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23話 ギルドマスター
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朝を迎えたが、ほんのり外が明るくなってる程度なのでまだかなり早い時間だなと思う。
うーん…どうしようと思っているとルピが起きてきたので、今朝は一緒に一階へ向かった。
起きてる僕を見て、なんで起きてるの?って聞かれたけど眼が覚めちゃったと伝えると、とくにそれ以上聞かれることはなかった。
マーヤさんも台所にいる僕を見て、どうしたんだい?って顔をされたけど、マーヤさんから何か聞かれることはなかった。
すぐにパン屋の厨房に行くと思っていたらそうではないようで、マーヤさんとルピは朝まず温かい飲み物を飲んでから厨房に向かうらしい。
マーヤさんは温かいお茶。ルピは砂糖たっぷりホットミルク。僕にもホットミルクを入れてくれた。
その後2人は着替えお互い役割分担ができているようで、今日はこのパン達を作るさねとマーヤさんがルピに声をかけると手際よく準備が始まった。
僕は、厨房のイス…。
手伝うよと声をかけたけど、ルピに朝は時間との勝負だから大丈夫!と言われ軽く凹む。まぁ…僕がいても邪魔になるだけだから仕方ないけどさ…。
マーヤさんとルピの手によりドンドン下ごしらえをされ作られていくパン。何度見てもこの光景はすごい。
「ハヤト、今日は出かけるのかい?」
「昨日、ギルドで鑑定結果聞かずに帰ってきてしまったので聞きに行って、そのあと薬草を調べようかなと思ってます」
「薬草を調べるって効能をかい?薬師にでもなりたいのかい?」
「えっと…どれが薬草かわからなくて、薬草採取の依頼が受けれないから勉強しようかなと…」
「山奥で育ったのに薬草も知らないのかい⁉︎」
薬草は家の庭で育ててる人もいるらしく、子供が雑草と間違って抜かないように、子供の頃からある程度の知識は教えられるそう。そのため、知らない僕にどこのお坊ちゃんだいと笑われる。
他の世界から来ました!なんて言えないため、適当にごまかしつつパン作りを終えたルピやマーサさん達と朝ごはんを食べた。
今日は冒険者ギルドに行って生産ギルドで薬草について聞く予定だから、レザーアーマーは着なくても良いかと思ったけど、また変なのに絡まれても困るし着ていくことにした。
本日のルピの服装は、両肩に可愛いリボンがあしらわれたノースリーブに短パン。うん!今日も可愛い!
「ハヤト、これは今日の弁当さね。あんまり寝れてないようだから無理せず早めに帰っておいでよ」
朝早く起きていた僕のことを気づかってくらるマーヤさんに感謝をして家を出る。
「ルピ、まずはギルドに行こう」
『わかったー!』
真っ直ぐに冒険者ギルドを目指し、受付さんに声をかける。
「すいません。昨日の討伐依頼と魔石の鑑定結果を聞きにきました」
「あ…。えっと…。あの、少しお待ちくださいね」
あれ…。昨日出したのはランクの低いゴブリン達の魔石だから問題ないはずなんだけど、なんかおかしかったのかな…。しばらく待つと受付さんが戻ってきた。
「別のお部屋で鑑定結果の報告をさせていただいてもよろしいですか?」
「えっ?別の部屋なんですか?昨日は普通に魔石の買取してもらえたんですけど、鑑定結果は何か違うんですか?」
「少し事情がありまして…」
「わかりました…」
なにこれ。ちょっと怖いんだけど…。でも、行くしかなさそうな雰囲気なので案内してくれる受付さんについて行くと、案内された部屋の前の扉で待つように言われる。
「お待たせしました。どうぞお入りください」
「はい」
中に入ると、見事につるっぱげでダンディな60代ぐらいの男性が僕たちに目を向けてくる。
「いきなり呼んで悪かったな。俺はギルドマスターのゲーハだ」
やばい‼︎逆から読んだらハーゲだ。頭と名前で笑いそうになるのをこらえるけど、顔が笑いをこらえて引きつってしまう。
「どうした…?まぁ良い。そこの魔獣はお前の従魔だな?」
「はい。僕の従魔のルピです」
「やはりそうか。報告の通りだな。お前達、やらかしてくれたみたいだな…」
やらかす?僕たち何もしてないと思うんだけど…。
「わかってない顔だな。昨日お前ら街の外で魔物討伐をしていたろ?」
「はい。依頼をこなしたかったので」
「周りに他の人間がいたのには気づかなかったのか?」
「え…。いましたっけ?」
『ルピとお話ししてる時に遠くから見てる人がいたけど、ハヤト見てなかったよー』
「えっ?そうなの?話に夢中になってたからかなぁ…」
「お前…従魔とまさか話せるのか⁉」
え…なんかダメなの…。まさか、従魔念話ってギフトだった⁉テイマーは身につけられるのかと思ってた…。安易に考えずルピに確認しとけば良かった。
重い空気が部屋に流れやばそうな雰囲気になる。そして今日も変な人に絡まれそうです…。
うーん…どうしようと思っているとルピが起きてきたので、今朝は一緒に一階へ向かった。
起きてる僕を見て、なんで起きてるの?って聞かれたけど眼が覚めちゃったと伝えると、とくにそれ以上聞かれることはなかった。
マーヤさんも台所にいる僕を見て、どうしたんだい?って顔をされたけど、マーヤさんから何か聞かれることはなかった。
すぐにパン屋の厨房に行くと思っていたらそうではないようで、マーヤさんとルピは朝まず温かい飲み物を飲んでから厨房に向かうらしい。
マーヤさんは温かいお茶。ルピは砂糖たっぷりホットミルク。僕にもホットミルクを入れてくれた。
その後2人は着替えお互い役割分担ができているようで、今日はこのパン達を作るさねとマーヤさんがルピに声をかけると手際よく準備が始まった。
僕は、厨房のイス…。
手伝うよと声をかけたけど、ルピに朝は時間との勝負だから大丈夫!と言われ軽く凹む。まぁ…僕がいても邪魔になるだけだから仕方ないけどさ…。
マーヤさんとルピの手によりドンドン下ごしらえをされ作られていくパン。何度見てもこの光景はすごい。
「ハヤト、今日は出かけるのかい?」
「昨日、ギルドで鑑定結果聞かずに帰ってきてしまったので聞きに行って、そのあと薬草を調べようかなと思ってます」
「薬草を調べるって効能をかい?薬師にでもなりたいのかい?」
「えっと…どれが薬草かわからなくて、薬草採取の依頼が受けれないから勉強しようかなと…」
「山奥で育ったのに薬草も知らないのかい⁉︎」
薬草は家の庭で育ててる人もいるらしく、子供が雑草と間違って抜かないように、子供の頃からある程度の知識は教えられるそう。そのため、知らない僕にどこのお坊ちゃんだいと笑われる。
他の世界から来ました!なんて言えないため、適当にごまかしつつパン作りを終えたルピやマーサさん達と朝ごはんを食べた。
今日は冒険者ギルドに行って生産ギルドで薬草について聞く予定だから、レザーアーマーは着なくても良いかと思ったけど、また変なのに絡まれても困るし着ていくことにした。
本日のルピの服装は、両肩に可愛いリボンがあしらわれたノースリーブに短パン。うん!今日も可愛い!
「ハヤト、これは今日の弁当さね。あんまり寝れてないようだから無理せず早めに帰っておいでよ」
朝早く起きていた僕のことを気づかってくらるマーヤさんに感謝をして家を出る。
「ルピ、まずはギルドに行こう」
『わかったー!』
真っ直ぐに冒険者ギルドを目指し、受付さんに声をかける。
「すいません。昨日の討伐依頼と魔石の鑑定結果を聞きにきました」
「あ…。えっと…。あの、少しお待ちくださいね」
あれ…。昨日出したのはランクの低いゴブリン達の魔石だから問題ないはずなんだけど、なんかおかしかったのかな…。しばらく待つと受付さんが戻ってきた。
「別のお部屋で鑑定結果の報告をさせていただいてもよろしいですか?」
「えっ?別の部屋なんですか?昨日は普通に魔石の買取してもらえたんですけど、鑑定結果は何か違うんですか?」
「少し事情がありまして…」
「わかりました…」
なにこれ。ちょっと怖いんだけど…。でも、行くしかなさそうな雰囲気なので案内してくれる受付さんについて行くと、案内された部屋の前の扉で待つように言われる。
「お待たせしました。どうぞお入りください」
「はい」
中に入ると、見事につるっぱげでダンディな60代ぐらいの男性が僕たちに目を向けてくる。
「いきなり呼んで悪かったな。俺はギルドマスターのゲーハだ」
やばい‼︎逆から読んだらハーゲだ。頭と名前で笑いそうになるのをこらえるけど、顔が笑いをこらえて引きつってしまう。
「どうした…?まぁ良い。そこの魔獣はお前の従魔だな?」
「はい。僕の従魔のルピです」
「やはりそうか。報告の通りだな。お前達、やらかしてくれたみたいだな…」
やらかす?僕たち何もしてないと思うんだけど…。
「わかってない顔だな。昨日お前ら街の外で魔物討伐をしていたろ?」
「はい。依頼をこなしたかったので」
「周りに他の人間がいたのには気づかなかったのか?」
「え…。いましたっけ?」
『ルピとお話ししてる時に遠くから見てる人がいたけど、ハヤト見てなかったよー』
「えっ?そうなの?話に夢中になってたからかなぁ…」
「お前…従魔とまさか話せるのか⁉」
え…なんかダメなの…。まさか、従魔念話ってギフトだった⁉テイマーは身につけられるのかと思ってた…。安易に考えずルピに確認しとけば良かった。
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