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13章
558.コジロー
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「コ、コジロー?」
様子がおかしいコジローにベイカーがそっと伺う様に話しかけると…
「おい!ベイカー!」
コジローが急にベイカーを呼び捨てで叫んだ!
「ベ、ベイカー?」
いつもベイカーさんベイカーさんと呼んでくれる可愛い後輩のコジローから呼び捨てにされて若干戸惑っていると…
ガシッと肩を組まれる。
「俺はずっと言いたかった!ベイカーありがとう!あんたのおかげで俺は命を助けられた、あの日からずっとあんたは俺の憧れだ!」
バシバシと叩かれながらなんだかむず痒い事を言われる…
「おい、コジローどうした?大丈夫か」
ベイカーが心配すると
「何も心配はない!絶好調だ!」
立ち上がろうとしてよろっとよろめく。
「酔ってるのか?」
酒なんて飲んでなかったがとコジローの周りを見ると…
「まさかこの水か!?」
コジローが飲み干した空のコップを持って匂いを嗅ぐと酒の匂いがした!
「うわ!誰だ酒を置いたのは!」
ベイカーが叫ぶと
「あっそれは私のだね?」
アルフノーヴァさんがのんびりと手を上げる。
「アルフノーヴァさんのかよ…」
「それねエルフの国のお酒なんだ今回貰ってきたから飲んでみようと思って」
「コジローが飲んじまったぞ!」
「あっそうなの?どうかな?美味しいかい?」
アルフノーヴァさんがコジローに聞くと
「美味い!もう一杯!」
とおかわりを要求する。
アルフノーヴァさんが喜んで二杯目を注ごうとすると
「駄目だ!」
ベイカーがそれを阻止する。
「まさか静かなコジローさんがお酒でこんなに変わるとは…」
セバスが他人事の様に離れながら笑っている。
「セバスさんも笑ってないで止めてくれよ!」
次々に人に絡むコジローにベイカーが慌てていると…コジローはミヅキを見つけてそばに寄って行った。
「ミヅキ!」
コジローがミヅキを呼ぶと
「ん?コジローさんなぁに?」
ご飯を食べていたミヅキがニコッと振り返ってコジローを見るとコジローさんがピシッと止まった!
「おっ!まさか正気に?」
驚いて様子を伺っていると…
「ミヅキ!ここに来い!」
コジローさんが床にデンっ!と座るとポンポンと自分の膝を叩く。
「はーい」
ミヅキは素直にしたがってコジローの膝に座ると…
「ミヅキは素直でいい子だな!やっぱり俺はミヅキが大好きだ!」
よしよしと頭を撫でる。
「コジローさん…大丈夫?なんか変だね?」
いつもよりグイグイくるコジローさんに顔を近づけると…
「あれ?お酒の匂い?」
ミヅキの顔が近づいてコジローは本能的に息を止めた。
「コジローさん大丈夫?誰かにお酒飲まされたの?」
心配そうにするとコジローはブンブンと首を勢いよく振る!
「本当に大丈夫かな…」
ミヅキは真っ赤になっているコジローさんのおでこにコメンと自分のおでこをくっつけると
「うーん、熱はなさそうだね。ちょっと熱いけど」
息を止め続けていたコジローは限界を迎えて後に倒れ込んだ。
「コジローさん!」
ミヅキが慌ててコジローを起こそうとするが完全に意識を失っていた…
「あーあ、ミヅキにとどめを刺されたか」
ベイカーが笑ってコジローを抱き上げると
「コジローさん大丈夫かな?頭を思いっきり打ったよ」
コジローさんの頭を撫でるとポコッとたんこぶが出来ていた。
魔法で治そうとするとベイカーが止める。
「いや、やめておこう。明日の反応が楽しみだからな」
「ベイカーさん趣味が悪いよ!」
「こういうのは無かったことにされる方がよくないんだよ」
そんなもんか?
ミヅキが納得出来ずに怪訝な顔をする。
「でもやっぱり頭だから心配だな…夜中に急に倒れたりしちゃうかも…」
「なら、コジローと一緒に寝てやれよ」
ベイカーの提案に少し考えると…
「そうだね!なんかあったらすぐにでも回復してあげられるもん」
ミヅキは頷いた!
「その代わりちょっとシルバ達貸してくれないか?」
「ん?シルバ?」
「頼みたいことがあってな」
【だってシルバどうする?】
【…世話になってるやつの頼みだ…行こう】
シルバが神妙に頷く。
「シルバ…いいって」
絶対に断ると思ったんだけどなぁ…
ミヅキは変なのと首を傾げた。
コジローさんをベッドに寝かせるとみんなで片付けをしようとするが…セバスさんとアランさんがまだ戦っていた…
「ほら、早く食べなさい…いいですか?残さず全部食べるんですよ。あなたが欲しいと言ったのです!」
セバスさんがアランさんの後ろに立って監視するように腕を組んで見ている。
「わかったよ!食べてるだろ…」
アランが次の肉に手を伸ばす…がなかなか進まない…ピタッと手が止まると
「もう食えん…」
フーっと息を吐いた!
セバスがニヤリと笑うと…
「また明日起きたら絶対食うから置いといてくれ!」
「はっ?」
アランの言葉にセバスはガックリと肩を落とした…
セバスさんの作戦はアランさんの食欲の前に敗れさった…
アルフノーヴァさんとセバスさんはここでとアランさんを引きずって家に帰り、デボット達も片付けを終えて隣に戻ろうとするとベイカーがそれを止めた。
「お前今日はこっちに泊まってくれ。俺の部屋使っていいから」
ベイカーがミヅキ達に聞こえないように頼むと
「えっ?ベイカーさんは?」
「俺はこの後ちょっと野暮用でな」
パチッとウインクすると…
「ああ、わかりました」
レアルさんが真顔で頷く。
「まぁ、発散したいこともあるよな…」
デボットはわかったとベイカーの肩を叩くと
「ゆっくりしてきてください。なんなら朝帰りでも大丈夫ですよ。ミヅキには上手く言っておくから」
うんうんと頷くと…
「いや!違うぞお前らが思っているような事じゃないからな!」
「はいはい」
言い訳をしようとするとさらに流される。
ちゃんと言えないもどかしさにベイカーは二人を睨みながらミヅキの部屋に向かった。
「ミヅキ…エヴァさん?」
トントンと扉を叩き開くとミヅキは寝巻きに着替えて既にコジローの隣でスヤスヤと眠ってしまっていた…それをエヴァさんが愛おしそうに見つめていた…
「疲れてたんだな」
ベイカーはそっと毛布をかけると
「ああ、しっかりしてるがまだこんなに小さいからな」
エヴァさんが頭を撫でると
「じゃあシルバ行くか、エヴァさんも話を聞きますか?」
エヴァを見るとふるふると首を振る。
「私がいても役にはたたないだろう。アルフノーヴァさんがいるからな彼に任せる」
ベイカーは頷くと
「じゃあミヅキの事よろしくお願いします」
エヴァはああと微笑んだ。
通訳に使おうと思っていたコジローがダウンしているのでレムも連れていくこととなりコハクとムーにミヅキを見ておくように頼むと
二人は喜んでミヅキに寄り添った。
二人の感触を感じたのかミヅキの顔がヘラッと崩れるのをみて苦笑する。
「おやすみ…」
声をかけて出ると後ろではシルバ達が一人一人ミヅキに挨拶をしていた…
【行ってくる…】
シルバはすぅーっとミヅキの匂いを吸い込むと満足そうにベイカーに続く。
シンクとプルシアも起こさない程度にミヅキに触れてシルバの上に乗っかった。
「じゃああの時の事を説明してもらおうか」
ベイカーの言葉にシルバは頷くとギルドに向かった。
様子がおかしいコジローにベイカーがそっと伺う様に話しかけると…
「おい!ベイカー!」
コジローが急にベイカーを呼び捨てで叫んだ!
「ベ、ベイカー?」
いつもベイカーさんベイカーさんと呼んでくれる可愛い後輩のコジローから呼び捨てにされて若干戸惑っていると…
ガシッと肩を組まれる。
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立ち上がろうとしてよろっとよろめく。
「酔ってるのか?」
酒なんて飲んでなかったがとコジローの周りを見ると…
「まさかこの水か!?」
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「うわ!誰だ酒を置いたのは!」
ベイカーが叫ぶと
「あっそれは私のだね?」
アルフノーヴァさんがのんびりと手を上げる。
「アルフノーヴァさんのかよ…」
「それねエルフの国のお酒なんだ今回貰ってきたから飲んでみようと思って」
「コジローが飲んじまったぞ!」
「あっそうなの?どうかな?美味しいかい?」
アルフノーヴァさんがコジローに聞くと
「美味い!もう一杯!」
とおかわりを要求する。
アルフノーヴァさんが喜んで二杯目を注ごうとすると
「駄目だ!」
ベイカーがそれを阻止する。
「まさか静かなコジローさんがお酒でこんなに変わるとは…」
セバスが他人事の様に離れながら笑っている。
「セバスさんも笑ってないで止めてくれよ!」
次々に人に絡むコジローにベイカーが慌てていると…コジローはミヅキを見つけてそばに寄って行った。
「ミヅキ!」
コジローがミヅキを呼ぶと
「ん?コジローさんなぁに?」
ご飯を食べていたミヅキがニコッと振り返ってコジローを見るとコジローさんがピシッと止まった!
「おっ!まさか正気に?」
驚いて様子を伺っていると…
「ミヅキ!ここに来い!」
コジローさんが床にデンっ!と座るとポンポンと自分の膝を叩く。
「はーい」
ミヅキは素直にしたがってコジローの膝に座ると…
「ミヅキは素直でいい子だな!やっぱり俺はミヅキが大好きだ!」
よしよしと頭を撫でる。
「コジローさん…大丈夫?なんか変だね?」
いつもよりグイグイくるコジローさんに顔を近づけると…
「あれ?お酒の匂い?」
ミヅキの顔が近づいてコジローは本能的に息を止めた。
「コジローさん大丈夫?誰かにお酒飲まされたの?」
心配そうにするとコジローはブンブンと首を勢いよく振る!
「本当に大丈夫かな…」
ミヅキは真っ赤になっているコジローさんのおでこにコメンと自分のおでこをくっつけると
「うーん、熱はなさそうだね。ちょっと熱いけど」
息を止め続けていたコジローは限界を迎えて後に倒れ込んだ。
「コジローさん!」
ミヅキが慌ててコジローを起こそうとするが完全に意識を失っていた…
「あーあ、ミヅキにとどめを刺されたか」
ベイカーが笑ってコジローを抱き上げると
「コジローさん大丈夫かな?頭を思いっきり打ったよ」
コジローさんの頭を撫でるとポコッとたんこぶが出来ていた。
魔法で治そうとするとベイカーが止める。
「いや、やめておこう。明日の反応が楽しみだからな」
「ベイカーさん趣味が悪いよ!」
「こういうのは無かったことにされる方がよくないんだよ」
そんなもんか?
ミヅキが納得出来ずに怪訝な顔をする。
「でもやっぱり頭だから心配だな…夜中に急に倒れたりしちゃうかも…」
「なら、コジローと一緒に寝てやれよ」
ベイカーの提案に少し考えると…
「そうだね!なんかあったらすぐにでも回復してあげられるもん」
ミヅキは頷いた!
「その代わりちょっとシルバ達貸してくれないか?」
「ん?シルバ?」
「頼みたいことがあってな」
【だってシルバどうする?】
【…世話になってるやつの頼みだ…行こう】
シルバが神妙に頷く。
「シルバ…いいって」
絶対に断ると思ったんだけどなぁ…
ミヅキは変なのと首を傾げた。
コジローさんをベッドに寝かせるとみんなで片付けをしようとするが…セバスさんとアランさんがまだ戦っていた…
「ほら、早く食べなさい…いいですか?残さず全部食べるんですよ。あなたが欲しいと言ったのです!」
セバスさんがアランさんの後ろに立って監視するように腕を組んで見ている。
「わかったよ!食べてるだろ…」
アランが次の肉に手を伸ばす…がなかなか進まない…ピタッと手が止まると
「もう食えん…」
フーっと息を吐いた!
セバスがニヤリと笑うと…
「また明日起きたら絶対食うから置いといてくれ!」
「はっ?」
アランの言葉にセバスはガックリと肩を落とした…
セバスさんの作戦はアランさんの食欲の前に敗れさった…
アルフノーヴァさんとセバスさんはここでとアランさんを引きずって家に帰り、デボット達も片付けを終えて隣に戻ろうとするとベイカーがそれを止めた。
「お前今日はこっちに泊まってくれ。俺の部屋使っていいから」
ベイカーがミヅキ達に聞こえないように頼むと
「えっ?ベイカーさんは?」
「俺はこの後ちょっと野暮用でな」
パチッとウインクすると…
「ああ、わかりました」
レアルさんが真顔で頷く。
「まぁ、発散したいこともあるよな…」
デボットはわかったとベイカーの肩を叩くと
「ゆっくりしてきてください。なんなら朝帰りでも大丈夫ですよ。ミヅキには上手く言っておくから」
うんうんと頷くと…
「いや!違うぞお前らが思っているような事じゃないからな!」
「はいはい」
言い訳をしようとするとさらに流される。
ちゃんと言えないもどかしさにベイカーは二人を睨みながらミヅキの部屋に向かった。
「ミヅキ…エヴァさん?」
トントンと扉を叩き開くとミヅキは寝巻きに着替えて既にコジローの隣でスヤスヤと眠ってしまっていた…それをエヴァさんが愛おしそうに見つめていた…
「疲れてたんだな」
ベイカーはそっと毛布をかけると
「ああ、しっかりしてるがまだこんなに小さいからな」
エヴァさんが頭を撫でると
「じゃあシルバ行くか、エヴァさんも話を聞きますか?」
エヴァを見るとふるふると首を振る。
「私がいても役にはたたないだろう。アルフノーヴァさんがいるからな彼に任せる」
ベイカーは頷くと
「じゃあミヅキの事よろしくお願いします」
エヴァはああと微笑んだ。
通訳に使おうと思っていたコジローがダウンしているのでレムも連れていくこととなりコハクとムーにミヅキを見ておくように頼むと
二人は喜んでミヅキに寄り添った。
二人の感触を感じたのかミヅキの顔がヘラッと崩れるのをみて苦笑する。
「おやすみ…」
声をかけて出ると後ろではシルバ達が一人一人ミヅキに挨拶をしていた…
【行ってくる…】
シルバはすぅーっとミヅキの匂いを吸い込むと満足そうにベイカーに続く。
シンクとプルシアも起こさない程度にミヅキに触れてシルバの上に乗っかった。
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