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第42話 ただのリシャール
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「お嬢様、ただいま戻りました~。店番、交代しますね」
「ソフィー、お帰り! デート、楽しめた?」
「うふふ。ありがとうございました。あ、お客さんがいらしたんですね、失礼しました」
「今ちょうど終わったとこ。お客さん、こちらに背を向けてベッドの端に腰かけてください。仕上げにストレッチしますね」
「!? ……お嬢様っ!!」
「ん? どうしたのソフィー。あ、お饅頭ならソフィーの分も取ってあるから、心配しないで。はい、じゃあお客さん、背中を伸ばしますから深呼吸してくださいね」
「おい、密着しすぎだろ?」
「施術ですよ! いやらしいんだから、もうっ! はい、お疲れ様でした」
「お代はいくらだ?」
「価格設定はないので、自由な額を募金箱にお願いします」
「……分かった」
チャリン。チャリン。ドシャン。ドシャン、ドッシャーーン!!
「お客さん!? 今、すごい音がしたんですけど、なに入れたんですか!!」
「なにって、金貨を7枚に銀貨を13――」
「はぁぁぁぁ!?」
「何だ、問題でもあるのか?」
「えっ!? で、で、殿下!?」
「気付かなかったのか?」
「うつ伏せでしたし、声もいつもと違っていましたから」
「少し風邪気味なんだ。ところで、なぜマッサージなんてしてるんだ?」
「なぜって。わたし、マッサージも得意ですので!」
家族会ではそれぞれの得意分野を活かしたスタンドを出していて、集まった収益を戦争で親を亡くした子供たちの支援に充てている。
エライザ様が迎賓館に滞在するようになって、故意的に殿下との接触を避けていたのに。ソフィーのお節介で、背中を押されるまま殿下を他のスタンドへ案内することになった。
しぶしぶ向かったのは、「相談コーナー」と書かれているテントだ。
「……ここは?」
「医師や弁護士、税理士として活躍している貴族学院の卒業生が退役軍人や家族の医療・生活相談に応じているんです」
「みな平民の卒業生たちか?」
「はい。以前お話しした、私が首席を維持していたカラクリ――貴族学院の平民ネットワークです。あちらでは、寡婦を対象に就労相談に乗っています。私が妃候補だった頃に充てられた慈善活動の予算は、この事業の拠出金に使わせていただきました」
「――あの子達は?」
「遺児の子達です。奥様会が主体となって絵本の読み聞かせをしたり、読み書き・計算を教えたりしてて。みんなで成長を見守ってるんです」
「そうか……」
殿下は「そうか」と言いながら、熱心に絵本の朗読に耳を傾けている子どもたちを眺めていた。
相変わらずキリリとした表情は崩さないけれど、ほんの少しだけ目を細めて子どもたちを見入っている殿下は、本当は心根の優しい人なのだと知っている。
あれは、ガブリエル隊長が近衛騎士団長に就任してすぐの頃だったと思う。
団長室へ顔を出したら、ガブリエル隊長が真面目な顔で報告書を作成していて、思わず声をかけたのだった。
「隊長が報告書? 珍しいですね」
「毎月これだけは、自分で書いてるんだ」
「――戦争遺児の生活実態、ですか?」
「リシャール殿下が毎月、私費で遺児たちの生活支援をしているんだ。俺もまぁ、いわゆる戦争遺児だからさ。月に1回は施設に顔を出して殿下に報告してるんだ」
「そうでしたか……」
理想と現実との間に挟まれて難しい舵取りを求められる、そんな重責を生れながらに担っているこの人は、私には想像も及ばないほどの苦労を重ねてきたのだろう。
殿下の横顔に苦悩の影が差すたびに、私の心はどうしようもなく切なくなって、彼の心の平穏を祈らずにはいられなくなる。
「殿下の想い、ちゃんと届いてますよ? ちゃんと実になってます、殿下がやってこられたこと」
「あぁ……」
殿下は左手を額に当てると、瞳を覆い隠すようにしてその光景に見入っていた。
もしかして、泣いている!?
何となく私がここにいちゃいけないような気がして、そっとその場を離れようとしたら、グイッと手首を掴まれた。
ここにいろ、ってことなのかしら。
私の手首を掴んでいた殿下の腕をやんわり解くと、彼の手を取ってそっと握った。殿下は一瞬、ピクリとしたけれど、2秒ほど経ってから、ギュッと握り返してくれた。 そうして殿下が満足するまでずっと、子どもたちの様子を眺めていた。
「……どうして家族会をやろうと?」
「単なる自己満足です。わたし、誰かのために何かをやるとか、そういう崇高な精神の持ち主ではないので」
「またか」
殿下は「ふぅーっ」と深いため息をつくと、私の手を離した。
怒らせてしまったかもしれない。
でもいいのよ、これで。
殿下とはこのまま“王族と臣下”の距離を保ちながら、徐々にフェイドアウトしていけばいい。
それに。自己満足というのは本当だ。
この日を独りきりで過ごしたくなくて、家族会を開くことにしたんだもの。
てっきり、私の高慢な物言いにカチンときて立ち去るもんだと思っていたのに、俯いた私の視界に剣だこがある左手が差し出された。
「?」
思わず殿下の顔を見上げると、懐かしい言葉が降って来た。
「俺は、リシャール。ただのリシャールだ」
「……殿下?」
双子って、言うことまでそっくりなんだ。
「“殿下”じゃない。来賓ではなく参加者として来いと言ったのは、デルフィーヌだろう?」
「それは、そうですけど」
「今日はただのリシャールだ。みなにも無礼講だと言ってある」
「……ただのリシャールとおっしゃるのなら、敬語も使いませんし、言いたいことだって我慢しませんよ?」
「望むところだ」
あのとき、レオに何にもできなかったことを、絶望するほど後悔した。
だからもう、なんにもしないことで後悔はしたくない。
殿下が「ただのリシャール」として過ごしたいのなら、付き合ってやろうじゃない。
「ねぇ、リシャール。お腹、空いてない? 屋台のご飯は、もう食べた?」
「まだだ」
「だったら案内してあげる。奥様会の作った手料理、どれも美味しいんだから! 何か食べたいものはある?」
「君の好みで」
「君じゃなくて、デルフィーヌ! じゃあ、肉入り饅頭を食べに行きましょう? 私の鉄板なの」
「――はい、半分こ」
「このまま食べるのか?」
「そうよ? 手で持ってかぶりつくの。熱々の肉汁が出るから、ハフハフしながら食べてね」
「……うまい」
「でしょ? 次は、魚のすり身が入ったスープのお店ね。香辛料が効いてて美味しいの! お好みで香味野菜やシトロンを入れるとサッパリ飲めてお勧めよ」
「ほんとだな」
「ふふっ。今度はホットワインのお店に行きましょう? 風邪の引き始めにぴったりだから!」
「デルフィーヌにはこれだな。ほら」
「……生姜湯?」
「ガブリエルから聞いた。冷え性のデルフィーヌには腹巻きと生姜湯が欠かせないと」
またガブリエル情報!?
だから腹巻きは、冷え対策じゃないんだってば!
まったく隊長ってば、殿下に何を吹き込んでるのか分かったもんじゃないわね。
「ソフィー、お帰り! デート、楽しめた?」
「うふふ。ありがとうございました。あ、お客さんがいらしたんですね、失礼しました」
「今ちょうど終わったとこ。お客さん、こちらに背を向けてベッドの端に腰かけてください。仕上げにストレッチしますね」
「!? ……お嬢様っ!!」
「ん? どうしたのソフィー。あ、お饅頭ならソフィーの分も取ってあるから、心配しないで。はい、じゃあお客さん、背中を伸ばしますから深呼吸してくださいね」
「おい、密着しすぎだろ?」
「施術ですよ! いやらしいんだから、もうっ! はい、お疲れ様でした」
「お代はいくらだ?」
「価格設定はないので、自由な額を募金箱にお願いします」
「……分かった」
チャリン。チャリン。ドシャン。ドシャン、ドッシャーーン!!
「お客さん!? 今、すごい音がしたんですけど、なに入れたんですか!!」
「なにって、金貨を7枚に銀貨を13――」
「はぁぁぁぁ!?」
「何だ、問題でもあるのか?」
「えっ!? で、で、殿下!?」
「気付かなかったのか?」
「うつ伏せでしたし、声もいつもと違っていましたから」
「少し風邪気味なんだ。ところで、なぜマッサージなんてしてるんだ?」
「なぜって。わたし、マッサージも得意ですので!」
家族会ではそれぞれの得意分野を活かしたスタンドを出していて、集まった収益を戦争で親を亡くした子供たちの支援に充てている。
エライザ様が迎賓館に滞在するようになって、故意的に殿下との接触を避けていたのに。ソフィーのお節介で、背中を押されるまま殿下を他のスタンドへ案内することになった。
しぶしぶ向かったのは、「相談コーナー」と書かれているテントだ。
「……ここは?」
「医師や弁護士、税理士として活躍している貴族学院の卒業生が退役軍人や家族の医療・生活相談に応じているんです」
「みな平民の卒業生たちか?」
「はい。以前お話しした、私が首席を維持していたカラクリ――貴族学院の平民ネットワークです。あちらでは、寡婦を対象に就労相談に乗っています。私が妃候補だった頃に充てられた慈善活動の予算は、この事業の拠出金に使わせていただきました」
「――あの子達は?」
「遺児の子達です。奥様会が主体となって絵本の読み聞かせをしたり、読み書き・計算を教えたりしてて。みんなで成長を見守ってるんです」
「そうか……」
殿下は「そうか」と言いながら、熱心に絵本の朗読に耳を傾けている子どもたちを眺めていた。
相変わらずキリリとした表情は崩さないけれど、ほんの少しだけ目を細めて子どもたちを見入っている殿下は、本当は心根の優しい人なのだと知っている。
あれは、ガブリエル隊長が近衛騎士団長に就任してすぐの頃だったと思う。
団長室へ顔を出したら、ガブリエル隊長が真面目な顔で報告書を作成していて、思わず声をかけたのだった。
「隊長が報告書? 珍しいですね」
「毎月これだけは、自分で書いてるんだ」
「――戦争遺児の生活実態、ですか?」
「リシャール殿下が毎月、私費で遺児たちの生活支援をしているんだ。俺もまぁ、いわゆる戦争遺児だからさ。月に1回は施設に顔を出して殿下に報告してるんだ」
「そうでしたか……」
理想と現実との間に挟まれて難しい舵取りを求められる、そんな重責を生れながらに担っているこの人は、私には想像も及ばないほどの苦労を重ねてきたのだろう。
殿下の横顔に苦悩の影が差すたびに、私の心はどうしようもなく切なくなって、彼の心の平穏を祈らずにはいられなくなる。
「殿下の想い、ちゃんと届いてますよ? ちゃんと実になってます、殿下がやってこられたこと」
「あぁ……」
殿下は左手を額に当てると、瞳を覆い隠すようにしてその光景に見入っていた。
もしかして、泣いている!?
何となく私がここにいちゃいけないような気がして、そっとその場を離れようとしたら、グイッと手首を掴まれた。
ここにいろ、ってことなのかしら。
私の手首を掴んでいた殿下の腕をやんわり解くと、彼の手を取ってそっと握った。殿下は一瞬、ピクリとしたけれど、2秒ほど経ってから、ギュッと握り返してくれた。 そうして殿下が満足するまでずっと、子どもたちの様子を眺めていた。
「……どうして家族会をやろうと?」
「単なる自己満足です。わたし、誰かのために何かをやるとか、そういう崇高な精神の持ち主ではないので」
「またか」
殿下は「ふぅーっ」と深いため息をつくと、私の手を離した。
怒らせてしまったかもしれない。
でもいいのよ、これで。
殿下とはこのまま“王族と臣下”の距離を保ちながら、徐々にフェイドアウトしていけばいい。
それに。自己満足というのは本当だ。
この日を独りきりで過ごしたくなくて、家族会を開くことにしたんだもの。
てっきり、私の高慢な物言いにカチンときて立ち去るもんだと思っていたのに、俯いた私の視界に剣だこがある左手が差し出された。
「?」
思わず殿下の顔を見上げると、懐かしい言葉が降って来た。
「俺は、リシャール。ただのリシャールだ」
「……殿下?」
双子って、言うことまでそっくりなんだ。
「“殿下”じゃない。来賓ではなく参加者として来いと言ったのは、デルフィーヌだろう?」
「それは、そうですけど」
「今日はただのリシャールだ。みなにも無礼講だと言ってある」
「……ただのリシャールとおっしゃるのなら、敬語も使いませんし、言いたいことだって我慢しませんよ?」
「望むところだ」
あのとき、レオに何にもできなかったことを、絶望するほど後悔した。
だからもう、なんにもしないことで後悔はしたくない。
殿下が「ただのリシャール」として過ごしたいのなら、付き合ってやろうじゃない。
「ねぇ、リシャール。お腹、空いてない? 屋台のご飯は、もう食べた?」
「まだだ」
「だったら案内してあげる。奥様会の作った手料理、どれも美味しいんだから! 何か食べたいものはある?」
「君の好みで」
「君じゃなくて、デルフィーヌ! じゃあ、肉入り饅頭を食べに行きましょう? 私の鉄板なの」
「――はい、半分こ」
「このまま食べるのか?」
「そうよ? 手で持ってかぶりつくの。熱々の肉汁が出るから、ハフハフしながら食べてね」
「……うまい」
「でしょ? 次は、魚のすり身が入ったスープのお店ね。香辛料が効いてて美味しいの! お好みで香味野菜やシトロンを入れるとサッパリ飲めてお勧めよ」
「ほんとだな」
「ふふっ。今度はホットワインのお店に行きましょう? 風邪の引き始めにぴったりだから!」
「デルフィーヌにはこれだな。ほら」
「……生姜湯?」
「ガブリエルから聞いた。冷え性のデルフィーヌには腹巻きと生姜湯が欠かせないと」
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だから腹巻きは、冷え対策じゃないんだってば!
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