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14章
閑話【酒は飲んでものまれるな】
その日、ベイカー、セバス、アラン、コジロー、ムサシは夜集まって酒を酌み交わしていた…
「コジローは少なめにしておけよ!」
ベイカーが注意すると
「はい、ミヅキ作ってくれた酒ならそんなに酔わずに楽しめますので大丈夫です」
チビチビと飲みながら頷くと…
「へー?どんなやつだ?」
ベイカーが興味津々にコジローのコップを覗き込むと…
「梅酒と言うらしいです。梅を酒とさとうで付けてそれを水で割って飲むそうです。酒の量を調節できるので俺にはちょうどいいんですよ」
「へぇ~俺も飲んでみたいな」
ベイカーがコップを差し出すと
「ベイカーさんなら…そんなに割らなくても大丈夫ですかね…」
コジローは梅酒、八の水、二で作ってやるとベイカーの前に置く。
「サンキュ!」
ベイカーは受け取るとゴクゴクと一気に飲むと…
「うっま!甘くて飲みやすいな、あいつ…本当になんなんだ…なんで子供が酒の作り方知ってんだよ…」
ブツブツ文句を言っている。
「やっぱりミヅキは凄いです…」
しみじみとコジローが頷きながらつぶやくと
「お前…やっぱりミヅキが…そういう意味で好きなのか?あいつまだ子供だぞ?」
ベイカーがじっとコジローを見つめると
「な、何言ってるんですか!違いますよ!ミヅキは恩人です…そんな気持ちじゃないです!確かに可愛いですし守りたいし、ずっと抱いていたいと思いますが…それはベイカーさんだって一緒ですよね!」
「うん?まぁ…そうだな…なんか違う気もするが…じゃあコジローの好きな女のタイプってのはどんな人なんだ?」
「えっ?好きな…」
コジローはうーんと考えると…
「そうですね…他人の気持ちを慮れる人がいいですね。人の痛みをわかる人…綺麗…よりは可愛い人が好きです」
「それって…」
「ベイカーさん」
隣で聞いていたムサシがベイカーの肩を掴むと無言で首を振る…
皆まで言うなと言うように…
ベイカーは苦笑すると
「じゃあムサシはどんな人がタイプだ?」
「俺ですか?俺は…俺の容姿を好きって言ってくれる人なら…あとは動物が好きな人がいいかな…」
「おい…」
ベイカーが呆れて声をかけると
「え?…あっ、あれ?」
自分で言ってて気がついたのか頬を染める。
話が広がり今度はアランが答えると
「俺は料理が美味いの一択だな!あと、出来れば掃除洗濯が得意なやつならなおのこといい!」
「それって…セシルさ…」
「やめとけ!」
ベイカーが止めると
「セ、セバスさんはどうだ?」
「私ですか?」
セバスは酒を飲むと考えるようにゆっくり言葉にする。
「そうですね…自分をしっかりと持っていて、しかしそれを押し付けるわけでなく…全てを包み込んでくれるような方がいいですね…」
「そんなやついるか!?」
アランがつっこむと
「あとは…泣き顔が可愛らしい人がいいですね」
「「「「えっ…」」」」
「相手が泣き出すまでいじめてさしあげて、泣きならがごめんなさいと上目遣いに謝ってきたところを目一杯可愛がってあげたいです」
「そ、そうか…セバスさん…ちょっと飲みすぎてない?」
ベイカーが伺うように聞くと…
「あっ!こいつ隠れて何本も酒瓶空けてやがる!」
アランがセバスの後ろに隠れていた酒瓶を見つけると…
「まさか…これがセバスさんの酔った姿か…」
ゴクッと唾を飲み込む…
「なんか一気に酔いが覚めました…」
コジローがブルっと震えると
「この事はここだけの秘密にしておこう…いいか、ここで聞いた事は他言無用だ」
「「はい」」
コジローとムサシが頷くと
「はぁ?別に大丈夫だろ。セバスの好きなタイプなんてどうでもいいわ!それにこいつ毎回こんな事言ってるぜ」
アランが笑うと
「ええ、そうですよね。アラン…ほら、コップが空ですよ。もっと飲みなさい…」
セバスがアランの頭を掴むとグイッと酒をコップに注ぎ込む。
「飲め」
にっこりと笑うと
「な、何言ってるんだよ…さぁそろそろお開きにしようか…」
席を立とうとすると
「俺の酒が飲めないのか?」
ガシッと頭を掴んで押さえつける。
「わかったよ!一杯だけだからな!」
アランがゴクッと一気に飲み干すと…
トクトクトク…
さらに注ぎ込む…それを永遠と繰り返していると
「わかった!俺が悪かった!もう勘弁してくれ…な?」
アランが泣きそうになりながらセバスに謝ると
「そうですね、このくらいにしておきますか」
満足そうに微笑んだ。
「怖っ…」
ベイカー達は見ては行けないものを見てしまった気分にサッと顔を逸らす。
「あれ?ベイカーさんも飲みますか?」
セバスさんの声にベイカー達はアランさんを置いて振り返ることなく逃げ出した!
次の日…怖々セバスさんとアランさんに会いに行くと…
「おはようございます」
セバスさんは何事もなかったかの様に仕事をしていた…
「あれ?」
ベイカーは拍子抜けすると
「セバスさん…アランさんは?」
「アランですか?昨日酔いつぶれたようなのでギルマスの家に放り投げて来ましたよ。そのあとは知りませんが」
「セバスさん…昨日の記憶…ってあり、ます、よね?」
伺うように聞くと
「なんの事ですか?」
セバスさんがわけが分からないと顔をしかめると…
「あっ、無いならいいんですよ」
ベイカーがほっとしてギルドを出ようとすると…
「コジローさんとムサシさんに言っておいて下さいね、ミヅキさんは嫁には出しませんよと…」
「へ?」
ベイカーは振り返るが、セバスはもう既に仕事をしていて忙しそうで話を聞ける雰囲気ではなかった…
「まさか…あれは演技?それとも本心…」
ベイカーは寒気がするとアランの様子を見にギルマスの家へと向かった。
ギルマスの家には二日酔いで頭を抱えるアランさんがウンウンと唸っていた…
注意⚠お酒を強要する行為は犯罪です!決して真似をしないでくださいね!
「コジローは少なめにしておけよ!」
ベイカーが注意すると
「はい、ミヅキ作ってくれた酒ならそんなに酔わずに楽しめますので大丈夫です」
チビチビと飲みながら頷くと…
「へー?どんなやつだ?」
ベイカーが興味津々にコジローのコップを覗き込むと…
「梅酒と言うらしいです。梅を酒とさとうで付けてそれを水で割って飲むそうです。酒の量を調節できるので俺にはちょうどいいんですよ」
「へぇ~俺も飲んでみたいな」
ベイカーがコップを差し出すと
「ベイカーさんなら…そんなに割らなくても大丈夫ですかね…」
コジローは梅酒、八の水、二で作ってやるとベイカーの前に置く。
「サンキュ!」
ベイカーは受け取るとゴクゴクと一気に飲むと…
「うっま!甘くて飲みやすいな、あいつ…本当になんなんだ…なんで子供が酒の作り方知ってんだよ…」
ブツブツ文句を言っている。
「やっぱりミヅキは凄いです…」
しみじみとコジローが頷きながらつぶやくと
「お前…やっぱりミヅキが…そういう意味で好きなのか?あいつまだ子供だぞ?」
ベイカーがじっとコジローを見つめると
「な、何言ってるんですか!違いますよ!ミヅキは恩人です…そんな気持ちじゃないです!確かに可愛いですし守りたいし、ずっと抱いていたいと思いますが…それはベイカーさんだって一緒ですよね!」
「うん?まぁ…そうだな…なんか違う気もするが…じゃあコジローの好きな女のタイプってのはどんな人なんだ?」
「えっ?好きな…」
コジローはうーんと考えると…
「そうですね…他人の気持ちを慮れる人がいいですね。人の痛みをわかる人…綺麗…よりは可愛い人が好きです」
「それって…」
「ベイカーさん」
隣で聞いていたムサシがベイカーの肩を掴むと無言で首を振る…
皆まで言うなと言うように…
ベイカーは苦笑すると
「じゃあムサシはどんな人がタイプだ?」
「俺ですか?俺は…俺の容姿を好きって言ってくれる人なら…あとは動物が好きな人がいいかな…」
「おい…」
ベイカーが呆れて声をかけると
「え?…あっ、あれ?」
自分で言ってて気がついたのか頬を染める。
話が広がり今度はアランが答えると
「俺は料理が美味いの一択だな!あと、出来れば掃除洗濯が得意なやつならなおのこといい!」
「それって…セシルさ…」
「やめとけ!」
ベイカーが止めると
「セ、セバスさんはどうだ?」
「私ですか?」
セバスは酒を飲むと考えるようにゆっくり言葉にする。
「そうですね…自分をしっかりと持っていて、しかしそれを押し付けるわけでなく…全てを包み込んでくれるような方がいいですね…」
「そんなやついるか!?」
アランがつっこむと
「あとは…泣き顔が可愛らしい人がいいですね」
「「「「えっ…」」」」
「相手が泣き出すまでいじめてさしあげて、泣きならがごめんなさいと上目遣いに謝ってきたところを目一杯可愛がってあげたいです」
「そ、そうか…セバスさん…ちょっと飲みすぎてない?」
ベイカーが伺うように聞くと…
「あっ!こいつ隠れて何本も酒瓶空けてやがる!」
アランがセバスの後ろに隠れていた酒瓶を見つけると…
「まさか…これがセバスさんの酔った姿か…」
ゴクッと唾を飲み込む…
「なんか一気に酔いが覚めました…」
コジローがブルっと震えると
「この事はここだけの秘密にしておこう…いいか、ここで聞いた事は他言無用だ」
「「はい」」
コジローとムサシが頷くと
「はぁ?別に大丈夫だろ。セバスの好きなタイプなんてどうでもいいわ!それにこいつ毎回こんな事言ってるぜ」
アランが笑うと
「ええ、そうですよね。アラン…ほら、コップが空ですよ。もっと飲みなさい…」
セバスがアランの頭を掴むとグイッと酒をコップに注ぎ込む。
「飲め」
にっこりと笑うと
「な、何言ってるんだよ…さぁそろそろお開きにしようか…」
席を立とうとすると
「俺の酒が飲めないのか?」
ガシッと頭を掴んで押さえつける。
「わかったよ!一杯だけだからな!」
アランがゴクッと一気に飲み干すと…
トクトクトク…
さらに注ぎ込む…それを永遠と繰り返していると
「わかった!俺が悪かった!もう勘弁してくれ…な?」
アランが泣きそうになりながらセバスに謝ると
「そうですね、このくらいにしておきますか」
満足そうに微笑んだ。
「怖っ…」
ベイカー達は見ては行けないものを見てしまった気分にサッと顔を逸らす。
「あれ?ベイカーさんも飲みますか?」
セバスさんの声にベイカー達はアランさんを置いて振り返ることなく逃げ出した!
次の日…怖々セバスさんとアランさんに会いに行くと…
「おはようございます」
セバスさんは何事もなかったかの様に仕事をしていた…
「あれ?」
ベイカーは拍子抜けすると
「セバスさん…アランさんは?」
「アランですか?昨日酔いつぶれたようなのでギルマスの家に放り投げて来ましたよ。そのあとは知りませんが」
「セバスさん…昨日の記憶…ってあり、ます、よね?」
伺うように聞くと
「なんの事ですか?」
セバスさんがわけが分からないと顔をしかめると…
「あっ、無いならいいんですよ」
ベイカーがほっとしてギルドを出ようとすると…
「コジローさんとムサシさんに言っておいて下さいね、ミヅキさんは嫁には出しませんよと…」
「へ?」
ベイカーは振り返るが、セバスはもう既に仕事をしていて忙しそうで話を聞ける雰囲気ではなかった…
「まさか…あれは演技?それとも本心…」
ベイカーは寒気がするとアランの様子を見にギルマスの家へと向かった。
ギルマスの家には二日酔いで頭を抱えるアランさんがウンウンと唸っていた…
注意⚠お酒を強要する行為は犯罪です!決して真似をしないでくださいね!
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