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14章
685.護身術
私達はセバスさんとエルフの国と繋がっている森の方へと食材の調達ついでに確認に来ていた。
「エルフの国から誰が来るんですかね!」
誰に会えるのかと楽しみにしていると
「最初は希望を出した方が二人来ると伺ってますよ。名前までは聞いていませんね。まぁ来れば魔力でわかるでしょうが…」
「希望…こっちに来たいって思ってくれたエルフさんが来るんですね!楽しみだなぁ~」
誰かなぁ~さすがに王子達は立場上来ないかな?でもオリビアも王女だし無くはないかなぁ~
誰が来るのか想像しながらスキップしていると…
【ミヅキ、止まれ!】
「ミヅキさんこちらへ」
シルバとセバスさんが声をかけてきた。
「えっ!?な、なに?」
セバスさんに抱きかかえられると、シルバが唸りながら警戒する。
するとシルバ達が見つめる先からヨダレを垂らし牙をむきだした魔物が姿を現した。
【シルバ!】
心配して声をかけると
【美味そうだ!!】
シルバが舌なめずりする。
うん、大丈夫そうだね。あんな生きてる状態で食材として認識している。
「シルバさん、ヨダレを垂らしていますが、今は食べられませんよ?」
【あっ!そうだった…】
シルバが一気にやる気を無くすと
【じゃあ僕が!】
シンクが飛び出していき火魔法で 魔物を丸焦げにした。
「あー!シンクやりすぎ~」
【ごめーん!】
シンクがしまったとウインクする。
【なんか久しぶりでつい力が入っちゃった!】
セバスさんと魔物の死体を見に行くと…
「これは…芯まで焦げていそうですね」
セバスさんがガシッと足蹴にするとボロっと体が崩れ落ちた。
「これじゃあ使えませんね…せっかく肉で出汁が取れると思ったのになぁ~」
【なに!?出汁ってなんだ!?あの美味いスープの事か?】
【そうだよ。食べなくても美味しく味わえるんだよ】
【よし!次からはちゃんと俺が狩るぞ!シンクも次は気をつけろよ!】
【おっけー!】
シルバが急にやる気を見せた。
しばらく魔物を狩ることに集中する事にした、私は日頃の成果をセバスさんにお披露目する。
「風刃!(弱)」
スポーン!と魔物の首が跳ねると
【コハク!】
【はーい!】
コハクは魔物の足にツルを絡めて逆さに吊るす。
ドバドバと血を垂れ流がして血抜きする。
「はい、ミヅキさん魔法の調節が大変上手になりましたね」
セバスさんがニコニコと授業参観の親の様にその様子を見ていた。
「そ、そうですか~」
なんだか親に見られているようで照れる。
「それならもう魔法の方は大丈夫そうですね…あとは少し体も鍛えましょうか?」
「体…」
アランさんやじいちゃんみたいなムキムキを想像する。
確かに力が付けば魔法を封じられても勝てるかも!
「はい!アランさんみたくムキムキになれるように頑張ります」
「はっ?い、いえそんな頑張らなくていいんですよ」
セバスさんが首を振って否定した。
まぁ確かにアランさん程はいいか…なら…
「じゃあ目指せベネットさんかな!ベネットさんの腹筋憧れます」
戦女の剣のベネットさんの締まったお腹を思い出して自分のぷにぷにの腹を叩いた。
ポンッといい音がしてセバスさんに笑われる。
「ミヅキさんはそのままでいいのですよ。成長してからいくらでも鍛えられます。でもその可愛い子供時代は今だけなのですからゆっくりと大きくなれば良いと思いますよ」
「そうかなぁ…」
【俺もセバスに賛成だ!ミヅキはアランみたくならんでいい!】
ウンウンとシンク達も頷く。
自分としてはベネットさんの様なかっこいい腹筋は憧れなんだけどなぁ…なんか前も反対されたし…
ムーっと納得出来ないでいると
「もちろん姿はそのままで、魔力で強化する方法を教えておきますね」
「あっ!前に見ました!魔力で体力とか防御力を強化するんですよね!」
「ええ、そうです。ミヅキさんは魔力もありコントロールも出来てるようなので教えても良いでしょう。そうすれば元の体の方も鍛えられますし」
「頑張ります!」
セバスさんは嬉しそうに笑うと私の手を優しくとって握りしめた。
セバスさんに握られた手の指先が熱くなる。
「まずは魔力を自分の体に鎧のように貼り付けるイメージですね、ミヅキさんならここまでは簡単でしょうか?」
「はい!回復魔法の感じに似てます!」
「そうですね、あとはこれを維持します。そこが集中力を使うので少し難しいかと…本来ならこの維持する段階で魔力が尽きてしまうのですが…」
セバスさんが心配そうに見つめるがまだまだ魔力に余裕がある。
「全然大丈夫です!」
「さすがミヅキさんですね、魔力量は問題無さそうです。魔力量によって強化の力も変わってきますが強くすればそれだけ魔力を消費しますのでなるべく少なめに…」
「はい」
私は集中して魔力を全身に纏うように広げるが…所々に厚さがバラバラになる。
「んー結構難しいです」
「いえ…一回でそこまで出来ればすごいですよ、私も師匠に教えて貰って初めての時は気絶しましたからね」
セバスさんが懐かしそうに笑った。
「まぁ徐々に慣らしていきましょう、ちょっとここを殴ってみて下さい」
セバスさんが手をパーにして手を出した。
私はセバスさんの手を目掛けてパンッ!と拳を突き出した!
バシッ!
空気を叩くような高い音が響いた…いつもの私からは想像出来ないような力強さを感じる。
セバスさんの手のひらに拳をつけたまま驚いた顔でセバスさんを見つめると、セバスさんがよく出来ましたとニコッと笑った。
「今の感覚を忘れないように、体がキツくなる前に必ず止めることに気をつけて、一日一回魔力強化を習慣づける様にしてください」
「はい!あーなんか強くなった気がする!」
魔物で試してみたい!
私はキョロキョロと何かいないか探し出した!
◆
セバスはミヅキからの一撃に手のひらを見つめた。
本人は無邪気に試し打ちをしたいのかシルバさんに乗り魔物がいないか探していた。
「久しぶりに痺れました…」
じんわりと痺れる拳を握りしめてセバスはミヅキの傍に微笑みながら近づいていく。
これなら大体の輩なら一発で落ちるでしょう。
ミヅキに護身術(?)を教えられ満足そうに歩ていた。
「エルフの国から誰が来るんですかね!」
誰に会えるのかと楽しみにしていると
「最初は希望を出した方が二人来ると伺ってますよ。名前までは聞いていませんね。まぁ来れば魔力でわかるでしょうが…」
「希望…こっちに来たいって思ってくれたエルフさんが来るんですね!楽しみだなぁ~」
誰かなぁ~さすがに王子達は立場上来ないかな?でもオリビアも王女だし無くはないかなぁ~
誰が来るのか想像しながらスキップしていると…
【ミヅキ、止まれ!】
「ミヅキさんこちらへ」
シルバとセバスさんが声をかけてきた。
「えっ!?な、なに?」
セバスさんに抱きかかえられると、シルバが唸りながら警戒する。
するとシルバ達が見つめる先からヨダレを垂らし牙をむきだした魔物が姿を現した。
【シルバ!】
心配して声をかけると
【美味そうだ!!】
シルバが舌なめずりする。
うん、大丈夫そうだね。あんな生きてる状態で食材として認識している。
「シルバさん、ヨダレを垂らしていますが、今は食べられませんよ?」
【あっ!そうだった…】
シルバが一気にやる気を無くすと
【じゃあ僕が!】
シンクが飛び出していき火魔法で 魔物を丸焦げにした。
「あー!シンクやりすぎ~」
【ごめーん!】
シンクがしまったとウインクする。
【なんか久しぶりでつい力が入っちゃった!】
セバスさんと魔物の死体を見に行くと…
「これは…芯まで焦げていそうですね」
セバスさんがガシッと足蹴にするとボロっと体が崩れ落ちた。
「これじゃあ使えませんね…せっかく肉で出汁が取れると思ったのになぁ~」
【なに!?出汁ってなんだ!?あの美味いスープの事か?】
【そうだよ。食べなくても美味しく味わえるんだよ】
【よし!次からはちゃんと俺が狩るぞ!シンクも次は気をつけろよ!】
【おっけー!】
シルバが急にやる気を見せた。
しばらく魔物を狩ることに集中する事にした、私は日頃の成果をセバスさんにお披露目する。
「風刃!(弱)」
スポーン!と魔物の首が跳ねると
【コハク!】
【はーい!】
コハクは魔物の足にツルを絡めて逆さに吊るす。
ドバドバと血を垂れ流がして血抜きする。
「はい、ミヅキさん魔法の調節が大変上手になりましたね」
セバスさんがニコニコと授業参観の親の様にその様子を見ていた。
「そ、そうですか~」
なんだか親に見られているようで照れる。
「それならもう魔法の方は大丈夫そうですね…あとは少し体も鍛えましょうか?」
「体…」
アランさんやじいちゃんみたいなムキムキを想像する。
確かに力が付けば魔法を封じられても勝てるかも!
「はい!アランさんみたくムキムキになれるように頑張ります」
「はっ?い、いえそんな頑張らなくていいんですよ」
セバスさんが首を振って否定した。
まぁ確かにアランさん程はいいか…なら…
「じゃあ目指せベネットさんかな!ベネットさんの腹筋憧れます」
戦女の剣のベネットさんの締まったお腹を思い出して自分のぷにぷにの腹を叩いた。
ポンッといい音がしてセバスさんに笑われる。
「ミヅキさんはそのままでいいのですよ。成長してからいくらでも鍛えられます。でもその可愛い子供時代は今だけなのですからゆっくりと大きくなれば良いと思いますよ」
「そうかなぁ…」
【俺もセバスに賛成だ!ミヅキはアランみたくならんでいい!】
ウンウンとシンク達も頷く。
自分としてはベネットさんの様なかっこいい腹筋は憧れなんだけどなぁ…なんか前も反対されたし…
ムーっと納得出来ないでいると
「もちろん姿はそのままで、魔力で強化する方法を教えておきますね」
「あっ!前に見ました!魔力で体力とか防御力を強化するんですよね!」
「ええ、そうです。ミヅキさんは魔力もありコントロールも出来てるようなので教えても良いでしょう。そうすれば元の体の方も鍛えられますし」
「頑張ります!」
セバスさんは嬉しそうに笑うと私の手を優しくとって握りしめた。
セバスさんに握られた手の指先が熱くなる。
「まずは魔力を自分の体に鎧のように貼り付けるイメージですね、ミヅキさんならここまでは簡単でしょうか?」
「はい!回復魔法の感じに似てます!」
「そうですね、あとはこれを維持します。そこが集中力を使うので少し難しいかと…本来ならこの維持する段階で魔力が尽きてしまうのですが…」
セバスさんが心配そうに見つめるがまだまだ魔力に余裕がある。
「全然大丈夫です!」
「さすがミヅキさんですね、魔力量は問題無さそうです。魔力量によって強化の力も変わってきますが強くすればそれだけ魔力を消費しますのでなるべく少なめに…」
「はい」
私は集中して魔力を全身に纏うように広げるが…所々に厚さがバラバラになる。
「んー結構難しいです」
「いえ…一回でそこまで出来ればすごいですよ、私も師匠に教えて貰って初めての時は気絶しましたからね」
セバスさんが懐かしそうに笑った。
「まぁ徐々に慣らしていきましょう、ちょっとここを殴ってみて下さい」
セバスさんが手をパーにして手を出した。
私はセバスさんの手を目掛けてパンッ!と拳を突き出した!
バシッ!
空気を叩くような高い音が響いた…いつもの私からは想像出来ないような力強さを感じる。
セバスさんの手のひらに拳をつけたまま驚いた顔でセバスさんを見つめると、セバスさんがよく出来ましたとニコッと笑った。
「今の感覚を忘れないように、体がキツくなる前に必ず止めることに気をつけて、一日一回魔力強化を習慣づける様にしてください」
「はい!あーなんか強くなった気がする!」
魔物で試してみたい!
私はキョロキョロと何かいないか探し出した!
◆
セバスはミヅキからの一撃に手のひらを見つめた。
本人は無邪気に試し打ちをしたいのかシルバさんに乗り魔物がいないか探していた。
「久しぶりに痺れました…」
じんわりと痺れる拳を握りしめてセバスはミヅキの傍に微笑みながら近づいていく。
これなら大体の輩なら一発で落ちるでしょう。
ミヅキに護身術(?)を教えられ満足そうに歩ていた。
感想 6,830
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