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第36話 そんな事言われたら、泣いちゃう!
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2日間お世話になったお嬢さんのお部屋を片付けて、ベッドに腰かけてシーツを畳んでいたらドアがノックされた。
「どうぞ。――っ、殿下!?」
「帰りたくないって駄々を捏ねてるんじゃないかと思ってな。――迎えに来た」
殿下に「図星だったか?」と聞かれて、素直にこくりと頷いた。
『迎えに来た』ってことは、やっぱり、私の様子を女官長様へ伝えたのは殿下だったんだ。
殿下はドカッとベッドの上に腰かけると、「どうした?」と聞いて来た。
「どうして帰りたくない? 仕事が辛いか?」
「……仕事は、頑張れます。若いし、体力もあるし、もう少し経てば要領も掴めると思うし。それに、ソフィーを雇い続けるためにも、お金は必要ですから」
「だったらどうして?」
「……昔はそんなことなかったんです。なのに……どこに行っても、馴染め……なくて。学院でも、侯爵家でも、職場でも。み……んなから、疎まれて……居場所が……なくって。でも、どうしたらいい……か、全然、分から……な……くって」
また泣いちゃいそうだと思っていたら、殿下が後ろ髪を一房取ってこう言った。
「寝グセがついてるぞ」
2ヶ月前にショートボブにした髪がようやく伸びてきたと思ったら、今度は肩のラインで跳ねるようになってしまったのだ。仕事のときは、それでもなんとかカチッと外見を整えているけれど、お休みの日まではそんなこと、したくない。それに。髪の毛がキマらなかっただけで一日が憂鬱になる、そんな乙女心、殿下には全く理解できないんだろうなぁ。
もうヤダと思って、私の髪の毛を弄る殿下の手を払いのけようとすると、思わぬ言葉が降ってきた。
「――分かってないよな」
「え?」
「デルフィーヌの素顔は、人一倍頑張り屋の、ふつうの女の子なのに。好き勝手言うよな、みんな。知ろうともしないくせに」
「……」
私を慰めようとして出た言葉なんだろうけれど、殿下のその言葉に、彼がこれまで私の何百倍もそういう思いをしてきたのだろうことが伝わってきて、何だか切なくなってしまった。
それに……振り返れば、殿下以外の人に自分のことを知ってもらおうと思ったことなんて、なかった。
見せていこうかな、もっと。
私の素顔、みんなに――。
「おや。殿下と一緒に帰るのかい?」
「このままだと駄々を捏ねそうなので、回収していきます」
「ムッ! 人を不良債権みたいに言わないでください!」
「ははは。2人は仲が良い兄妹みたいだね」
ポールおじ様。一応私、殿下の妃候補だったんですけど……それも2年も!
妹みたいだと言われると、それはそれで複雑なわけで。
でもまぁ、こんな寝グセのついた髪の毛にすっぴん晒して殿下の隣を歩けるまでになったんだもの。たしかに距離は、以前とは比べものにならないくらい近くなったんだと思う。
少し離れた場所に停められた馬車まで行くと、殿下が護衛と何やら交渉を始めた。
「――かしこまりました」
「よし、デルフィーヌ。帰るぞ」
「んん?」
「帰りは俺の愛馬に乗っけてってやる」
「いえいえ、殿下。2人乗りは危険でしょう? 万一のことがあったりしたら――」
「遠い距離じゃないから大丈夫だ。遠慮するな」
殿下はそう言うと、ガブリエル隊長がいつもしてくれていたみたいにヒョイっと私を抱えて愛馬に乗せてくれた。
「……この子の名前は?」
「アビーだ」
「アビー、重くてごめんね。帰ったら、たくさんご褒美をあげるからね」
「――殿下、こっちって、王宮とは反対方向じゃありません?」
「寄りたいところがあるんだ」
「寄りたいとこって?」
「行ってみてのお楽しみだ」
殿下が連れて行ってくれたのは、小高い丘の上だった。
「うわぁー!! 王都が見渡せる。こんな場所があったんですね?」
「良い所だろう?」
「はい、とっても!!」
「向こう側に見えるのが、デルフィーヌが住む家の裏庭だ」
「ほんとだ……」
「疎んじている義娘に、あんな場所を用意したりしないだろ、普通」
それは、確かに感じていた。
だけど私が欲しかったのは、美しい景色なんかじゃない。
もっと、分かりやすい愛情が欲しかった。
寂しい時や心細い時に、ただ抱きしめてくれるような。そんな愛情が、欲しかった。
「それと――義母上に対する罪悪感から頑張ろうとするのは、もうやめろ。そんな動機じゃ、長続きはしない。同じ努力なら、自分のためにした方がいい」
そんなこと、殿下に言われなくたって分かっている。
勉強や妃教育を頑張ってきたのも、成人を前に自立しようと踏ん張っているのも、義両親――特に義母に認めてほしかったからだ。
だって私は、忌み嫌われてる存在だから。疎まれている存在だから。
私がいる限り、義母は好奇の目に晒され、義父は軽蔑の眼差しを受け続けることになる。
自分の役割を全うする以外に、今目の前にあることを頑張る以外に、どうすればいいって言うのよ?
俯いたままぐっと奥歯を噛みしめていると、両手で頬を包まれて上を向かされた。
「一度しか言わないから、よく聞いてくれ」
「……殿下?」
殿下のこんな真剣な表情は、見たことがない。
「――君は、望まれている存在だ。デルフィーヌは、望まれてここにいる」
そんなこと言われると、泣いちゃうじゃない。っていうか、殿下のこと、また好きになっちゃうじゃない!!
「それは困るな」
「え? (まさか! 心の声が、言葉に出てた!?)」
「泣くとブサイクになるぞ?」
「(そっち!?) 酷いっ! 今ので泣いちゃう!」
そんなこんなで半泣きのまま宿舎へ連れ戻されたものの、次の日はきちんと出勤した。
それから毎日、午後のお茶の時間に執務室を訪れては殿下の話し相手になり、次第に自分の話もするようになった。
そんなことを繰り返すうちに、私はその日の出来事を、まるでソフィーといるような感覚で面白可笑しく殿下に話しをするようになった。
「――それで昨日なんて、貴族のご婦人に『あなた、宰相閣下の後妻の座を狙ってるんですって!?』って呼び止められたんですよ? まるで品定めするみたいに全身を眺められた後、何て言われたと思います?」
「宰相を射止めるには色気が足りない、とかか?」
「はぁ!? それ、殿下の心の声でしょう!?」
「違うのか?」
「違いますよ、失礼ですね! こほん、こう言われたんです。『貴女なら案外、アリかもね。閣下の奥様と同じ匂いがするわ』って。きっと、素敵な方だったんでしょうねぇ、閣下の亡くなった奥様」
「個人的には知らないが、渾名なら知ってるぞ?」
「えっ? 何ですか? 気になります」
「総裁」
「はい?」
「“総裁”だ。宰相がぼやいていたらしい。老害議員たちより奥方の支持を取り付けるのに骨が折れる、と」
「……想像してた女性と違いました」
「宰相には良かったんだろ。おおかた、奥方相手に本会議のリハーサルでもしてたんじゃないか?」
「そんな方と同じ匂いがするなんて言われても、全っ然、嬉しくない……」
「そうか? 余人をもって代えがたい人物だと思うがな」
「側近としてなら申し分ないんでしょうけど、奥さんですよ? そんな女性と一緒にいて、心が安らぎます? 愛せます!?」
「宰相の家は子だくさんだ。愛してた証だろう? 奥方を亡くして5年経つが、未だに再婚する気配もない」
「閣下みたいな人が珍しいんですよ。だいたい男性は、守ってあげたい癒し系が好きでしょう?」
「人によるだろ?」
「そうかなぁ」
こんなくだらない話を毎日していたら、いつの間にか顎の痛みが消えていた。
後から聞いた話では、殿下も昔、私と同じような症状に悩まされたことがあったらしい。
原因は、緊張とストレス。
自分は精神的に強い人間だと勝手に思い込んでいたけれど、それは、ソフィーがいてくれたおかげだという事に気が付いた。仲間は大切だ。遅ればせながら人生の基本を教わった、そんな1か月だった。
そんなこんなで雑用係としてこき使われ、辛酸をなめること1か月。
晴れて今日、正式な文官として任官されることになり、朝一番で宰相閣下から辞令を渡されることになった。
「どうぞ。――っ、殿下!?」
「帰りたくないって駄々を捏ねてるんじゃないかと思ってな。――迎えに来た」
殿下に「図星だったか?」と聞かれて、素直にこくりと頷いた。
『迎えに来た』ってことは、やっぱり、私の様子を女官長様へ伝えたのは殿下だったんだ。
殿下はドカッとベッドの上に腰かけると、「どうした?」と聞いて来た。
「どうして帰りたくない? 仕事が辛いか?」
「……仕事は、頑張れます。若いし、体力もあるし、もう少し経てば要領も掴めると思うし。それに、ソフィーを雇い続けるためにも、お金は必要ですから」
「だったらどうして?」
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また泣いちゃいそうだと思っていたら、殿下が後ろ髪を一房取ってこう言った。
「寝グセがついてるぞ」
2ヶ月前にショートボブにした髪がようやく伸びてきたと思ったら、今度は肩のラインで跳ねるようになってしまったのだ。仕事のときは、それでもなんとかカチッと外見を整えているけれど、お休みの日まではそんなこと、したくない。それに。髪の毛がキマらなかっただけで一日が憂鬱になる、そんな乙女心、殿下には全く理解できないんだろうなぁ。
もうヤダと思って、私の髪の毛を弄る殿下の手を払いのけようとすると、思わぬ言葉が降ってきた。
「――分かってないよな」
「え?」
「デルフィーヌの素顔は、人一倍頑張り屋の、ふつうの女の子なのに。好き勝手言うよな、みんな。知ろうともしないくせに」
「……」
私を慰めようとして出た言葉なんだろうけれど、殿下のその言葉に、彼がこれまで私の何百倍もそういう思いをしてきたのだろうことが伝わってきて、何だか切なくなってしまった。
それに……振り返れば、殿下以外の人に自分のことを知ってもらおうと思ったことなんて、なかった。
見せていこうかな、もっと。
私の素顔、みんなに――。
「おや。殿下と一緒に帰るのかい?」
「このままだと駄々を捏ねそうなので、回収していきます」
「ムッ! 人を不良債権みたいに言わないでください!」
「ははは。2人は仲が良い兄妹みたいだね」
ポールおじ様。一応私、殿下の妃候補だったんですけど……それも2年も!
妹みたいだと言われると、それはそれで複雑なわけで。
でもまぁ、こんな寝グセのついた髪の毛にすっぴん晒して殿下の隣を歩けるまでになったんだもの。たしかに距離は、以前とは比べものにならないくらい近くなったんだと思う。
少し離れた場所に停められた馬車まで行くと、殿下が護衛と何やら交渉を始めた。
「――かしこまりました」
「よし、デルフィーヌ。帰るぞ」
「んん?」
「帰りは俺の愛馬に乗っけてってやる」
「いえいえ、殿下。2人乗りは危険でしょう? 万一のことがあったりしたら――」
「遠い距離じゃないから大丈夫だ。遠慮するな」
殿下はそう言うと、ガブリエル隊長がいつもしてくれていたみたいにヒョイっと私を抱えて愛馬に乗せてくれた。
「……この子の名前は?」
「アビーだ」
「アビー、重くてごめんね。帰ったら、たくさんご褒美をあげるからね」
「――殿下、こっちって、王宮とは反対方向じゃありません?」
「寄りたいところがあるんだ」
「寄りたいとこって?」
「行ってみてのお楽しみだ」
殿下が連れて行ってくれたのは、小高い丘の上だった。
「うわぁー!! 王都が見渡せる。こんな場所があったんですね?」
「良い所だろう?」
「はい、とっても!!」
「向こう側に見えるのが、デルフィーヌが住む家の裏庭だ」
「ほんとだ……」
「疎んじている義娘に、あんな場所を用意したりしないだろ、普通」
それは、確かに感じていた。
だけど私が欲しかったのは、美しい景色なんかじゃない。
もっと、分かりやすい愛情が欲しかった。
寂しい時や心細い時に、ただ抱きしめてくれるような。そんな愛情が、欲しかった。
「それと――義母上に対する罪悪感から頑張ろうとするのは、もうやめろ。そんな動機じゃ、長続きはしない。同じ努力なら、自分のためにした方がいい」
そんなこと、殿下に言われなくたって分かっている。
勉強や妃教育を頑張ってきたのも、成人を前に自立しようと踏ん張っているのも、義両親――特に義母に認めてほしかったからだ。
だって私は、忌み嫌われてる存在だから。疎まれている存在だから。
私がいる限り、義母は好奇の目に晒され、義父は軽蔑の眼差しを受け続けることになる。
自分の役割を全うする以外に、今目の前にあることを頑張る以外に、どうすればいいって言うのよ?
俯いたままぐっと奥歯を噛みしめていると、両手で頬を包まれて上を向かされた。
「一度しか言わないから、よく聞いてくれ」
「……殿下?」
殿下のこんな真剣な表情は、見たことがない。
「――君は、望まれている存在だ。デルフィーヌは、望まれてここにいる」
そんなこと言われると、泣いちゃうじゃない。っていうか、殿下のこと、また好きになっちゃうじゃない!!
「それは困るな」
「え? (まさか! 心の声が、言葉に出てた!?)」
「泣くとブサイクになるぞ?」
「(そっち!?) 酷いっ! 今ので泣いちゃう!」
そんなこんなで半泣きのまま宿舎へ連れ戻されたものの、次の日はきちんと出勤した。
それから毎日、午後のお茶の時間に執務室を訪れては殿下の話し相手になり、次第に自分の話もするようになった。
そんなことを繰り返すうちに、私はその日の出来事を、まるでソフィーといるような感覚で面白可笑しく殿下に話しをするようになった。
「――それで昨日なんて、貴族のご婦人に『あなた、宰相閣下の後妻の座を狙ってるんですって!?』って呼び止められたんですよ? まるで品定めするみたいに全身を眺められた後、何て言われたと思います?」
「宰相を射止めるには色気が足りない、とかか?」
「はぁ!? それ、殿下の心の声でしょう!?」
「違うのか?」
「違いますよ、失礼ですね! こほん、こう言われたんです。『貴女なら案外、アリかもね。閣下の奥様と同じ匂いがするわ』って。きっと、素敵な方だったんでしょうねぇ、閣下の亡くなった奥様」
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「総裁」
「はい?」
「“総裁”だ。宰相がぼやいていたらしい。老害議員たちより奥方の支持を取り付けるのに骨が折れる、と」
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「そんな方と同じ匂いがするなんて言われても、全っ然、嬉しくない……」
「そうか? 余人をもって代えがたい人物だと思うがな」
「側近としてなら申し分ないんでしょうけど、奥さんですよ? そんな女性と一緒にいて、心が安らぎます? 愛せます!?」
「宰相の家は子だくさんだ。愛してた証だろう? 奥方を亡くして5年経つが、未だに再婚する気配もない」
「閣下みたいな人が珍しいんですよ。だいたい男性は、守ってあげたい癒し系が好きでしょう?」
「人によるだろ?」
「そうかなぁ」
こんなくだらない話を毎日していたら、いつの間にか顎の痛みが消えていた。
後から聞いた話では、殿下も昔、私と同じような症状に悩まされたことがあったらしい。
原因は、緊張とストレス。
自分は精神的に強い人間だと勝手に思い込んでいたけれど、それは、ソフィーがいてくれたおかげだという事に気が付いた。仲間は大切だ。遅ればせながら人生の基本を教わった、そんな1か月だった。
そんなこんなで雑用係としてこき使われ、辛酸をなめること1か月。
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