文字の大きさ
大
中
小
352 / 639
13章
512.討伐依頼
「その依頼は絶対に却下だからね!もう蟲はこりごりだよ…」
他にいいのはないかと探していると
【ミヅキ、肉にしよう!肉ならみんな大好きだろ?】
シルバが甘えるように擦り寄ってお願いしてくる。
【も、も~うしょうがないなぁ…肉ね】
私は可愛いシルバのお願いに顔をにやけながら肉の文字を探すと…
「あっ!これは、デッドサルコスクスの討伐依頼、肉はお譲りします。だって!デッドサルコスクスってなんだろ?」
私はベイカーさんを見ると
「あーデッドサルコスクスか…まぁ美味いな」
「そうだな、あれは美味い」
ベイカーさんとアランさんが美味いとしか言わない…そんな情報じゃなくてどんな魔物か聞きたいのに…
「川辺にいる魔物だ、鱗の硬い奴だな」
「ん?ドラゴンって事?」
「いや!そんな大層なもんじゃないよ」
「ランクもちょうどBランクだしいいんじゃないか?」
まぁ…蟲じゃなきゃなんでもいいかな…
私が頷くとベイカーさんはその依頼書をもって受付に向かった。
待ってる間にアランさんにどんな魔物かもう少し詳しく聞くと…
「そうだなぁ…口が大きくて牙が生えてて、硬い鱗に覆われていて平べったい体に大きな尻尾もくせものだ、ほとんどを水の中で過ごして、川なんかを渡ろうとする人や動物を待ち伏せて襲うんだよ。被害に会う人が多いんだよな」
うーん…ワニみたいな感じかな?
まぁ聞く限り蟲ではないみたいだ。
待っているとベイカーさんが受付を終えて戻ってくる。
「よしじゃあ行くか!」
「おー!頑張るぞ!」
ちゃんとしたパーティを組んで最初の依頼という事で気合いを入れて私達は町を出発した!
「今回もネックレスつけていくの?」
今回も走って向かう事になり、シルバに乗りながらベイカーさんとアランさんに聞くと
「そうだな、せっかく作ってもらったからなしばらくはつけて過ごしてみるか…」
ベイカーさん達はシンク達が作ってくれたネックレスをつけると
「おうっ…効くなぁ~!」
体が重くなり負荷がかかると二人が何故か笑っている。
「この前は嫌がってたのに今日は楽しそうだね?」
「この前は訳がわからずに体が重くなったから気持ち悪かったけど、わかってやるとなると気持ちが違うからな!これ外したあと体がすっげぇ軽くなるんだよ」
グッグッ!と体をほぐして走る準備をしていると
「これ違う意味で欲しがるやつが増えそうだな」
ベイカーさんがネックレスを見つめると…
「二人とも…マルコさんに見つからないようにしてね。こんなの大量に作ったらシルバ達が禿げちゃうかも…」
なんせ材料がシルバ達の毛や鱗だもん…私の癒しが無くなったら困る!
庇うようにシルバ達の毛並みを隠すと
「いや…こんなの売るとなったらいくらになるか…多分俺達でも払えないと思うぞ」
アランさんが苦笑いする。
「そ、そんなに高価なの?」
「そりゃそうだろ。聖獣の一部なんだぞ…普通なら姿を目にするのも珍しいんだけどなぁ~」
そんな聖獣達が和気あいあいとミヅキに群がっている…
「シルバ達のその顔見てるとつい聖獣って事を忘れるよ」
締りのない顔でミヅキに寄り添っている姿はただのそこら辺にいる従魔(ペット)にしか見えなかった。
そんなシルバ達とあっという間に依頼があった村に行くと、村はどんよりと暗い雰囲気に包まれていた。
「なんか暗いな…」
村に入る門の前でギルドカードと依頼書を見せると警戒していた門番の顔がぱぁーと明るくなる!
「待っていました!こちらです!」
すすんで村長の家まで案内してくれると言う。
「なんか偉い歓迎だなぁ」
アランさんが門番の男に声をかけると
「はい…もうあの化け物にはほとほと困っていて…」
門番の顔が曇る…
「依頼にあったデッドサルコスクスだな?」
「はい…この村の近くの川に生息していて我々も上手くそいつらと付き合って来たのですが…今年は一際大きくて強いヤツが現れまして…村人の手では手に負えなくなってしまいました」
「上手く付き合うってどういうことですか?」
私が口を挟むと…
「あれ?こんな子供連れで来たんですか?」
門番が私を凝視して驚いていると
「こう見えても俺達のチームの一員なんだぜ」
アランさんが誇らしげに私の頭に手を置くと
「一員…ってこの子も戦うんですか!?なんて酷いことを」
信じられないと門番はベイカーとアランを軽蔑の眼差しで見つめる。
「この子って言うかこの子の従魔達がな、こう見えて優秀なテイマーなんだよ」
「へ、へぇ…凄いなぁ…みんな君の従魔なのかい?」
ゾロゾロと私のあとをついてくるみんなを見て門番が驚いていると
「はい!みんな私の大事な家族です。強そうで、かっこいいでしょ」
シルバ達を優しく撫でてあげると
「む、無理はしないでくれよ。こんな子供に何かあったら…」
心配そうにベイカーやアランを見つめている。
「大丈夫だよ、俺達だってこの子を危ない目に合わせたくなんてないからな」
ベイカーさんの言葉に少しほっとして門番は頷いた。
「デッドサルコスクスだけど、上手く付き合うって言うのは、俺達もあいつらを食料として狩っているんだ」
「ん?ならお前達で頑張れば討伐できるんじゃないのか?」
「そうだな、わざわざ金出して俺たちを雇ったのか?」
「いや、本当に一匹が手に負えないんです…村の男達も何人かアイツにやられて負傷したり…」
そう言って肩を落とす…どうやらこの村が暗かったのもそこら辺が原因のようだ。
話を聞きながら村長の家へと連れて言ってもらうと
「村長!冒険者ギルドからデッドサルコスクスの討伐依頼を受けてくれた冒険者の方が見えましたよ!」
門番が声をかける。
「なにー!」
中からバタバタと走る足音が響く、扉の奥からは少し若めの男が飛び出してきた。
「すみません!ど、どうぞ中に…」
バタバタとしながら村長と言われた男が部屋の中に招き入れると…
「じゃあ俺はこれで、もし川まで行くならまた案内しますから声をかけてください」
門番はベイカー達に頭を下げて来た道を戻って行った。
「案内ありがとうございます」
ミヅキが門番にお礼を言って手を振ると…
「ほらミヅキ、中に行くぞ」
アランさんが私を抱き上げて部屋の中へと連れていくと村長が示したソファーに座らせる。
「じゃあこれが依頼書だ、問題なければ早速討伐に向かうが…討伐したデッドサルコスクスの素材はうちで全部もらっていいんだな?」
「は、はい。大丈夫です…しかし…本当に大きいんです…油断しないでください」
村長が心配そうに声をかける。
「うちの村人達も何人も返り討ちにあってしまって…幸い死者は出ていませんが」
「デッドサルコスクスっていやBランクの魔物だろ?それが手に負えないんじゃ…Aランクぐらいになるのか?」
アランがベイカーを見つめると
「Aランク…ど、どうしましょう…私達Bランクの依頼を出してしまいました…」
村長の顔がみるみる蒼白になる。
「いや、見てみないとわからないけどな。そこら辺も確認しながら偵察に行ってみよう」
アランさんが早速と席をたつと
「Aランクでしたらまた改めて依頼書を出しますので戻ってきて下さい!」
「んー…まぁ大丈夫だろ?うちのリーダーA級冒険者だから」
アランさんがベイカーの肩をドンッと叩くと
「え!A級冒険者…そんな凄い方が来てくれたんですか?」
なかなかお目にかかれないA級冒険者をマジマジと見つめる。
「なんか…こんな視線久しぶりだなぁ。俺より凄いヤツらばっかり見てたから…」
ベイカーは苦笑してシルバ達を見つめた。
他にいいのはないかと探していると
【ミヅキ、肉にしよう!肉ならみんな大好きだろ?】
シルバが甘えるように擦り寄ってお願いしてくる。
【も、も~うしょうがないなぁ…肉ね】
私は可愛いシルバのお願いに顔をにやけながら肉の文字を探すと…
「あっ!これは、デッドサルコスクスの討伐依頼、肉はお譲りします。だって!デッドサルコスクスってなんだろ?」
私はベイカーさんを見ると
「あーデッドサルコスクスか…まぁ美味いな」
「そうだな、あれは美味い」
ベイカーさんとアランさんが美味いとしか言わない…そんな情報じゃなくてどんな魔物か聞きたいのに…
「川辺にいる魔物だ、鱗の硬い奴だな」
「ん?ドラゴンって事?」
「いや!そんな大層なもんじゃないよ」
「ランクもちょうどBランクだしいいんじゃないか?」
まぁ…蟲じゃなきゃなんでもいいかな…
私が頷くとベイカーさんはその依頼書をもって受付に向かった。
待ってる間にアランさんにどんな魔物かもう少し詳しく聞くと…
「そうだなぁ…口が大きくて牙が生えてて、硬い鱗に覆われていて平べったい体に大きな尻尾もくせものだ、ほとんどを水の中で過ごして、川なんかを渡ろうとする人や動物を待ち伏せて襲うんだよ。被害に会う人が多いんだよな」
うーん…ワニみたいな感じかな?
まぁ聞く限り蟲ではないみたいだ。
待っているとベイカーさんが受付を終えて戻ってくる。
「よしじゃあ行くか!」
「おー!頑張るぞ!」
ちゃんとしたパーティを組んで最初の依頼という事で気合いを入れて私達は町を出発した!
「今回もネックレスつけていくの?」
今回も走って向かう事になり、シルバに乗りながらベイカーさんとアランさんに聞くと
「そうだな、せっかく作ってもらったからなしばらくはつけて過ごしてみるか…」
ベイカーさん達はシンク達が作ってくれたネックレスをつけると
「おうっ…効くなぁ~!」
体が重くなり負荷がかかると二人が何故か笑っている。
「この前は嫌がってたのに今日は楽しそうだね?」
「この前は訳がわからずに体が重くなったから気持ち悪かったけど、わかってやるとなると気持ちが違うからな!これ外したあと体がすっげぇ軽くなるんだよ」
グッグッ!と体をほぐして走る準備をしていると
「これ違う意味で欲しがるやつが増えそうだな」
ベイカーさんがネックレスを見つめると…
「二人とも…マルコさんに見つからないようにしてね。こんなの大量に作ったらシルバ達が禿げちゃうかも…」
なんせ材料がシルバ達の毛や鱗だもん…私の癒しが無くなったら困る!
庇うようにシルバ達の毛並みを隠すと
「いや…こんなの売るとなったらいくらになるか…多分俺達でも払えないと思うぞ」
アランさんが苦笑いする。
「そ、そんなに高価なの?」
「そりゃそうだろ。聖獣の一部なんだぞ…普通なら姿を目にするのも珍しいんだけどなぁ~」
そんな聖獣達が和気あいあいとミヅキに群がっている…
「シルバ達のその顔見てるとつい聖獣って事を忘れるよ」
締りのない顔でミヅキに寄り添っている姿はただのそこら辺にいる従魔(ペット)にしか見えなかった。
そんなシルバ達とあっという間に依頼があった村に行くと、村はどんよりと暗い雰囲気に包まれていた。
「なんか暗いな…」
村に入る門の前でギルドカードと依頼書を見せると警戒していた門番の顔がぱぁーと明るくなる!
「待っていました!こちらです!」
すすんで村長の家まで案内してくれると言う。
「なんか偉い歓迎だなぁ」
アランさんが門番の男に声をかけると
「はい…もうあの化け物にはほとほと困っていて…」
門番の顔が曇る…
「依頼にあったデッドサルコスクスだな?」
「はい…この村の近くの川に生息していて我々も上手くそいつらと付き合って来たのですが…今年は一際大きくて強いヤツが現れまして…村人の手では手に負えなくなってしまいました」
「上手く付き合うってどういうことですか?」
私が口を挟むと…
「あれ?こんな子供連れで来たんですか?」
門番が私を凝視して驚いていると
「こう見えても俺達のチームの一員なんだぜ」
アランさんが誇らしげに私の頭に手を置くと
「一員…ってこの子も戦うんですか!?なんて酷いことを」
信じられないと門番はベイカーとアランを軽蔑の眼差しで見つめる。
「この子って言うかこの子の従魔達がな、こう見えて優秀なテイマーなんだよ」
「へ、へぇ…凄いなぁ…みんな君の従魔なのかい?」
ゾロゾロと私のあとをついてくるみんなを見て門番が驚いていると
「はい!みんな私の大事な家族です。強そうで、かっこいいでしょ」
シルバ達を優しく撫でてあげると
「む、無理はしないでくれよ。こんな子供に何かあったら…」
心配そうにベイカーやアランを見つめている。
「大丈夫だよ、俺達だってこの子を危ない目に合わせたくなんてないからな」
ベイカーさんの言葉に少しほっとして門番は頷いた。
「デッドサルコスクスだけど、上手く付き合うって言うのは、俺達もあいつらを食料として狩っているんだ」
「ん?ならお前達で頑張れば討伐できるんじゃないのか?」
「そうだな、わざわざ金出して俺たちを雇ったのか?」
「いや、本当に一匹が手に負えないんです…村の男達も何人かアイツにやられて負傷したり…」
そう言って肩を落とす…どうやらこの村が暗かったのもそこら辺が原因のようだ。
話を聞きながら村長の家へと連れて言ってもらうと
「村長!冒険者ギルドからデッドサルコスクスの討伐依頼を受けてくれた冒険者の方が見えましたよ!」
門番が声をかける。
「なにー!」
中からバタバタと走る足音が響く、扉の奥からは少し若めの男が飛び出してきた。
「すみません!ど、どうぞ中に…」
バタバタとしながら村長と言われた男が部屋の中に招き入れると…
「じゃあ俺はこれで、もし川まで行くならまた案内しますから声をかけてください」
門番はベイカー達に頭を下げて来た道を戻って行った。
「案内ありがとうございます」
ミヅキが門番にお礼を言って手を振ると…
「ほらミヅキ、中に行くぞ」
アランさんが私を抱き上げて部屋の中へと連れていくと村長が示したソファーに座らせる。
「じゃあこれが依頼書だ、問題なければ早速討伐に向かうが…討伐したデッドサルコスクスの素材はうちで全部もらっていいんだな?」
「は、はい。大丈夫です…しかし…本当に大きいんです…油断しないでください」
村長が心配そうに声をかける。
「うちの村人達も何人も返り討ちにあってしまって…幸い死者は出ていませんが」
「デッドサルコスクスっていやBランクの魔物だろ?それが手に負えないんじゃ…Aランクぐらいになるのか?」
アランがベイカーを見つめると
「Aランク…ど、どうしましょう…私達Bランクの依頼を出してしまいました…」
村長の顔がみるみる蒼白になる。
「いや、見てみないとわからないけどな。そこら辺も確認しながら偵察に行ってみよう」
アランさんが早速と席をたつと
「Aランクでしたらまた改めて依頼書を出しますので戻ってきて下さい!」
「んー…まぁ大丈夫だろ?うちのリーダーA級冒険者だから」
アランさんがベイカーの肩をドンッと叩くと
「え!A級冒険者…そんな凄い方が来てくれたんですか?」
なかなかお目にかかれないA級冒険者をマジマジと見つめる。
「なんか…こんな視線久しぶりだなぁ。俺より凄いヤツらばっかり見てたから…」
ベイカーは苦笑してシルバ達を見つめた。
感想 6,830
あなたにおすすめの小説
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜
由香過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。
初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。
溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(完結済ー本編16話+後日談6話)
【完結】悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
本編完結済です。
もっちもっち感謝祭で、リクエストいただいたお話を更新しています。
皆さまの応援のおかげで『もふもふ獣人に転生したら、最愛の推しに溺愛されています』書籍化、心から、ありがとうございます!
皆の動画をつくりました!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
表紙や動画にAIを使っていますが、小説にはAIを使っておりません
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
一妻多夫の獣人世界でマッチングアプリします♡
具なっしー前世の記憶を持つソフィアは、綿菓子のような虹色の髪を持つオコジョ獣人の令嬢。
この世界では男女比が極端に偏っており、女性が複数の夫を持つ「一妻多夫制」が当たり前。でも、前世日本人だったソフィアには、一人の人を愛する感覚しかなくて……。
そんな私に、20人の父様たちは「施設(強制繁殖システム)送り」を避けるため、マッチングアプリを始めさせた。
最初は戸惑いながらも、出会った男性たちはみんな魅力的で、優しくて、一途で――。
■ 大人の余裕とちょっと意地悪な研究者
■ 不器用だけど一途な騎士
■ ぶっきらぼうだけど優しい元義賊
■ 完璧主義だけど私にだけ甘えん坊な商人
■ 超ピュアなジムインストラクター
■ コミュ力高めで超甘々なパティシエ
■ 私に一生懸命な天才年下魔法学者
気づけば7人全員と婚約していた!?
「私達はきっと良い家族になれます!」
これは、一人の少女と七人(…)の婚約者たちが、愛と絆を育んでいく、ちょっと甘くて笑える逆ハーレム・ラブコメディ。
という異世界×獣人×一妻多夫×マッチングアプリの、設定盛りだくさんな話。超ご都合主義なので苦手な人は注意!
※表紙はAIです
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。