【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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後後178 山のアニャータの空遠くさいわいすむと

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ケーキと紅茶が来たので、アニャータに
「先に食べろ、話はあとだ」
と、また食べるの優先にさせるガク

ひもじい子を許せないガク?
特にモフには甘いガクだ。

一口二口たべ、それから一気にぺろっと食べきったアニャータ。
「お、いいな、まだいけるか?」と、見ていたのか、シューレが来てアニャータに言う。

「・・」ガクを見るアニャータ。
「2-3個お願いします」ガク。
「おう!」厨房に行くシューレ。

「最近はここでもケーキ出すようになったんだな?」泉さん。
「はっはっは!先日俺が頼んだんですよ。食いたいっ!!って」
「ほう、たまには・・・」
「・・・・・まぁね、、」
皆までいわれなくってよかったよ、と思うガク。

自覚あるんだなー、、

「あの、ここのケーキ、美味しいです、、食事も農国のみたいで美味しかったし、、」アニャータ
「よかったな、もうひもじい思いしなくて済むだろ。」
頷くアニャータ。

うまいケーキの大本はシューレだし、しかもまだ研鑽しているし。農国国王絶賛だし。


もぐらの次はネコかぁ、、ガクも人外に恵まれてるんだなぁ、、と思う泉。
その心の声を読んで、シューレも深く頷いた。
でも、シューレもその人外の一人だということを自覚していない。
まぁ、泉自身も人外を呼ぶ資質を持っているかもしれない、ということを見たくない、見ない、様子だが。

シューレが持ってきた3個とポットのお茶も完食し、
「ごちそうさまでした。」とアニャータ。

「んじゃ、この後トリミングしてやるから、それ終わったら泉さんと一緒に村長の家に泊まりなさいね?」ガク
小館に来た時は、泉さんはそんちょ宅女性陣の保護下に入る。彼女らに異論を述べることはこの村の何人たりとも実質許されないのだ!w
獣人の女の子なので、そんちょ宅以外無い、とお思ったガク。そう思うのも当然だろう。

「え!!私はガクさんのところがいいです!」アニャータがびっくりして言った。
??
「だって、、グレイス様とグレゴリー様が言ったし、、ガク様は優しいし、、」
ほほう、、と、泉とシューレ

「番(つがい)か?」豪速球泉
ぷぇ!っと吹くシューレ。

「・・はい、、」アニャータ、素直過ぎないか?
「いやいやいやいや、、たった一人で放りだされ、、」
「いや、領主様のところまでは転移門だろう?」泉
「はい、そうです」
・・・・・・
領都から、ここまで、、どうやったらあんな数ヶ月放浪してきたみたいになれるんだ?
といろいろシュミュレーションに入ってしまうガク。

その状況を知らない泉とシューレは怪訝な顔。
「・・・なんか、どうかしたのか?」
「ええ、、さっきまで、半年か一年ほど放浪してきたようなボロ雑巾みたいになってたんですけど、、、領都からここまでくるに、どうやったらそこまでなれるのかなぁ?と不思議に思って、、、」
・・・・・・・・・・・

「「どうやって?」」
アニャータに訊く、泉とシューレ。

どうって、領主様の邸を出て、小館どっちですか?と聞いて歩いて、お腹が空いたので森に入って狩りしようとしたら、沼にはまったり、崖から落ちたり、、川も無く、、、獲物もすぐ側まで来るのに捕まえられなくって、、、
とかいろいろ説明していた。

(獲物におもいっきりからかわれてたんだなぁ、、しかも、領主様、アニャータが屋敷出て小館に向かったの知らないんじゃないか?)泉、シューレ、ガク

「とりあえず、俺が村長呼んで来よう、おばはんも(村長の奥さんのこと)」と泉さんが立ち上がると、
ガラッつ!
「話は聞いた」ちゃららーーーんららららぁーーん、ちゃららぁーんららららぁーらー
と、テーマ村愚を口ずさみ入ってきた村長。

「あ、奥さんも呼んできてくれたらうれしいかも、、」ガク
・・・・・すごすご戻っていく村長。
ガクも何気に”立ってる者は**でも使え”系で、将軍を使ってるのこそ見たこと無いが、それなりのことは平気でしている。

ほどなく、どどどどど!!という地響きと共にどやどや!っと入ってきたそんちょ宅女性陣の非番(シューレ食堂)の方々。
「なになに!!??すごく可愛い子が生えたって?!!」
どこに?何が?

少し話を訊いた彼女たち、そんちょ抜きで、
とりあえずアニャータは村長宅に世話になる。そのうちガクと番にさせるから安心しろ。それまで良い嫁になるためにウチで修行しなさい。と言いくるめられていた。

番になるって決めつけられても困るが、、と思うガク。
「でも、別に嫌だって理由は無いんだろ?」泉さん
・・・・・「うっす、、」
へっw、と鼻で笑う泉とシューレ。

しかし、風呂上がりのあのロシアンの毛並み、あれは、ほんとにガクの一目惚れであったろう。


で、どーやってガクの小屋まで辿り着いたの?と泉が訊くと、
街道で小館の方向を訊いた荷車の人達が親切で、荷車に乗せてくれてガクの小屋まで案内してくれた、とのことだった。

人さらいとか居ない地域で良かったよっつ!!!と、ガクと泉は心底思った。

更にガクは
あの女公爵とグレさんにはきつく叱らんとわかんないようだな!と。
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