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13章
559.秘密会議
ギルドのギルマスの部屋に向かうと既にセバスさん達が来ていた…どうやら家に帰らずに直接ここに向かった様だ。
「待たせた」
ベイカー達が部屋に入ると
「ミヅキは?」
食事に行けなかったギルマスが様子を聞いてくる。
「疲れたのかすぐ寝たよ、コジロー…は役にたたないかもしれないが、エヴァさんとコハク、ムーを置いてきた。俺の部屋にはデボット達もいるからな、まぁ大丈夫だろ」
ベイカーの説明に一同が納得するように頷くと…
「それで?エルフの国で何かあったのか?」
ギルマスが話せとセバスとアルフノーヴァをみる。
「エルフの国では…まぁ少しトラブルもありましたが概ね順調です。少しミヅキを神格化するところがありますが…そこはおいおい教育(調教)していけば大丈夫でしょう」
セバスがにっこりと笑うと
「ミヅキと暮らしていきゃすぐになれるだろ」
ベイカーの言葉にギルマスが苦笑する。
「まぁそうだな。それで他には?何かあったからこんな夜中にコソコソと集まったんだろ?」
【それは俺から話そう】
シルバが吠える。
「僭越ながら私がシルバ達の通訳をいたします」
レムが真ん中に立つと
「すみませんがよろしくお願いしますね。大変助かります」
セバスさんが微笑むとレムがペコッと頭を下げた。
【まずはエルフの国からだ、あそこで会った魔物がいただろ?あれは黒い魔石に侵されていた。プルシアと同じだろう】
シルバは収納からキメラから落ちた魔石を取り出し皆にみせた。
「これは…」
アルフノーヴァさんが拾おうとすると
「師匠!」
セバスさんが触れることを心配して止めようとするが
【大丈夫、もうミヅキが浄化した】
シルバの言葉に一同がほっとする。
【この話をするって事はまたあの子供が来たのか?】
プルシアがシルバに聞くと、シルバが頷く。
【前にプルシアが侵されていた時ミヅキに似た子供だと言っていたが間違いない、俺も見た】
シルバの言葉に一同がざわめく
「それはただ単に見た目が似てるだけ…て事でしょうか?それとも…」
【性格や思考は似ても似つかないが…容姿は瓜二つだ…いややっぱり似てない!】
矛盾する答えに首を傾げる。
「どうやら似ているが絶対似てると認めたくないと言うことでしょうか?」
シルバがプイっと横を向く…
「そうみたいだな」
ベイカーが笑うが、シルバは構わずに話を続ける。
【あいつは闇魔法を使いやがった…しかもその時、瞳が赤かった…】
【えっ?それって…】
黙って聞いていたシンクが反応した。
【ああ、一度ミヅキがそんな状態になったことがあった…】
【あのクズな豚野郎に捕まった時だよね?】
「クズな豚野郎?」
「あのブスターとか言う商人ではありませんか?ミヅキさんを誘拐したと言う」
アルフノーヴァさんが答えると…
「ブスター?そんな奴いたか?」
「わからん」
ベイカーとアランが首を傾げる。
【ミヅキが王都で誘拐された時だ】
シルバが説明すると…
「ああ…あのクズ野郎か…ブスターそんな名前だったか…」
ベイカーが思い出したのか顔を歪める。
【あの時にミヅキを助けに向かった際にミヅキの様子がおかしかったんだ…瞳が赤く光…俺達の事がわからないようだった、まぁ一瞬だがな】
あの時の事を思い出したのかシンクが震える…
【あの時はすごく怖かった…ミヅキにあんな目で見られたことないから】
もう見たくないと顔を背ける…
「赤い瞳…ですか」
アルフノーヴァさんが目を瞑り思考する…何か思い当たる事があるようだ…
「何か知っているのですか?」
「北の地に住む種族に確か赤い目に黒髪の人がいると聞いた事があったような…」
「それって…」
一同がアルフノーヴァさんを見つめる。
「まさかミヅキはそこの地で生まれたのか?」
「でも今は黒目だぞ」
アランが言うと、皆が唸り出す…
「ミヅキに記憶がない以上詳しい事はわからないな…そのミヅキに似た子供の企みも…」
「ですが注意しましょう…ただ似てるだけという訳ではないんですよね?」
セバスがシルバに聞くと、嫌々ながら頷く。
【認めたくない…認めたくないがあれは血の繋がりがあるものだろう…】
「ミヅキの姉弟か…」
【あんなやつミヅキの弟とは認めん!】
シルバが唸る!
「その黒い魔石がある所にその子は現れるのですね…」
セバスが聞くと多分なとシルバが頷いた。
【あの野郎とミヅキを合わせたら不味い…】
「どういう事だ?何かあるのか?」
【いや、ただそう感じる】
根拠のないシルバの言葉だったが皆もその思いは一緒だった。
「では、今後その魔石絡みの事がおきたらその子供の捕獲も視野に入れましょう」
「生け捕りか?」
アランが聞くと
「一応子供です…ミヅキさんとの繋がりもお聞きしたいですからね。喋れる状態でお願いします」
「喋れればいいんだな…了解」
アランがニヤッと笑った。
「じゃあ、この話はここだけでな…まぁわかっとると思うが」
ギルマスがみんなを見回すと各々頷く。
「じゃあ俺はミヅキが心配だから戻るわ、シルバ達も戻るんだろ?」
シルバ達は頷くと共にサッサと部屋を出ていく…どうやら早くミヅキの元に行きたいようだった。
そんな忠実な従魔達を見てベイカーも苦笑しながら後をついて行った…
家に帰ってくると広間にはうっすらとあかりがついてデボットとレアルがソファーに寄りかかり目をつぶっていたがシルバ達の帰宅に気がついて目を開いた。
「おかえりなさい」
レアルが立ち上がると
「なんだ?部屋で寝てなかったのか?」
「いや…あの部屋ちょっと落ち着かないもんで…」
レアルが笑うとベイカーは首を傾げる。
「はっ?あんなに落ち着く部屋なんて無いだろうに…」
「そりゃベイカーさんはな…」
デボットが笑うと
「部屋だとなんかあった時に動けなそうだってのもあってな…まぁとりあえず何もなかったよ」
「そうか、ありがとうな」
ベイカーはデボット達にお礼を言うと、シルバ達が部屋を開けろと言わんばかりに扉の前で立っている…
「何してんだ?入りゃいいだろ?」
【音でミヅキが起きてしまうかもしれんからな】
ベイカーはああ、と納得するとミヅキの様子を確認するためにも部屋を開く…
音を立てないように気をつけながらそっと動かすと…
ガタッ!
隣で誰かが起きる音がしたと思うとオリビアが部屋から飛び出して来た!
「び…くりした」
ベイカーが突然出てきたオリビアにビビっていると
「なんだ…あなただったの、誰か来たのかと思って心配してしまったわ」
「まさかずっと起きてたのか?」
ベイカーが驚いて聞くと…
「べ、別にミヅキの隣で寝息が聞こえないかと耳をすませていたわけじゃないわ!不審者が来ないか見張っていたのよ!」
オリビアが慌てると
「もう、大丈夫そうね。なら私はもう休むわ!おやすみ!」
早口でまくし立てると部屋へと戻って行ってしまった…
「待たせた」
ベイカー達が部屋に入ると
「ミヅキは?」
食事に行けなかったギルマスが様子を聞いてくる。
「疲れたのかすぐ寝たよ、コジロー…は役にたたないかもしれないが、エヴァさんとコハク、ムーを置いてきた。俺の部屋にはデボット達もいるからな、まぁ大丈夫だろ」
ベイカーの説明に一同が納得するように頷くと…
「それで?エルフの国で何かあったのか?」
ギルマスが話せとセバスとアルフノーヴァをみる。
「エルフの国では…まぁ少しトラブルもありましたが概ね順調です。少しミヅキを神格化するところがありますが…そこはおいおい教育(調教)していけば大丈夫でしょう」
セバスがにっこりと笑うと
「ミヅキと暮らしていきゃすぐになれるだろ」
ベイカーの言葉にギルマスが苦笑する。
「まぁそうだな。それで他には?何かあったからこんな夜中にコソコソと集まったんだろ?」
【それは俺から話そう】
シルバが吠える。
「僭越ながら私がシルバ達の通訳をいたします」
レムが真ん中に立つと
「すみませんがよろしくお願いしますね。大変助かります」
セバスさんが微笑むとレムがペコッと頭を下げた。
【まずはエルフの国からだ、あそこで会った魔物がいただろ?あれは黒い魔石に侵されていた。プルシアと同じだろう】
シルバは収納からキメラから落ちた魔石を取り出し皆にみせた。
「これは…」
アルフノーヴァさんが拾おうとすると
「師匠!」
セバスさんが触れることを心配して止めようとするが
【大丈夫、もうミヅキが浄化した】
シルバの言葉に一同がほっとする。
【この話をするって事はまたあの子供が来たのか?】
プルシアがシルバに聞くと、シルバが頷く。
【前にプルシアが侵されていた時ミヅキに似た子供だと言っていたが間違いない、俺も見た】
シルバの言葉に一同がざわめく
「それはただ単に見た目が似てるだけ…て事でしょうか?それとも…」
【性格や思考は似ても似つかないが…容姿は瓜二つだ…いややっぱり似てない!】
矛盾する答えに首を傾げる。
「どうやら似ているが絶対似てると認めたくないと言うことでしょうか?」
シルバがプイっと横を向く…
「そうみたいだな」
ベイカーが笑うが、シルバは構わずに話を続ける。
【あいつは闇魔法を使いやがった…しかもその時、瞳が赤かった…】
【えっ?それって…】
黙って聞いていたシンクが反応した。
【ああ、一度ミヅキがそんな状態になったことがあった…】
【あのクズな豚野郎に捕まった時だよね?】
「クズな豚野郎?」
「あのブスターとか言う商人ではありませんか?ミヅキさんを誘拐したと言う」
アルフノーヴァさんが答えると…
「ブスター?そんな奴いたか?」
「わからん」
ベイカーとアランが首を傾げる。
【ミヅキが王都で誘拐された時だ】
シルバが説明すると…
「ああ…あのクズ野郎か…ブスターそんな名前だったか…」
ベイカーが思い出したのか顔を歪める。
【あの時にミヅキを助けに向かった際にミヅキの様子がおかしかったんだ…瞳が赤く光…俺達の事がわからないようだった、まぁ一瞬だがな】
あの時の事を思い出したのかシンクが震える…
【あの時はすごく怖かった…ミヅキにあんな目で見られたことないから】
もう見たくないと顔を背ける…
「赤い瞳…ですか」
アルフノーヴァさんが目を瞑り思考する…何か思い当たる事があるようだ…
「何か知っているのですか?」
「北の地に住む種族に確か赤い目に黒髪の人がいると聞いた事があったような…」
「それって…」
一同がアルフノーヴァさんを見つめる。
「まさかミヅキはそこの地で生まれたのか?」
「でも今は黒目だぞ」
アランが言うと、皆が唸り出す…
「ミヅキに記憶がない以上詳しい事はわからないな…そのミヅキに似た子供の企みも…」
「ですが注意しましょう…ただ似てるだけという訳ではないんですよね?」
セバスがシルバに聞くと、嫌々ながら頷く。
【認めたくない…認めたくないがあれは血の繋がりがあるものだろう…】
「ミヅキの姉弟か…」
【あんなやつミヅキの弟とは認めん!】
シルバが唸る!
「その黒い魔石がある所にその子は現れるのですね…」
セバスが聞くと多分なとシルバが頷いた。
【あの野郎とミヅキを合わせたら不味い…】
「どういう事だ?何かあるのか?」
【いや、ただそう感じる】
根拠のないシルバの言葉だったが皆もその思いは一緒だった。
「では、今後その魔石絡みの事がおきたらその子供の捕獲も視野に入れましょう」
「生け捕りか?」
アランが聞くと
「一応子供です…ミヅキさんとの繋がりもお聞きしたいですからね。喋れる状態でお願いします」
「喋れればいいんだな…了解」
アランがニヤッと笑った。
「じゃあ、この話はここだけでな…まぁわかっとると思うが」
ギルマスがみんなを見回すと各々頷く。
「じゃあ俺はミヅキが心配だから戻るわ、シルバ達も戻るんだろ?」
シルバ達は頷くと共にサッサと部屋を出ていく…どうやら早くミヅキの元に行きたいようだった。
そんな忠実な従魔達を見てベイカーも苦笑しながら後をついて行った…
家に帰ってくると広間にはうっすらとあかりがついてデボットとレアルがソファーに寄りかかり目をつぶっていたがシルバ達の帰宅に気がついて目を開いた。
「おかえりなさい」
レアルが立ち上がると
「なんだ?部屋で寝てなかったのか?」
「いや…あの部屋ちょっと落ち着かないもんで…」
レアルが笑うとベイカーは首を傾げる。
「はっ?あんなに落ち着く部屋なんて無いだろうに…」
「そりゃベイカーさんはな…」
デボットが笑うと
「部屋だとなんかあった時に動けなそうだってのもあってな…まぁとりあえず何もなかったよ」
「そうか、ありがとうな」
ベイカーはデボット達にお礼を言うと、シルバ達が部屋を開けろと言わんばかりに扉の前で立っている…
「何してんだ?入りゃいいだろ?」
【音でミヅキが起きてしまうかもしれんからな】
ベイカーはああ、と納得するとミヅキの様子を確認するためにも部屋を開く…
音を立てないように気をつけながらそっと動かすと…
ガタッ!
隣で誰かが起きる音がしたと思うとオリビアが部屋から飛び出して来た!
「び…くりした」
ベイカーが突然出てきたオリビアにビビっていると
「なんだ…あなただったの、誰か来たのかと思って心配してしまったわ」
「まさかずっと起きてたのか?」
ベイカーが驚いて聞くと…
「べ、別にミヅキの隣で寝息が聞こえないかと耳をすませていたわけじゃないわ!不審者が来ないか見張っていたのよ!」
オリビアが慌てると
「もう、大丈夫そうね。なら私はもう休むわ!おやすみ!」
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感想 6,830
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