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13章
561.お料理教室
「じゃあ鍋に洗った米と水入れて炊きます!ここで出るのは可愛い可愛いシンクくんです!」
ミヅキがシンクを取り出すと
「鳳凰様?」
オリビアが首を傾げる。
「このシンクくんがお米をホカホカに炊いてくれます」
「えっ!?鳳凰様が!」
「そうです!ご家庭にシンクくんがいない時はご自分の火魔法をお使い下さい」
「わ、わかりました」
【じゃあ僕の火加減よく見とくんだよ】
シンクが鍋に火をかけると
「シンクくんの火加減具合をよく見てね」
「わかりました!」
オリビアは素直にじっと火を見つめていた。
「じゃあシンクとオリビアはご飯お願いね」
【おっけー】
「が、頑張ります」
オリビアが鍋の前に立ち微動だにせずに見ているのを確認すると
「じゃあ私はそれだけじゃ足らない人に何か作るか…えっと何があるかなぁ~」
収納の中から食材を取り出す。
「あっナスがある、後は…」
【ミヅキ、肉もな】
シルバが顔をだした。
【えー肉かぁ…あんまりこってりしてないのがいいかな】
【こってりでもたっぷりでも大丈夫だぞ】
【そりゃシルバはね】
ミヅキは笑ってシルバの顔を撫でると
【さっぱりダレの茹でオークにでもしようかな】
【茹でオークか…悪くない】
シルバがニヤリと笑うと満足そうに下がって行った。
「シルバの了承も出たし、茹でますか」
ミヅキはもう一つ鍋を出した。
「ミヅキ!お米が炊けましたよ!」
オリビアから嬉しそうな声が上がる!
「ありがとう~少し蒸らすから置いといてね」
「えっ…蒸らす…」
開ける気満々だったオリビアの手が固まる。
「うん、火を止めてから20分くらい蒸らしてね、その間にこっちの用意を手伝ってくれる?」
「はい!」
「焼きナス作るからヘタのトゲトゲを切って縦に切り込み入れて焼いて欲しいんだ」
「ヘタ?トゲトゲ?切り込み…」
ナスを持って固まる。
「貸してみろ」
エヴァさんがオリビアのナスを取るとサッと下処理をする。
「これでも後は焼けば大丈夫だ」
心配になったエヴァさんがたまらずに助っ人に来てくれた。
「あっエヴァさんおはよう!」
ミヅキがエヴァに挨拶すると
「おはよう、遅くなってわるかったな。私も手伝おう」
エヴァさんが笑ってミヅキに微笑むと
「エヴァも料理ができるのか!?」
オリビアが驚くと
「ええ、伴侶がいましたから」
ニコッと笑って指輪を見せる。
「エヴァ、相手を見つけたのか!?何処だ?紹介してくれ」
オリビアが喜ぶと
「すみません、もう亡くなってしまったんです」
「そうか、それは悪かったな」
オリビアがしゅんとすると
「いえ、大丈夫です。彼はずっとここにいますから」
エヴァはそっと自分の胸に手を当てた。
「オリビアもいつかそんな人に出会う為にミヅキに沢山料理を教えて貰った方がいいですよ」
エヴァが優しく笑うと
「私の伴侶…か…まぁ興味ないな」
オリビアが笑いながらナスを見つめる。
「まぁオリビアはまだまだ先が長いですからね」
「でも、料理は楽しいな。ミヅキが嬉しそうに笑ってくれる」
「ふふ、今はオリビアはミヅキ一筋だな」
エヴァは笑ってオリビアが苦戦するナスの下処理を手伝った。
「はーい、お待たせしました。朝ごはんですよ」
ミヅキ達はテーブルに作った料理を並べると
「俺は…」
コジローが遠慮しようとする。
「コジローさんには優しくお粥作ったよ」
はい、とミヅキがコジローの前によそったお粥を置くと
「二日酔いの体にはこのくらいがいいよね」
「ありがとう、いい匂いだ」
コジローがニコッと笑ってお礼をいう。
「はい、シルバやベイカーさん達は茹でオークの玉ねぎのさっぱりソースと焼きナスもあるよ」
「おお!美味そうだ、いただきます!」
【いただきます!】
シルバ達の前に置いてやると美味そうに食べている。
「あれ?そういえばデボットさん達は?」
いつもなら来る時間なのに姿をあらわさないので心配になって呼びに行こうとすると
「まだ眠いらしくてな、朝食はいいってよ」
ベイカーが答えると…
「おはようー!」
大きな挨拶と共に扉が開いた…
「アランさんおはよう、朝からどうしたの?」
「いや、今前を通ったら美味そうな匂いがしたからな…」
チラッとテーブルを見ると
「はい、はい。アランさんの分もあるよ」
ミヅキが笑ってアランさんの分もよそってあげた。
「それと…」
アランは収納から昨日の肉の残りを取り出す。
「あっ…それも食べるんだ」
ミヅキが肉を見て苦笑すると
「昨日はセバスがやけに優しかったんだよな、気持ちわりいなって思ったが別になにかするわけでもなくてなぁ、儲けたぜ!」
美味そうに肉を頬張って合間にお粥、ナスを食べると仕上げに茹でオークをつまむ。
「いいなぁアランさん、俺にも一つくれよ」
ベイカーが皿を差し出すと
「仕方ねぇな…」
アランさんが肉を皿に乗せると
ズンッ!
シルバが自分の皿を咥えてアランの前にくると皿をずいっと差し出した。
「な、なんだよ…お前もかよ」
アランはシルバにも肉を分けると
「えっ!」
後ろにはコハクとプルシアとムーが並んでいた…
「お前らもかよ…肉足りるかな…」
ベイカー達にあげた手前みんなにもやると…最後に
「お前もか!」
オリビアが皿を出した。
「昨日のミヅキのお肉また食べたい」
アランは自分の皿を見ると…最後の一個がポツンと置いてある。
「はい…」
アランは泣く泣くオリビアに最後の肉を渡した。
「うん、このお粥塩がきいてるな!」
アランは肉の変わりにお粥をかきこむ!
「え?塩なんて入れたっけ?」
ミヅキは覚えがない塩分に首を傾げた。
たくさん作った朝食がきれいさっぱり無くなると…
『ごちそう様でした!』
みんなで片付けを終えると…
「さて、今日はオリビアの住まいを決めないとね」
「私の…エヴァは何処に住んでんだ?」
「私は王都に住まいを用意してもらってるんだ。そこにある学校で働いている」
「がっこう…王都か…」
オリビアは寂しそうにすると
「でも、しばらく休みを貰ったからここでオリビアの面倒をみるよ、アルフノーヴァさんにもよろしくと言われているからね」
「アルフノーヴァ兄様が?」
「彼はさすがに王都に帰らないと行けないからね」
「じゃあエヴァさんとオリビアの住まいを建てる場所みつけよう!これからエルフさん達が増えるかもしれないから大きめに作っておこうよ!」
「盛り上がってとこあれだが、ちゃんとギルマスとセバスさんに許可取ってこいよ」
「はーい!」
ミヅキ達はとりあえずみんなでギルドに行く事にした。
ミヅキがシンクを取り出すと
「鳳凰様?」
オリビアが首を傾げる。
「このシンクくんがお米をホカホカに炊いてくれます」
「えっ!?鳳凰様が!」
「そうです!ご家庭にシンクくんがいない時はご自分の火魔法をお使い下さい」
「わ、わかりました」
【じゃあ僕の火加減よく見とくんだよ】
シンクが鍋に火をかけると
「シンクくんの火加減具合をよく見てね」
「わかりました!」
オリビアは素直にじっと火を見つめていた。
「じゃあシンクとオリビアはご飯お願いね」
【おっけー】
「が、頑張ります」
オリビアが鍋の前に立ち微動だにせずに見ているのを確認すると
「じゃあ私はそれだけじゃ足らない人に何か作るか…えっと何があるかなぁ~」
収納の中から食材を取り出す。
「あっナスがある、後は…」
【ミヅキ、肉もな】
シルバが顔をだした。
【えー肉かぁ…あんまりこってりしてないのがいいかな】
【こってりでもたっぷりでも大丈夫だぞ】
【そりゃシルバはね】
ミヅキは笑ってシルバの顔を撫でると
【さっぱりダレの茹でオークにでもしようかな】
【茹でオークか…悪くない】
シルバがニヤリと笑うと満足そうに下がって行った。
「シルバの了承も出たし、茹でますか」
ミヅキはもう一つ鍋を出した。
「ミヅキ!お米が炊けましたよ!」
オリビアから嬉しそうな声が上がる!
「ありがとう~少し蒸らすから置いといてね」
「えっ…蒸らす…」
開ける気満々だったオリビアの手が固まる。
「うん、火を止めてから20分くらい蒸らしてね、その間にこっちの用意を手伝ってくれる?」
「はい!」
「焼きナス作るからヘタのトゲトゲを切って縦に切り込み入れて焼いて欲しいんだ」
「ヘタ?トゲトゲ?切り込み…」
ナスを持って固まる。
「貸してみろ」
エヴァさんがオリビアのナスを取るとサッと下処理をする。
「これでも後は焼けば大丈夫だ」
心配になったエヴァさんがたまらずに助っ人に来てくれた。
「あっエヴァさんおはよう!」
ミヅキがエヴァに挨拶すると
「おはよう、遅くなってわるかったな。私も手伝おう」
エヴァさんが笑ってミヅキに微笑むと
「エヴァも料理ができるのか!?」
オリビアが驚くと
「ええ、伴侶がいましたから」
ニコッと笑って指輪を見せる。
「エヴァ、相手を見つけたのか!?何処だ?紹介してくれ」
オリビアが喜ぶと
「すみません、もう亡くなってしまったんです」
「そうか、それは悪かったな」
オリビアがしゅんとすると
「いえ、大丈夫です。彼はずっとここにいますから」
エヴァはそっと自分の胸に手を当てた。
「オリビアもいつかそんな人に出会う為にミヅキに沢山料理を教えて貰った方がいいですよ」
エヴァが優しく笑うと
「私の伴侶…か…まぁ興味ないな」
オリビアが笑いながらナスを見つめる。
「まぁオリビアはまだまだ先が長いですからね」
「でも、料理は楽しいな。ミヅキが嬉しそうに笑ってくれる」
「ふふ、今はオリビアはミヅキ一筋だな」
エヴァは笑ってオリビアが苦戦するナスの下処理を手伝った。
「はーい、お待たせしました。朝ごはんですよ」
ミヅキ達はテーブルに作った料理を並べると
「俺は…」
コジローが遠慮しようとする。
「コジローさんには優しくお粥作ったよ」
はい、とミヅキがコジローの前によそったお粥を置くと
「二日酔いの体にはこのくらいがいいよね」
「ありがとう、いい匂いだ」
コジローがニコッと笑ってお礼をいう。
「はい、シルバやベイカーさん達は茹でオークの玉ねぎのさっぱりソースと焼きナスもあるよ」
「おお!美味そうだ、いただきます!」
【いただきます!】
シルバ達の前に置いてやると美味そうに食べている。
「あれ?そういえばデボットさん達は?」
いつもなら来る時間なのに姿をあらわさないので心配になって呼びに行こうとすると
「まだ眠いらしくてな、朝食はいいってよ」
ベイカーが答えると…
「おはようー!」
大きな挨拶と共に扉が開いた…
「アランさんおはよう、朝からどうしたの?」
「いや、今前を通ったら美味そうな匂いがしたからな…」
チラッとテーブルを見ると
「はい、はい。アランさんの分もあるよ」
ミヅキが笑ってアランさんの分もよそってあげた。
「それと…」
アランは収納から昨日の肉の残りを取り出す。
「あっ…それも食べるんだ」
ミヅキが肉を見て苦笑すると
「昨日はセバスがやけに優しかったんだよな、気持ちわりいなって思ったが別になにかするわけでもなくてなぁ、儲けたぜ!」
美味そうに肉を頬張って合間にお粥、ナスを食べると仕上げに茹でオークをつまむ。
「いいなぁアランさん、俺にも一つくれよ」
ベイカーが皿を差し出すと
「仕方ねぇな…」
アランさんが肉を皿に乗せると
ズンッ!
シルバが自分の皿を咥えてアランの前にくると皿をずいっと差し出した。
「な、なんだよ…お前もかよ」
アランはシルバにも肉を分けると
「えっ!」
後ろにはコハクとプルシアとムーが並んでいた…
「お前らもかよ…肉足りるかな…」
ベイカー達にあげた手前みんなにもやると…最後に
「お前もか!」
オリビアが皿を出した。
「昨日のミヅキのお肉また食べたい」
アランは自分の皿を見ると…最後の一個がポツンと置いてある。
「はい…」
アランは泣く泣くオリビアに最後の肉を渡した。
「うん、このお粥塩がきいてるな!」
アランは肉の変わりにお粥をかきこむ!
「え?塩なんて入れたっけ?」
ミヅキは覚えがない塩分に首を傾げた。
たくさん作った朝食がきれいさっぱり無くなると…
『ごちそう様でした!』
みんなで片付けを終えると…
「さて、今日はオリビアの住まいを決めないとね」
「私の…エヴァは何処に住んでんだ?」
「私は王都に住まいを用意してもらってるんだ。そこにある学校で働いている」
「がっこう…王都か…」
オリビアは寂しそうにすると
「でも、しばらく休みを貰ったからここでオリビアの面倒をみるよ、アルフノーヴァさんにもよろしくと言われているからね」
「アルフノーヴァ兄様が?」
「彼はさすがに王都に帰らないと行けないからね」
「じゃあエヴァさんとオリビアの住まいを建てる場所みつけよう!これからエルフさん達が増えるかもしれないから大きめに作っておこうよ!」
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