159 / 675
番外編【ネタバレ注意】
書籍化お礼番外編『セバスさんとお仕事編』
しおりを挟む
「うーん…おかしいな…」
私は机の前で腕を組んで首を傾げた。
「どうしたんじゃ?」
ディムロスじいちゃんがニコニコと私の元に様子を見に来た。
「これね、サイコロ作ってみたの…でもなんかおかしいんだよね」
じいちゃんに作ったサイコロを見せる。
じいちゃんはそれを受け取ると興味深げに観察した。
この世界にもサイコロはあった、でも面数が多い、こちらではダイスと呼ばれている。
六面の真四角の物は無くて八面や十二面などの物だった。
「ああ、ダイスか?四角いのは初めて見たなぁ」
じいちゃんがコロッと転がすと「3」が出た。
「ん?普通のダイスに見えるぞ」
「うーんそれが…」
私が同じようにサイコロを転がすと…
「3」
もう一度…「3」…
「ありゃ3しか出ないのか?」
じいちゃんが苦笑してもう一度転がす。
すると今度は「5」が出た。
「ん?」
じいちゃんもおかしな様子に気がついたみたいだ。
「まさか」
じいちゃんが信じられないと私を凝視した。
私は無言でサイコロを振る…
「5」「5」「5」…
何度振っても同じ目を出した。
「好きな目が出せるのか?」
じいちゃんが恐る恐る聞いてくる。
「さすがにそれは出来ないよ…でも同じのが何度も出るんだよね」
私は作った三個のサイコロを同時に投げた。
すると目は全て「1」になった。
「こうすると同じになるの」
困った様に眉をひそめてじいちゃんを見つめた。
「こりゃ凄い…賭博で稼げるな!」
じいちゃんが感心すると
「ギルマス!ミヅキさんに何を教えているのですか!」
セバスさんがじいちゃんを睨んだ。
「それよりもこちらの書類の確認をお願いします」
ドサッとじいちゃんに大量の書類を手渡した。
「セバスさんごめんなさい…お仕事の邪魔しちゃって…」
「ミヅキさんは気にする必要はありませんよ、今日はベイカーさんが仕事でいないのでこの部屋で待っているように言ったのは私ですからね」
セバスさんはじいちゃんに向けた冷たい目とは正反対の優しい温かい目を私に向けた。
「それで?ギルマスが言っていた物騒な話はなんですか?」
セバスさんも私の手元を覗き込んだ。
「実はゲームを作ろうと思っててサイコロを作ったんですが…どうも私、目がちゃんと出せなくて…」
じいちゃんに見せたように複数のサイコロを振るとまた同じ目を出した。
「こ、これは…」
「これじゃイカサマみたいですよね…別になんにもしてないんだけど、最初はサイコロが変なのかと思ったけどそういう訳でもないみたいです」
私が困った顔で笑うとセバスさんが思案顔を見せた。
「セバスさん?」
怒るか呆れるかされるかと思ったがセバスさんから何も反応がない…それはそれで寂しいな…
反応のないセバスさんをじっと見つめていると
「あっ!すみません…ちょっとお待ちくださいね」
セバスさんは部屋の棚に大量に並んだ書類の中からお目当ての物を探して戻ってきた。
「これですね…ミヅキさん、よかったら私とお仕事に行きませんか?」
セバスさんがにっこりと笑ってこちらを見た。
セバスさんの馬に乗って私達はお仕事の為にちょっと大きな街に向かっている。
セバスさんの前に座らされてガッチリとホールドされる。
後ろからはのんびりとシルバ達が馬を驚かせないように少し離れてついてきていた。
「それでは説明しながら向かいますね、この先の街で賭博場に行った冒険者達が数名奴隷落ちしているんです。どうやらイカサマで負けさせているようなのですがそれを見破る事が出来ないそうなのです」
「えー!イカサマなんて酷い!無計画でやりすぎてお金無くなっちゃうのは仕方ないですが…」
「そうですね、自分のお金で無理なく遊ぶのならいいと思いますがイカサマは許せません…そこでミヅキさんに協力してもらおうかと…」
「私のインチキサイコロですか?」
私が聞くと、セバスさんが苦笑する。
「ミヅキさんのはインチキではありませんよ、あれは加護の力でしょうからね。多分ミヅキさんならどの勝負でも勝ちは揺るがないかと…」
「だといいですけど…私子供ですけど賭博場入れるんですか?」
「貴族の子供などは入店してますから問題無いですが…決して一人で行ってはいけませんよ」
「はーい」
「今回はミヅキさんが貴族の娘、私がその執事としてお供をしている設定です。私の事はセバスと呼んでください」
「えー!無理です!セバスさんを呼び捨てなんて…」
「大丈夫です。お仕事だと割り切って下さい」
「うう…」
「私はミヅキ様とお呼びします」
「様!!」
私が嫌そうな顔をすると…
「それが嫌なら…お嬢様…でしょうか?」
前を座る私の顔を覗き込んでニコリと笑う。
「お嬢様…」
耳元で囁かれて背筋がブルっと震える。
「ミヅキ様でいいです…」
「はい、ミヅキ様」
セバスさんが嬉しそうに答えた。
街に付くとそのままその街のギルドに向かう。
そこで部屋を借りて着替えると…
「ミヅキ様、用意は出来ましたか?」
「あっ!はい」
受付のお姉さんに手伝ってもらい着替えを済ませるとセバスさんから声がかかった。
部屋を出ると、執事服に身を包んだセバスさんが白い手袋をつけて、右手を前の胸元に…左手を後ろに隠して添えて立っていた。
か、かっこいい…
元々執事など最高に似合いそうなセバスさんはなんの違和感もない!
それに比べて私のちんちくりんぶり…穴があったら入りたい…
フリフリのドレスに羽の付いた帽子…服に着られている感半端ないよ…
「ミヅキ様、お似合いです」
そんなセバスさんのお世辞に苦笑いする。
「やっぱり私が貴族とか無理ですよ…」
「そんな事無いです!とっても可愛いらしいですよ」
服を着せてくれたお姉さんが可愛いと言ってくれた。
「はい。でも帽子はやりすぎですね…こんな物があってはミヅキ様の可愛い顔がよく見えませんから」
セバスさんがそっと帽子を外すと髪を整えながらパチッと頭に何かつけた。
「その変わりにこの髪飾りをつけましょう」
そっと触るとリボンの形の髪飾りが付いている。
鏡で確認するとセバスさんと髪と瞳と同じ色の灰色のバレッタだった。
「か、可愛いです!ドレスとピッタリ!」
お姉さんには好評のようだ、まぁ帽子よりいいかも…
私はそっと髪飾りを触ってなんだかくすぐったくて…こっそりと笑った。
私は机の前で腕を組んで首を傾げた。
「どうしたんじゃ?」
ディムロスじいちゃんがニコニコと私の元に様子を見に来た。
「これね、サイコロ作ってみたの…でもなんかおかしいんだよね」
じいちゃんに作ったサイコロを見せる。
じいちゃんはそれを受け取ると興味深げに観察した。
この世界にもサイコロはあった、でも面数が多い、こちらではダイスと呼ばれている。
六面の真四角の物は無くて八面や十二面などの物だった。
「ああ、ダイスか?四角いのは初めて見たなぁ」
じいちゃんがコロッと転がすと「3」が出た。
「ん?普通のダイスに見えるぞ」
「うーんそれが…」
私が同じようにサイコロを転がすと…
「3」
もう一度…「3」…
「ありゃ3しか出ないのか?」
じいちゃんが苦笑してもう一度転がす。
すると今度は「5」が出た。
「ん?」
じいちゃんもおかしな様子に気がついたみたいだ。
「まさか」
じいちゃんが信じられないと私を凝視した。
私は無言でサイコロを振る…
「5」「5」「5」…
何度振っても同じ目を出した。
「好きな目が出せるのか?」
じいちゃんが恐る恐る聞いてくる。
「さすがにそれは出来ないよ…でも同じのが何度も出るんだよね」
私は作った三個のサイコロを同時に投げた。
すると目は全て「1」になった。
「こうすると同じになるの」
困った様に眉をひそめてじいちゃんを見つめた。
「こりゃ凄い…賭博で稼げるな!」
じいちゃんが感心すると
「ギルマス!ミヅキさんに何を教えているのですか!」
セバスさんがじいちゃんを睨んだ。
「それよりもこちらの書類の確認をお願いします」
ドサッとじいちゃんに大量の書類を手渡した。
「セバスさんごめんなさい…お仕事の邪魔しちゃって…」
「ミヅキさんは気にする必要はありませんよ、今日はベイカーさんが仕事でいないのでこの部屋で待っているように言ったのは私ですからね」
セバスさんはじいちゃんに向けた冷たい目とは正反対の優しい温かい目を私に向けた。
「それで?ギルマスが言っていた物騒な話はなんですか?」
セバスさんも私の手元を覗き込んだ。
「実はゲームを作ろうと思っててサイコロを作ったんですが…どうも私、目がちゃんと出せなくて…」
じいちゃんに見せたように複数のサイコロを振るとまた同じ目を出した。
「こ、これは…」
「これじゃイカサマみたいですよね…別になんにもしてないんだけど、最初はサイコロが変なのかと思ったけどそういう訳でもないみたいです」
私が困った顔で笑うとセバスさんが思案顔を見せた。
「セバスさん?」
怒るか呆れるかされるかと思ったがセバスさんから何も反応がない…それはそれで寂しいな…
反応のないセバスさんをじっと見つめていると
「あっ!すみません…ちょっとお待ちくださいね」
セバスさんは部屋の棚に大量に並んだ書類の中からお目当ての物を探して戻ってきた。
「これですね…ミヅキさん、よかったら私とお仕事に行きませんか?」
セバスさんがにっこりと笑ってこちらを見た。
セバスさんの馬に乗って私達はお仕事の為にちょっと大きな街に向かっている。
セバスさんの前に座らされてガッチリとホールドされる。
後ろからはのんびりとシルバ達が馬を驚かせないように少し離れてついてきていた。
「それでは説明しながら向かいますね、この先の街で賭博場に行った冒険者達が数名奴隷落ちしているんです。どうやらイカサマで負けさせているようなのですがそれを見破る事が出来ないそうなのです」
「えー!イカサマなんて酷い!無計画でやりすぎてお金無くなっちゃうのは仕方ないですが…」
「そうですね、自分のお金で無理なく遊ぶのならいいと思いますがイカサマは許せません…そこでミヅキさんに協力してもらおうかと…」
「私のインチキサイコロですか?」
私が聞くと、セバスさんが苦笑する。
「ミヅキさんのはインチキではありませんよ、あれは加護の力でしょうからね。多分ミヅキさんならどの勝負でも勝ちは揺るがないかと…」
「だといいですけど…私子供ですけど賭博場入れるんですか?」
「貴族の子供などは入店してますから問題無いですが…決して一人で行ってはいけませんよ」
「はーい」
「今回はミヅキさんが貴族の娘、私がその執事としてお供をしている設定です。私の事はセバスと呼んでください」
「えー!無理です!セバスさんを呼び捨てなんて…」
「大丈夫です。お仕事だと割り切って下さい」
「うう…」
「私はミヅキ様とお呼びします」
「様!!」
私が嫌そうな顔をすると…
「それが嫌なら…お嬢様…でしょうか?」
前を座る私の顔を覗き込んでニコリと笑う。
「お嬢様…」
耳元で囁かれて背筋がブルっと震える。
「ミヅキ様でいいです…」
「はい、ミヅキ様」
セバスさんが嬉しそうに答えた。
街に付くとそのままその街のギルドに向かう。
そこで部屋を借りて着替えると…
「ミヅキ様、用意は出来ましたか?」
「あっ!はい」
受付のお姉さんに手伝ってもらい着替えを済ませるとセバスさんから声がかかった。
部屋を出ると、執事服に身を包んだセバスさんが白い手袋をつけて、右手を前の胸元に…左手を後ろに隠して添えて立っていた。
か、かっこいい…
元々執事など最高に似合いそうなセバスさんはなんの違和感もない!
それに比べて私のちんちくりんぶり…穴があったら入りたい…
フリフリのドレスに羽の付いた帽子…服に着られている感半端ないよ…
「ミヅキ様、お似合いです」
そんなセバスさんのお世辞に苦笑いする。
「やっぱり私が貴族とか無理ですよ…」
「そんな事無いです!とっても可愛いらしいですよ」
服を着せてくれたお姉さんが可愛いと言ってくれた。
「はい。でも帽子はやりすぎですね…こんな物があってはミヅキ様の可愛い顔がよく見えませんから」
セバスさんがそっと帽子を外すと髪を整えながらパチッと頭に何かつけた。
「その変わりにこの髪飾りをつけましょう」
そっと触るとリボンの形の髪飾りが付いている。
鏡で確認するとセバスさんと髪と瞳と同じ色の灰色のバレッタだった。
「か、可愛いです!ドレスとピッタリ!」
お姉さんには好評のようだ、まぁ帽子よりいいかも…
私はそっと髪飾りを触ってなんだかくすぐったくて…こっそりと笑った。
463
あなたにおすすめの小説
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
転生幼女はお願いしたい~100万年に1人と言われた力で自由気ままな異世界ライフ~
土偶の友
ファンタジー
サクヤは目が覚めると森の中にいた。
しかも隣にはもふもふで真っ白な小さい虎。
虎……? と思ってなでていると、懐かれて一緒に行動をすることに。
歩いていると、新しいもふもふのフェンリルが現れ、フェンリルも助けることになった。
それからは困っている人を助けたり、もふもふしたりのんびりと生きる。
9/28~10/6 までHOTランキング1位!
5/22に2巻が発売します!
それに伴い、24章まで取り下げになるので、よろしく願いします。
異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)
なかじまあゆこ
ファンタジー
可愛いもふもふ達とアリナは異世界でスローライフをします。
異世界召喚された安莉奈は幼女の姿になっていた。神様に与えられた能力を使い眷属聖獣猫モフにゃーや魔獣のライオン魔獣鳥に魔獣の日焼けとお料理を創造します!
熊元安莉奈(くまもとありな)は黄色のバスに乗せられ異世界召喚された。 そして、なぜだか幼女の姿になっていた。しかも、日本の地球人だったことを忘れていたのだ。 優しいモリーナ夫妻に養子として引き取れた安莉奈はアリナになった。 モリーナ夫妻はカフェ食堂を経営していたが繁盛しておらず貧乏だった。料理が出来ないアリナはお皿洗いなどのお手伝いを小さな体ながらしていたのだけど。 神様から日本料理を創造する力が与えられていた! その力を使うと。
地球では辛い生活を送っていた安莉奈が異世界ではアリナとしてお父さんに激愛され幸せに生きている。
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
【5/22 書籍1巻発売中!】
そんなに嫌いなら、私は消えることを選びます。
秋月一花
恋愛
「お前はいつものろまで、クズで、私の引き立て役なのよ、お姉様」
私を蔑む視線を向けて、双子の妹がそう言った。
「本当、お前と違ってジュリーは賢くて、裁縫も刺繍も天才的だよ」
愛しそうな表情を浮かべて、妹を抱きしめるお父様。
「――あなたは、この家に要らないのよ」
扇子で私の頬を叩くお母様。
……そんなに私のことが嫌いなら、消えることを選びます。
消えた先で、私は『愛』を知ることが出来た。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
コミカライズ決定!【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(りょうが)今年は7冊!
ファンタジー
コミカライズ決定です! 詳細は許可が出てから改めて発表しますので、しばらくお待ちください(*´꒳`*)
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2025/12/25,コミカライズ決定!
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。