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13章
543.いつも通り
ミヅキとエヴァさんが戻ってくると、すっかりデザートまで食べ終えたはずの三人がもう腹を空かせて待っていた…
「ミヅキ、何を作ったんだ!?肉がないのは残念だが魚か?それともラーメンか!?」
「いやいや、アランさんここはエルフの国だぜ、きっとうどんだろ!いや待てよ…もしかしたらお好み焼きとかかもしれん!」
「あー!それでもいいな…あのソースがたまらないんだよな…鉄板で焼かれるあの音…あの香ばしい香り…」
ぐぅー…
思い出してさらに腹が減り大きな音が鳴る。
「ちょっとアランさんもベイカーさんも落ち着いてよ恥ずかしいなぁ…今回は作ったのはエルフの皆さんへの食事のお礼なんでしょ?」
「だがまずは俺達が食べて見せてやらないと」
「そうそう!その意見には俺も賛成だ!」
アランとベイカーがガッチリと肩を組むと
「全く…そんな時ばかり意気投合して…」
呆れ顔のセバスさんとコジローさんが大皿に乗った料理を運んで来てくれた。
「なんだよミヅキ!肉は使わないとか言っといて唐揚げじゃないか!」
【なに!唐揚げ!】
シルバ達も反応する!
「唐揚げだけどこれは豆腐の唐揚げだよ。大豆で作ってあるからエルフのみなさんも安心して食べて見てくださいね」
初めてみる揚げ物にエルフ達が唐揚げを見つめると
【ミヅキ!俺にもくれ】
【ミヅキ!とうふってあぶらあげのとうふだよね?ぼくもたべたい!】
シルバ達がそばに寄ってきた。
「ベイカーさん達先にシルバ達にあげるから待っててね」
「ああ、構わないでくれ俺達は自分で取るから」
ベイカーとアランは自分の分を大量に皿に取ると
「「いただきます!」」
唐揚げを食べだした…
遅れて来た給仕のエルフ達がまずはサラダを王や王子達に配ると…
「ん?またサラダか?」
「はい、サラダですけどドレッシングを作ってみました。胡麻とオイル、お酢とマヨネーズ、さとうを混ぜて作った胡麻ドレッシングです」
「これだけでサラダが何倍も美味しくなりますね」
「うん、美味いな!これは好きな味だ」
アルフノーヴァさんとエヴァさんが美味しそうに食べる姿に王子達の手が動く。
サラダに手をつけ無言で食べ尽くしていた。
「次はスープです」
「今度もあまり変わってないように見えるぞ」
王子達がスープを見つめると
「これはオニオンスープです。玉ねぎのスープですね」
「玉ねぎ…ん!?甘くない…」
「ちょっと和風にしてみました。甘くないスープも美味しいですよね」
「美味しいわ~」
「うん、美味いな」
王の席に座っている母エルフ達には評判が良さそうだ、王も美味しかったのか全部飲み干してしまった。
「次はちょっと減っちゃいましたが豆腐の唐揚げです」
「さっきから美味しそうに食べるから気になってたのよね~少し多めにちょうだい」
「あっ!でしたら私もお願いします」
母エルフ達はサラダもスープも気に入ったようで唐揚げにも食い付きがいい、まずはとアンドロメダ王に唐揚げを献上すると
「では、お先に」
豆腐なのにとり肉の様な噛みごたえには醤油ベースで漬けたタレの味が口に広がる。
「これが…大豆で出来ているのか?」
アンドロメダは驚いて断面を見ている。
「そんなに豆とは違うのですか?」
母エルフ達も王に続いて食べて見ると
「美味しい!あの人達が何個も食べるのもうなずけるわ!」
王達の様子に王子達も唾を飲み込む…目の前の料理からは確かに美味しそうな匂いがしていた…
しかし本来ならこちらが美味しい料理を出したかったのであまり過剰な反応はしたくなかった。
「で、ではいただきます」
王子達は落ち着いて一口で唐揚げを食べると…
「うまーい!」
アッシュがあまりの美味しさに立ち上がって叫んだ!
「これ凄く美味しいです!おかわり!」
アッシュの素直な反応に思わず笑ってしまうと
「まだまだありますからゆっくり食べてください」
おかわりをよそってあげようとすると…
「あれ?」
あれほど揚げた豆腐の唐揚げが残りわずかとなっていた。
「もうあと少ししかない!」
驚いて思わず声に出すと
「「「なに!」」」
エルフの王子達が慌てて立ち上がった!
「誰だ!あんなにあったのを食べたのは」
「あの人間達です!私は見てましたおかわりをもう四回もしています」
ベイカーとアランを指さすと
「なんだよ、ミヅキが作ったんだからいいじゃねぇか。それともお前ら食いたかったのか?」
アランがニヤリと笑うと唐揚げをヒョイっと口にほおり投げてむしゃむしゃと美味そうに食べる。
「あっ…」
「そうだなぁ~お前らエルフは人間が作ったもんなんて抵抗あるだろ?なんなら俺達が全部食べてやるぞ」
ベイカーが残りの唐揚げに手を伸ばそうとすると…
「待て!」
エルフ達が慌てて皿を取り上げる!
「こ、これは我々が責任をもって食べるから…」
「いやいや、そんな無理やり食わなくていいよ。大丈夫俺達が食べてやるから」
ほら寄越せと手を差し出すと…
「ぐっ…わ、わかった…いや!分かりました!美味しいかったのでこれは俺たちに食べさせてください!」
王子が折れると
「そうだろ?素直になって食った方が美味いぞ!」
「それにまだまだありますからね」
セバスさんが隠しておいた追加の唐揚げを持ってくると
「ほら!楽しく食おうぜ!美味いもんはかしこまって食ってないでみんなでワイワイ食べる方がいいだろ!」
ベイカーが立ち上がりエルフ達の間から唐揚げをつまむと、それを見ていたアッシュも手を伸ばす。
「やっぱり…美味い!」
アッシュが子供らしく頬を膨らまして笑顔で食べていると
「だよな!」
アランがアッシュの頭を撫でた!
「な、何をする!」
アッシュが驚いてアランの手を払うと
「ああ、悪ぃな!美味そうに食べるもんだから。お前なら俺達のチームに入れそうだと思ったんだよ」
「お、俺がお前達のチームに…?」
「俺達のチームは暴食がテーマなんだよ。だから美味そうに食うやつならって思ってな」
「で、でも俺はエルフだぞ…」
アッシュが顔を背けると
「それがどうした?エルフだと入れないなんて事はないぜ?」
「そ、そうなのか?」
「ああ!なぁリーダー?」
アランがベイカーに声をかけると
「そうだな、そんなことしたらミヅキが怒るしな…まぁそんなことそもそもする気も無いが。俺達のチームにはフェンリルだっているし、鳳凰だってドラゴンだっている。魔獣だらけなんだぜ。今更エルフだろうが魔族だろうが入っても驚かねぇよ」
そんなことよりと唐揚げに手を伸ばしていると…
「なんだが…恥ずかしいです」
アッシュはボソッと兄達につぶやく…
「我々は一方的にほんの一部の人族達しか見ずにこういうものだと思い込んで決めつけていたのですね…」
「そうだな…人族達の事を誤解していたのかもしれん」
「わかってくれて嬉しいなぁ…でも反省は後で、今は食事を楽しもう!早くしないとあの人達に全部食べられるぞ」
アルフノーヴァが後ろからそっと兄弟達の背中を押すと
「それは困る!あれはもう少し食べて見たいと思ってたんだ!」
「私もです!」
エルフ達はベイカーとアランを退かして唐揚げに手を伸ばした!
「はーい!唐揚げの後はデザートもありますよ~蜂蜜をかけた揚げパンとオレンジとレモンの蜂蜜漬けです。オレンジとレモンはそのまま食べてもいいし、ケーキに入れて焼いたり、ヨーグルトにかけても美味しいですよ~」
私が説明するとエルフの女性達が目を輝かせて走って来た!
かしこまった食事会はあっという間に立食パーティーになってしまっていた。
その様子をアンドロメダは王座から微笑んで見つめていた。
「ミヅキ、何を作ったんだ!?肉がないのは残念だが魚か?それともラーメンか!?」
「いやいや、アランさんここはエルフの国だぜ、きっとうどんだろ!いや待てよ…もしかしたらお好み焼きとかかもしれん!」
「あー!それでもいいな…あのソースがたまらないんだよな…鉄板で焼かれるあの音…あの香ばしい香り…」
ぐぅー…
思い出してさらに腹が減り大きな音が鳴る。
「ちょっとアランさんもベイカーさんも落ち着いてよ恥ずかしいなぁ…今回は作ったのはエルフの皆さんへの食事のお礼なんでしょ?」
「だがまずは俺達が食べて見せてやらないと」
「そうそう!その意見には俺も賛成だ!」
アランとベイカーがガッチリと肩を組むと
「全く…そんな時ばかり意気投合して…」
呆れ顔のセバスさんとコジローさんが大皿に乗った料理を運んで来てくれた。
「なんだよミヅキ!肉は使わないとか言っといて唐揚げじゃないか!」
【なに!唐揚げ!】
シルバ達も反応する!
「唐揚げだけどこれは豆腐の唐揚げだよ。大豆で作ってあるからエルフのみなさんも安心して食べて見てくださいね」
初めてみる揚げ物にエルフ達が唐揚げを見つめると
【ミヅキ!俺にもくれ】
【ミヅキ!とうふってあぶらあげのとうふだよね?ぼくもたべたい!】
シルバ達がそばに寄ってきた。
「ベイカーさん達先にシルバ達にあげるから待っててね」
「ああ、構わないでくれ俺達は自分で取るから」
ベイカーとアランは自分の分を大量に皿に取ると
「「いただきます!」」
唐揚げを食べだした…
遅れて来た給仕のエルフ達がまずはサラダを王や王子達に配ると…
「ん?またサラダか?」
「はい、サラダですけどドレッシングを作ってみました。胡麻とオイル、お酢とマヨネーズ、さとうを混ぜて作った胡麻ドレッシングです」
「これだけでサラダが何倍も美味しくなりますね」
「うん、美味いな!これは好きな味だ」
アルフノーヴァさんとエヴァさんが美味しそうに食べる姿に王子達の手が動く。
サラダに手をつけ無言で食べ尽くしていた。
「次はスープです」
「今度もあまり変わってないように見えるぞ」
王子達がスープを見つめると
「これはオニオンスープです。玉ねぎのスープですね」
「玉ねぎ…ん!?甘くない…」
「ちょっと和風にしてみました。甘くないスープも美味しいですよね」
「美味しいわ~」
「うん、美味いな」
王の席に座っている母エルフ達には評判が良さそうだ、王も美味しかったのか全部飲み干してしまった。
「次はちょっと減っちゃいましたが豆腐の唐揚げです」
「さっきから美味しそうに食べるから気になってたのよね~少し多めにちょうだい」
「あっ!でしたら私もお願いします」
母エルフ達はサラダもスープも気に入ったようで唐揚げにも食い付きがいい、まずはとアンドロメダ王に唐揚げを献上すると
「では、お先に」
豆腐なのにとり肉の様な噛みごたえには醤油ベースで漬けたタレの味が口に広がる。
「これが…大豆で出来ているのか?」
アンドロメダは驚いて断面を見ている。
「そんなに豆とは違うのですか?」
母エルフ達も王に続いて食べて見ると
「美味しい!あの人達が何個も食べるのもうなずけるわ!」
王達の様子に王子達も唾を飲み込む…目の前の料理からは確かに美味しそうな匂いがしていた…
しかし本来ならこちらが美味しい料理を出したかったのであまり過剰な反応はしたくなかった。
「で、ではいただきます」
王子達は落ち着いて一口で唐揚げを食べると…
「うまーい!」
アッシュがあまりの美味しさに立ち上がって叫んだ!
「これ凄く美味しいです!おかわり!」
アッシュの素直な反応に思わず笑ってしまうと
「まだまだありますからゆっくり食べてください」
おかわりをよそってあげようとすると…
「あれ?」
あれほど揚げた豆腐の唐揚げが残りわずかとなっていた。
「もうあと少ししかない!」
驚いて思わず声に出すと
「「「なに!」」」
エルフの王子達が慌てて立ち上がった!
「誰だ!あんなにあったのを食べたのは」
「あの人間達です!私は見てましたおかわりをもう四回もしています」
ベイカーとアランを指さすと
「なんだよ、ミヅキが作ったんだからいいじゃねぇか。それともお前ら食いたかったのか?」
アランがニヤリと笑うと唐揚げをヒョイっと口にほおり投げてむしゃむしゃと美味そうに食べる。
「あっ…」
「そうだなぁ~お前らエルフは人間が作ったもんなんて抵抗あるだろ?なんなら俺達が全部食べてやるぞ」
ベイカーが残りの唐揚げに手を伸ばそうとすると…
「待て!」
エルフ達が慌てて皿を取り上げる!
「こ、これは我々が責任をもって食べるから…」
「いやいや、そんな無理やり食わなくていいよ。大丈夫俺達が食べてやるから」
ほら寄越せと手を差し出すと…
「ぐっ…わ、わかった…いや!分かりました!美味しいかったのでこれは俺たちに食べさせてください!」
王子が折れると
「そうだろ?素直になって食った方が美味いぞ!」
「それにまだまだありますからね」
セバスさんが隠しておいた追加の唐揚げを持ってくると
「ほら!楽しく食おうぜ!美味いもんはかしこまって食ってないでみんなでワイワイ食べる方がいいだろ!」
ベイカーが立ち上がりエルフ達の間から唐揚げをつまむと、それを見ていたアッシュも手を伸ばす。
「やっぱり…美味い!」
アッシュが子供らしく頬を膨らまして笑顔で食べていると
「だよな!」
アランがアッシュの頭を撫でた!
「な、何をする!」
アッシュが驚いてアランの手を払うと
「ああ、悪ぃな!美味そうに食べるもんだから。お前なら俺達のチームに入れそうだと思ったんだよ」
「お、俺がお前達のチームに…?」
「俺達のチームは暴食がテーマなんだよ。だから美味そうに食うやつならって思ってな」
「で、でも俺はエルフだぞ…」
アッシュが顔を背けると
「それがどうした?エルフだと入れないなんて事はないぜ?」
「そ、そうなのか?」
「ああ!なぁリーダー?」
アランがベイカーに声をかけると
「そうだな、そんなことしたらミヅキが怒るしな…まぁそんなことそもそもする気も無いが。俺達のチームにはフェンリルだっているし、鳳凰だってドラゴンだっている。魔獣だらけなんだぜ。今更エルフだろうが魔族だろうが入っても驚かねぇよ」
そんなことよりと唐揚げに手を伸ばしていると…
「なんだが…恥ずかしいです」
アッシュはボソッと兄達につぶやく…
「我々は一方的にほんの一部の人族達しか見ずにこういうものだと思い込んで決めつけていたのですね…」
「そうだな…人族達の事を誤解していたのかもしれん」
「わかってくれて嬉しいなぁ…でも反省は後で、今は食事を楽しもう!早くしないとあの人達に全部食べられるぞ」
アルフノーヴァが後ろからそっと兄弟達の背中を押すと
「それは困る!あれはもう少し食べて見たいと思ってたんだ!」
「私もです!」
エルフ達はベイカーとアランを退かして唐揚げに手を伸ばした!
「はーい!唐揚げの後はデザートもありますよ~蜂蜜をかけた揚げパンとオレンジとレモンの蜂蜜漬けです。オレンジとレモンはそのまま食べてもいいし、ケーキに入れて焼いたり、ヨーグルトにかけても美味しいですよ~」
私が説明するとエルフの女性達が目を輝かせて走って来た!
かしこまった食事会はあっという間に立食パーティーになってしまっていた。
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