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13章
537.聖獣
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「な、なんでフェンリル様が人間を!?」
【なんでってこの子の従魔よこの聖獣達】
神木様がオリビアに話しかけると…
「従魔?…聖獣が人に飼われるなど…」
信じられないと愕然とする。
「いや!ありえない!聖獣は魔獣の様な野蛮なものでは無い!プライドの高い方々が人のしかも人間の下につくなど…」
オリビアはシルバ達を見ると
「きっと騙されているんです!」
【こやつ…言わせておけば!セバスならまだしもミヅキにまでそのような口を…】
シルバがギリギリと歯を噛み締める。
【ま、まぁまぁシルバ、この子どうも考えが突拍子もないね…セバスさんの時にも思ったけど…もしかしてちょっ…と思い込み激しいタイプ?】
【そんな可愛いもんか?】
シルバが渋い顔をすると、ミヅキが苦笑する。
仲が良さそうなミヅキとシルバの様子にオリビアはモヤッとする…
「な、なんでそんなに親しげなんですか?イヤイヤ従魔にさせられたのではないのですか?」
【そんなわけないだろ!ミヅキとは相思相愛だ!】
【シルバ…うん!そうだよね】
シルバからミヅキの寄るといつものように匂いを嗅いでぺろぺろと舐める。
【見てわかるだろ?これが無理やり契約された様に見えるかい】
神木様が呆れるようにオリビアに語りかける。
【ズルいよシルバ!僕だって相思相愛だよ!】
【ぼくも!】
【なら、私もだな】
シルバの言葉にシンク達がミヅキとシルバの周りに集まってきた。
ミヅキを取り合うように囲む聖獣達にオリビアは自分の信じていたものが崩される。
ガクッと足から崩れ地面に座り込むと、ミヅキはオリビアのそばに寄った。
シルバ達が心配そうにミヅキに寄り添いながらオリビアを警戒するが、オリビアは力が抜けて呆けていた。
「えっと…オリビアさんだよね。ひとつ間違ってるから訂正ね。シルバ達は…あっシルバってこのかっこいいフェンリルの名前ね、こっちの可愛い鳳凰がシンク、綺麗なプルシア、ふわふわのコハク、プルプルのムー、賢いレムみんな私の従魔だけど、決して下に扱って無いよ。同等…って言うよりは家族みたいな関係なの」
ミヅキが愛おしそうにシルバ達を紹介するとシルバ達はそれぞれ誇らしそうに名前を呼ばれる。
「聖獣に名前を…」
「うん、つけてって言われたからね」
当たり前のように微笑まれる、後ろでは神木様が呆れるように笑っていた。
聖獣が名前をつけてもらう…それは絶対の主従関係…目の前のこの人間は聖獣にそこまで愛される存在だということを知らしめられる。
「申し訳…ありませんでした…」
オリビアはガクッと頭を下げる、自分が嫌う人間だが聖獣が認めたお方…なら自分よりも上の存在と言う事だった。
いきなり態度が変わり頭を下げた出したオリビアにミヅキはキョトンとする。
「えっ?なんで急にそうなるの?」
【こやつにもミヅキが凄い奴だとわかったのだろう!まぁ遅いがな!どうするミヅキ?ちょっとお仕置きでもしてやろうか】
シルバがニヤリと笑うと
【いいよそんなの!それにそれをするのは私じゃないしね】
クスッと笑うと
「頭をあげて、謝る相手間違ってるよ。本当に謝らないと行けない人は他にいるはずだよ」
「えっ…」
「まぁその前にあの子もどうにかしないと」
ミヅキは魔物を見つめると
【神木様…あの子にもしかして黒い魔石ってありませんか?】
私はずっと感じていた思いを口にする。
この人を人とも扱わない行為…オイやプルシアの時のことを思い出させる。
【黒い魔石?ああ…確かにおどろおどろしい魔石があるわ、それによって無理やり交わっているのね】
【私…その魔石なら浄化出来ます!そうしたらダフネさんの魂の穢れも取れないかな?】
【そうね…それが出来るならもしかしたら】
神木様が頷く。
【可能性があるならやってみます!このままなんてダフネさんが可哀想過ぎる…それにイシスさんだって…】
【でもミヅキあの野郎に近づくのは危ないぞ、何故だかミヅキに過剰に反応してる】
【では私が出来るだけ抑えておきます、よかったら聖獣達も手伝ってくれませんか?】
【ミヅキの為ならやろう】
シルバが頷く。
【シルバ、ありがとう】
私がお礼をするとシルバはそれだけで嬉しそうに尻尾を振っていた。
【私も一緒に抑えよう、他人事とは思えん】
プルシアがググッと元の大きさに戻る。
【では、私が体に枝を巻き付かせますのでお二人で押さえつけて下さい。この子魔力が高いようなのでお気をつけ下さい、今は魔力が使えないようにしてありますがこの子に浄化の魔法をかけるならそれも解除しなければなりません】
【大丈夫だ、問題ない】
シルバとプルシアが頷く。
【僕らも一応そばで控えてるよ、ミヅキ無理しないでね】
シンクはミヅキの肩に止まるとコハク達は魔物を取り囲む様に動いた。
「な、何が始まるのですか…」
オリビアは急に動き出した聖獣達に驚くと
「あーオリビアさんは危ないから神木様の根元の方に避けてて下さい」
「危ない?」
「ガウッ!」
早く行けとばかりにシルバが吠えると
「は、はい!」
オリビアが走り出す。
「コジローさんはオリビアさんを見ててください」
「無理するなよ」
コジローは心配そうにミヅキの頭を撫でると
「もちろん!無理したら後で怒られちゃうもんね」
ニコッと笑うミヅキにコジローは笑顔でうなずいた。
コハク達を見ると一様にやる気を見せているがムーだけが様子がおかしい…何かに怯えるように震えている。
【ムー?大丈夫?】
私はムーを抱き上げてると
【どうした?ムーが何かおかしいのか?】
【なんか…怯える様な感じがするんだよね】
みんなが見つめるがシルバ達にはわからないようだ…
【レム、ムー何か言ってる?】
いつもムーの気持ちを代弁してくれるレムに聞くと
【申し訳ありません…ムーは何故が心を閉ざしていて何も言ってくれません】
レムがわからないと首を振ると
【ムー…怖いなら私の影に隠れてね】
私はムーを自分の影の上に置くと…ムーがポチャンと影に消える。
【さー!ムーも怖がってるし早いとこ浄化しちゃおう!】
私が腕まくりをすると
【無理するなよ!】
【僕らがいれば大丈夫!】
【さっさとすませよう】
【ミヅキがんばって!】
【私も魔力をお貸しします】
ミヅキ達は魔物の周りを取り囲んだ!
【なんでってこの子の従魔よこの聖獣達】
神木様がオリビアに話しかけると…
「従魔?…聖獣が人に飼われるなど…」
信じられないと愕然とする。
「いや!ありえない!聖獣は魔獣の様な野蛮なものでは無い!プライドの高い方々が人のしかも人間の下につくなど…」
オリビアはシルバ達を見ると
「きっと騙されているんです!」
【こやつ…言わせておけば!セバスならまだしもミヅキにまでそのような口を…】
シルバがギリギリと歯を噛み締める。
【ま、まぁまぁシルバ、この子どうも考えが突拍子もないね…セバスさんの時にも思ったけど…もしかしてちょっ…と思い込み激しいタイプ?】
【そんな可愛いもんか?】
シルバが渋い顔をすると、ミヅキが苦笑する。
仲が良さそうなミヅキとシルバの様子にオリビアはモヤッとする…
「な、なんでそんなに親しげなんですか?イヤイヤ従魔にさせられたのではないのですか?」
【そんなわけないだろ!ミヅキとは相思相愛だ!】
【シルバ…うん!そうだよね】
シルバからミヅキの寄るといつものように匂いを嗅いでぺろぺろと舐める。
【見てわかるだろ?これが無理やり契約された様に見えるかい】
神木様が呆れるようにオリビアに語りかける。
【ズルいよシルバ!僕だって相思相愛だよ!】
【ぼくも!】
【なら、私もだな】
シルバの言葉にシンク達がミヅキとシルバの周りに集まってきた。
ミヅキを取り合うように囲む聖獣達にオリビアは自分の信じていたものが崩される。
ガクッと足から崩れ地面に座り込むと、ミヅキはオリビアのそばに寄った。
シルバ達が心配そうにミヅキに寄り添いながらオリビアを警戒するが、オリビアは力が抜けて呆けていた。
「えっと…オリビアさんだよね。ひとつ間違ってるから訂正ね。シルバ達は…あっシルバってこのかっこいいフェンリルの名前ね、こっちの可愛い鳳凰がシンク、綺麗なプルシア、ふわふわのコハク、プルプルのムー、賢いレムみんな私の従魔だけど、決して下に扱って無いよ。同等…って言うよりは家族みたいな関係なの」
ミヅキが愛おしそうにシルバ達を紹介するとシルバ達はそれぞれ誇らしそうに名前を呼ばれる。
「聖獣に名前を…」
「うん、つけてって言われたからね」
当たり前のように微笑まれる、後ろでは神木様が呆れるように笑っていた。
聖獣が名前をつけてもらう…それは絶対の主従関係…目の前のこの人間は聖獣にそこまで愛される存在だということを知らしめられる。
「申し訳…ありませんでした…」
オリビアはガクッと頭を下げる、自分が嫌う人間だが聖獣が認めたお方…なら自分よりも上の存在と言う事だった。
いきなり態度が変わり頭を下げた出したオリビアにミヅキはキョトンとする。
「えっ?なんで急にそうなるの?」
【こやつにもミヅキが凄い奴だとわかったのだろう!まぁ遅いがな!どうするミヅキ?ちょっとお仕置きでもしてやろうか】
シルバがニヤリと笑うと
【いいよそんなの!それにそれをするのは私じゃないしね】
クスッと笑うと
「頭をあげて、謝る相手間違ってるよ。本当に謝らないと行けない人は他にいるはずだよ」
「えっ…」
「まぁその前にあの子もどうにかしないと」
ミヅキは魔物を見つめると
【神木様…あの子にもしかして黒い魔石ってありませんか?】
私はずっと感じていた思いを口にする。
この人を人とも扱わない行為…オイやプルシアの時のことを思い出させる。
【黒い魔石?ああ…確かにおどろおどろしい魔石があるわ、それによって無理やり交わっているのね】
【私…その魔石なら浄化出来ます!そうしたらダフネさんの魂の穢れも取れないかな?】
【そうね…それが出来るならもしかしたら】
神木様が頷く。
【可能性があるならやってみます!このままなんてダフネさんが可哀想過ぎる…それにイシスさんだって…】
【でもミヅキあの野郎に近づくのは危ないぞ、何故だかミヅキに過剰に反応してる】
【では私が出来るだけ抑えておきます、よかったら聖獣達も手伝ってくれませんか?】
【ミヅキの為ならやろう】
シルバが頷く。
【シルバ、ありがとう】
私がお礼をするとシルバはそれだけで嬉しそうに尻尾を振っていた。
【私も一緒に抑えよう、他人事とは思えん】
プルシアがググッと元の大きさに戻る。
【では、私が体に枝を巻き付かせますのでお二人で押さえつけて下さい。この子魔力が高いようなのでお気をつけ下さい、今は魔力が使えないようにしてありますがこの子に浄化の魔法をかけるならそれも解除しなければなりません】
【大丈夫だ、問題ない】
シルバとプルシアが頷く。
【僕らも一応そばで控えてるよ、ミヅキ無理しないでね】
シンクはミヅキの肩に止まるとコハク達は魔物を取り囲む様に動いた。
「な、何が始まるのですか…」
オリビアは急に動き出した聖獣達に驚くと
「あーオリビアさんは危ないから神木様の根元の方に避けてて下さい」
「危ない?」
「ガウッ!」
早く行けとばかりにシルバが吠えると
「は、はい!」
オリビアが走り出す。
「コジローさんはオリビアさんを見ててください」
「無理するなよ」
コジローは心配そうにミヅキの頭を撫でると
「もちろん!無理したら後で怒られちゃうもんね」
ニコッと笑うミヅキにコジローは笑顔でうなずいた。
コハク達を見ると一様にやる気を見せているがムーだけが様子がおかしい…何かに怯えるように震えている。
【ムー?大丈夫?】
私はムーを抱き上げてると
【どうした?ムーが何かおかしいのか?】
【なんか…怯える様な感じがするんだよね】
みんなが見つめるがシルバ達にはわからないようだ…
【レム、ムー何か言ってる?】
いつもムーの気持ちを代弁してくれるレムに聞くと
【申し訳ありません…ムーは何故が心を閉ざしていて何も言ってくれません】
レムがわからないと首を振ると
【ムー…怖いなら私の影に隠れてね】
私はムーを自分の影の上に置くと…ムーがポチャンと影に消える。
【さー!ムーも怖がってるし早いとこ浄化しちゃおう!】
私が腕まくりをすると
【無理するなよ!】
【僕らがいれば大丈夫!】
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【私も魔力をお貸しします】
ミヅキ達は魔物の周りを取り囲んだ!
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