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俺は体がデカくて、ろくに学もなくて、きっと小柄なシアからすれば恐ろしい存在だと思う。
彼女は優しい。
だからいつだって、俺を気遣う。
その優しさが嬉しくて、そして愛しい。
怖がらせたくない。
大切にしたい。
そう思っているのに『触れてほしい』なんて言われて我慢ができなかった。
人の気配が多くなったこの家で、シアに触れるのは躊躇われた。
恥ずかしがるだろうし、気を遣うだろう。
彼女は俺より人と触れあうことに恐れは少ないが、慣れていないことは確かだ。
それに閨を共にすれば、彼女の可愛い声が外に聞えてしまうかもしれないと思うと少し俺もいやだった。
「シア……シア」
「あ、ゼノン、さま」
ベッドに下ろしてのしかかる俺は、恐ろしくないだろうか。
それでも触れたくてたまらない。
喉が乾いて、腹が減って、そんな渇望にも似た感覚で俺は衣服を脱ぐことさえもどかしくて、妻の服に手をかけながらその肌に唇を寄せた。
「あっ……!」
じゅっと音を立てて首筋に吸い付き、柔い胸を揉む。
小さいからとか、貧相だとかシアは言うが……俺にはどうでもいい。
シアの肌だ。
吸い付くようにしっとりしてなめらかで、俺のこの醜い手を受け入れてくれる、優しい女の肌に触れて喜ばないはずがない。
「シア、」
彼女の衣服をはだけさせて、ともすれば面倒だから破いてしまいたい欲にも駆られたが――それは堪えた。
その代わり、少しばかり性急に彼女の秘めた場所に指を這わせる。
普段ならもっとゆっくり、彼女の身も心も安心させるように触れたいところだがもうそんな余裕はない。
「すまない」
「え、ん、んん……ッ」
唇を奪い、舌を絡める。
小さな舌が俺のものに応えてくれると思うと、下半身がいっそう重くなった。
彼女は俺を厭わず受け入れてくれる。
その証拠に、秘めたる場所は蜜を含み、俺を受け入れようと準備を始めてくれている。
くちくちと音を立てて彼女の感じる場所を刺激すれば、くちづけしながら彼女がくぐもった嬌声を上げた。
「シア」
「あっ!?」
爪の先で、傷つけないように彼女の胸の先を弄れば途端に体が跳ねる。
それを宥めるようにもう片方に吸い付けば、より高い声が彼女から出て俺の気を良くした。
「あっ、あっ、ゼノン、さま、そんないっぺんに……」
「可愛い、シア、可愛い」
「や、や、そんなの、そんなのだめ」
必死に訴えてくる彼女をジッと視線だけで見れば、シアはふるふると首を振って俺の頭をぎゅうっと抱きしめて来た。
彼女なりの精一杯の力だとは思うが、それがあまりにもか弱くてそれにまたきゅんと俺の胸が高鳴る。
ああ、なんて可愛いのだろう。
「いっぺんに、しちゃ、だめなのっ……」
「シアをよくしたい」
「あ、……ッ」
潤んだ目でそんなことを言われても逆効果だ。
俺は彼女の目を見ながら、指を泥濘に埋めた。
いきなり二本入れてしまったせいか、シアのそこはぎゅうぎゅう締め付けてきて溜まらない。
早く自分もそこに入りたいと思う反面、中の刺激に感じ入るような表情を見せる彼女が愛しくてもっと見たい気もした。
「動かす」
「ま、って、え……」
「慣らさないといけない」
先日しっかりと体を重ねたとはいえ、体格差がある俺たちではシアの負担がでかい。
本来なら舐めたりして丁寧に解すべきだと頭では理解していても、早く入りたくて俺はシアのそこが早く受け入れてくれるようにと指を動かした。
先ほどよりも粘着質な音が響き、シアの喘ぎ声も艶めかしさを増す。
(ああ、くそ)
指を抜き去ればとろりとした妻が甲高い声を上げて俺を誘う。
まだ早い、もっとしてやれと冷静な部分が訴えるが、もう我慢できなかった。
「すまない」
「あぁぁっ……」
「くぅ」
隘路を押し広げるように、俺の物を一気に押し込める。
十分な潤いを湛えたそこはやわやわと俺を受け入れてなんと心地いいことか。
「シア……ッ」
「やっ!? あ、アッ、アっ」
早急に動き出した俺にシアが驚きの声を上げるが、もう構っていられなかった。
彼女の感じるように、そして俺が気持ちいいように、ただ腰を振る。
乱暴者だ、なんてやつだ。
冷静な自分がまた文句を言っていたが、もう獣でもなんでもいい。
ただシアがほしかった。
「愛してる」
そんな言葉では足りないくらいシアがほしくてたまらない。
だが俺の言葉に、彼女は喘ぎながら必死に応えようと手を伸ばしてくれ、そして笑ってくれたのだった。
彼女は優しい。
だからいつだって、俺を気遣う。
その優しさが嬉しくて、そして愛しい。
怖がらせたくない。
大切にしたい。
そう思っているのに『触れてほしい』なんて言われて我慢ができなかった。
人の気配が多くなったこの家で、シアに触れるのは躊躇われた。
恥ずかしがるだろうし、気を遣うだろう。
彼女は俺より人と触れあうことに恐れは少ないが、慣れていないことは確かだ。
それに閨を共にすれば、彼女の可愛い声が外に聞えてしまうかもしれないと思うと少し俺もいやだった。
「シア……シア」
「あ、ゼノン、さま」
ベッドに下ろしてのしかかる俺は、恐ろしくないだろうか。
それでも触れたくてたまらない。
喉が乾いて、腹が減って、そんな渇望にも似た感覚で俺は衣服を脱ぐことさえもどかしくて、妻の服に手をかけながらその肌に唇を寄せた。
「あっ……!」
じゅっと音を立てて首筋に吸い付き、柔い胸を揉む。
小さいからとか、貧相だとかシアは言うが……俺にはどうでもいい。
シアの肌だ。
吸い付くようにしっとりしてなめらかで、俺のこの醜い手を受け入れてくれる、優しい女の肌に触れて喜ばないはずがない。
「シア、」
彼女の衣服をはだけさせて、ともすれば面倒だから破いてしまいたい欲にも駆られたが――それは堪えた。
その代わり、少しばかり性急に彼女の秘めた場所に指を這わせる。
普段ならもっとゆっくり、彼女の身も心も安心させるように触れたいところだがもうそんな余裕はない。
「すまない」
「え、ん、んん……ッ」
唇を奪い、舌を絡める。
小さな舌が俺のものに応えてくれると思うと、下半身がいっそう重くなった。
彼女は俺を厭わず受け入れてくれる。
その証拠に、秘めたる場所は蜜を含み、俺を受け入れようと準備を始めてくれている。
くちくちと音を立てて彼女の感じる場所を刺激すれば、くちづけしながら彼女がくぐもった嬌声を上げた。
「シア」
「あっ!?」
爪の先で、傷つけないように彼女の胸の先を弄れば途端に体が跳ねる。
それを宥めるようにもう片方に吸い付けば、より高い声が彼女から出て俺の気を良くした。
「あっ、あっ、ゼノン、さま、そんないっぺんに……」
「可愛い、シア、可愛い」
「や、や、そんなの、そんなのだめ」
必死に訴えてくる彼女をジッと視線だけで見れば、シアはふるふると首を振って俺の頭をぎゅうっと抱きしめて来た。
彼女なりの精一杯の力だとは思うが、それがあまりにもか弱くてそれにまたきゅんと俺の胸が高鳴る。
ああ、なんて可愛いのだろう。
「いっぺんに、しちゃ、だめなのっ……」
「シアをよくしたい」
「あ、……ッ」
潤んだ目でそんなことを言われても逆効果だ。
俺は彼女の目を見ながら、指を泥濘に埋めた。
いきなり二本入れてしまったせいか、シアのそこはぎゅうぎゅう締め付けてきて溜まらない。
早く自分もそこに入りたいと思う反面、中の刺激に感じ入るような表情を見せる彼女が愛しくてもっと見たい気もした。
「動かす」
「ま、って、え……」
「慣らさないといけない」
先日しっかりと体を重ねたとはいえ、体格差がある俺たちではシアの負担がでかい。
本来なら舐めたりして丁寧に解すべきだと頭では理解していても、早く入りたくて俺はシアのそこが早く受け入れてくれるようにと指を動かした。
先ほどよりも粘着質な音が響き、シアの喘ぎ声も艶めかしさを増す。
(ああ、くそ)
指を抜き去ればとろりとした妻が甲高い声を上げて俺を誘う。
まだ早い、もっとしてやれと冷静な部分が訴えるが、もう我慢できなかった。
「すまない」
「あぁぁっ……」
「くぅ」
隘路を押し広げるように、俺の物を一気に押し込める。
十分な潤いを湛えたそこはやわやわと俺を受け入れてなんと心地いいことか。
「シア……ッ」
「やっ!? あ、アッ、アっ」
早急に動き出した俺にシアが驚きの声を上げるが、もう構っていられなかった。
彼女の感じるように、そして俺が気持ちいいように、ただ腰を振る。
乱暴者だ、なんてやつだ。
冷静な自分がまた文句を言っていたが、もう獣でもなんでもいい。
ただシアがほしかった。
「愛してる」
そんな言葉では足りないくらいシアがほしくてたまらない。
だが俺の言葉に、彼女は喘ぎながら必死に応えようと手を伸ばしてくれ、そして笑ってくれたのだった。
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