ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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13章

523.再会

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ーバタンッ!

「デボットさん!レアルさん!」

私は二人の家に慌てた駆け込むと

「うわっ!な、なんだ!」

「どうしました!?」

デボットさんとレアルさんが突然きたミヅキに驚いて椅子から飛び上がる!

「説明は後で!急いで来て!」

私の真剣な顔に…

「「わかった」」

二人は何も聞かずにサッと身支度を整えて外に駆け出した。

【シルバ!とりあえず少し町から離れてからプルシアに乗ろう】

【わかった】

シルバはデボットとレアルを咥えるとポンと放り投げて背中に乗せる。

【ミヅキは私が運ぼう】

プルシアが私を掴むとみんなで町を大急ぎて出ていった!

町から一定距離離れるとプルシアに元の大きさに戻ってもらい背中に乗る。

「か、籠は無しか?まさかこのまま乗るのか」

デボットがゴクンと唾を飲むと

「時間がないからなるべく風の抵抗減らしたいの!プルシアにベッタリくっ付いてて!魔法で防壁は張るから大丈夫」

みんなでプルシアに張り付くと上から魔力を込める。

するとシルバが私達の上から覆いかぶさった。

【ミヅキとお前らは俺がしっかりと守ってやる】

デボット達は驚きながらもしっかりとプルシアに捕まると

【プルシアお願い!急いで王都に!】

【任せろ】

プルシアは飛行形態になると空へと飛び立った!

私達は口をギュッとつむりひたすらしがみついている。

上からシルバが覆いかぶさってくれていおかげで寒さも感じないがやはり少し風の影響を受けていた…

【ん?ミヅキ王都の方から何か来るぞ…】

シルバが話しかけると

【あれは…覚えのある魔力だ】

プルシアが速度を落として様子を伺うと…

「ミヅキさん!」

馬に乗った一行がプルシアに気が付き手を振ってきた。

プルシアが空で旋回すると私は下を覗き込む…

「あっ!アルフノーヴァさん!」

お目当ての人がまさに目の前にやってきた!

【プルシア!】

降りてと言う前にプルシアはわかったと既に下に向かっている。

プルシアは馬達を驚かせないように少し離れて着地する。

【シ、シルバ!】

【ああ】

シルバは何も言わなくとも理解して私を咥えるとアルフノーヴァさんの元へとむかってくれた。

「ミヅキさん、どうしてここに?おひとりですか?」

「ううん、デボットさんとレアルさんがいるよ!それよりもアルフノーヴァさん大変なの!」

「まさか…もうエルフ達がそちらに伺ってとか?」

アルフノーヴァさんの綺麗なおでこにシワがよる。

アルフノーヴァさんは明らかに不機嫌そうにしていた…

こんな顔初めて見る…

驚いて思わず顔を凝視してしまう。

「ああ…すみません。それでエルフ達がセバスの所にでも来ましたか?」

「は、はい!何か知ってるんですか!?セバスさんがエルフに捕まりそうなんです」

私が慌てて説明すると

「やはり…一足遅かった。すみません彼らがそちらに向かったのは私のせいだね」

アルフノーヴァさんが謝ると

「とりあえず向かいながらお話します」

「お願いします!あの人達アルフノーヴァさんじゃないと話を聞いてくれそうもなくて…」

アルフノーヴァさんは頷くと…

「「ミヅキ」」

アルフノーヴァさんの後ろから声をかけられる。

ヒョイっと後ろを覗くと

「あっ!コジローさん!エヴァさん!」

「久しぶり…と言うほどではないかな?でも会えて嬉しいよ」

コジローさんが笑顔で寄ってくる。

「どうしたの二人共!?」

「アルフさんがエルフの事で町に行くというのでな他人事ではなさそうだかな」

「俺もムサシ兄さんが落ち着いたので一度帰ろうかと、そしたらアルフノーヴァさんとエヴァさんも帰ると言うので一緒に…」

「よかった…心強いよ!じゃみんなで急いで帰ろう!」

「では、私もプルシアさんに乗せていただけるのかな?」

アルフノーヴァさんは少し嬉しそうにプルシアを見つめた。

【しょうがない…】

プルシアが興奮しているアルフノーヴァさんを見ながら嫌そうに目を細めると…

【プルシアお願い!】

私が手を合わせて頼むと

【ミヅキの頼みだから仕方ない、が!あまり体を触らないように言っておいてくれ】

【わかったよ】

私は苦笑すると

「今からプルシアに乗って町に向かうけど…アルフノーヴァさんあんまりプルシアに頬ずりとかしないでね」

「えっ!も、もちろんそんな事…ドラゴンに乗れるだけでも嬉しいなぁ」

ハッとした顔を見せるアルフノーヴァさん…絶対しようとしてたよね…

あんまりつっこんでる時間も無いので急いでプルシアに乗り込む。

ここまで連れて来てくれた馬達にはシンクが事情を話し、王都へと戻るように話をつけてくれた。

プルシアが空に飛び立つと…

「よかった…アルフノーヴァさん達に会えて、これなら予定より早く帰れるよ」

少し話をしたいので行きよりスピードを落としてもらい防壁を張って話をする。

「それでなんでアルフノーヴァさんを連れてきたんだ?」

今まで訳がわからずについてきたデボットさん達が聞いてくる。

私はエルフ達が来ていることを伝えると…

「それで、セバスさんがアルフノーヴァさんに何か呪いをかけたって言い張ってて…なんかあんまり話が通じない感じなの」

「なるほど…ごめんね、やっぱり私の配慮が足らなかったせいだね」

アルフノーヴァさんが頭を下げると

「私は数百年前にエルフの国を出てこの世界を回っていたんだけど、旅する中でギルやディムロスと出会ったんだ」

「一緒にパーティを組んでたんですよね?」

「ええ、エルフの国では人は…嫌われていて、昔はエルフ狩りなどもよくありましたから…」

アルフノーヴァさんが寂しそうな顔をするとエヴァさんも頷く。

「エルフ達は人間達のおこないに憤怒して国を魔法で隠しエルフの国で平和に暮らしています。ですが昔、私は若い事もあり外の世界を見たくなりまして…」

「あー国を飛び出したと」

「はい」

恥ずかしそうに笑う。

「でも後悔はないよ。ギルやディムロスなど沢山の友が出来たし、セバスと言う息子も…時折エルフ達から戻ってくるように声をかけられていたのですが…のらりくらりと断っていて…」

「それでなんで呪い?」

「私も面倒になって…こちらの国に大切なもの達が出来たからもう帰らないと言ってしまいふっと顔が浮かんだセバスの名前を…」

「じゃあエルフさん達はアルフノーヴァさんが帰ってこないのはセバスさんがアルフノーヴァさんに何かしてしまったんだって考えてるってことかな?」

「そうだと…」

申し訳なさそうにする…

「最後の連絡が来た時に変な感じがしてね…」

「なんて言ってたの?」

「必ずあなたを連れ戻しますとか…正気に戻すとか…人の魔力がなんぼのもんだとか…」

「何それ!?」

「何となく嫌な予感がして一応セバスに忠告に行こうかと思っていたところだったんだ」

そうこう話しているうちに町が見えてきた。

「アルフノーヴァさん、プルシアが見られると不味いから少し離れた場所に降りますね」

「そうだね。プルシアさんどうもありがとうございました。数百年生きてきていい思い出が出来ました」

アルフノーヴァさんは嬉しそうにプルシアから降りると

【ありがとうプルシア】

【いや、まぁたまになら乗せてやらんでも無いと言っておいてくれ】

照れているプルシアが可愛い!私は笑顔で頷いた。


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