3 / 6
脱出
しおりを挟む
自室のクローゼットを開けて、簡易のワンピースを着る。
クローゼットには、三着の服しか入っていなかった。
王子の婚約者であったリーリアへの仕打ちは、酷いものだ。
教会も加担していてリーリアに渡されるはずの給金や治療費を長年に渡りリーリアに渡さず着服していた模様💢
体は、ガリガリに痩せてパサパサの艶のない髪目元にはクマが色濃く浮き上がり唇もガサガサ肌にも潤いが無い。
あいつら、絶対許さない💢
怒りを堪えながら現状把握。
「ステータス」
リーリア 16歳 聖女
体力 3 / 100
魔力 100/20000
スキル
生活魔法 聖魔法
加護
無し
状態 衰弱
「は~(T ^ T)」
先ずは、「ヒール」自分に回復魔法を掛けた。
体力は戻ったみたいね。魔力が無いから今は動ける程度だけど、脱出するには問題ない。
ポケットに、今まで貯めていたお金を入れて、部屋を出る。
(今まで治療費以外で直接リーリアに寄付してくれた方がいた為それを隠して貯めていた。)
ポシェットやバッグは無い。持ち物のないが入れるものすらない。💢
くたばれ教会、破滅しろ王族💢
奏は、心の中で悪態を吐きながら、人がいない事を確認して教会から脱出した。
…………外の世界は、臭かった。
糞尿入り混じり動物の匂いと混じり合い、悪臭をただよ這わせていた。
時代的に中世のヨーロッパってとこかな?
床は石畳 石と木で出来た煙突が並ぶ家々 奥に見えるは、お城かな?
先ずは、食糧調達 髪を紐で無造作に束ねハンカチでマスクを作り顔が見えないように前髪を垂らす。
金銭価値がわからないので取り敢えず近くの屋台で買い物する事にした。
「おじさん、その串肉いくら?」
屋台で焼いている串肉を見て声をかけたが、おじさんは愛想なく、「銅貨3枚」と答え銀貨1枚を出すとお釣りに
銅貨7枚と串肉をくれた。
「ありがとう」と言ってお釣りと串肉をもらい、噴水脇のベンチに腰を下ろし、肉に齧り付いた。
美味しい!塩味ではあったが、とても美味しかった。
味わって一口食べた。2口目行こうとすると、胃がおかしい。ムカムカする。毒か?
と思ったが、リーリアの今までの食生活で、納得した。
具のない薄い味のスープに硬いパン一つそれすら忙しい時は口にできず。
胃が受け付けなくなっていた。
串肉を、こちらを見ていたスライム?にいそうな服がボロボロになっている子どもに渡す。
子どっもは?
「ごめんね、齧り掛けだけど、食べてくれないかな?」
「貰っていいの?」
と子供が言ったので、その代わりお勧めの宿屋がないか聞くと、その子に何時も優しくしてくれる宿屋を教えて
もらった。
剣亭(つるぎてい)と言う宿屋兼お食事どころだとの事。
一泊銀貨1枚食事は、銅貨5枚から3枚までのメニューがあるそうだ。
私を見て訝しんだ亭主だが、銀貨3枚払い2泊と明日の朝夕の食事をお願いした。
「二階の角部屋、食事は、部屋のに持って行く。」
愛想なく、鍵を渡されて部屋に行く。
部屋に入り鍵を閉めるとすぐベットに体を横にした。
体も心も、疲れ切っていたらしくすぐ眠りに落ちそうになった所で、自分に回復魔法を掛けたところで意識
を手放した。
クローゼットには、三着の服しか入っていなかった。
王子の婚約者であったリーリアへの仕打ちは、酷いものだ。
教会も加担していてリーリアに渡されるはずの給金や治療費を長年に渡りリーリアに渡さず着服していた模様💢
体は、ガリガリに痩せてパサパサの艶のない髪目元にはクマが色濃く浮き上がり唇もガサガサ肌にも潤いが無い。
あいつら、絶対許さない💢
怒りを堪えながら現状把握。
「ステータス」
リーリア 16歳 聖女
体力 3 / 100
魔力 100/20000
スキル
生活魔法 聖魔法
加護
無し
状態 衰弱
「は~(T ^ T)」
先ずは、「ヒール」自分に回復魔法を掛けた。
体力は戻ったみたいね。魔力が無いから今は動ける程度だけど、脱出するには問題ない。
ポケットに、今まで貯めていたお金を入れて、部屋を出る。
(今まで治療費以外で直接リーリアに寄付してくれた方がいた為それを隠して貯めていた。)
ポシェットやバッグは無い。持ち物のないが入れるものすらない。💢
くたばれ教会、破滅しろ王族💢
奏は、心の中で悪態を吐きながら、人がいない事を確認して教会から脱出した。
…………外の世界は、臭かった。
糞尿入り混じり動物の匂いと混じり合い、悪臭をただよ這わせていた。
時代的に中世のヨーロッパってとこかな?
床は石畳 石と木で出来た煙突が並ぶ家々 奥に見えるは、お城かな?
先ずは、食糧調達 髪を紐で無造作に束ねハンカチでマスクを作り顔が見えないように前髪を垂らす。
金銭価値がわからないので取り敢えず近くの屋台で買い物する事にした。
「おじさん、その串肉いくら?」
屋台で焼いている串肉を見て声をかけたが、おじさんは愛想なく、「銅貨3枚」と答え銀貨1枚を出すとお釣りに
銅貨7枚と串肉をくれた。
「ありがとう」と言ってお釣りと串肉をもらい、噴水脇のベンチに腰を下ろし、肉に齧り付いた。
美味しい!塩味ではあったが、とても美味しかった。
味わって一口食べた。2口目行こうとすると、胃がおかしい。ムカムカする。毒か?
と思ったが、リーリアの今までの食生活で、納得した。
具のない薄い味のスープに硬いパン一つそれすら忙しい時は口にできず。
胃が受け付けなくなっていた。
串肉を、こちらを見ていたスライム?にいそうな服がボロボロになっている子どもに渡す。
子どっもは?
「ごめんね、齧り掛けだけど、食べてくれないかな?」
「貰っていいの?」
と子供が言ったので、その代わりお勧めの宿屋がないか聞くと、その子に何時も優しくしてくれる宿屋を教えて
もらった。
剣亭(つるぎてい)と言う宿屋兼お食事どころだとの事。
一泊銀貨1枚食事は、銅貨5枚から3枚までのメニューがあるそうだ。
私を見て訝しんだ亭主だが、銀貨3枚払い2泊と明日の朝夕の食事をお願いした。
「二階の角部屋、食事は、部屋のに持って行く。」
愛想なく、鍵を渡されて部屋に行く。
部屋に入り鍵を閉めるとすぐベットに体を横にした。
体も心も、疲れ切っていたらしくすぐ眠りに落ちそうになった所で、自分に回復魔法を掛けたところで意識
を手放した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる