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14章
577.獣人の子供達
ミヅキの申し出に男は一瞬呆けると…
「あはは!お嬢ちゃんが買うってか?そんなお小遣いで買える値段じゃねぇんだよ!そうだな…大金貨10枚…いや!白金貨10枚だな!」
払えるわけねぇとミヅキを馬鹿にする様に笑うと…
「わかりました。じゃあミスリル貨1枚でいいですよね?」
ミヅキは収納からお財布を出すと光り輝くミスリル貨を取り出した。
「はい、これでおじさん達は私のものです」
ニコッと笑うと
「何言ってやがる…こんな子供がそんな大金持ってるわけねぇだろ!おい!いいのかお前らの金を勝手に取り出してるぞ!」
ベイカーやコジローに男は怒鳴りつけると
「この金は正真正銘あの子の金だ。まぁお前みたいな奴に使うなんて俺なら真っ平御免だがな」
「あの子の…?」
驚いてミヅキを見つめると
「はい、どうぞ。じゃあこれからあなた達は私の物です。言う事聞いてくれますよね?」
ミヅキが笑うと
「お、おい…なんなんだこの子供は…やめろ!近づくな!気持ち悪い!」
ミヅキを嫌悪する様に見つめると…
【あいつ…殺していいか…】
シルバが我慢できないと歯をギリギリと鳴らす。
【駄目だよ…まだミヅキが買ってないでしょ…買ったらあれはどうしても大丈夫…文句は無いよ。僕はあの気持ち悪い目をくり抜こうかな。プルシアはどうする?】
シンクがクックック…と笑ってプルシアに聞くと
【そんなの駄目だろ…やるならあのよく喋る舌を引っこ抜こう。喋れなくなってから目玉がいいんじゃないか?】
【ならぼくは耳をとる~!二個もあるもん一個とっても大丈夫だよね!】
コハクが右耳を狙うと
【ムーは左耳がいいそうです。私は死なない様に一瞬で取れた箇所を焼きますね、そうすれば血が出ませんから生きながらえるでしょう。死んでなけば問題ありませんよね?】
従魔達は男達の買った末路について話し合っている。
聞こえているミヅキだけが唖然とシルバ達を見つめていた…
「う、嘘だ!嘘!冗談に決まってるだろ!」
ミヅキの置いた金を受け取ろうとしない男達は…
「わ、わかった!こいつらは離す…もうここには来ないから…だから今回は見逃してくれ…俺が帰らないと…家族が…」
今度は泣き落としで逃れようとする。
ミヅキは冷たく男達を見つめると
「この子達だって同じように家族がいるんです。あなたの命はもう買いました…どうするかは後で決めます。それまでそこで大人しく縛られてて下さい」
ミヅキがそう言うとベイカーは男達を逃げ出せないようにグルグルに縛り付けるとポイッとそこら辺に転がす。
「ミヅキ、あんな奴らに金出すなんて勿体ないぞしまっとけ」
金を拾うとミヅキに渡す。
「いいよ、あの人達のポッケに入れておいて、じゃないと堂々と連れて行けないし」
「どこに連れていくんだ?」
「もちろん獣人の国だよ。犯した罪はきっちりと償わないとちゃんと自首させる。これまでの罪をちゃんと隠さず話すならこの契約は無しにしてあげるってね」
「あいつがそんな事守るとは思えんがな…」
「まぁそれは…多分シルバ達がちゃんと教えてあげると思うから大丈夫」
ミヅキは笑うと
「それよりも獣人の子達を出してあげないと…」
檻の鍵を探すと、扉を開く。
すると中では子供達が警戒して牙を出して唸っていた…
「ごめんなさい…こんな事した人間達なんて信じられないよね…でも私達はあなた達を助けたいの…だからその足枷と手錠を外させて…」
お願いと獣人達を見つめると…
「お姉ちゃん…これ取ってくれるの?」
小さい男の子が手を差し出して来た。
「うん、外していいかな?」
ミヅキが安心させるように笑うと
「騙されるな!人の言うことに耳を傾けるんじゃない!」
一人大きな獣人の男の子が手を指しだした小さい男の子をグイッと引き寄せる!
「でも…外してくれるって…あの子あいつらから僕達助けてくれたよ?」
そう聞くと…
「そうやって甘い言葉で油断させて、今度は違うやつに売りに行くんだよ!騙されるか!」
グルル…とミヅキに牙を向ける。
「そんな事しない…そんな事絶対させないよ…」
「嘘だ!人の国から来たあの王子も結局一緒だ!口だけで…だから俺達はこうやって捕まっちまったんだ!」
「王子…ってレオンハルトかな?彼の言葉だって嘘は無いよ」
「お前…あいつ知ってるのか?」
「もちろん、友達だよ」
ミヅキが笑って答えると…
「ああいう酷い人達もいるけど、獣人達と仲良くなりたいって人達もいるの忘れないで」
ミヅキは笑うとサッと男の子の鍵を外した。
「はい、鍵はあげるね。檻も開けておくから好きにしていいよ」
ミヅキ達は一度檻から離れて、様子を見ることにした。
獣人の子供達は警戒しながらも鍵を拾って自分達で鍵を外していく…
「ねぇジュウト…あの子の言ってること…全部嘘なの?」
捕まった子達の中で一番お兄さんのジュウトに下の子達が聞いてくる。
「鍵を外してくれたし…痛い事も何もしないよ?」
ジュウトは少し考えると
「それでも警戒してろ…何時でも逃げられるようにな!」
「う、うん…でもぼくお腹すいて…あんまり走れない…かも」
男の子がお腹を押さえると
「僕も…」
「私も…」
とみんなのお腹が鳴り出す。
もちろんジュウトも何も食べていなかった…みんなを担いで連れていくのも無理そうだ、どうしようと伺っていると…
クンクン!
「ねぇ?なんかいい匂いしない?」
みんなの鼻がピクピクと動き出す!
そう言われると…香ばしい肉の焼ける匂いが…
匂いのせいでさらに腹の虫が鳴き出した!
「ぼ、ぼくみてくる!」
堪らず男の子が外を伺いながら飛び出してしまった!
「待て!」
ジュウトが止めようとするが兎の獣人の男の子の足は早くあっという間に外に行ってしまった。
「くそ!お前達はここにいろよ!」
ジュウトが男の子を追って外に飛び出すと…そこでは人間達が肉を焼いていた…
なんで肉?
美味そうな匂いに兎の男の子はヒクヒクと鼻を動かし肉に近づく…
まさか…毒が!?
ジュウトは兎の男の子を抱き上げると肉から離した。
「何してる!」
ジュウトは人間達を睨みつけると
「お腹空いてるかな?って思って…食べない?」
肉串を差し出される…
ジュウトはバシッ!と肉を叩き落とすと
「どうせ毒でも仕込んでるんだろ!誰が食べるか!」
キッと女の子を睨みつけた!
すると後ろにいた魔獣達が唸り出す…それを女の子は笑って止めた…
そして落ちた肉を拾うと、パタパタと土を払って再度焼きだした。
「見てて」
そう言うとガブッとその肉にかぶりついた。
「なっ…」
驚いてその様子を見ていると
「ほらね…毒なんて…ないよ」
モグモグ口を動かしながら笑ってる。
「これは落ちちゃったから私が後でたべるよ」
そう言うともう一本肉を掴んでまた同じようにかじりつくと
「ほらね平気でしょ?心配ならこの食べかけあげるよ」
差し出された肉を兎の男の子は堪らずに掴むと肉にかぶりついた!
「お、おいしい~」
一口食べて顔を輝かせると一気に食べる。
「まだ沢山あるよ、心配なら一口食べてあげるから言ってね」
女の子は笑ってそう言った…
ジュウトはこの人間の考えている事がわからずにただただ怖かった…
「あはは!お嬢ちゃんが買うってか?そんなお小遣いで買える値段じゃねぇんだよ!そうだな…大金貨10枚…いや!白金貨10枚だな!」
払えるわけねぇとミヅキを馬鹿にする様に笑うと…
「わかりました。じゃあミスリル貨1枚でいいですよね?」
ミヅキは収納からお財布を出すと光り輝くミスリル貨を取り出した。
「はい、これでおじさん達は私のものです」
ニコッと笑うと
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「あの子の…?」
驚いてミヅキを見つめると
「はい、どうぞ。じゃあこれからあなた達は私の物です。言う事聞いてくれますよね?」
ミヅキが笑うと
「お、おい…なんなんだこの子供は…やめろ!近づくな!気持ち悪い!」
ミヅキを嫌悪する様に見つめると…
【あいつ…殺していいか…】
シルバが我慢できないと歯をギリギリと鳴らす。
【駄目だよ…まだミヅキが買ってないでしょ…買ったらあれはどうしても大丈夫…文句は無いよ。僕はあの気持ち悪い目をくり抜こうかな。プルシアはどうする?】
シンクがクックック…と笑ってプルシアに聞くと
【そんなの駄目だろ…やるならあのよく喋る舌を引っこ抜こう。喋れなくなってから目玉がいいんじゃないか?】
【ならぼくは耳をとる~!二個もあるもん一個とっても大丈夫だよね!】
コハクが右耳を狙うと
【ムーは左耳がいいそうです。私は死なない様に一瞬で取れた箇所を焼きますね、そうすれば血が出ませんから生きながらえるでしょう。死んでなけば問題ありませんよね?】
従魔達は男達の買った末路について話し合っている。
聞こえているミヅキだけが唖然とシルバ達を見つめていた…
「う、嘘だ!嘘!冗談に決まってるだろ!」
ミヅキの置いた金を受け取ろうとしない男達は…
「わ、わかった!こいつらは離す…もうここには来ないから…だから今回は見逃してくれ…俺が帰らないと…家族が…」
今度は泣き落としで逃れようとする。
ミヅキは冷たく男達を見つめると
「この子達だって同じように家族がいるんです。あなたの命はもう買いました…どうするかは後で決めます。それまでそこで大人しく縛られてて下さい」
ミヅキがそう言うとベイカーは男達を逃げ出せないようにグルグルに縛り付けるとポイッとそこら辺に転がす。
「ミヅキ、あんな奴らに金出すなんて勿体ないぞしまっとけ」
金を拾うとミヅキに渡す。
「いいよ、あの人達のポッケに入れておいて、じゃないと堂々と連れて行けないし」
「どこに連れていくんだ?」
「もちろん獣人の国だよ。犯した罪はきっちりと償わないとちゃんと自首させる。これまでの罪をちゃんと隠さず話すならこの契約は無しにしてあげるってね」
「あいつがそんな事守るとは思えんがな…」
「まぁそれは…多分シルバ達がちゃんと教えてあげると思うから大丈夫」
ミヅキは笑うと
「それよりも獣人の子達を出してあげないと…」
檻の鍵を探すと、扉を開く。
すると中では子供達が警戒して牙を出して唸っていた…
「ごめんなさい…こんな事した人間達なんて信じられないよね…でも私達はあなた達を助けたいの…だからその足枷と手錠を外させて…」
お願いと獣人達を見つめると…
「お姉ちゃん…これ取ってくれるの?」
小さい男の子が手を差し出して来た。
「うん、外していいかな?」
ミヅキが安心させるように笑うと
「騙されるな!人の言うことに耳を傾けるんじゃない!」
一人大きな獣人の男の子が手を指しだした小さい男の子をグイッと引き寄せる!
「でも…外してくれるって…あの子あいつらから僕達助けてくれたよ?」
そう聞くと…
「そうやって甘い言葉で油断させて、今度は違うやつに売りに行くんだよ!騙されるか!」
グルル…とミヅキに牙を向ける。
「そんな事しない…そんな事絶対させないよ…」
「嘘だ!人の国から来たあの王子も結局一緒だ!口だけで…だから俺達はこうやって捕まっちまったんだ!」
「王子…ってレオンハルトかな?彼の言葉だって嘘は無いよ」
「お前…あいつ知ってるのか?」
「もちろん、友達だよ」
ミヅキが笑って答えると…
「ああいう酷い人達もいるけど、獣人達と仲良くなりたいって人達もいるの忘れないで」
ミヅキは笑うとサッと男の子の鍵を外した。
「はい、鍵はあげるね。檻も開けておくから好きにしていいよ」
ミヅキ達は一度檻から離れて、様子を見ることにした。
獣人の子供達は警戒しながらも鍵を拾って自分達で鍵を外していく…
「ねぇジュウト…あの子の言ってること…全部嘘なの?」
捕まった子達の中で一番お兄さんのジュウトに下の子達が聞いてくる。
「鍵を外してくれたし…痛い事も何もしないよ?」
ジュウトは少し考えると
「それでも警戒してろ…何時でも逃げられるようにな!」
「う、うん…でもぼくお腹すいて…あんまり走れない…かも」
男の子がお腹を押さえると
「僕も…」
「私も…」
とみんなのお腹が鳴り出す。
もちろんジュウトも何も食べていなかった…みんなを担いで連れていくのも無理そうだ、どうしようと伺っていると…
クンクン!
「ねぇ?なんかいい匂いしない?」
みんなの鼻がピクピクと動き出す!
そう言われると…香ばしい肉の焼ける匂いが…
匂いのせいでさらに腹の虫が鳴き出した!
「ぼ、ぼくみてくる!」
堪らず男の子が外を伺いながら飛び出してしまった!
「待て!」
ジュウトが止めようとするが兎の獣人の男の子の足は早くあっという間に外に行ってしまった。
「くそ!お前達はここにいろよ!」
ジュウトが男の子を追って外に飛び出すと…そこでは人間達が肉を焼いていた…
なんで肉?
美味そうな匂いに兎の男の子はヒクヒクと鼻を動かし肉に近づく…
まさか…毒が!?
ジュウトは兎の男の子を抱き上げると肉から離した。
「何してる!」
ジュウトは人間達を睨みつけると
「お腹空いてるかな?って思って…食べない?」
肉串を差し出される…
ジュウトはバシッ!と肉を叩き落とすと
「どうせ毒でも仕込んでるんだろ!誰が食べるか!」
キッと女の子を睨みつけた!
すると後ろにいた魔獣達が唸り出す…それを女の子は笑って止めた…
そして落ちた肉を拾うと、パタパタと土を払って再度焼きだした。
「見てて」
そう言うとガブッとその肉にかぶりついた。
「なっ…」
驚いてその様子を見ていると
「ほらね…毒なんて…ないよ」
モグモグ口を動かしながら笑ってる。
「これは落ちちゃったから私が後でたべるよ」
そう言うともう一本肉を掴んでまた同じようにかじりつくと
「ほらね平気でしょ?心配ならこの食べかけあげるよ」
差し出された肉を兎の男の子は堪らずに掴むと肉にかぶりついた!
「お、おいしい~」
一口食べて顔を輝かせると一気に食べる。
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女の子は笑ってそう言った…
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