもう既に町をでてどこかに出かけてしまい、いつ帰って来るかもわからない…
ベネット達は恐る恐るどんなチーム名になったのかを聞くと…
「食いしん坊万歳から変更され…〝暴食のマーブリング〟となっております」
間違ってない…間違ってないけど…
ベネット達はミヅキちゃん達が早く帰ってくるのを祈りながら待っていた…
感想 6,830
あなたにおすすめの小説
【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜
過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。
初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。
溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
転生先で冒険者専門のお弁当屋さん始めます〜助けてくれた冒険者兄弟にお礼をしたかっただけなのに、大繁盛してしまいました〜
保育士として働いていた莉子は、ある日の仕事中に暴走してくる車から子どもたちを守り、死んでしまう。
しかし、目が覚めるとそこは深い森の中。
ここはどこだろうと彷徨い歩いているうちに狼のような獣に襲われかけたものの、間一髪のところで冒険者の兄弟、ベクターとゼノに助けてもらった。
家族が宿屋をやっているから、と行くあてもない莉子を拾ってくれた二人。
やってきたのは、リーベル王国の国境付近にある街、ベルン伯爵領。
そこにある人気の宿屋に身を置くことになった莉子は、様々な事情を知りながら身を寄せることへのお礼のため、ベクターとゼノにお弁当を作ろうと決意して──?
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
『死ぬほど愛されたい』と願ったら、最強の公爵家に転生して家族の愛が重すぎます!〜赤ちゃん令嬢は『慈愛の眼』で今日もデレを解析中〜
元・社畜SE、今世は国宝級の赤ん坊!? 最強の父様とお兄様が過保護すぎて、一歩歩くだけで国が揺れちゃいます!
捨てられた三歳の聖女ですが、辺境伯家に拾われたら家族全員が過保護でした
神殿で無能と決めつけられ、三歳で捨てられた少女リリア。
辺境伯家に保護された彼女は、厳つい辺境伯やお兄様たち、領民にまで溺愛されながら幸せな日々を送ることに。
けれど実はリリアは、数百年に一人現れる伝説級の聖女だった。
これは捨てられた幼女聖女が、たくさんの愛に包まれながら成長していく物語。
悪役令嬢ですが、兄たちが過保護すぎて恋ができません
乙女ゲームの悪役令嬢・セレフィーナに転生した私。
破滅回避のため、目立たず静かに生きる――はずだった。
しかし現実は、三人の兄による全力溺愛&完全監視生活。
外出には護衛、交友関係は管理制、笑顔すら規制対象!?
さらに兄の親友である最強騎士・カインが護衛として加わり、
静かで誠実な優しさに、次第に心が揺れていく。
「恋をすると破滅する」
そう信じて避けてきた想いの先で待っていたのは、
断罪も修羅場もない、安心で騒がしい未来だった――。
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。
彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。
けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。
セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。
夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。