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14章
616.心配
「毛生え薬はいいが肝心の本物はやはり作れなそうなのか?」
毛生え薬に浮かれてるロブさんは置いといてベイカー達が聞くと
「うーん…もう少し何かがあれば出来ると思う。でも一日四本が限界かな」
「駄目だ!一日三本にしろ!いや…二本でもいい」
ベイカーがそんなに作るのは許さないと怒った顔をする。
「わ、わかった…でもシンクが回復してくれるから大丈夫なんだよ…」
ミヅキが小さな声でいうと
「それでも駄目だ。お前が心配なんだよ…約束してくれ、一日最大で三本まで!」
「はーい…」
ミヅキは不服そうにしながらも頷いた。
「よし!じゃあ今日はもう休め」
「休んだよ、寝たからだいぶ魔力も回復してるよ」
「本当か?」
ベイカーは疑うようにシルバとシンク達を見ると、シルバが仕方なさそうにため息をついて頷いた。
「シルバ酷い!本当に回復してるでしょ!」
どうも無理したことで小言を言われたようだ。
あっちでもこっちでも怒られてミヅキは不満そうに座り込む。
「みんな心配し過ぎなんだよね!もう平気なのに!」
プンプンしていると
【ミヅキに何かあったら俺達は生きていけない…だからこれくらい言わせてくれ…】
シルバがそっとミヅキに寄り添って頬を舐める。
【そうだよ…僕達の命もかかってるんだから】
シンクもミヅキの膝にちょこんと乗ると
【なんで…従魔の契約ってどっちか死んじゃうとダメなんだっけ?】
心配そうに聞く…
【それなら私が死ぬ時は契約解除するね!】
【違う…その必要はない】
【そうだよ、僕達はただミヅキがいない世界では生きていたくないってだけだからね】
シンクが言うとプルシアやコハク達も頷く。
【そんな寂しい事言わないでよ…私とみんなじゃ寿命だって違うんだから】
ミヅキが眉を下げてシルバ達を見ると
【私はみんなにはちゃんと自分達の寿命を全うして欲しい…私がいなくても楽しく生きて欲しいな…】
【嫌だ…そんな事を言わないでくれ。ミヅキがいないのに楽しくなんて生きられるわけない】
シルバが嫌だと首を振ると
【大丈夫だよ…悲しくてもいつかは慣れるよ。それにそんなの来るのはまだまだ先だよ!私はこんなに小さいんだもんあと何十年生きられるからね!】
ミヅキが笑いかけると
【何十年などあっという間だ】
シルバが寂しそうに呟いた…
魔力も半分以上戻ったが魔力を使うのは禁止されてしまった。
「今日はここで休んで明日からダンジョンを進もう」
ベイカーさんの意見にミヅキ以外が同意する。
「別に進めるよ?」
「駄目だ、ダンジョン内に入れば魔物や罠もあるからな。万全の体制で進む!」
「はい…」
ミヅキが仕方なしに頷くと
「今日は俺達が飯を作るからミヅキは座ってるんだぞ」
「えー!料理も駄目なの!?」
ミヅキが作りたいと言うと
「料理も魔力を使うだろ!指示を出すのはいいがミヅキがやるのは禁止!」
「う…唯一の楽しみが…」
ミヅキがうなだれると
「なんだと…ミヅキが作らない…俺はなんのためにここに来たんだ…」
アランさんがショックを受けて膝を着いた。
「なんだ?大袈裟なこんなに小さい子の料理なんてやらせるなよ」
ロブさんがニコニコと嬉しそうにアランを見ると
「なんかロブさん表情とセリフが合ってないよ?」
ミヅキは笑いながら注意をするロブさんを気味悪げに見つめると
「え?笑っとるか?」
ロブさんが自分の顔を撫でた。
「お前さっきから頭を触ってはニヤニヤしとるぞ!気持ち悪いったらありゃしない!」
ディムロスじいちゃんが嫌そうに顔を顰めると
「すまんなぁ~頭に毛が生えたのなんて何年ぶりなもんだからついな!」
そう言ってはニコニコと笑う。
「そんなに喜んでくれてるなら嬉しいけど…」
「ミヅキ、こんなじいさんはほっといて飯にしよう。わしも手伝うからな指示をしてくれ」
ディムロスじいちゃんが優しい顔で微笑んだ。
「うん!じゃあ…簡単であんまり魔力を使わないのがいいよね…」
ミヅキはどうしようかと考えて、収納を覗く。
「うーん…最近肉ばっかりだったから野菜を多めにしようかな…」
ミヅキは野菜を取り出すと
「これは同じ大きさにカットしてください」
「剣か…なら俺とコジローかな」
ベイカーさんとコジローさんが野菜のカットを担当すると
「アランさんとロバートさんは小麦粉に水と塩を入れたのを捏ねて下さい」
「ミヅキ…肉はないのか?」
アランさんが寂しそうな顔でミヅキを見つめると
「えーじゃあちょっと入れとくね…本当はあんまり入れないんだけど…」
ミヅキはトリ系の肉を取り出してベイカーさん達にカットしてもらう。
「じいちゃん達はこれを軽く炒めてね」
大きな鍋を用意すると
【じゃあ火の竈は俺が用意しよう】
シルバが土魔法で焼き場を作るとそこに大きな鍋をセットする。
「よし!なんでも言ってくれ!」
ロブさんがガッガッ!とベイカーさん達が切った野菜を炒めると
「じゃあここにお水いれまーす」
ミヅキが魔法で水を入れると…
「こら!魔法は禁止だって言っただろうが!」
ベイカーさんが慌てて止めた。
「生活魔法くらい大丈夫だよー」
「駄目だ!ミヅキは少し魔法を使わない日を作った方がいいかもしれんな…」
ベイカーさんがブツブツ文句を言いながら代わりに水を入れると
【じゃあ僕が火をおこしてあげるね】
シンクが窯に火をつける。
鍋の中の野菜を茹でると調味料を入れて…
「アランさんとロバートさんは用意できた?」
捏ねて貰った小麦粉を見る。
「こんなもんか?」
アランさんが見せるので硬さを確認する。
「うん!調度いいね、これを一口大にちぎって形を整えて鍋の中に入れるんだよ」
ミヅキが一つちぎって丸めるとギュッと押し潰して楕円形にしてグツグツと沸騰する鍋にポトンと落とす。
「こんな感じね!」
みんなが頷くと捏ねた生地をちぎっては入れていく。
ふふふ…
アランは一つ大きめにちぎるとこっそりドボンと鍋に入れる。
こういうものはでかい方が美味いからな…
アランは出来上がるのが楽しみで仕方なかった。
毛生え薬に浮かれてるロブさんは置いといてベイカー達が聞くと
「うーん…もう少し何かがあれば出来ると思う。でも一日四本が限界かな」
「駄目だ!一日三本にしろ!いや…二本でもいい」
ベイカーがそんなに作るのは許さないと怒った顔をする。
「わ、わかった…でもシンクが回復してくれるから大丈夫なんだよ…」
ミヅキが小さな声でいうと
「それでも駄目だ。お前が心配なんだよ…約束してくれ、一日最大で三本まで!」
「はーい…」
ミヅキは不服そうにしながらも頷いた。
「よし!じゃあ今日はもう休め」
「休んだよ、寝たからだいぶ魔力も回復してるよ」
「本当か?」
ベイカーは疑うようにシルバとシンク達を見ると、シルバが仕方なさそうにため息をついて頷いた。
「シルバ酷い!本当に回復してるでしょ!」
どうも無理したことで小言を言われたようだ。
あっちでもこっちでも怒られてミヅキは不満そうに座り込む。
「みんな心配し過ぎなんだよね!もう平気なのに!」
プンプンしていると
【ミヅキに何かあったら俺達は生きていけない…だからこれくらい言わせてくれ…】
シルバがそっとミヅキに寄り添って頬を舐める。
【そうだよ…僕達の命もかかってるんだから】
シンクもミヅキの膝にちょこんと乗ると
【なんで…従魔の契約ってどっちか死んじゃうとダメなんだっけ?】
心配そうに聞く…
【それなら私が死ぬ時は契約解除するね!】
【違う…その必要はない】
【そうだよ、僕達はただミヅキがいない世界では生きていたくないってだけだからね】
シンクが言うとプルシアやコハク達も頷く。
【そんな寂しい事言わないでよ…私とみんなじゃ寿命だって違うんだから】
ミヅキが眉を下げてシルバ達を見ると
【私はみんなにはちゃんと自分達の寿命を全うして欲しい…私がいなくても楽しく生きて欲しいな…】
【嫌だ…そんな事を言わないでくれ。ミヅキがいないのに楽しくなんて生きられるわけない】
シルバが嫌だと首を振ると
【大丈夫だよ…悲しくてもいつかは慣れるよ。それにそんなの来るのはまだまだ先だよ!私はこんなに小さいんだもんあと何十年生きられるからね!】
ミヅキが笑いかけると
【何十年などあっという間だ】
シルバが寂しそうに呟いた…
魔力も半分以上戻ったが魔力を使うのは禁止されてしまった。
「今日はここで休んで明日からダンジョンを進もう」
ベイカーさんの意見にミヅキ以外が同意する。
「別に進めるよ?」
「駄目だ、ダンジョン内に入れば魔物や罠もあるからな。万全の体制で進む!」
「はい…」
ミヅキが仕方なしに頷くと
「今日は俺達が飯を作るからミヅキは座ってるんだぞ」
「えー!料理も駄目なの!?」
ミヅキが作りたいと言うと
「料理も魔力を使うだろ!指示を出すのはいいがミヅキがやるのは禁止!」
「う…唯一の楽しみが…」
ミヅキがうなだれると
「なんだと…ミヅキが作らない…俺はなんのためにここに来たんだ…」
アランさんがショックを受けて膝を着いた。
「なんだ?大袈裟なこんなに小さい子の料理なんてやらせるなよ」
ロブさんがニコニコと嬉しそうにアランを見ると
「なんかロブさん表情とセリフが合ってないよ?」
ミヅキは笑いながら注意をするロブさんを気味悪げに見つめると
「え?笑っとるか?」
ロブさんが自分の顔を撫でた。
「お前さっきから頭を触ってはニヤニヤしとるぞ!気持ち悪いったらありゃしない!」
ディムロスじいちゃんが嫌そうに顔を顰めると
「すまんなぁ~頭に毛が生えたのなんて何年ぶりなもんだからついな!」
そう言ってはニコニコと笑う。
「そんなに喜んでくれてるなら嬉しいけど…」
「ミヅキ、こんなじいさんはほっといて飯にしよう。わしも手伝うからな指示をしてくれ」
ディムロスじいちゃんが優しい顔で微笑んだ。
「うん!じゃあ…簡単であんまり魔力を使わないのがいいよね…」
ミヅキはどうしようかと考えて、収納を覗く。
「うーん…最近肉ばっかりだったから野菜を多めにしようかな…」
ミヅキは野菜を取り出すと
「これは同じ大きさにカットしてください」
「剣か…なら俺とコジローかな」
ベイカーさんとコジローさんが野菜のカットを担当すると
「アランさんとロバートさんは小麦粉に水と塩を入れたのを捏ねて下さい」
「ミヅキ…肉はないのか?」
アランさんが寂しそうな顔でミヅキを見つめると
「えーじゃあちょっと入れとくね…本当はあんまり入れないんだけど…」
ミヅキはトリ系の肉を取り出してベイカーさん達にカットしてもらう。
「じいちゃん達はこれを軽く炒めてね」
大きな鍋を用意すると
【じゃあ火の竈は俺が用意しよう】
シルバが土魔法で焼き場を作るとそこに大きな鍋をセットする。
「よし!なんでも言ってくれ!」
ロブさんがガッガッ!とベイカーさん達が切った野菜を炒めると
「じゃあここにお水いれまーす」
ミヅキが魔法で水を入れると…
「こら!魔法は禁止だって言っただろうが!」
ベイカーさんが慌てて止めた。
「生活魔法くらい大丈夫だよー」
「駄目だ!ミヅキは少し魔法を使わない日を作った方がいいかもしれんな…」
ベイカーさんがブツブツ文句を言いながら代わりに水を入れると
【じゃあ僕が火をおこしてあげるね】
シンクが窯に火をつける。
鍋の中の野菜を茹でると調味料を入れて…
「アランさんとロバートさんは用意できた?」
捏ねて貰った小麦粉を見る。
「こんなもんか?」
アランさんが見せるので硬さを確認する。
「うん!調度いいね、これを一口大にちぎって形を整えて鍋の中に入れるんだよ」
ミヅキが一つちぎって丸めるとギュッと押し潰して楕円形にしてグツグツと沸騰する鍋にポトンと落とす。
「こんな感じね!」
みんなが頷くと捏ねた生地をちぎっては入れていく。
ふふふ…
アランは一つ大きめにちぎるとこっそりドボンと鍋に入れる。
こういうものはでかい方が美味いからな…
アランは出来上がるのが楽しみで仕方なかった。
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