60 / 84
56話植えますか!
しおりを挟む
今日は朝から生産ギルドに来ていた。薬草の種と、出来れば他にも果物の種とか欲しい。庭でたくさんのものを育てるのは僕の夢に1つだからね!
「すいません。薬草の種や果物の種を頂けますか?」
「はい。大丈夫ですよ。薬草担当お呼びしますね」
もしかして…。やっぱり…。ルーナさんが、お待たせしましたー!と元気よく出て来た。
「また来てくれたんですか‼︎嬉しいです!今日はどの勉強にしますか?」
「今日は種だけ欲しくて。売ってもらえないかなと」
「かしこまりました!では数種類の種をご用意しますね!」
お!意外とすんなり終わりそうだなって思った僕がバカでした。これが毒消しでこれが麻痺に効果があってと、今回も永遠と話が続くんじゃないかと思ったよ。途中で飽きたロッソが、ヒューイと鳴いてくれたおかげで、またやるところでした!と話が終わって助かった。
今回は毒消しに麻痺消し、回復用の薬草や桃と梨の種をもらって来た。この世界では、あまり季節は関係ないみたいでいつでも育つらしい。でも、育てるのは難しいですから諦めない気持ちが大切ですよ!と言われる。ルピにかかれば一瞬だから大丈夫ですと心の中で答え、全部で銀貨5枚のお支払いをしコリーの元へ向かった。
『待ちくたびれたぞ。外装はできておる。中をどうするか決めるのを待っておったのじゃ』
「え!?もうそんな段階なの??」
『ワシ1人だからの。外装だけで丸一日かかってしまった。人間には出来ん技じゃがの!』
丸一日でこの状態がすごいよ。僕の予想以上だ。
「コリー寝てるの?」
『オシャレな家に睡眠は不要じゃ!』
「いやいや、体あっての建築だからね!?今日はこれから寝ること!それまで僕達は庭の手入れするから」
まだまだワシはできるんじゃ!年より扱いしおってと言われるけど、寝るまで家さわるの禁止令出しました。早く家が見たかったから、朝ご飯はお弁当にして持たせてもらった。開けるとサンドイッチと玉子焼きや唐揚げが入っていた。唐揚げ定番になってるな。
「コリーも食べる?朝ご飯お弁当にしてもらったんだけど」
『ワシはリンゴで大丈夫じゃ。リンゴは魔力が高いからの。それに人間が作る飯はあまり口に合わん』
『奴隷のご飯が口に合う魔物なんているはずないじゃない。あんなご飯、良く食べる気になったわね。よっぽどお腹減ってたんでしょうね』
ロッソ、朝からつっかかるのやめてあげて。僕達のために頑張ってくれてるんだから。コリーはロッソのいうことなんて気にせず、朝から威勢が良いの!若い証拠じゃと笑ってくれて助かる。
『はい!』
『なんじゃ、ワシは人間の食べ物はのぉ。口には合わんがくれるものを無下にはできんからの…』
ルピが差し出した唐揚げに、パクっと頬張る。ルピは誰に対しも優しいいい子だね。
『ムホォ!なんじゃこれは!噛むとジューシーな肉汁があふれ、肉臭さもなくうま味が広がる。そしてこの適切な揚げ加減。こりゃ上手いの!』
『一緒に食べればいいじゃない。美味しいわよ』
『一緒に食べよう!』
コリー意外と食レポが上手で笑ってしまいそうだった。それにムホォってなにムホォって。ロッソもなんだかんだいいながら、優しいんだからそのツンデレやめればいいのに。
腹いっぱいになったら少し眠気が襲ってきたぞと言って、木の上に登り器用に枝で寝ていた。寝返り売ったら落ちそうだけど大丈夫なのかな…。
「コリーが寝てる間に、お庭の準備しようか!その前に、この雑草どうにかしないとね。ロッソとルピで綺麗にしてくれる?本当は芝生が理想だけど、雑草を短く切っても芝生にはならないから全部刈っちゃおう」
『お家の周りの草を全部切ればいいの?』
「うん。草だけ刈るとまた生えてくるから、根っこ事抜いてくれる?」
『わかったー!』
ルピが力任せにぼっこぼっこと土を掘り起こして、根ごと抜いていく。ロッソが、それだとぐちゃぐちゃになるでしょ!抜いたら土は整えなさいよとルピに指導してくれていた。2人にかかればあっという間に家の周りの雑草取り終了。
「ありがとう。さっそく植えようか!どこになに植える?」
『木の近くにリンゴの木を植えるわ。その方が魔力操作がしやすいから。あとは任せるわ』
『ルピが他の決める!』
2人に種を渡したし、僕は昨夜植え今朝採取した薬草をポーションに変える作業をしようかな。昨日雑貨ギルドに行った時に大量のビンも購入したし。リリーは薄めるから良いと言っていたけど、僕の方で効果の低いポーションを量産できるなら、他の店にも卸せる可能性が広がるしね。
いろいろ試行錯誤しながらやってみると、上級に近い中級のポーションは普通のポーション5個。低級のポーションなら10個作ることが可能だった。作っては1つ1つビンに詰めていく。順調順調。
『あるじ、植え終わったわ』
『見て見てハヤト!』
2人が示した場所を見ると、泉の近くに小学校にある25メートルプール二つ分の畑が出来ていた。これまさか毎朝収穫するつもり⁉︎売れるかな…。毎朝50メートルプールの収穫考えるだけで頭が痛いよ…。でも、やってやったぜ‼︎という顔の2人に僕は何も言えない。
みんなで収穫すればどうにかなるでしょ!その頃ちょうどコリーも起きてきて、続きをやるかの!とこっちもこっちでやる気満々になっていた。
「すいません。薬草の種や果物の種を頂けますか?」
「はい。大丈夫ですよ。薬草担当お呼びしますね」
もしかして…。やっぱり…。ルーナさんが、お待たせしましたー!と元気よく出て来た。
「また来てくれたんですか‼︎嬉しいです!今日はどの勉強にしますか?」
「今日は種だけ欲しくて。売ってもらえないかなと」
「かしこまりました!では数種類の種をご用意しますね!」
お!意外とすんなり終わりそうだなって思った僕がバカでした。これが毒消しでこれが麻痺に効果があってと、今回も永遠と話が続くんじゃないかと思ったよ。途中で飽きたロッソが、ヒューイと鳴いてくれたおかげで、またやるところでした!と話が終わって助かった。
今回は毒消しに麻痺消し、回復用の薬草や桃と梨の種をもらって来た。この世界では、あまり季節は関係ないみたいでいつでも育つらしい。でも、育てるのは難しいですから諦めない気持ちが大切ですよ!と言われる。ルピにかかれば一瞬だから大丈夫ですと心の中で答え、全部で銀貨5枚のお支払いをしコリーの元へ向かった。
『待ちくたびれたぞ。外装はできておる。中をどうするか決めるのを待っておったのじゃ』
「え!?もうそんな段階なの??」
『ワシ1人だからの。外装だけで丸一日かかってしまった。人間には出来ん技じゃがの!』
丸一日でこの状態がすごいよ。僕の予想以上だ。
「コリー寝てるの?」
『オシャレな家に睡眠は不要じゃ!』
「いやいや、体あっての建築だからね!?今日はこれから寝ること!それまで僕達は庭の手入れするから」
まだまだワシはできるんじゃ!年より扱いしおってと言われるけど、寝るまで家さわるの禁止令出しました。早く家が見たかったから、朝ご飯はお弁当にして持たせてもらった。開けるとサンドイッチと玉子焼きや唐揚げが入っていた。唐揚げ定番になってるな。
「コリーも食べる?朝ご飯お弁当にしてもらったんだけど」
『ワシはリンゴで大丈夫じゃ。リンゴは魔力が高いからの。それに人間が作る飯はあまり口に合わん』
『奴隷のご飯が口に合う魔物なんているはずないじゃない。あんなご飯、良く食べる気になったわね。よっぽどお腹減ってたんでしょうね』
ロッソ、朝からつっかかるのやめてあげて。僕達のために頑張ってくれてるんだから。コリーはロッソのいうことなんて気にせず、朝から威勢が良いの!若い証拠じゃと笑ってくれて助かる。
『はい!』
『なんじゃ、ワシは人間の食べ物はのぉ。口には合わんがくれるものを無下にはできんからの…』
ルピが差し出した唐揚げに、パクっと頬張る。ルピは誰に対しも優しいいい子だね。
『ムホォ!なんじゃこれは!噛むとジューシーな肉汁があふれ、肉臭さもなくうま味が広がる。そしてこの適切な揚げ加減。こりゃ上手いの!』
『一緒に食べればいいじゃない。美味しいわよ』
『一緒に食べよう!』
コリー意外と食レポが上手で笑ってしまいそうだった。それにムホォってなにムホォって。ロッソもなんだかんだいいながら、優しいんだからそのツンデレやめればいいのに。
腹いっぱいになったら少し眠気が襲ってきたぞと言って、木の上に登り器用に枝で寝ていた。寝返り売ったら落ちそうだけど大丈夫なのかな…。
「コリーが寝てる間に、お庭の準備しようか!その前に、この雑草どうにかしないとね。ロッソとルピで綺麗にしてくれる?本当は芝生が理想だけど、雑草を短く切っても芝生にはならないから全部刈っちゃおう」
『お家の周りの草を全部切ればいいの?』
「うん。草だけ刈るとまた生えてくるから、根っこ事抜いてくれる?」
『わかったー!』
ルピが力任せにぼっこぼっこと土を掘り起こして、根ごと抜いていく。ロッソが、それだとぐちゃぐちゃになるでしょ!抜いたら土は整えなさいよとルピに指導してくれていた。2人にかかればあっという間に家の周りの雑草取り終了。
「ありがとう。さっそく植えようか!どこになに植える?」
『木の近くにリンゴの木を植えるわ。その方が魔力操作がしやすいから。あとは任せるわ』
『ルピが他の決める!』
2人に種を渡したし、僕は昨夜植え今朝採取した薬草をポーションに変える作業をしようかな。昨日雑貨ギルドに行った時に大量のビンも購入したし。リリーは薄めるから良いと言っていたけど、僕の方で効果の低いポーションを量産できるなら、他の店にも卸せる可能性が広がるしね。
いろいろ試行錯誤しながらやってみると、上級に近い中級のポーションは普通のポーション5個。低級のポーションなら10個作ることが可能だった。作っては1つ1つビンに詰めていく。順調順調。
『あるじ、植え終わったわ』
『見て見てハヤト!』
2人が示した場所を見ると、泉の近くに小学校にある25メートルプール二つ分の畑が出来ていた。これまさか毎朝収穫するつもり⁉︎売れるかな…。毎朝50メートルプールの収穫考えるだけで頭が痛いよ…。でも、やってやったぜ‼︎という顔の2人に僕は何も言えない。
みんなで収穫すればどうにかなるでしょ!その頃ちょうどコリーも起きてきて、続きをやるかの!とこっちもこっちでやる気満々になっていた。
1
あなたにおすすめの小説
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる