ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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13章

546.お風呂

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私はシルバにお湯をかけると石鹸で泡を作ってシルバの体を洗っていく。

【痒いところはありませんか~】

ガシガシと力を入れて擦ると

【気持ちいい…ミヅキが撫でるところだけは…】

大人しくじっとしている。

【撫でてないよ~擦ってるんだよ!もっと力入れないとかなぁ~】

さらに力を入れるが

【何か変わったか?気持ちいいだけだな】

シルバは満足そうなのでよしとしよう…私は今度は顔に移動すると

【はい、今度は顔洗うよ~】

シルバの大きな顔を優しく泡立てて撫でると気持ちよさそうに目を細める。

【お風呂嫌いなのに入ってくれてありがとうね】

シルバの目をじっと見つめながらお礼を言うと

【ミヅキが洗ってくれるなら…まぁ悪いもんじゃないな】

口近くについた水をぺろっと舐めながらシルバが微笑む。

【あっこら、泡舐めちゃ駄目だよ】

笑っていると今度は私の顔を舐めだした。

【だがミヅキにも泡がついてる。そうだついでにミヅキも洗ってやろう】

シルバは泡だらけの体のまま飛びついてきた!

【わぁ!くすぐったい~】

前足で捕まえられて体をグリグリと擦り寄せて泡をつけられると

【ずるい~ぼくもやるー!】

コハクがぴょーん!と飛び込んで泡の中にズボッとダイブした!

【コ、コハク!】

泡に埋もれたコハクを慌てて助けようとするとひょっとこりと泡の中から顔を出した!

【これおいしくないね】

ペッペッと口から泡を出して顔を顰めていると

【ほら、遊んでないでさっさと泡を流せ】

プルシアがザバッ~!とお湯を上から流した。

【プ、プルシア!何するんだ!】

まともに頭からお湯を浴びてシルバがプルプルと体を振るわせて水を飛ばす。

【次は私を洗ってくれるか?】

プルシアは私をひょいと掴むと自分の前に座らせてにっこりと笑う。

【そうだね、次はプルシアを綺麗にしてあげるね】

今度は小さい布を出して石鹸をつけるとプルシアの体の鱗を丁寧に洗っていく。

【プルシアは綺麗だね~】

磨く度にキラッと光るプルシアの鱗を撫でると気持ちいいエヴァさんとは違ったすべすべの感触が気持ちいい。

プルシアも満足そうに目をつぶって洗われるのを堪能していると…

【アルフノーヴァさんに頼めば丁寧に洗ってくれるかもしれないよ】

つい、そんなことを言ってみると

【そ、それは…あまり気持ちよく無さそうだ…やはりミヅキのその手で洗われるのが気持ちいい】

【そっかぁ~】

そんな事を言われると嬉しくなる!私は気合いを入れてプルシアを綺麗にした。

プルシアが終わると…

【シンク~】

【僕は泡はちょっと…】

小さい桶にお湯を溜めて自分でパシャパシャと水浴びをしている。

【少し濡れた布で拭いてあげるよ】

【それなら!】

シンクが飛んでくると手のひらに乗せてシンクを優しく布で撫でる。

綺麗な羽を一枚一枚優しく拭いてあげて軽く風を拭かせて乾かすと

【どうかな?】

【うん!気持ちよかった!】

ありがとうと肩に乗って頬にツンと嘴で軽く振れる。

【ふふ、じゃああんまり濡れないように気をつけてね、次はムーおいで~】

ムーはぴょこっとシルバの影から現れるとピョンピョンと私の元まで跳ねてくる。

【ムーはそのまま洗えるよね】

ムーに泡を付けてゴシゴシと体を洗うとつるんと滑る。

しっかりと抱きかかえてすべらないように洗うとお湯でしっかりと洗い流す。

泡が取れるとつるんと光っているムーがプルプル震えている。

【はい、お疲れ様ムーもお風呂に入っててね~】

ムーをポチャンとお風呂に入れると

【次はレム洗うよ】

レムもプルシアと同じように布で拭いてあげると

【なんだか変な気持ちです…】

恥ずかしそうに大人しく拭かれている。

コハクも泡だらけの体をゴシゴシ洗って流してやるとみんなでお風呂に浸かる。

「ふぅ~」

思わず息が漏れると…ひとりお風呂に浸かっていないシルバをみんなで見つめる。

【シルバ~気持ちいいよ~】

【シルバも入ればいいのに】

【気持ちいいのになぁ…何が嫌なんだ?】

プルシアが聞くと

【濡れるのが好かない…】

ぷいっと顔を逸らしている。

【一緒に入りたいけど無理強いは良くないもんね、体洗わせてくれただけでも嬉しいよ】

私達がのんびりと入っていると

【気持ちよさそうに入るな】

神木様が姿を現した。

【気持ちいいよ~神木様も入りませんか?】

声をかけると

【私は木だからな…しかし私のつくったものでそこまで喜んでくれると嬉しいもんだな】

【このお風呂神木様がつくったの?】

【ああ、お湯を張るからお湯に強い木を出してやったんだ】

【神木様はエルフ達と本当に仲良しなんだね】

【そうね、皆大事な子達よ。ずっと見守ってきたからね…だからミヅキには感謝してる。何かお礼をしてやりたいくらいよ】

ニコリと微笑むと

【えー別にこのお風呂で十分です。みんなで入れて本当に満足~ベイカーさん達も入ってるのかな】

そういえばみんなはどうしてるのかと思っていると

【連れの人ならすぐ隣で入ってるわよ】

【えっ!そうなの!?】

【呼べば聞こえるんじゃないかしら?上は繋がってるから】

天井の壁を見つめると確かに繋がっているような造りになっていた。

試しに私は声をかけてみると…

「おーい!ベイカーさん居るー?」

上に向かって声を出すと

「えっ!ミヅキか?」

声が返ってきた!

「わー!ベイカーさん達もお風呂入ってるんだね!」

「ミヅキ…そこにいるのか!?」

驚いているコジローさんの声もする。

「コジローさん!居るよ~エヴァさんとシルバ達とお風呂浸かってます!」

「なに!エヴァさんがいるのか?」

アランさんの声も返ってきた。

「居るよ~もうね!すっごいの!」

うししと笑っていると

「す、すごい…何がすごいんだ!」

アランさんが興奮すると

「ミヅキ、なにも凄くないから嘘をつくのはやめな」

エヴァさんが苦笑すると

「何言ってるの!なにも嘘なんてついてないよ!そのすべすべの肌もボンキュッボンの体も凄いからね!」

思わず興奮してしまうと

「ミ、ミヅキ!声がでかいぞ!」

ベイカーさんが注意する。

【なんか話しずらそうね…なんなら繋げてあげましょうか?】

神木様がにっこりと笑うと

「えっ?繋ぐ?」

 何を言っているのかと思っていると…ベイカーさん達と向かい合って喋っていた壁が動き出した…

「な、なんだ!?」

ベイカーさん達からも慌てる声がすると

「ミヅキ!大丈夫か?」

「へ、平気だけど…」

みるみるうちに壁が取り払われていく…ベイカーさんの頭が見えてくると

「え!嘘!?」

神木様が壁を隠して男湯と女湯が繋がってしまった…

唖然としているベイカーさんとアランさんはお風呂の中で棒立ちとなり…コジローさんも湯船に浸かって目を見開いていた…

「あー!」

思わず大声で叫びベイカーさん達を指さすと

「うおっ!」

「やべぇ!」

ベイカーさんとアランさんが慌てて前を隠す。

ちょっと遅かった…私はバッチリと見てしまった…

【神木様!繋げちゃ駄目だよ!】

【えー?でもこの方が話しやすくない?】

【それはそうだけど…】

【大丈夫よ、エルフ達はそんなこと気にしないもの】

一番恥ずかしいであろうエヴァさんをみると…

「なんだ?開放的になったな。ミヅキもベイカーさん達と入れるなら嬉しいだろ」

あまり気にした様子もなくのんびりと湯船に浸かっている。

「あれ?」

「さて、私はそろそろ出るかな。ミヅキはベイカーさん達とまだ入ってていいよ」

エヴァさんが立ち上がろうとすると…

「立っちゃ駄目!ベイカーさん達目をつぶって!」

三人に叫ぶとコジローさんはサッと後ろを向いて目をつぶり、ベイカーは顔を手で覆った。

そんな中エヴァさんは堂々とみんなの前を通り浴室を出ていった…

「アランさん!」

私はアランさんに声をかけると

「……ん?なんだ」

はっと気が付きアランが反応する…

「見たでしょ!」

アランさんのそばまで行くと

「いや!全然見てない!」

「うそ!だって目をつぶってなかったもん!」

「ちょっとだ、ちょっと見えちゃっただけだよ。それにエヴァさん隠さないんだからしょうがないだろ?」

「だから目をつぶってって言ったのに~」

「それよりいいのか?お前も素っ裸だぞ?」

アランさんが私の体を指さした…
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