【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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夕方前に馬車は領都、領主様の邸に無事に着いた。

「無事に付きましたね!」喜ぶアニャータ
うん”無事”に着いたね
そんちょはなぜか足がガクガクになっている。
両手を前に出して、アニャータに「おんぶ・・」とか言っている。今は人間形態だからおぶわれてもモフれないよ?

シューレは
「んじゃ私は店にでも顔だして
ガチャ、
「おう来たか!はよ入れ!お、大精霊様もご一緒か、どうぞお茶でもさせてください」
と強引というかなし崩しにシューレも一緒に連れて行かされた。

客間に通され、
将軍様とお后様がいたでごわす。
まいったな、、
村長もグルかな?と思ってアニャータの背を見ると、びっくりしているので知らなかったのか。
俺が目をそらしてもニタリともしないんで、まじなんだろうな。

シューレがさっさと席に座った。
将軍を見ると、頷いてくれたのでアニャータを促して席に座る。座る前に村長は隣の席に座らせるアニャータ。
泉さんはそんちょの向こう側に。
それから領主様は将軍様の横、王妃様とは逆に座った。

将軍様の口が開く
「さて、武国においてのガクとアニャータの結婚式だが、
うぇえええという顔になっている俺。わざとではない。

「・・まぁ、面倒くさいだろうが、役目だと我慢しろ。」
「・・はい」

「おぬしの主(あるじ)には儂もなっているが、忠信のほうが上位の主だ。なのでこの東武領都で行う。忠信の意向で、領民皆に恩恵を与えられるようにしたいというので、一ヶ月後に行い、それまでに用意をする。ガク達はそれまで無用だ。式の3-4日前にここに入れば良い。
泉、おぬしは式の10日ほど前にここに入ってくれ。主な役割は、大田と博子がろくなことしでかさないように見張り、何かしようとしたら邪魔をすること。それと、気がつくことがあったら何でもいい、忠信に言ってくれ」
「厳しい要求ですが、、、できれば、ガクが居れば完璧にこなせると思いますが。」泉さん

わかるよ、俺だって一人でそんなことやれって言われたら無理って言うよ。で、泉さんを入れてくれって言うよ。
でも、やだなぁ・・・

「ガク?」将軍様
「・・ううう・・・しかたありません、」

「で、泉、おまえも式でアニャータを補佐する役をしてくれ。出入りに手を引いたり、立っているときは後ろに控えていたり。武国の着物で式を行うので結構きついと思う。」
「そのくらいであれば私にもできましょう」泉さん

「うむ。信忠、何かあるか?」
「いえ、ございません」
「奥は?」
「できればアニャータちゃんにはもう少し早めに入ってもらいたいわね。可愛いし」
おや?
まぁ、華子がアレだからな・・。

「じゃ、俺と一緒にこっちに来るか?」とアニャータに訊く。
「そうですね、お願いします」

「ではそういうことだ。3人とも、このあと採寸してもらえ」
「え?おr、拙者も?」泉さん
「勿論。式にはそれ相応の格好をしてもらわねばならない」
・・・・・あのぉ(泉)

「あまりおなごおなごしないようにと言いつけてあるから、大丈夫だろう(と思う)」将軍様
で、奥さんを見て
「やらかすなよ?」
「なんのことでしょう?しませんよ?(多分)」
夫婦である!

その後シューレは将軍様に呼ばれ、領主様の執務室に行った様子。


その後3人でそれぞれ別に採寸してもらった。
当然俺がすぐに終わり、入り口横の茶室で茶と菓子を食べていた。和菓子。つまり、領主様はまだ洋菓子には慣れていないようだ。

その後泉さんが降りてきた。俺は一階の控えの間でやったのに、泉さんとアニャータは二階の客間でか。まぁ仕方ないよね?

「アニャータは時間が掛かるようだぞ?なんかねこの分も採寸し、いろいろ着せ替えて試して見るようだ」
おやまぁ、お后様だな?

「んじゃ、久しぶりに外行きますか?」
「あれ?シューレはいないのか?」
そういえば、
「まだ見ていないですね?」

「・・・・・・・なんか」
「ええ、企みに加担させられている?」
「嬉々として乗っかって?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・またか!とか言えそうも?

「何を良からぬことを?」
シューレ、後ろにいました。
転位だな?音もたてずに・・・

「うむ、有意義な話し合いであった!」
やばさしか感じないっ!!

「では行こうか!」
へ?
「外に行くのであろう?久しぶりにウチのケーキでも食いに来い」
「「おーーーっつ!!!」」

泉さんは打って変わってホクホク笑顔。こういうときだけは見た目年齢相応だよなー。
まぁ、俺もあの味を思い出すだけでもよだれが湧いてくるけど。

なんか旨くずらされた感じがしないでもないが、まぁお店に行ってからでもいいかな?


で、新作(弟子達作)の嵐であった!!
が、

「半数はボツだな」泉さん
「うん、世界で最も美味いものを食べてても、一緒にダメなもの食わされると、なんか旨くなくなっていくのはフシギダネ!」

「まだあるぞ?」シューレ、もっと持ってくる。
「む・・・」と、シューレの盆を見つめ、シュッシュッシュッとうまそうなものだけ取っていう。
「残りはガクなー」卑怯な泉!

「早いものがちだろ?」
まぁいっかー毒味役だもんな、もともと

「いや、私が頼んだのは味見役だけどな?」シューレ
一生味見役。おいしけりゃ最高だが、そうでないと、、売りモン以下。

だが!泉さんが残したダメそうな10点のうち、1つだけ「うまい!」というのがあった!!やったね!

それを泉さんが一口食べ
「まずいものばかり食べたから、この程度で美味いと思ったんだろうな」
ばっさり・・

へっ、それでもうんまい!とおもった、思えたんだから、しあわせというものさっ!

肥えた口、キライいっつ!!!
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