文字の大きさ
大
中
小
405 / 639
13章
562.合間の話3
二人はミヅキを見ると…
「こんなに店に貢献してるんだ、ちょっとここで俺達の相手してくれてもいいんだぜ」
ミヅキの腕を掴もうとすると、横からコジローさんが男の腕を掴んだ。
「すみません、うちはそういう店じゃないんで」
コジローさんが男の腕をギュッと掴むと
「痛えな!離せ!」
男が腕を振り払う。
「もういい!早くしろ!これももう持って帰るから包め!」
食べていた丼をガンッ!と叩きつける!
「はい…こちらでお包みします」
コジローさんが受け取ると
「ミヅキは奥に行ってな、シルバさんが心配していたぞ」
「うん、コジローさんありがとう…気をつけて」
ミヅキはそっとコジローに触るとコジローさんの強ばっていた表情が緩んでニコッと笑った顔を見せてくれた。
ミヅキは言われた通りにムツカを連れて奥に引っ込む。
ルンバさんとファルさんがしっかりと私達を間に挟んで守るように立つと商品を包んで男達に渡した。
「ほらよ、全部で銀貨八枚と銅貨四枚だ」
ドサッと男達の前に置くと金を要求する、男達はチラッとお互いを見た次の瞬間店の外めがけて走り出した!
「じゃあな!」
男達が笑いながら走り去る!
強化魔法を使っているのかなかなか足が早い、コジローさんが後を追うと…
【シルバ!お願い捕まえて!】
【おう!きっちり丼を取り返してくるぞ!】
シルバが駆け出した!
【シルバ…丼じゃなくて男達の確保ねー!】
【確保?足の一つくらい無くてもいいよな?】
【だ、ダメだよ!セバスさんに引き渡すからなるべく無傷でね!】
【ふー…仕方ない…】
シルバはスピードをあげた!
先に男達を追いかけていたコジローが男達を追い詰めようとしていると…
「いい加減に諦めろ!」
「くっそ…こいつなかなか早いぞ…」
男達は追いつかれそうになると持っていた丼を一つコジローに投げつけた!
「喰らえ!」
コジローは馬鹿にしているのか…と呆れて避けようとすると…
【コジロー!拾え!】
シルバの慌てた声が聞こえる!
【えっ!】
コジローは驚いたがどうにか飛びついて落とさず丼をキャッチすると…
【お前らー!ミヅキの飯を投げやがって!許さん!】
シルバはバッと二人に飛びかかると男達を前脚で踏み潰す!
グリッと力を込めると…メキメキ…と何かが折れる音がした。
「ぎゃー!」
「ど、どいてくれ~!」
【シルバさん、こいつらミヅキに手を出そうとしてましたよ】
コジローは男達が奪った丼をひとつ残らず回収するとシルバに声をかける。
【なんだと…】
シルバの踏みつける力が強くなると…男達は泡を吹いて気絶した…
「おーい!大丈夫!」
ミヅキ達がシルバ達の元に駆けつけると
「無事回収したよ」
コジローさんが笑顔で丼を見せると
「だから丼じゃなくて犯人の方ね」
ミヅキが苦笑すると
【何言ってる!ミヅキの作った飯の方が無事か優先するべきだろ!】
「まぁ犯人もシルバさんが捕まえてくれましたよ」
「ありがとう!二人ともコレでベイカーさん達の疑いも晴れるね!」
犯人を縛ろうとすると…
「ぎゃぁ!痛い!痛い!」
シルバに踏まれたところの骨がどうやら折れていたようで痛がって意識を取り戻し地面をのたうち回る。
「あれ?怪我してるの?」
ミヅキが聞くと
「大丈夫、少し転んだだけだ」
コジローさんがギュッと縄を男達の口に咥えると…
「大人しくしていろ…それ以上喚くならもっと折ってやろうか…」
コジローはミヅキを触ろうとしていた腕を逆方向に曲げた…
「ふうんんんん!」
口を塞がれ声にならない声をあげるがその声はミヅキ達には届かなかった…
店に戻るとセバスさん達を呼びに行ってもらう。
知らせを受けたセバスさんがベイカーさん達を連れて駆けつけると…
「はい!この人達が真犯人です!」
ミヅキが再び気絶している二人を突き出す。
「これが…俺達の偽物?」
白目を向いて気絶している男達を見下ろして見るが、あまり似ていない二人にアラン達もさすがに戸惑う。
「ちゃんと店で自分達の事をアランとベイカーだと名乗っていました」
「はい、俺達もしっかりと聞いています」
ルンバさんやファルさんが頷くと
「他にもいたお客さんに聞いてもらえば分かります」
「なるほど…」
セバスさんが頷くと…
「しかし、お店とはなんですか?」
セバスさんがにっこりと笑ってミヅキの方を見た。
「あっ…えっと…今度お店を出そうかなぁ~って…」
ススス…と隣のデボットさんの後ろに隠れると…
「おい、ここに居れば大丈夫だって言ったじゃないか!」
デボットさんがミヅキを見ると
「ちゃんと家に居ましたよ」
チラッと伺うように覗き込む。
「静かにしてるようにとも言ったはずですが?」
「無理はしてません!それに…ベイカーさん達が無実の罪で捕まってるのに、同じメンバーとして何もしないでいられませんでした…」
ミヅキがしゅんとすると
「セバスさん、ミヅキもちゃんと考えてました。追うのは俺達に任せて…まぁこいつらが少しちょっかいかけてきましたが…」
コジローさんが言うと
「「「ちょっかい?」」」
セバスさん達が男達を見下ろす…
「食い逃げに、偽装行為、さらに罪を重ねるとは…すみませんがこの人達をギルドに連れて言って貰えますか?」
セバスさんと一緒に来ていたギルドの職員にお願いすると…
「直々に拷も…尋問致しましょう」
「セバス、俺も付き合うぜ」
「セバスさん俺もいいよな、被害者だからな!」
アランとベイカーはボキボキと指を鳴らすと男達を掴んで引きずっていってしまった…
「ま、まぁ無事解決でいいかな?」
ミヅキが微妙な表情で振り返ると…
「そうだな…後はあの人達に任せよう」
「それがいいですね」
デボットさん達は頷くとミヅキを連れてお店へと戻って行った。
お店に待たせていたお客さん達にミノタウロス丼を振舞っていると…
「いやぁこんな店が出来て最高だな!また明日も通おうかな!」
ご機嫌に笑うお客さんに…
「ごめんなさい、このお店今日だけの限定なんですよ」
ミヅキが苦笑しながら謝った。
『ええぇ!!』
食べていた客達が驚きの声をあげた!
「今日限定…この味もう食べられないってこと?」
「まじかよ…すみません!持ち帰りを五個お願いします!」
「あっこっちも…えっと…うちは八個で!」
次々に注文が入る。
「あっ…すみませんけど今作ってる分で終わりになるから…一人三個まででいいですか?」
あまりの注文の数に並んでる人達の分が足らなくなりそうになっていた。
「あと三回しか食べられないのか…」
ガックリときているお客さん達の為に
「ドラゴン亭と黒猫亭ならこの味また食べれますよ」
ルンバさんとファルさんを見ると
「この二人そこの店主さんなんです」
「やった!じゃあ次はそっちに食いに行くな!」
「よかった…コレで落ち着いて食えるわ」
お客さん達もほっとひと息ついて丼を堪能した。
すっかりお店の料理が無くなり後片付けをしていると、ベイカーさんとアランさんがスッキリした顔で戻ってきた。
「おかえりなさい!」
ミヅキが二人に気がついて駆け寄ると
「ただいま!ミヅキありがとうな犯人捕まえてくれて」
ベイカーさん嬉しそうにミヅキを抱き上げる!
「よかった二人とも容疑が晴れて、でもなんであの人達ベイカーさん達のフリしてたの?」
「それが、あいつらが好きになった女がどうやら俺達を見かけたらしくて…なぁ…」
ベイカーさんが言葉を濁すと
「ん?」
ベイカーさんのはっきりしない答えにミヅキが首を傾げる。
「俺達に惚れた女に惚れての逆恨みだとよ!これだからモテる男はつらいよな!」
アランさんがドンッとベイカーの背中を叩くと
「へぇ…そうなんだ」
ミヅキがふーんと二人を見つめる。
「まぁそれで腹いせに俺達に変装して食い逃げやらナンパやらしてたらしい」
「あの人達はどうなったの?」
「ああ、セバスさん達がきっちりと罰を与えるって言ってたからな…もうこの町には近づかんだろ」
「二人とも災難だったね。でも少し暴食控えた方がいいんじゃないの?」
「そうだな…それが原因で信じて貰えなかったからな」
ベイカーとアランが頷くと…
「ミヅキー!ミノタウロス丼の残りは全部シルバ達にあげちゃって良かったんだよな?」
コジローさんが偽物の男達から回収した丼の事を聞いてくると…
「なに!ミノタウロス丼!」
「そういやお店を開いたって言ってたな!俺達の分はあるのか!」
二人が食いつくと…
「ねぇ…つい一分前に言った言葉はどうしたの?」
全く反省のない二人に呆れると
「それとこれは話が別だ!」
「そうそう、ミヅキの飯は別腹だからな」
ベイカーとアランは丼を求めて駆け出した…が!そのほとんどはシルバ達の胃袋に既に収まっていた…
「こんなに店に貢献してるんだ、ちょっとここで俺達の相手してくれてもいいんだぜ」
ミヅキの腕を掴もうとすると、横からコジローさんが男の腕を掴んだ。
「すみません、うちはそういう店じゃないんで」
コジローさんが男の腕をギュッと掴むと
「痛えな!離せ!」
男が腕を振り払う。
「もういい!早くしろ!これももう持って帰るから包め!」
食べていた丼をガンッ!と叩きつける!
「はい…こちらでお包みします」
コジローさんが受け取ると
「ミヅキは奥に行ってな、シルバさんが心配していたぞ」
「うん、コジローさんありがとう…気をつけて」
ミヅキはそっとコジローに触るとコジローさんの強ばっていた表情が緩んでニコッと笑った顔を見せてくれた。
ミヅキは言われた通りにムツカを連れて奥に引っ込む。
ルンバさんとファルさんがしっかりと私達を間に挟んで守るように立つと商品を包んで男達に渡した。
「ほらよ、全部で銀貨八枚と銅貨四枚だ」
ドサッと男達の前に置くと金を要求する、男達はチラッとお互いを見た次の瞬間店の外めがけて走り出した!
「じゃあな!」
男達が笑いながら走り去る!
強化魔法を使っているのかなかなか足が早い、コジローさんが後を追うと…
【シルバ!お願い捕まえて!】
【おう!きっちり丼を取り返してくるぞ!】
シルバが駆け出した!
【シルバ…丼じゃなくて男達の確保ねー!】
【確保?足の一つくらい無くてもいいよな?】
【だ、ダメだよ!セバスさんに引き渡すからなるべく無傷でね!】
【ふー…仕方ない…】
シルバはスピードをあげた!
先に男達を追いかけていたコジローが男達を追い詰めようとしていると…
「いい加減に諦めろ!」
「くっそ…こいつなかなか早いぞ…」
男達は追いつかれそうになると持っていた丼を一つコジローに投げつけた!
「喰らえ!」
コジローは馬鹿にしているのか…と呆れて避けようとすると…
【コジロー!拾え!】
シルバの慌てた声が聞こえる!
【えっ!】
コジローは驚いたがどうにか飛びついて落とさず丼をキャッチすると…
【お前らー!ミヅキの飯を投げやがって!許さん!】
シルバはバッと二人に飛びかかると男達を前脚で踏み潰す!
グリッと力を込めると…メキメキ…と何かが折れる音がした。
「ぎゃー!」
「ど、どいてくれ~!」
【シルバさん、こいつらミヅキに手を出そうとしてましたよ】
コジローは男達が奪った丼をひとつ残らず回収するとシルバに声をかける。
【なんだと…】
シルバの踏みつける力が強くなると…男達は泡を吹いて気絶した…
「おーい!大丈夫!」
ミヅキ達がシルバ達の元に駆けつけると
「無事回収したよ」
コジローさんが笑顔で丼を見せると
「だから丼じゃなくて犯人の方ね」
ミヅキが苦笑すると
【何言ってる!ミヅキの作った飯の方が無事か優先するべきだろ!】
「まぁ犯人もシルバさんが捕まえてくれましたよ」
「ありがとう!二人ともコレでベイカーさん達の疑いも晴れるね!」
犯人を縛ろうとすると…
「ぎゃぁ!痛い!痛い!」
シルバに踏まれたところの骨がどうやら折れていたようで痛がって意識を取り戻し地面をのたうち回る。
「あれ?怪我してるの?」
ミヅキが聞くと
「大丈夫、少し転んだだけだ」
コジローさんがギュッと縄を男達の口に咥えると…
「大人しくしていろ…それ以上喚くならもっと折ってやろうか…」
コジローはミヅキを触ろうとしていた腕を逆方向に曲げた…
「ふうんんんん!」
口を塞がれ声にならない声をあげるがその声はミヅキ達には届かなかった…
店に戻るとセバスさん達を呼びに行ってもらう。
知らせを受けたセバスさんがベイカーさん達を連れて駆けつけると…
「はい!この人達が真犯人です!」
ミヅキが再び気絶している二人を突き出す。
「これが…俺達の偽物?」
白目を向いて気絶している男達を見下ろして見るが、あまり似ていない二人にアラン達もさすがに戸惑う。
「ちゃんと店で自分達の事をアランとベイカーだと名乗っていました」
「はい、俺達もしっかりと聞いています」
ルンバさんやファルさんが頷くと
「他にもいたお客さんに聞いてもらえば分かります」
「なるほど…」
セバスさんが頷くと…
「しかし、お店とはなんですか?」
セバスさんがにっこりと笑ってミヅキの方を見た。
「あっ…えっと…今度お店を出そうかなぁ~って…」
ススス…と隣のデボットさんの後ろに隠れると…
「おい、ここに居れば大丈夫だって言ったじゃないか!」
デボットさんがミヅキを見ると
「ちゃんと家に居ましたよ」
チラッと伺うように覗き込む。
「静かにしてるようにとも言ったはずですが?」
「無理はしてません!それに…ベイカーさん達が無実の罪で捕まってるのに、同じメンバーとして何もしないでいられませんでした…」
ミヅキがしゅんとすると
「セバスさん、ミヅキもちゃんと考えてました。追うのは俺達に任せて…まぁこいつらが少しちょっかいかけてきましたが…」
コジローさんが言うと
「「「ちょっかい?」」」
セバスさん達が男達を見下ろす…
「食い逃げに、偽装行為、さらに罪を重ねるとは…すみませんがこの人達をギルドに連れて言って貰えますか?」
セバスさんと一緒に来ていたギルドの職員にお願いすると…
「直々に拷も…尋問致しましょう」
「セバス、俺も付き合うぜ」
「セバスさん俺もいいよな、被害者だからな!」
アランとベイカーはボキボキと指を鳴らすと男達を掴んで引きずっていってしまった…
「ま、まぁ無事解決でいいかな?」
ミヅキが微妙な表情で振り返ると…
「そうだな…後はあの人達に任せよう」
「それがいいですね」
デボットさん達は頷くとミヅキを連れてお店へと戻って行った。
お店に待たせていたお客さん達にミノタウロス丼を振舞っていると…
「いやぁこんな店が出来て最高だな!また明日も通おうかな!」
ご機嫌に笑うお客さんに…
「ごめんなさい、このお店今日だけの限定なんですよ」
ミヅキが苦笑しながら謝った。
『ええぇ!!』
食べていた客達が驚きの声をあげた!
「今日限定…この味もう食べられないってこと?」
「まじかよ…すみません!持ち帰りを五個お願いします!」
「あっこっちも…えっと…うちは八個で!」
次々に注文が入る。
「あっ…すみませんけど今作ってる分で終わりになるから…一人三個まででいいですか?」
あまりの注文の数に並んでる人達の分が足らなくなりそうになっていた。
「あと三回しか食べられないのか…」
ガックリときているお客さん達の為に
「ドラゴン亭と黒猫亭ならこの味また食べれますよ」
ルンバさんとファルさんを見ると
「この二人そこの店主さんなんです」
「やった!じゃあ次はそっちに食いに行くな!」
「よかった…コレで落ち着いて食えるわ」
お客さん達もほっとひと息ついて丼を堪能した。
すっかりお店の料理が無くなり後片付けをしていると、ベイカーさんとアランさんがスッキリした顔で戻ってきた。
「おかえりなさい!」
ミヅキが二人に気がついて駆け寄ると
「ただいま!ミヅキありがとうな犯人捕まえてくれて」
ベイカーさん嬉しそうにミヅキを抱き上げる!
「よかった二人とも容疑が晴れて、でもなんであの人達ベイカーさん達のフリしてたの?」
「それが、あいつらが好きになった女がどうやら俺達を見かけたらしくて…なぁ…」
ベイカーさんが言葉を濁すと
「ん?」
ベイカーさんのはっきりしない答えにミヅキが首を傾げる。
「俺達に惚れた女に惚れての逆恨みだとよ!これだからモテる男はつらいよな!」
アランさんがドンッとベイカーの背中を叩くと
「へぇ…そうなんだ」
ミヅキがふーんと二人を見つめる。
「まぁそれで腹いせに俺達に変装して食い逃げやらナンパやらしてたらしい」
「あの人達はどうなったの?」
「ああ、セバスさん達がきっちりと罰を与えるって言ってたからな…もうこの町には近づかんだろ」
「二人とも災難だったね。でも少し暴食控えた方がいいんじゃないの?」
「そうだな…それが原因で信じて貰えなかったからな」
ベイカーとアランが頷くと…
「ミヅキー!ミノタウロス丼の残りは全部シルバ達にあげちゃって良かったんだよな?」
コジローさんが偽物の男達から回収した丼の事を聞いてくると…
「なに!ミノタウロス丼!」
「そういやお店を開いたって言ってたな!俺達の分はあるのか!」
二人が食いつくと…
「ねぇ…つい一分前に言った言葉はどうしたの?」
全く反省のない二人に呆れると
「それとこれは話が別だ!」
「そうそう、ミヅキの飯は別腹だからな」
ベイカーとアランは丼を求めて駆け出した…が!そのほとんどはシルバ達の胃袋に既に収まっていた…
感想 6,830
あなたにおすすめの小説
過保護すぎる家族に囲まれて育ったら、外の世界が危険すぎました 〜冷酷公爵の父と最強兄たちに溺愛される日々〜
由香過保護な父と兄たちに囲まれて育った少女。
初めての外は危険だらけ——のはずが、全部“秒で解決”。
溺愛×コメディ×ほんのり成長の、ほっこり家族物語。
一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました
由香没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。
ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。
遠い存在になったはずの彼。
けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。
冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(完結済ー本編16話+後日談6話)
【完結】悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
本編完結済です。
もっちもっち感謝祭で、リクエストいただいたお話を更新しています。
皆さまの応援のおかげで『もふもふ獣人に転生したら、最愛の推しに溺愛されています』書籍化、心から、ありがとうございます!
皆の動画をつくりました!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
表紙や動画にAIを使っていますが、小説にはAIを使っておりません
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
一妻多夫の獣人世界でマッチングアプリします♡
具なっしー前世の記憶を持つソフィアは、綿菓子のような虹色の髪を持つオコジョ獣人の令嬢。
この世界では男女比が極端に偏っており、女性が複数の夫を持つ「一妻多夫制」が当たり前。でも、前世日本人だったソフィアには、一人の人を愛する感覚しかなくて……。
そんな私に、20人の父様たちは「施設(強制繁殖システム)送り」を避けるため、マッチングアプリを始めさせた。
最初は戸惑いながらも、出会った男性たちはみんな魅力的で、優しくて、一途で――。
■ 大人の余裕とちょっと意地悪な研究者
■ 不器用だけど一途な騎士
■ ぶっきらぼうだけど優しい元義賊
■ 完璧主義だけど私にだけ甘えん坊な商人
■ 超ピュアなジムインストラクター
■ コミュ力高めで超甘々なパティシエ
■ 私に一生懸命な天才年下魔法学者
気づけば7人全員と婚約していた!?
「私達はきっと良い家族になれます!」
これは、一人の少女と七人(…)の婚約者たちが、愛と絆を育んでいく、ちょっと甘くて笑える逆ハーレム・ラブコメディ。
という異世界×獣人×一妻多夫×マッチングアプリの、設定盛りだくさんな話。超ご都合主義なので苦手な人は注意!
※表紙はAIです
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。