ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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13章

556.歓迎会

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ミヅキの部屋を堪能したオリビアはさらに違う部屋へと案内される。

「外から見た時はこんな広いと思いませんでした、中にはこんなにも部屋があったんですね!」

オリビアが部屋を見回し感心していると

「あんまり外観は派手にしない方がいいってみんなが言うからね」

「なるほど!ミヅキが光り輝く存在だから周りはそれほどで無くていいと言うことですね!」

オリビアはミヅキが言うことにいちいち感心するように反応する。

「それは…ちょっと違うんじゃないかなぁ…」

ミヅキは苦笑するとオリビアが寝る部屋へと案内する。

「ここがオリビアが寝る部屋ね」

誰かが来たとき用に作っておいた来客用の部屋を見せると

「ミヅキの隣の部屋…」

ボソッとつぶやきミヅキの部屋側の壁を触る。

「やっぱり嫌だった?ごめんねエルフの国より豪華じゃなくて…」

オリビアの微妙な反応にミヅキがしゅんとして謝ると

「い、いえ、向こうより大変豪華です!ここで大丈夫です!むしろここがいいです!」

オリビアはコクコクと激しく頷いた。

オリビアは違う部屋に移されないように早速自分の荷物を置くと

「なにか足らないものがあったら言えよ、朝は最初の部屋でみんなで飯を食うからな。準備したら起きてこい」

ベイカーがオリビアに声をかけると

「ちょ、ちょっと…」

オリビアがコイコイとベイカーをこっそりと呼びだす。

なんだと怪訝な顔をしながらベイカーがオリビアに近づくと

「私のベッド…こっちの壁に近づけたいの手伝って!」

「はっ?なんでだよここでいいだろ」

ベイカーがめんどくさいと部屋を出ようとするとベイカーの服をギュッと掴んだ。

「お願い…」

必至に頼むエルフの少女の姿にベイカーはため息をつく。

「そんなことをするなら一緒に寝りゃいいじゃないか…」

ブツブツ文句を言いながら、仕方なくベッドをミヅキの部屋の方に移動させる。

「いいんです、壁から気配を感じ取れるから…」

満足そうに壁を見つめる。

「まぁお前がそれで満足ならいいけどな…あっそうだオリビアにお願いがあるんだが…」

ベイカーはついでだとオリビアに話をする。

「今夜ちょっと俺とシルバ達が家を抜けるからその間ミヅキを見ててくれないか?」

「ミヅキを!?ど、どうやって!」

「本当は一緒の部屋で寝てて欲しかったが無理そうだからな…その壁越しで感じるならそれで見といてくれ」

「わ、分かりました…」

オリビアは神妙な面持ちで壁を見つめた…


部屋の案内も終えてミヅキ達は初めての人の国での食事にオリビアに豪華な夕食を作ることにした。

「オリビアは甘い物が好きみたいだからなぁ~どうしよう…」

うーんとレシピを考えると…蜂蜜を作った料理でみんなが好きな物に思い当たる!

「あれがいいかも…」

ミヅキは収納をあさると…

「あれ?もうお肉が少なくなってるなぁ…」

どうしようかと悩んでいると

「ミヅキ、肉ならあるぞ」

話を聞いていたアランさんが自分の収納からおもむろに肉を取り出すと

「アランさんがありがとう!」

肉を受け取り、何の肉か鑑定すると…捕まえた記憶の無い肉だった。

「あれ?アランさんこの肉何処で捕まえたやつ?こんな肉持ってたっけ?」

首を傾げると、アランさんがしまったと顔を歪めた!

その様子にセバスさんがいち早く反応する。

「アラン、ベイカーさん…そういえば帰ってくるのが遅かったですね…何かあったとは思っていましたが…まさか?」

二人を見つめると

「な、なんの事だ!俺は知らん!」

アランが全力でとぼけると

「アランさん…どうせバレるなら早めに謝ろうぜ…」

ベイカーは諦めたように白状しだした。

「裏切り者…」

アランは恨めしそうにベイカーを見つめた…

ベイカー達は帰りに寄り道をして肉を焼いて食べて来たことを告白すると…セバスさんが呆れる。

「あなた達は…ミヅキさん達が戻って来ているのに…同じパーティのメンバーがすぐに戻らないでどうするのですか」

「いや、でもシルバ達にセバスもいたしな手を出すやつらなんていないだろ…エルフの国じゃあるまいし」

アランの言葉にオリビアがビクッと反応する。

「全く…無神経ですね…大体あなたは昔から!……」

セバスさんの説教は止まらず二人は正座をしながら料理が出来るのを待っていた…


「まぁまぁセバス、二人とも反省しているようだしその辺で許しておやりよ」

アルフノーヴァさんがまだ続いていたセバスさんの説教を止めると

「ナイス…アルフノーヴァ!」

アランさんがボソッとつぶやく…

「そうですね…せっかくのオリビアさんを迎える席です。このくらいにしておきましょうか」

「はい!すみませんでした!」

アランが立ち上がるとさっさと席につく。

「アラン…何故あなた座っているのですか?」

「えっだってこれからミヅキの料理が出るんだろ?さっきからこの匂い…たまらん。ずっと腹が鳴ってるんだ」

「だって…先程食べて来たのでよね?」

セバスが驚くと

「ありゃ途中でシルバがきて中断したからな、だからこうやって肉を持って帰って来れたんだ!」

「分かりました…もういいです…」

セバスはため息をついて諦めるとミヅキの手伝いへと向かった…

「ミヅキさん大丈夫ですか?」

セバスが厨房に顔を出すと

「あれ?セバスさんお説教終わったんですか?」

ミヅキが振り返る。

「ええ、ですがあまり意味が無いようですね…アランの食欲を止めるすべは無いようです」

「そっか~セバスさんでも無理ならもうそれはダメだね!」

ミヅキが笑うと

「いっそ気持ち悪くなるまで食べさせたら嫌になるかもね」

何気なく言うと

「なるほど…」

セバスさんが真剣に考えるこむ、その姿に少し不安になると…

「セバスさん?冗談だよ?冗談!」

声をかける。

「いえ、その作戦意外と行けるかも知れません…」

セバスは笑うと

「私もお手伝いしますからたくさん作ってくれませんか?」

「わ、分かりました!まぁ焼くだけだからタレさえ作っちゃえば簡単です!」

そんな話をしていると

「ミヅキ、肉を漬けたぞ」

手伝っていたデボットさんが声をかけてきた。

「ありがとう、じゃあこれを鉄板に並べて窯に入れて焼きますね」

「骨付き肉ですね…焼肉」

びっしりと並んだ肉を眺めてセバスさんがなんの料理かと聞いて来ると

「エルフの国で沢山貰った蜂蜜を使ったスペアリブです、砂糖の代わりに蜂蜜を入れてテカリも出て美味しいんですよ~」

窯に入れようと思い鉄板を持ち上げようとするが重くて上がらない。

強化を使おうかと思っているとセバスさんがひょいと軽々と持ち上げてくれる。

「ここに入れればよろしいですか?」

セバスさんが窯に鉄板を差し込むと…

「はい、ありがとうございます!後は焼きあがるのを待つだけです。その間にサラダとご飯の用意かな…」

レアルさんを見ると

「ちょうどご飯が炊きあがりましたよ」

ホカホカのごはんをみせてくる。

「じゃあガーリックライスとサラダのドレッシング作ろうかな」

「それも蜂蜜ですか?」

セバスさんが聞くと私はニヤッと笑って頷いた。
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