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13章
511.緊急会議
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チーム名を変更して数日後…ミヅキは家にアランさんを呼び出すと…ベイカーさんシルバ達を並ばせて会議を開いた。
「なんだ一体?」
突然呼び出されてアランはテーブルに並ぶ菓子に手を伸ばしミヅキを見ると、ミヅキは神妙な面持ちで前を見つめている。
「おい!ミヅキどうしたんだよ」
おかしな様子のミヅキにベイカーが声をかけると…
「今日集まって貰ったのは他でもありません…チーム名の事です」
「あー新しくするとか言ってたな決まったのか?」
ベイカーが聞くと
「食いしん坊万歳でいいと思うけどなぁ~」
アランさんは自分のが気に入っていた模様…
「実は…色を混ぜるって意味でマーブリングってつけたんだけど…」
「へー…あっ!シルバ達の色の名前からか?」
【ん?俺達?】
シルバ達が関係ないと思っていたのか寝ていたところピクッと反応する。
「そうなんだけど…」
「いいんじゃないか?」
「あぁ俺もいいと思うぞ」
二人とも頷いてくれるが…
「ごめん…これには続きがあるの…」
ミヅキはサッと顔を逸らすと
「チーム名は〝暴食のマーブリング〟に決まりました!」
「「暴食?」」
「なんかくっついてるぞ」
「なんでそんなの付けたんだ?」
ベイカーさんが眉を顰めると
「これには深ーいわけがあって…」
ミヅキはベネットさん達が泣きそうな顔で謝りながらチーム名が間違って登録されてしまったことを謝られた経緯を話す。
「まぁ…そりゃタイミングが悪かったな…」
ベイカーさんが苦笑すると
「食いしん坊要素が残ってていいんじゃないのか?」
アランさんは気にした様子もなくむしろ好印象のようだ。
「ベネット達は本当はなんてつけようとしてたんだ?」
ギクッ…
ミヅキの肩が跳ねると…
「……のマーブリング…」
「はっ?声が小さくて聞こえねぇぞ」
「エンジェルミヅキとマーブリング!」
顔を赤くして答えると…案の定二人に爆笑される。
【エンジェルだって!ミヅキにピッタリだね】
【そっちでもよかったな】
シルバ達は真顔で頷いている。
冗談じゃない!それなら食いしん坊万歳の方がましだ…ベネットさん達には悪いが間違った方で良かったとさえ思ってしまった。
「ベネットさん達がどうにか解散してもう一度組んで欲しいって頼んで来たけど丁重にお断りしました!よって私達は暴食のマーブリングとなります!」
「お前が嫌なだけだろ?」
ベイカーさんが笑いながら答えると
「だって!ギルドで呼ばれるんだよ!エンジェルミヅキって!耐えられない!」
想像して頭を抱える。
ベネットさん達も巫山戯ているわけでなく本気で考えてくれただけ文句も言いづらい…
「暴食揃いのいい名前なんじゃないか?」
「そうだな、その名に恥じぬ様に国中の食材を食いつくそうぜ」
おい!そんな事したら物語が変わっちゃうだろうが!
「確かに美味しく食材があったら積極的に採取するけど…食べ尽くす気はないからね…程々にのんびり頑張ろう」
【おー!】
コハクだけが真剣に返事を返してくれる。
【コハクは可愛いね~いい子だからこれをあげよう】
私はコハクの為においなりさんを取り出すと
【おいなりさん!】
コハクが喜んで食べている!
「あっ!コハク何貰ったんだ!」
アランさんが食いつくと
「コハクはいい子だったから特別なの!」
私はプイっと横を向く!
「俺だっていい子に話を聞いてたぜ」
「馬鹿にしたくせに!」
いー!っと歯を見せて威嚇すると
「まぁまぁ、じゃあ改めて暴食のマーブリングとして頑張ろう」
チームリーダーのベイカーさんが私の頭をポンと撫でて落ち着かせる。
「うん…こんな感じで決まったけどごめんね」
「別にいいぞ、チーム名よりも中身が大事だろ?」
「そうだね…そういえば私達ってパーティランクは何になるの?それによって受けられる依頼も変わるんだよね?」
「俺がAでアランさんがBだろ、ミヅキがCだから…Bランクだな」
「Bか…ごめんね私が足を引っ張ってる?」
本来ならベイカーさん達ならはもっと上のランクの依頼を受けれるはずなのに…
「それは大丈夫だ、依頼内容をみて平気そうなら上のランクも受けられるからな」
「あ、そうなの?」
「実質みんなA級冒険者並なんだから…頑張ればSランクの依頼も大丈夫そうだな」
「えー!Sランクは無理でしょ~例えばどんな依頼なの?」
「過去には…ドラゴン討伐とか…希少なアイテム入手とか…王族の警護とか…かな…」
あれ…なんだろ…全部身に覚えがあるぞ。
ミヅキは笑顔で固まる…
「なっ?大丈夫そうだろ?」
ベイカーさんが含みある言い方で笑いかけると
「ど、どうかなぁ~」
あはは…なんかこう聞いて私がやった事がなんで不味いのか再確認した気分だ…
「これからはアランさんもいるし少しくらい高いランクを受けても大丈夫だろ」
「じゃあ新生〝暴食のマーブリング〟としての初仕事にいこう!」
ベイカーさんから了承も貰えたし私は声を上げるとアランさんがちょっと待ったと物申す!
「昨日の依頼が初仕事だろ?」
「あれは私達知らなかったし、食いしん坊万歳の時だったもん、初仕事があんなに蟲なんて絶対にやだ!今から書き換えに行くんだよ!」
「そ、それもそうだな…」
ミヅキの真剣な顔にさすがのアランも口答えをするのは賢明ではないと判断して口を噤んだ。
デボットさん達にまた依頼に行く旨とパーティ名を伝えると…
「ぶっは!ぼ、暴食!ピッタリだな!」
デボットさんが盛大に笑うと…
「デ、デボットさん…し、失礼ですよ…しかし…確かに…ピ、ピッタリだ…グフッ!」
レアルさん…失礼さが隠せてませんが?
ミヅキは二人を睨むと
「いいの!エンジェルよりましなんだから!」
「悪い、悪い、でもそっちでもいいと思うぞ」
一通り笑ったデボットさんが頬を膨らましているミヅキの頭をポンと撫でて謝ると
「もうこうなったら名前の通りに暴食を繰り返してやる!いこう!ベイカーさん!アランさん!シルバ達も狩り尽くしちゃおう!」
【いいのか!】
【やったぁ~!じゃあ手加減しなくていいんだね】
【それは嬉しいな】
シルバ達が狩り尽くすと言う言葉にやる気をみせる…
ま、まぁ…大丈夫だよね?なんたって私達は暴食なんだし少しくらい多めにとって食べたって文句は無いだろう!
そんな甘い考えのまま依頼に向かったミヅキだった…
ギルドに付くと冒険者達からお祝いの言葉を投げられる!
「ミヅキちゃんパーティ結成おめでとう」
「頑張ってね!」
「パーティに飽きたらいつでもこっちに移っていいからな!」
意外とパーティ名の事を言われない…なんでだろうと思っていると
「ミヅキはやたら気にするけどなぁ、別にそのくらいのパーティ名なんざたくさんあるぞ。エンジェルやらフェアリー漆黒、紅蓮…そんなのばっかりだしな…」
「あー…確かに」
私は納得する…よく考えたらパーティ名なんて厨二病みたいなものか…このくらい普通の事なのかもしれない。
そう思うと少し気が楽になる!
「じゃあ暴食に合った依頼を探そうよ」
ミヅキ達は依頼書を眺めると…
「おっ!これどうだ?新作料理の試食求むだって!」
アランさんが興味深いと依頼書を手に取ると
「それ、ランクDだよ。私達が受けちゃダメでしょ」
「そうか…あっ…」
アランさんは何かに気がついて紙を無言で元に戻す。
「何?何が書いてあったの?」
ミヅキが覗き込むと
「やめとけ!いいもんじゃないから!」
アランさんが止めるが無理やり見ると…
「なになに…ちなみに料理は蟲料理…大量にデスローカストの脚を入手…ってこれってもしかしてこの前の…」
ミヅキの顔がみるみると青くなる!
そういやあのままだったなぁ…
アランとベイカーは集めた蟲の脚の事を思い出した…。
「なんだ一体?」
突然呼び出されてアランはテーブルに並ぶ菓子に手を伸ばしミヅキを見ると、ミヅキは神妙な面持ちで前を見つめている。
「おい!ミヅキどうしたんだよ」
おかしな様子のミヅキにベイカーが声をかけると…
「今日集まって貰ったのは他でもありません…チーム名の事です」
「あー新しくするとか言ってたな決まったのか?」
ベイカーが聞くと
「食いしん坊万歳でいいと思うけどなぁ~」
アランさんは自分のが気に入っていた模様…
「実は…色を混ぜるって意味でマーブリングってつけたんだけど…」
「へー…あっ!シルバ達の色の名前からか?」
【ん?俺達?】
シルバ達が関係ないと思っていたのか寝ていたところピクッと反応する。
「そうなんだけど…」
「いいんじゃないか?」
「あぁ俺もいいと思うぞ」
二人とも頷いてくれるが…
「ごめん…これには続きがあるの…」
ミヅキはサッと顔を逸らすと
「チーム名は〝暴食のマーブリング〟に決まりました!」
「「暴食?」」
「なんかくっついてるぞ」
「なんでそんなの付けたんだ?」
ベイカーさんが眉を顰めると
「これには深ーいわけがあって…」
ミヅキはベネットさん達が泣きそうな顔で謝りながらチーム名が間違って登録されてしまったことを謝られた経緯を話す。
「まぁ…そりゃタイミングが悪かったな…」
ベイカーさんが苦笑すると
「食いしん坊要素が残ってていいんじゃないのか?」
アランさんは気にした様子もなくむしろ好印象のようだ。
「ベネット達は本当はなんてつけようとしてたんだ?」
ギクッ…
ミヅキの肩が跳ねると…
「……のマーブリング…」
「はっ?声が小さくて聞こえねぇぞ」
「エンジェルミヅキとマーブリング!」
顔を赤くして答えると…案の定二人に爆笑される。
【エンジェルだって!ミヅキにピッタリだね】
【そっちでもよかったな】
シルバ達は真顔で頷いている。
冗談じゃない!それなら食いしん坊万歳の方がましだ…ベネットさん達には悪いが間違った方で良かったとさえ思ってしまった。
「ベネットさん達がどうにか解散してもう一度組んで欲しいって頼んで来たけど丁重にお断りしました!よって私達は暴食のマーブリングとなります!」
「お前が嫌なだけだろ?」
ベイカーさんが笑いながら答えると
「だって!ギルドで呼ばれるんだよ!エンジェルミヅキって!耐えられない!」
想像して頭を抱える。
ベネットさん達も巫山戯ているわけでなく本気で考えてくれただけ文句も言いづらい…
「暴食揃いのいい名前なんじゃないか?」
「そうだな、その名に恥じぬ様に国中の食材を食いつくそうぜ」
おい!そんな事したら物語が変わっちゃうだろうが!
「確かに美味しく食材があったら積極的に採取するけど…食べ尽くす気はないからね…程々にのんびり頑張ろう」
【おー!】
コハクだけが真剣に返事を返してくれる。
【コハクは可愛いね~いい子だからこれをあげよう】
私はコハクの為においなりさんを取り出すと
【おいなりさん!】
コハクが喜んで食べている!
「あっ!コハク何貰ったんだ!」
アランさんが食いつくと
「コハクはいい子だったから特別なの!」
私はプイっと横を向く!
「俺だっていい子に話を聞いてたぜ」
「馬鹿にしたくせに!」
いー!っと歯を見せて威嚇すると
「まぁまぁ、じゃあ改めて暴食のマーブリングとして頑張ろう」
チームリーダーのベイカーさんが私の頭をポンと撫でて落ち着かせる。
「うん…こんな感じで決まったけどごめんね」
「別にいいぞ、チーム名よりも中身が大事だろ?」
「そうだね…そういえば私達ってパーティランクは何になるの?それによって受けられる依頼も変わるんだよね?」
「俺がAでアランさんがBだろ、ミヅキがCだから…Bランクだな」
「Bか…ごめんね私が足を引っ張ってる?」
本来ならベイカーさん達ならはもっと上のランクの依頼を受けれるはずなのに…
「それは大丈夫だ、依頼内容をみて平気そうなら上のランクも受けられるからな」
「あ、そうなの?」
「実質みんなA級冒険者並なんだから…頑張ればSランクの依頼も大丈夫そうだな」
「えー!Sランクは無理でしょ~例えばどんな依頼なの?」
「過去には…ドラゴン討伐とか…希少なアイテム入手とか…王族の警護とか…かな…」
あれ…なんだろ…全部身に覚えがあるぞ。
ミヅキは笑顔で固まる…
「なっ?大丈夫そうだろ?」
ベイカーさんが含みある言い方で笑いかけると
「ど、どうかなぁ~」
あはは…なんかこう聞いて私がやった事がなんで不味いのか再確認した気分だ…
「これからはアランさんもいるし少しくらい高いランクを受けても大丈夫だろ」
「じゃあ新生〝暴食のマーブリング〟としての初仕事にいこう!」
ベイカーさんから了承も貰えたし私は声を上げるとアランさんがちょっと待ったと物申す!
「昨日の依頼が初仕事だろ?」
「あれは私達知らなかったし、食いしん坊万歳の時だったもん、初仕事があんなに蟲なんて絶対にやだ!今から書き換えに行くんだよ!」
「そ、それもそうだな…」
ミヅキの真剣な顔にさすがのアランも口答えをするのは賢明ではないと判断して口を噤んだ。
デボットさん達にまた依頼に行く旨とパーティ名を伝えると…
「ぶっは!ぼ、暴食!ピッタリだな!」
デボットさんが盛大に笑うと…
「デ、デボットさん…し、失礼ですよ…しかし…確かに…ピ、ピッタリだ…グフッ!」
レアルさん…失礼さが隠せてませんが?
ミヅキは二人を睨むと
「いいの!エンジェルよりましなんだから!」
「悪い、悪い、でもそっちでもいいと思うぞ」
一通り笑ったデボットさんが頬を膨らましているミヅキの頭をポンと撫でて謝ると
「もうこうなったら名前の通りに暴食を繰り返してやる!いこう!ベイカーさん!アランさん!シルバ達も狩り尽くしちゃおう!」
【いいのか!】
【やったぁ~!じゃあ手加減しなくていいんだね】
【それは嬉しいな】
シルバ達が狩り尽くすと言う言葉にやる気をみせる…
ま、まぁ…大丈夫だよね?なんたって私達は暴食なんだし少しくらい多めにとって食べたって文句は無いだろう!
そんな甘い考えのまま依頼に向かったミヅキだった…
ギルドに付くと冒険者達からお祝いの言葉を投げられる!
「ミヅキちゃんパーティ結成おめでとう」
「頑張ってね!」
「パーティに飽きたらいつでもこっちに移っていいからな!」
意外とパーティ名の事を言われない…なんでだろうと思っていると
「ミヅキはやたら気にするけどなぁ、別にそのくらいのパーティ名なんざたくさんあるぞ。エンジェルやらフェアリー漆黒、紅蓮…そんなのばっかりだしな…」
「あー…確かに」
私は納得する…よく考えたらパーティ名なんて厨二病みたいなものか…このくらい普通の事なのかもしれない。
そう思うと少し気が楽になる!
「じゃあ暴食に合った依頼を探そうよ」
ミヅキ達は依頼書を眺めると…
「おっ!これどうだ?新作料理の試食求むだって!」
アランさんが興味深いと依頼書を手に取ると
「それ、ランクDだよ。私達が受けちゃダメでしょ」
「そうか…あっ…」
アランさんは何かに気がついて紙を無言で元に戻す。
「何?何が書いてあったの?」
ミヅキが覗き込むと
「やめとけ!いいもんじゃないから!」
アランさんが止めるが無理やり見ると…
「なになに…ちなみに料理は蟲料理…大量にデスローカストの脚を入手…ってこれってもしかしてこの前の…」
ミヅキの顔がみるみると青くなる!
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アランとベイカーは集めた蟲の脚の事を思い出した…。
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