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14章
578.変態
「ぼ、ぼくも~」
「私もいい?」
来るなと言っておいたのにこっそりと覗いていた他の子供達も出てきてしまった。
美味しそうに肉にかぶりつく兎の男の子を見て堪らずに肉に手を伸ばす。
「お前達!待ってろって言っただろ!」
ジュウトは止めようとするがみんなもう肉に手を出してしまっていた…
「お、美味しい!」
「こんなに美味しい肉初めて食べた…」
あまりの美味しさにジュウトの注意も聞かずに子供達は夢中で肉にかぶりつく。
兎の男の子は肉を持ってジュウトのところに来ると
「はい!兄ちゃん凄く美味しいし変な匂いだってしないよ!やっぱりあの子優しいんだよ」
ジュウトは男の子を睨むと…
「いらねぇよ!知らねぇからな!この後痺れて動けなくなるぞ…」
忠告すると
「そんなことしないよ~」
女の子が苦笑してジュウトに話しかけた。
「私ミヅキ、あなたは?」
「うるさい!」
ジュウトが警戒すると
「ぼく、ルーク!兎の獣人だよ」
ルークはミヅキに笑いかけた。
「かっわ!…」
ミヅキは大きな声をだして途中で口を押さえると…
「ル、ルークくんね…可愛い耳だね」
ニコニコと耳を見つめる。
「でも…ぼく男の子だから、ジュウト兄ちゃんみたいなかっこいい狼とかがよかったな…」
シュンと可愛い耳を垂れると
「そんな事ないよ!ルークくんも大きくなったらきっと強くなれると思うな!兎ならきっとキックとか強いんじゃないの?それに俊敏そうだしね!」
「そ、そうかな?父ちゃんは兎だけど凄い強いんだ!やっぱり足技が凄いって言ってた!」
「だよねー!ならルークくんもきっとそうなるよ!」
ミヅキは笑ってルークくんの頭を撫でようとしてその手を止める。
「あ、危ない危ない…思わずルークくんの可愛さに撫でる所だった…」
ミヅキはふっーと息を吐いて呼吸を整えた。
「なんか…お前気持ち悪いな…」
ジュウトはミヅキの行動に眉を顰める。
「き、気持ち悪いかった?いや…ごめん、あまりの可愛さに…なかなか自分を制御出来なくて…君たち見てると…思わず抱きつきたくなるんだよ…」
ミヅキの据わった瞳にジュウトはルークを抱えて後ろに隠す。
「こ、こっちに来るな!」
ジュウトはミヅキにシッシッ!と手で追い払うと
「ジュウトくんか~ジュウトくんもその耳…かっこいいね…その尻尾も凄い素敵…」
じっとジュウトの耳とお尻を見つめている。
「なんだこいつ!」
ジュウトはジリジリと距離を取ると…ミヅキもジリジリと近づく…ジュウトは逃げ出すと
「やめろ!く、来るな!」
「ジュウトくん!ちょっと!ちょっとだけ触らせて!」
ミヅキはジュウトを追いかけると、ジュウトは捕まるものかと逃げ出す!
「ルークだっているだろ!」
唖然と見ているルークを指さすと
「ルークくんはまだ幼いから…私の意思だけじゃダメかなって…」
「なら俺も駄目だ!」
ジュウトが叫ぶと
「ジュウトくんはもう自分で判断できる年とみた!だからお願い!触らせてー」
ミヅキは抑えがきかずにジュウトを追いかけ回した!
「ほら、嫌がってるだろ。やめるんだ」
ベイカーは走り回るミヅキをひょこっと抱き上げると
「あー!もふもふがー!」
離れるジュウトに手を伸ばす!
「な、なんなんだあいつらは…」
ジュウトは堪らずにコジローの後ろに隠れると
「君が羨ましいな…ミヅキに追われるなんて、俺なら喜んで触らせるけど…」
「はっ?あんた変態か?」
ジュウトはコジローからも離れた…
「なんか…ちょっと獣の匂いがした気がしたけど気のせいか…」
ジロっとコジローを上から下まで眺めると
「ああ、俺は人族じゃないからな。王狼族だ」
そう言うと姿を犬に変える!
「け、獣になった…」
尻尾を振りながらミヅキに近づくと…
「あっ!コジローさん!コジローさんならなでなでしていい!?」
暴れるミヅキにベイカーはコジローの前に置くとガバッと抱きつき幸せそうな顔で撫でている…
あの犬も満更では無さそうな顔でうっとりと撫でられていた…
「なんか…気持ちよさそう…」
いつの間にか隣にいたルークが羨ましそうに獣を見つめていると…女の子の周りに他の魔獣達も集まってきて撫でろと体を擦り寄せていた。
「みんなあの子に撫でて欲しいんだね、そんなに撫でるの上手なのかな?お母さんみたいな感じかな?」
ルークはジュウトに聞くと
「知らねぇよ…」
ジュウトはミヅキの撫でる手つきを見ているとなんだか耳や尻尾がうずうず疼きだした…
ミヅキはコジロー犬やシルバ達を撫でるとやっと落ち着く…
「ふー…みんなありがとう!よかった獣人の子達を襲わずにすんだよ」
お礼を言うと
「いや、ミヅキ十分に襲ってたぞ。見ろよあの子なんか遠巻きに伺うように見てるぞ」
ベイカーさんがジュウト達を指さすと
「ごめんね、ジュウトくんルークくん…もう撫でないから大丈夫だよ」
ミヅキが申し訳なさそうに笑った。
「なんで撫でたかったの?あの人達はなんで撫でられにきたの?」
ルークは気になってミヅキに聞くと
「えっ?だって…そんなに可愛いんだもん…みんなだって可愛いものや好きな人を触りたくならない?」
「うん、お父さんとお母さんはよく毛ずくろいしてる」
ルークが頷くと
「えー!それ羨ましいな…ってルークくんお父さんとお母さんいるの?」
「うん!心配してるかなぁ…」
ルークが寂しそうに顔を曇らせると
「きっとしてるよ!急いでお家に帰ろう、送ってくよ」
ミヅキはベイカーさん達を見ると仕方ないと頷いてくれた。
「帰り道長いからご飯たくさん食べてね!」
焼いていた肉を見せると
「そうやって後で親に請求するんだろ…」
ジュウトがルークから肉を取り上げて皿に戻した。
「お前らももうやめとけ!後で金を払えと言われるぞ!」
ジュウトが獣人達に叫ぶと…
「えっ…」
「うそ?どうしよう…いっぱい食べちゃった…」
子供達が顔を青くして肉を戻した。
「別にそんな事しないよ~もうなんなの?だってこのお肉シルバ達が狩ったからタダだし…そんな事でお金儲けなくてもいっぱいあるもん」
ミヅキがジュウトを睨んで頬を膨らませる。
「タダより高いものはない!後で絶対なにか見返りを求められるんだ…」
「ふーん…まぁ確かにそういう事もあるよね…タダってのが嫌なら…そうだ!交渉しようよ」
ミヅキはニヤリと笑った。
その顔を見てベイカーとコジローは顔を見合わせる。
「うわ!絶対ろくな事考えてない顔だ!」
「そ、そうですね…なんか肉を食べる時のベイカーさんやアランさんに似ていますが…」
「はっ!?俺あんな顔しないだろ?」
「いえ…ベイカーさんが笑う姿によく似てますよ」
コジローは微笑ましそうに二人を見つめた。
「私もいい?」
来るなと言っておいたのにこっそりと覗いていた他の子供達も出てきてしまった。
美味しそうに肉にかぶりつく兎の男の子を見て堪らずに肉に手を伸ばす。
「お前達!待ってろって言っただろ!」
ジュウトは止めようとするがみんなもう肉に手を出してしまっていた…
「お、美味しい!」
「こんなに美味しい肉初めて食べた…」
あまりの美味しさにジュウトの注意も聞かずに子供達は夢中で肉にかぶりつく。
兎の男の子は肉を持ってジュウトのところに来ると
「はい!兄ちゃん凄く美味しいし変な匂いだってしないよ!やっぱりあの子優しいんだよ」
ジュウトは男の子を睨むと…
「いらねぇよ!知らねぇからな!この後痺れて動けなくなるぞ…」
忠告すると
「そんなことしないよ~」
女の子が苦笑してジュウトに話しかけた。
「私ミヅキ、あなたは?」
「うるさい!」
ジュウトが警戒すると
「ぼく、ルーク!兎の獣人だよ」
ルークはミヅキに笑いかけた。
「かっわ!…」
ミヅキは大きな声をだして途中で口を押さえると…
「ル、ルークくんね…可愛い耳だね」
ニコニコと耳を見つめる。
「でも…ぼく男の子だから、ジュウト兄ちゃんみたいなかっこいい狼とかがよかったな…」
シュンと可愛い耳を垂れると
「そんな事ないよ!ルークくんも大きくなったらきっと強くなれると思うな!兎ならきっとキックとか強いんじゃないの?それに俊敏そうだしね!」
「そ、そうかな?父ちゃんは兎だけど凄い強いんだ!やっぱり足技が凄いって言ってた!」
「だよねー!ならルークくんもきっとそうなるよ!」
ミヅキは笑ってルークくんの頭を撫でようとしてその手を止める。
「あ、危ない危ない…思わずルークくんの可愛さに撫でる所だった…」
ミヅキはふっーと息を吐いて呼吸を整えた。
「なんか…お前気持ち悪いな…」
ジュウトはミヅキの行動に眉を顰める。
「き、気持ち悪いかった?いや…ごめん、あまりの可愛さに…なかなか自分を制御出来なくて…君たち見てると…思わず抱きつきたくなるんだよ…」
ミヅキの据わった瞳にジュウトはルークを抱えて後ろに隠す。
「こ、こっちに来るな!」
ジュウトはミヅキにシッシッ!と手で追い払うと
「ジュウトくんか~ジュウトくんもその耳…かっこいいね…その尻尾も凄い素敵…」
じっとジュウトの耳とお尻を見つめている。
「なんだこいつ!」
ジュウトはジリジリと距離を取ると…ミヅキもジリジリと近づく…ジュウトは逃げ出すと
「やめろ!く、来るな!」
「ジュウトくん!ちょっと!ちょっとだけ触らせて!」
ミヅキはジュウトを追いかけると、ジュウトは捕まるものかと逃げ出す!
「ルークだっているだろ!」
唖然と見ているルークを指さすと
「ルークくんはまだ幼いから…私の意思だけじゃダメかなって…」
「なら俺も駄目だ!」
ジュウトが叫ぶと
「ジュウトくんはもう自分で判断できる年とみた!だからお願い!触らせてー」
ミヅキは抑えがきかずにジュウトを追いかけ回した!
「ほら、嫌がってるだろ。やめるんだ」
ベイカーは走り回るミヅキをひょこっと抱き上げると
「あー!もふもふがー!」
離れるジュウトに手を伸ばす!
「な、なんなんだあいつらは…」
ジュウトは堪らずにコジローの後ろに隠れると
「君が羨ましいな…ミヅキに追われるなんて、俺なら喜んで触らせるけど…」
「はっ?あんた変態か?」
ジュウトはコジローからも離れた…
「なんか…ちょっと獣の匂いがした気がしたけど気のせいか…」
ジロっとコジローを上から下まで眺めると
「ああ、俺は人族じゃないからな。王狼族だ」
そう言うと姿を犬に変える!
「け、獣になった…」
尻尾を振りながらミヅキに近づくと…
「あっ!コジローさん!コジローさんならなでなでしていい!?」
暴れるミヅキにベイカーはコジローの前に置くとガバッと抱きつき幸せそうな顔で撫でている…
あの犬も満更では無さそうな顔でうっとりと撫でられていた…
「なんか…気持ちよさそう…」
いつの間にか隣にいたルークが羨ましそうに獣を見つめていると…女の子の周りに他の魔獣達も集まってきて撫でろと体を擦り寄せていた。
「みんなあの子に撫でて欲しいんだね、そんなに撫でるの上手なのかな?お母さんみたいな感じかな?」
ルークはジュウトに聞くと
「知らねぇよ…」
ジュウトはミヅキの撫でる手つきを見ているとなんだか耳や尻尾がうずうず疼きだした…
ミヅキはコジロー犬やシルバ達を撫でるとやっと落ち着く…
「ふー…みんなありがとう!よかった獣人の子達を襲わずにすんだよ」
お礼を言うと
「いや、ミヅキ十分に襲ってたぞ。見ろよあの子なんか遠巻きに伺うように見てるぞ」
ベイカーさんがジュウト達を指さすと
「ごめんね、ジュウトくんルークくん…もう撫でないから大丈夫だよ」
ミヅキが申し訳なさそうに笑った。
「なんで撫でたかったの?あの人達はなんで撫でられにきたの?」
ルークは気になってミヅキに聞くと
「えっ?だって…そんなに可愛いんだもん…みんなだって可愛いものや好きな人を触りたくならない?」
「うん、お父さんとお母さんはよく毛ずくろいしてる」
ルークが頷くと
「えー!それ羨ましいな…ってルークくんお父さんとお母さんいるの?」
「うん!心配してるかなぁ…」
ルークが寂しそうに顔を曇らせると
「きっとしてるよ!急いでお家に帰ろう、送ってくよ」
ミヅキはベイカーさん達を見ると仕方ないと頷いてくれた。
「帰り道長いからご飯たくさん食べてね!」
焼いていた肉を見せると
「そうやって後で親に請求するんだろ…」
ジュウトがルークから肉を取り上げて皿に戻した。
「お前らももうやめとけ!後で金を払えと言われるぞ!」
ジュウトが獣人達に叫ぶと…
「えっ…」
「うそ?どうしよう…いっぱい食べちゃった…」
子供達が顔を青くして肉を戻した。
「別にそんな事しないよ~もうなんなの?だってこのお肉シルバ達が狩ったからタダだし…そんな事でお金儲けなくてもいっぱいあるもん」
ミヅキがジュウトを睨んで頬を膨らませる。
「タダより高いものはない!後で絶対なにか見返りを求められるんだ…」
「ふーん…まぁ確かにそういう事もあるよね…タダってのが嫌なら…そうだ!交渉しようよ」
ミヅキはニヤリと笑った。
その顔を見てベイカーとコジローは顔を見合わせる。
「うわ!絶対ろくな事考えてない顔だ!」
「そ、そうですね…なんか肉を食べる時のベイカーさんやアランさんに似ていますが…」
「はっ!?俺あんな顔しないだろ?」
「いえ…ベイカーさんが笑う姿によく似てますよ」
コジローは微笑ましそうに二人を見つめた。
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