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14章
588.仲直り
「はぁ…」
ミヅキはため息をついて岩に一人座っていると…
「お、おい…」
ジュウトが声をかけてきた。
「ジュウト…」
ミヅキが驚いた顔を見せると
「ちょっと…いいか…」
伺うように声をかけるが視線はそれたままだった…
「うん…あっここ座る?」
ミヅキが座っていた岩の端を開けると、ジュウトは一瞬迷って隣に座った。
二人に沈黙が流れると…
「「さっきはごめん!」」
同時に謝り出した。
「えっごめんて?なんで?」
ミヅキが首を傾げると
「謝るのは俺だろ?」
二人は思わず顔を見合わせた。
「いや、だって私が意地悪しすぎたから…ジュウト嫌になっちゃったんだよね…ごめんね反省してます。これからはあんまり構わないようにするよ…」
ミヅキがしゅんとすると
「ち、違う!あれは俺の態度が悪すぎたから…俺殺されるのかなって怯えてた…でもよく考えたら殺されるならもっと前にされてたよな…」
「なんで殺すの!?そんなことしないよ!」
「わかってる、でもあのフェンリル達をみて…ちょっと格が違いすぎて…自分の今までの態度に勝手に怯えたんだ」
「ジュウトの態度?別に変な事なんてなかったよね…むしろツンデレで可愛かったけど…」
「お前!可愛いって…」
思わずいつものように大きな声を出してしまったと顔を曇らせて口を抑える。
その態度にミヅキはあからさまに悲しそうな顔をした。
「もういつものようにしてくれないんだ…」
しゅんとされてジュウトは慌てると
「お、おかしいだろ?大声出されて喜ぶなんて」
「でも仲良しって感じがするもん」
ミヅキは落ち込んだまま答えると
「わかった!わかったよ!だからそんなしゅんとするなよ俺がいじめてるみたいじゃないかよ」
ジュウトははぁ!と最大にため息をつく。
「今まで通りにしてくれるの?」
ミヅキが伺うように聞くと
「お前がそれでいいんならな…あのフェンリル達に俺達を殺さないように言っといてくれよ」
「シルバ達?そんなことする訳ないよ。シルバ達はとってもいい子だもん」
ミヅキの言葉に呆れる。
見るとどうも本気で言っているようだった…
「お前…本当に何者?」
ジュウトは疑いの目でミヅキを見つめる。
「私?B級冒険者のテイマーだよ!ほら、ギルドカードもあるよ」
ミヅキはカードを見せると
「ふーん…」
チラッとみてジュウトは目を逸らした。
「それで…ジュウトは今まで通りに戻ってくれるんだよね?」
「ああ、まぁな。お前といつも通りにしておくのがいちばん良さそうだ」
ジュウトが苦笑すると
「なら…ジュウトお願いがあるんだけど…」
おずおずとミヅキがジュウトを見つめると
「なんだよ…」
ジュウトが構える。
「ジュウトの耳と尻尾…モフらせてくれない?」
ミヅキがお願いと手を合わせる。
「なっ!……まぁいっか…ちょっとだけだぞ…」
ジュウトは恥ずかしがりながらも了承する、ミヅキにならこの子にならまぁいいかと思っていた。
するとミヅキからは思ってもない答えが返ってきた!
「違う!いつものジュウトなら絶対に駄目だ!って怒るのに…やっぱり私に気を使ってるんだ…」
ミヅキは顔を手で覆って下を向いた。
「なっ!違うぞ!もう一回触られてるし、ミヅキなら…って…」
「え?私触ったっけ?」
ジュウトの言葉にミヅキが顔をあげた。
「お前!泣いて無いじゃないか!」
ジュウトが慌てて立ち上がると
「ねぇ?いつ触ったっけ、全然覚えてない!」
ミヅキがジュウトに詰め寄ると
「あ、あれは寝て…いや!なんでも無い!やっぱり駄目だ!お前には触らせない!」
ジュウトは顔を真っ赤にして拒否した。
「えー!さっきは触っていいって言ったのに!それにもう一回触ったらなら大丈夫だよね?」
「ミヅキが断れって言ったんだろ!もう無し!ミヅキには触らせない!」
「何それー!あーやっぱりさっき素直に触っておけば良かった…」
残念そうにしながらもジュウトの変わらない態度に何処か嬉しいミヅキだった。
【ミヅキー、ケンタウロスが起きそうだぞ!】
様子を遠くから伺っていたシルバ達から声がかかった。
「ジュウト、ケンタウロスが起きたみたい。私行くね!」
ミヅキが笑顔で立ち上がると
「ああ、じゃあ今まで通りの契約でな」
「うん!よろしくね」
ミヅキはジュウトに手を差し出すと
「改めてよろしくね」
ジュウトは小さなその手をしっかりと握りしめた。
「じゃあ早速ジュウトも手伝ってね」
ミヅキはその手を掴んだままシルバ達の元に向かった!
「えっ…おい!離せ!」
ジュウトも嫌がる素振りを見せながらもその手を本気で振り払おうとはしなかった。
ミヅキとジュウトが手を繋ぎならが戻ってくると…シルバがその手をじっと見つめる。
ジュウトは慌てて手を離すと
【シルバ~そんなに睨んじゃ駄目でしょ】
ミヅキはシルバの顔に抱きついた。
【ミヅキ…良かった。元気になったな】
シルバはミヅキの顔をペロペロと舐めて尻尾をブンブンと振り回、す。
あのフェンリルのデレデレの様子にジュウトはポカンと口を開けていた。
「よかった、仲直り出来たんだな」
そんなジュウトにコジローが声をかけると
「あ!ありがとう…ございます。なんか誤解しててすみませんでした」
ジュウトはペコッと頭を下げると
「うん、ミヅキと仲良くしてやってくれ…でも…手を出したら許さないよ」
コジローは笑いながらそう言うと離れて行った。
「手を出したら…って」
ジュウトはコジローの口は笑っていたものの、その目は本気だった事にヒヤッと汗をかいた。
【ケンタウロスさん馬車引いてくれるかな?】
ミヅキは木のベットの上に寝かせておいたケンタウロス達が目覚めるのを待っていると…
リーダーのケンタウロスが最初に目覚めた。
「ウッ…」
頭を押さえながら起き上がった、キョロキョロと様子を伺い周りをみてシルバ達に気がつくと…サッとベッドから飛び降りた。
そしてシルバの前に跪く。
「オマエツヨイ…ソレニシタガウ」
シルバにこうべを垂れた。
【まぁ当たり前だな】
シルバがニヤリと笑うと
【シルバ凄い!コレで馬車引いてくれるかな?】
ミヅキが思わずシルバの頭を撫でると
「オマエ、シュニナニヲシテイル」
ケンタウロスはミヅキを睨みつけて落ちていた棒でミヅキの前に剣のように突き立てた!
その瞬間ケンタウロスはシルバに叩かれ前のめりに地面にめり込んだ。
【何をミヅキにしてくれてるんだ】
シルバが怒っているがケンタウロスにはその言葉はとどかなかった。
ミヅキはため息をついて岩に一人座っていると…
「お、おい…」
ジュウトが声をかけてきた。
「ジュウト…」
ミヅキが驚いた顔を見せると
「ちょっと…いいか…」
伺うように声をかけるが視線はそれたままだった…
「うん…あっここ座る?」
ミヅキが座っていた岩の端を開けると、ジュウトは一瞬迷って隣に座った。
二人に沈黙が流れると…
「「さっきはごめん!」」
同時に謝り出した。
「えっごめんて?なんで?」
ミヅキが首を傾げると
「謝るのは俺だろ?」
二人は思わず顔を見合わせた。
「いや、だって私が意地悪しすぎたから…ジュウト嫌になっちゃったんだよね…ごめんね反省してます。これからはあんまり構わないようにするよ…」
ミヅキがしゅんとすると
「ち、違う!あれは俺の態度が悪すぎたから…俺殺されるのかなって怯えてた…でもよく考えたら殺されるならもっと前にされてたよな…」
「なんで殺すの!?そんなことしないよ!」
「わかってる、でもあのフェンリル達をみて…ちょっと格が違いすぎて…自分の今までの態度に勝手に怯えたんだ」
「ジュウトの態度?別に変な事なんてなかったよね…むしろツンデレで可愛かったけど…」
「お前!可愛いって…」
思わずいつものように大きな声を出してしまったと顔を曇らせて口を抑える。
その態度にミヅキはあからさまに悲しそうな顔をした。
「もういつものようにしてくれないんだ…」
しゅんとされてジュウトは慌てると
「お、おかしいだろ?大声出されて喜ぶなんて」
「でも仲良しって感じがするもん」
ミヅキは落ち込んだまま答えると
「わかった!わかったよ!だからそんなしゅんとするなよ俺がいじめてるみたいじゃないかよ」
ジュウトははぁ!と最大にため息をつく。
「今まで通りにしてくれるの?」
ミヅキが伺うように聞くと
「お前がそれでいいんならな…あのフェンリル達に俺達を殺さないように言っといてくれよ」
「シルバ達?そんなことする訳ないよ。シルバ達はとってもいい子だもん」
ミヅキの言葉に呆れる。
見るとどうも本気で言っているようだった…
「お前…本当に何者?」
ジュウトは疑いの目でミヅキを見つめる。
「私?B級冒険者のテイマーだよ!ほら、ギルドカードもあるよ」
ミヅキはカードを見せると
「ふーん…」
チラッとみてジュウトは目を逸らした。
「それで…ジュウトは今まで通りに戻ってくれるんだよね?」
「ああ、まぁな。お前といつも通りにしておくのがいちばん良さそうだ」
ジュウトが苦笑すると
「なら…ジュウトお願いがあるんだけど…」
おずおずとミヅキがジュウトを見つめると
「なんだよ…」
ジュウトが構える。
「ジュウトの耳と尻尾…モフらせてくれない?」
ミヅキがお願いと手を合わせる。
「なっ!……まぁいっか…ちょっとだけだぞ…」
ジュウトは恥ずかしがりながらも了承する、ミヅキにならこの子にならまぁいいかと思っていた。
するとミヅキからは思ってもない答えが返ってきた!
「違う!いつものジュウトなら絶対に駄目だ!って怒るのに…やっぱり私に気を使ってるんだ…」
ミヅキは顔を手で覆って下を向いた。
「なっ!違うぞ!もう一回触られてるし、ミヅキなら…って…」
「え?私触ったっけ?」
ジュウトの言葉にミヅキが顔をあげた。
「お前!泣いて無いじゃないか!」
ジュウトが慌てて立ち上がると
「ねぇ?いつ触ったっけ、全然覚えてない!」
ミヅキがジュウトに詰め寄ると
「あ、あれは寝て…いや!なんでも無い!やっぱり駄目だ!お前には触らせない!」
ジュウトは顔を真っ赤にして拒否した。
「えー!さっきは触っていいって言ったのに!それにもう一回触ったらなら大丈夫だよね?」
「ミヅキが断れって言ったんだろ!もう無し!ミヅキには触らせない!」
「何それー!あーやっぱりさっき素直に触っておけば良かった…」
残念そうにしながらもジュウトの変わらない態度に何処か嬉しいミヅキだった。
【ミヅキー、ケンタウロスが起きそうだぞ!】
様子を遠くから伺っていたシルバ達から声がかかった。
「ジュウト、ケンタウロスが起きたみたい。私行くね!」
ミヅキが笑顔で立ち上がると
「ああ、じゃあ今まで通りの契約でな」
「うん!よろしくね」
ミヅキはジュウトに手を差し出すと
「改めてよろしくね」
ジュウトは小さなその手をしっかりと握りしめた。
「じゃあ早速ジュウトも手伝ってね」
ミヅキはその手を掴んだままシルバ達の元に向かった!
「えっ…おい!離せ!」
ジュウトも嫌がる素振りを見せながらもその手を本気で振り払おうとはしなかった。
ミヅキとジュウトが手を繋ぎならが戻ってくると…シルバがその手をじっと見つめる。
ジュウトは慌てて手を離すと
【シルバ~そんなに睨んじゃ駄目でしょ】
ミヅキはシルバの顔に抱きついた。
【ミヅキ…良かった。元気になったな】
シルバはミヅキの顔をペロペロと舐めて尻尾をブンブンと振り回、す。
あのフェンリルのデレデレの様子にジュウトはポカンと口を開けていた。
「よかった、仲直り出来たんだな」
そんなジュウトにコジローが声をかけると
「あ!ありがとう…ございます。なんか誤解しててすみませんでした」
ジュウトはペコッと頭を下げると
「うん、ミヅキと仲良くしてやってくれ…でも…手を出したら許さないよ」
コジローは笑いながらそう言うと離れて行った。
「手を出したら…って」
ジュウトはコジローの口は笑っていたものの、その目は本気だった事にヒヤッと汗をかいた。
【ケンタウロスさん馬車引いてくれるかな?】
ミヅキは木のベットの上に寝かせておいたケンタウロス達が目覚めるのを待っていると…
リーダーのケンタウロスが最初に目覚めた。
「ウッ…」
頭を押さえながら起き上がった、キョロキョロと様子を伺い周りをみてシルバ達に気がつくと…サッとベッドから飛び降りた。
そしてシルバの前に跪く。
「オマエツヨイ…ソレニシタガウ」
シルバにこうべを垂れた。
【まぁ当たり前だな】
シルバがニヤリと笑うと
【シルバ凄い!コレで馬車引いてくれるかな?】
ミヅキが思わずシルバの頭を撫でると
「オマエ、シュニナニヲシテイル」
ケンタウロスはミヅキを睨みつけて落ちていた棒でミヅキの前に剣のように突き立てた!
その瞬間ケンタウロスはシルバに叩かれ前のめりに地面にめり込んだ。
【何をミヅキにしてくれてるんだ】
シルバが怒っているがケンタウロスにはその言葉はとどかなかった。
感想 6,830
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