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14章
694.
ルンバさんは私達を下ろすと…
「いいか二人とも、アイツらに何かされたらすぐに言うんだぞ」
ルンバさんはまだ警戒を解いたわけじゃなかった。
「はい、でもルンバさん本当に大丈夫だよ」
「うん、優しそうな人達だった」
私とムツカが二人を庇った。
「悪いヤツは最初はいい顔するもんだ、二人とも可愛いんだからアイツらだけじゃなくても気をつけるんだぞ」
「「はーい」」
私達の返事を聞いてルンバさんは少し笑顔を見せると調理場へと戻った。
「それで?何を食う?」
みんなに注文を聞く。
「ありったけの飯を作ってくれ!」
「なんでも食うぞ!」
アランさんとベイカーさんが早く早くと急かす。
「あっ!肉は無しでお願いします、ルンバさん!」
「ん?肉はいいのか?いいケンタウロスの肉が入ってるぞ?これはステーキで食べたら最高なのに…」
ルンバさんがでんっ!と肉をみんなに見せた。
「「「肉…」」」
ジュル…
口の中にヨダレか溢れた!
脂身が光ってて、サシが綺麗に入ってる~あれを焼いたら…
想像するだけでお腹が空いてきた。
でもダメダメ!みんなを心配させた罰だからね!
「大丈夫!今は獣人の国で無理したから罰でお肉抜きにしてるの」
「そういう事か、ならみんなもそうしろよ」
ルンバさんが肉を下げた。
「えー!俺は食うぞ!」
アランさんが慌ててルンバさんに声をかける。
「アランさん、みんなが我慢するんだから一緒に我慢しよ」
ムツカが興奮するアランさんを宥めた。
「グッ…ムツカにまで言われるとわ…」
アランさんはきまり悪そうに大人しく席に座った。
「アランさん酷い!私が言った時はやめる気なかったのに!」
私は態度の違いに憤怒した!
「ミヅキはどうも子供って事忘れるんだよな~」
ふん、それなら今度からムツカにアランさんの事は注意してもらおう!
「ほらじゃあまずは野菜の煮込みスープでも飲んでな!」
ルンバさんが早速肉抜きスープを持ってきてくれた。
「いい香り~」
ムツカと一緒に運ぶのを手伝った。
「俺も手伝うよ」
するとコジローさんが声をかけてくれた。
私はじいちゃんとベイカーさんに、コジローさんがエルフの二人にムツカがアランさんとコジローさんの分を運んでくれた。
「ムツカもついでに食べちまえ」
ルンバさんが残りの私の分とムツカの分を用意する。
「あっルンバさんシルバ達の分もお願いします」
でっかい器にシルバの分を盛って貰うと…
「これは重いから俺が持って行ってやる」
ルンバさんが裏口に運んでくれた。
【シルバ達お待たせ~】
【待ってたぞ!】
【ん~いいにおい~】
シルバとコハクがブンブンと尻尾を振っている。
「おお、おお、そんなに喜んでくれると作ったかいがあるな」
ルンバさんが喜ぶシルバ達の前にお皿を置く。
【どうぞ召し上がれ】
私が合図を出すとシルバ達がいっせいに食べだした。
【また出来たら持ってくるからそれ食べててね】
シルバ達にそう言うが食べる事に夢中のようだ。
私達は笑って店に戻った。
「ほら、ミヅキとムツカはこっちに来い」
待っていたじいちゃんが手招きするのでムツカとじいちゃんの隣に座った。
「じゃあいただきます!」
私達も早速いただく!
「ん~久しぶりで美味しい~野菜がたっぷりで食べ応えあるね」
「スープも人気なんですよ!」
ムツカが誇らしそうに教えてくれた。
「さすがルンバさんだね!じいちゃん美味しいね~」
「うんうん、そうじゃの~」
じいちゃんはまだ口につけてないのに美味しそうな顔で私とムツカの食べる様子を眺めていた。
「じいちゃんも見てないで食べないと!ほらあーん」
じいちゃんにスープをすくってやると
「あーん…んっ、今まで食べた飯で一番美味いぞ~」
目を潤ませて満足そうに笑っていた。
スープを飲み終え一息ついていると次の料理が運ばれてきた。
「ほい!次だ、今度はきのこたっぷり野菜のソテーだ」
沢山のきのこと色とりどりの野菜が食欲をそそる。
これもシルバ達に持って行ってあげてからみんなで食べた!
その後もルンバさんは肉を使わない料理を沢山作ってくれた。
「ふ…肉無しでも十分満足…美味しかった」
私はご馳走様と手を合わせた。
ムツカとコジローさんにエルフの二人も満足そうに手を合わせるが…
「俺はまだまだ食うぞ!」
「俺もだ!」
「わしももう少し頂こうかな」
アランさんとベイカーさんにじいちゃんはまだ食べると言い出した。
「じいちゃんもたくさん食べるね、でもセバスさんが待ってるから程々にね」
「うっ…そうだったな、じゃあ次で最後にするか…」
じいちゃんは最後の料理をゆっくり味わって食べていた。
食後のお茶を入れてあげると、ずっずーとすすって息をつく、そして寂しそうにギルドに帰って行った。
じいちゃん頑張れ!
じいちゃんと別れて私達もおなかいっぱいになった事だし一度家に戻ることにした。
「ミヅキちゃんおかえり!今からまた何かするのかい?」
「ミヅキちゃん帰ってたんだね!また店に遊びにおいで」
町を歩いていると次々に声をかけられる。
「あいつら俺達の事は見えてるのか?」
何故かベイカーさんとアランさんが隣を歩いているのに一向に声をかけられなかった。
「ミヅキもすっかりこの町に顔になっちまったな」
「今やこの町でミヅキを知らない奴は居ないんじゃ無いか?」
二人にからかわれる。
「なんでこうなったんだろ?本当ならもっと大人しくしてのんびりと過ごすつもりだったんだけどなぁ~」
どこで間違えたんだろ?
腕を組んで考えて見るがわからなかった。
でも今の暮らしを嫌だとは思わない…優しいベイカーさんに強くて素敵なセバスさん。食いしん坊のアランさん、かっこいいコジローさんにじいちゃんやデボットさんやレアルさん…シルバ達に囲まれて…賑やかで楽しい日々!
こんな暮らしがずっと続くといいなぁ…
【続くさ…俺達はずっといる】
私の心の声にシルバが答えた。
見れば金色に輝く瞳が優しくこちらを見つめている。
【うん、ずっといようね】
私はシルバにギュッと抱きついた。
「おーい、ミヅキ何してんだおいてくぞー」
「早くおいで」
ベイカーさんとコジローさんが足の止まった私を待っていてくれている。
【全くあいつらはいい所で…】
シルバが不満そうに二人を睨みつけた。
【ふふ、早くみんなのところに行こ!】
私はシルバと一緒に走り出した!
「いいか二人とも、アイツらに何かされたらすぐに言うんだぞ」
ルンバさんはまだ警戒を解いたわけじゃなかった。
「はい、でもルンバさん本当に大丈夫だよ」
「うん、優しそうな人達だった」
私とムツカが二人を庇った。
「悪いヤツは最初はいい顔するもんだ、二人とも可愛いんだからアイツらだけじゃなくても気をつけるんだぞ」
「「はーい」」
私達の返事を聞いてルンバさんは少し笑顔を見せると調理場へと戻った。
「それで?何を食う?」
みんなに注文を聞く。
「ありったけの飯を作ってくれ!」
「なんでも食うぞ!」
アランさんとベイカーさんが早く早くと急かす。
「あっ!肉は無しでお願いします、ルンバさん!」
「ん?肉はいいのか?いいケンタウロスの肉が入ってるぞ?これはステーキで食べたら最高なのに…」
ルンバさんがでんっ!と肉をみんなに見せた。
「「「肉…」」」
ジュル…
口の中にヨダレか溢れた!
脂身が光ってて、サシが綺麗に入ってる~あれを焼いたら…
想像するだけでお腹が空いてきた。
でもダメダメ!みんなを心配させた罰だからね!
「大丈夫!今は獣人の国で無理したから罰でお肉抜きにしてるの」
「そういう事か、ならみんなもそうしろよ」
ルンバさんが肉を下げた。
「えー!俺は食うぞ!」
アランさんが慌ててルンバさんに声をかける。
「アランさん、みんなが我慢するんだから一緒に我慢しよ」
ムツカが興奮するアランさんを宥めた。
「グッ…ムツカにまで言われるとわ…」
アランさんはきまり悪そうに大人しく席に座った。
「アランさん酷い!私が言った時はやめる気なかったのに!」
私は態度の違いに憤怒した!
「ミヅキはどうも子供って事忘れるんだよな~」
ふん、それなら今度からムツカにアランさんの事は注意してもらおう!
「ほらじゃあまずは野菜の煮込みスープでも飲んでな!」
ルンバさんが早速肉抜きスープを持ってきてくれた。
「いい香り~」
ムツカと一緒に運ぶのを手伝った。
「俺も手伝うよ」
するとコジローさんが声をかけてくれた。
私はじいちゃんとベイカーさんに、コジローさんがエルフの二人にムツカがアランさんとコジローさんの分を運んでくれた。
「ムツカもついでに食べちまえ」
ルンバさんが残りの私の分とムツカの分を用意する。
「あっルンバさんシルバ達の分もお願いします」
でっかい器にシルバの分を盛って貰うと…
「これは重いから俺が持って行ってやる」
ルンバさんが裏口に運んでくれた。
【シルバ達お待たせ~】
【待ってたぞ!】
【ん~いいにおい~】
シルバとコハクがブンブンと尻尾を振っている。
「おお、おお、そんなに喜んでくれると作ったかいがあるな」
ルンバさんが喜ぶシルバ達の前にお皿を置く。
【どうぞ召し上がれ】
私が合図を出すとシルバ達がいっせいに食べだした。
【また出来たら持ってくるからそれ食べててね】
シルバ達にそう言うが食べる事に夢中のようだ。
私達は笑って店に戻った。
「ほら、ミヅキとムツカはこっちに来い」
待っていたじいちゃんが手招きするのでムツカとじいちゃんの隣に座った。
「じゃあいただきます!」
私達も早速いただく!
「ん~久しぶりで美味しい~野菜がたっぷりで食べ応えあるね」
「スープも人気なんですよ!」
ムツカが誇らしそうに教えてくれた。
「さすがルンバさんだね!じいちゃん美味しいね~」
「うんうん、そうじゃの~」
じいちゃんはまだ口につけてないのに美味しそうな顔で私とムツカの食べる様子を眺めていた。
「じいちゃんも見てないで食べないと!ほらあーん」
じいちゃんにスープをすくってやると
「あーん…んっ、今まで食べた飯で一番美味いぞ~」
目を潤ませて満足そうに笑っていた。
スープを飲み終え一息ついていると次の料理が運ばれてきた。
「ほい!次だ、今度はきのこたっぷり野菜のソテーだ」
沢山のきのこと色とりどりの野菜が食欲をそそる。
これもシルバ達に持って行ってあげてからみんなで食べた!
その後もルンバさんは肉を使わない料理を沢山作ってくれた。
「ふ…肉無しでも十分満足…美味しかった」
私はご馳走様と手を合わせた。
ムツカとコジローさんにエルフの二人も満足そうに手を合わせるが…
「俺はまだまだ食うぞ!」
「俺もだ!」
「わしももう少し頂こうかな」
アランさんとベイカーさんにじいちゃんはまだ食べると言い出した。
「じいちゃんもたくさん食べるね、でもセバスさんが待ってるから程々にね」
「うっ…そうだったな、じゃあ次で最後にするか…」
じいちゃんは最後の料理をゆっくり味わって食べていた。
食後のお茶を入れてあげると、ずっずーとすすって息をつく、そして寂しそうにギルドに帰って行った。
じいちゃん頑張れ!
じいちゃんと別れて私達もおなかいっぱいになった事だし一度家に戻ることにした。
「ミヅキちゃんおかえり!今からまた何かするのかい?」
「ミヅキちゃん帰ってたんだね!また店に遊びにおいで」
町を歩いていると次々に声をかけられる。
「あいつら俺達の事は見えてるのか?」
何故かベイカーさんとアランさんが隣を歩いているのに一向に声をかけられなかった。
「ミヅキもすっかりこの町に顔になっちまったな」
「今やこの町でミヅキを知らない奴は居ないんじゃ無いか?」
二人にからかわれる。
「なんでこうなったんだろ?本当ならもっと大人しくしてのんびりと過ごすつもりだったんだけどなぁ~」
どこで間違えたんだろ?
腕を組んで考えて見るがわからなかった。
でも今の暮らしを嫌だとは思わない…優しいベイカーさんに強くて素敵なセバスさん。食いしん坊のアランさん、かっこいいコジローさんにじいちゃんやデボットさんやレアルさん…シルバ達に囲まれて…賑やかで楽しい日々!
こんな暮らしがずっと続くといいなぁ…
【続くさ…俺達はずっといる】
私の心の声にシルバが答えた。
見れば金色に輝く瞳が優しくこちらを見つめている。
【うん、ずっといようね】
私はシルバにギュッと抱きついた。
「おーい、ミヅキ何してんだおいてくぞー」
「早くおいで」
ベイカーさんとコジローさんが足の止まった私を待っていてくれている。
【全くあいつらはいい所で…】
シルバが不満そうに二人を睨みつけた。
【ふふ、早くみんなのところに行こ!】
私はシルバと一緒に走り出した!
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