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第43話 黒髪の懐刀
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夜の闇が深くなってきた頃、焚火を囲んでみんながダンスを始めた。ぼんやりとそれを眺めていたら、唐突に殿下が立ち上がった。
「踊らないか?」
「え……」
あ、そっか。ここには、1号~5号やリリーもいないものね。
「だったら、コンマルタン夫人にお声かけしたら? ダンスがお上手なの」
「俺は、デルフィーヌを誘ってるんだ」
「私、踊れないの。ダンスの授業なんて、からっきしダメで」
「からっきしどころか、授業をボイコットしてただろ?」
「知ってたの!?」
「当たり前だろう?」
殿下はそう言うと、再びドカッと私の隣に腰をかけた。
「2年間、ただの一度も俺と踊ろうとしなかったのはなぜだ?」
そんなの、決まってるじゃない。
殿下にみっともない悪い姿を見せたくなかったから。
そんなこと、恥ずかしくって本人を前に言えるわけがない。
「ダンスというか、運動全般がダメなの。私は運動神経、母の胎内に置いてきちゃったみたい」
「くくくっ、知っている。何もない所でよく躓いているしな。肘だって青タンだらけじゃないか」
「ひっどい!」
「俺は運動神経が良い方だ。デルフィーヌが転びそうになったら支えてやるし、足を踏まれそうになったら避けてやる。みんなからの痛い視線は……甘んじて一緒に受けよう。……これでも嫌か?」
「甘んじて一緒に受けよう」だなんて。そんな優しい言い方、しないでほしい。
殿下ってば、天然の人たらしなのかしら?
エライザ様に求婚するためにわざわざ帝国まで行ったくせに、いったい私をどうしたいのよ? これ以上、殿下のこと、好きにならせないでほしい。
エライザ様のことを考えると、どうしたって気持ちが落ちてしまう。そのまま押し黙っていると、「ほら」と言って立ち上がるよう促してくる。
珍しく引き下がらない殿下の押しに負けて差し出された手を取ると、グイッと力強く引き寄せられた。
ダンスといっても、ただ音楽に合わせて身体を動かすだけでいいらしい。
それに、皆ほろ酔い気分で踊っていて、誰も私たちのことなんて見ていない。
自意識過剰だったみたい。
殿下がくるくるとカラダを回してくれるのが、子ども時代に戻ったみたいでくすぐったい。
なにこれ!?
こんなの、知らない。
すっごく楽しい。
「とっても楽しい!!」
「そうか」
「できた!! 今のステップ、見た? できてたよね?」
「あぁ、上出来だ」
殿下はそう言うと、心からの笑顔を見せてくれた。
――閉会の儀式。
殿下はキャンプファイヤーの火を自身が持つトーチへと分火させると、そこから当時部隊長を務めた者たちのトーチへと分火した。部隊長は、殿下から火を受け取りながら祈りや誓いの言葉を述べている。
まるで想いを乗せるように火を渡していく殿下のオレンジ色に照らされた顔を見ていたら、なぜだか無性に泣きたくなってしまった。
全員のトーチへ分火されると、最後にみんなで亡き仲間へ鎮魂の歌を捧げた。
そうしてキャンプファイヤーの火が煙となった時、ただのリシャールとの交流も終わりを告げた。
「さようなら! お元気で! また来年!」
あちらこちらで別れの挨拶が交わされている。
「デルフィーヌ。家族会への招待、感謝する」
「こちらこそ。殿下、本日は足を運んでくださりありがとうございました」
「――帰るか」
「私は後片付けがありますので、こちらで失礼いたします」
ただのリシャールと過ごす時間が思った以上に楽しくて、温かくて、別れを名残惜しく感じてしまった。そんな気持ちを悟られまいと、敢えて型どおりの挨拶を交わすと、殿下の言葉も待たずに踵を返した。
◆◆◆リシャール視点
「――殿下、馬車のご用意ができました」
「ジェローム、まだ待てるか?」
「はい。この後の予定はありませんので。しかし、どうして――」
「帰りはデルフィーヌ嬢と、と思ってな。片付けにまだ時間がかかるらしい」
「かしこまりました」
「……少し散歩してくる」
「お供いたします」
「大丈夫だ。――ガブリエルに確認したいこともあるしな。そこにいるんだろ?」
「お気づきでしたか」
「よく言うよ。わざと気配を消さずにいたくせに」
「はははっ。さすが殿下ですね。ところで、私に確認したいこととは何でしょう?」
「――黒髪の赤豹についてだ」
「懐かしいですね。それだけ今が、平和になったということでしょうか」
「黒髪の赤豹には、黒髪の懐刀がいる。そんな噂を耳にしたことがある」
「……何をお知りになりたいんです?」
「俺の推測だが、デルフィーヌは戦場でお前と行動を共にしていたんじゃないのか?」
「だとしたら?」
「否定しないんだな。……いつからだ?」
「フィーヌが13の頃からですね」
「なんだと!? まだ子どもじゃないか」
「魔法科の単位を取る為だとかで野戦病院の下働きをしていたところをスカウトしたんですよ」
「……前線にも駆り出していたのか?」
「必要なときには」
「13でか。……想像を超えるような修羅場を、くぐってきたんだろうな」
「彼女の場合、無自覚に乗り越えてきた感が否めませんがね」
「……強い女に、なったんだな」
「本人は鈍いだけだとよく言っていますがね。ただ、フィーヌは医療要員としても優秀でしたよ? 我々の部隊の救命率の高さは殿下もご存知でしょう?」
「あぁ。よく覚えている」
――あれは3年程前。
ガブリエルが率いる部隊の救命率が群を抜いて高いという話を聞き付け、野戦病院へ視察に出向いたときのことだ。
よほど優秀な医療要員を手厚く配備しているのだろうと思っていたが、予想に反し、軍医の数は自分の部隊よりはるかに少なかった。
衛生状態こそ適切に保たれているものの、建物自体は他の野戦病院と何ら変わらない。
何がそこまで救命率を上げているのかと不思議に思いながら病室に入ると、退院するまでに回復した老兵が、入院が決まった若い兵士にベッドシーツや病院着を手渡しながら、「入院生活のイロハ」を教えていた。
「いいか。ここでは入院している者同士、助け合うのがルールだ。むやみに医療要員の手を煩わすことは許されない」
「どうしてですか?」
「第一に、人手不足だからだ。仲間内で助け合えば、医療要員は本当に治療が必要な患者に集中できる。結果、救命率の高さにつながる。いいか? 大事なのは生存率じゃない。社会復帰率だ。そこを勘違いするな」
「たしかに。命が助かるだけじゃなくて、以前のように仕事をしたり家族と過ごしたりしたいです」
「第二に、手足を動かすことでリハビリにもなる。ただただ他人に介護されながら無為な時間を過ごすのは、俺たち軍人の性に合わないだろう?」
「そうですね」
「それから、ここの下働き。若造だと思ってなめてかかると後悔するぞ」
「え? どういう意味ですか?」
「直に分かる。いいか? 仲間内で助け合う、リハビリを兼ねて身体を動かす、下働きを含めた医療要員に敬意を払う。これがここのルールだ。分かったな?」
「はい」
「よし! 今からシーツ交換のやり方を見せるから、しっかり覚えろよ? ――どうだ?」
「分かりました」
「じゃあ、今度はこれを飲め」
「何ですか?」
「ウェルカムドリンクの薬草茶だ。クソ苦いが栄養価の高さは俺が保証する」
あの時言っていた、舐めるてかかると後悔することになる下働きの若造とは、デルフィーヌのことだったんじゃないだろうか。
15かそこらの少女だったろうに、老兵に敬意を払えとまで言わせるとは、とんだじゃじゃ馬だな。
でもまぁ、彼女ならそう思わせるのも分かる気がする。
自分より余程、人の上に立つことに向いている……。
「踊らないか?」
「え……」
あ、そっか。ここには、1号~5号やリリーもいないものね。
「だったら、コンマルタン夫人にお声かけしたら? ダンスがお上手なの」
「俺は、デルフィーヌを誘ってるんだ」
「私、踊れないの。ダンスの授業なんて、からっきしダメで」
「からっきしどころか、授業をボイコットしてただろ?」
「知ってたの!?」
「当たり前だろう?」
殿下はそう言うと、再びドカッと私の隣に腰をかけた。
「2年間、ただの一度も俺と踊ろうとしなかったのはなぜだ?」
そんなの、決まってるじゃない。
殿下にみっともない悪い姿を見せたくなかったから。
そんなこと、恥ずかしくって本人を前に言えるわけがない。
「ダンスというか、運動全般がダメなの。私は運動神経、母の胎内に置いてきちゃったみたい」
「くくくっ、知っている。何もない所でよく躓いているしな。肘だって青タンだらけじゃないか」
「ひっどい!」
「俺は運動神経が良い方だ。デルフィーヌが転びそうになったら支えてやるし、足を踏まれそうになったら避けてやる。みんなからの痛い視線は……甘んじて一緒に受けよう。……これでも嫌か?」
「甘んじて一緒に受けよう」だなんて。そんな優しい言い方、しないでほしい。
殿下ってば、天然の人たらしなのかしら?
エライザ様に求婚するためにわざわざ帝国まで行ったくせに、いったい私をどうしたいのよ? これ以上、殿下のこと、好きにならせないでほしい。
エライザ様のことを考えると、どうしたって気持ちが落ちてしまう。そのまま押し黙っていると、「ほら」と言って立ち上がるよう促してくる。
珍しく引き下がらない殿下の押しに負けて差し出された手を取ると、グイッと力強く引き寄せられた。
ダンスといっても、ただ音楽に合わせて身体を動かすだけでいいらしい。
それに、皆ほろ酔い気分で踊っていて、誰も私たちのことなんて見ていない。
自意識過剰だったみたい。
殿下がくるくるとカラダを回してくれるのが、子ども時代に戻ったみたいでくすぐったい。
なにこれ!?
こんなの、知らない。
すっごく楽しい。
「とっても楽しい!!」
「そうか」
「できた!! 今のステップ、見た? できてたよね?」
「あぁ、上出来だ」
殿下はそう言うと、心からの笑顔を見せてくれた。
――閉会の儀式。
殿下はキャンプファイヤーの火を自身が持つトーチへと分火させると、そこから当時部隊長を務めた者たちのトーチへと分火した。部隊長は、殿下から火を受け取りながら祈りや誓いの言葉を述べている。
まるで想いを乗せるように火を渡していく殿下のオレンジ色に照らされた顔を見ていたら、なぜだか無性に泣きたくなってしまった。
全員のトーチへ分火されると、最後にみんなで亡き仲間へ鎮魂の歌を捧げた。
そうしてキャンプファイヤーの火が煙となった時、ただのリシャールとの交流も終わりを告げた。
「さようなら! お元気で! また来年!」
あちらこちらで別れの挨拶が交わされている。
「デルフィーヌ。家族会への招待、感謝する」
「こちらこそ。殿下、本日は足を運んでくださりありがとうございました」
「――帰るか」
「私は後片付けがありますので、こちらで失礼いたします」
ただのリシャールと過ごす時間が思った以上に楽しくて、温かくて、別れを名残惜しく感じてしまった。そんな気持ちを悟られまいと、敢えて型どおりの挨拶を交わすと、殿下の言葉も待たずに踵を返した。
◆◆◆リシャール視点
「――殿下、馬車のご用意ができました」
「ジェローム、まだ待てるか?」
「はい。この後の予定はありませんので。しかし、どうして――」
「帰りはデルフィーヌ嬢と、と思ってな。片付けにまだ時間がかかるらしい」
「かしこまりました」
「……少し散歩してくる」
「お供いたします」
「大丈夫だ。――ガブリエルに確認したいこともあるしな。そこにいるんだろ?」
「お気づきでしたか」
「よく言うよ。わざと気配を消さずにいたくせに」
「はははっ。さすが殿下ですね。ところで、私に確認したいこととは何でしょう?」
「――黒髪の赤豹についてだ」
「懐かしいですね。それだけ今が、平和になったということでしょうか」
「黒髪の赤豹には、黒髪の懐刀がいる。そんな噂を耳にしたことがある」
「……何をお知りになりたいんです?」
「俺の推測だが、デルフィーヌは戦場でお前と行動を共にしていたんじゃないのか?」
「だとしたら?」
「否定しないんだな。……いつからだ?」
「フィーヌが13の頃からですね」
「なんだと!? まだ子どもじゃないか」
「魔法科の単位を取る為だとかで野戦病院の下働きをしていたところをスカウトしたんですよ」
「……前線にも駆り出していたのか?」
「必要なときには」
「13でか。……想像を超えるような修羅場を、くぐってきたんだろうな」
「彼女の場合、無自覚に乗り越えてきた感が否めませんがね」
「……強い女に、なったんだな」
「本人は鈍いだけだとよく言っていますがね。ただ、フィーヌは医療要員としても優秀でしたよ? 我々の部隊の救命率の高さは殿下もご存知でしょう?」
「あぁ。よく覚えている」
――あれは3年程前。
ガブリエルが率いる部隊の救命率が群を抜いて高いという話を聞き付け、野戦病院へ視察に出向いたときのことだ。
よほど優秀な医療要員を手厚く配備しているのだろうと思っていたが、予想に反し、軍医の数は自分の部隊よりはるかに少なかった。
衛生状態こそ適切に保たれているものの、建物自体は他の野戦病院と何ら変わらない。
何がそこまで救命率を上げているのかと不思議に思いながら病室に入ると、退院するまでに回復した老兵が、入院が決まった若い兵士にベッドシーツや病院着を手渡しながら、「入院生活のイロハ」を教えていた。
「いいか。ここでは入院している者同士、助け合うのがルールだ。むやみに医療要員の手を煩わすことは許されない」
「どうしてですか?」
「第一に、人手不足だからだ。仲間内で助け合えば、医療要員は本当に治療が必要な患者に集中できる。結果、救命率の高さにつながる。いいか? 大事なのは生存率じゃない。社会復帰率だ。そこを勘違いするな」
「たしかに。命が助かるだけじゃなくて、以前のように仕事をしたり家族と過ごしたりしたいです」
「第二に、手足を動かすことでリハビリにもなる。ただただ他人に介護されながら無為な時間を過ごすのは、俺たち軍人の性に合わないだろう?」
「そうですね」
「それから、ここの下働き。若造だと思ってなめてかかると後悔するぞ」
「え? どういう意味ですか?」
「直に分かる。いいか? 仲間内で助け合う、リハビリを兼ねて身体を動かす、下働きを含めた医療要員に敬意を払う。これがここのルールだ。分かったな?」
「はい」
「よし! 今からシーツ交換のやり方を見せるから、しっかり覚えろよ? ――どうだ?」
「分かりました」
「じゃあ、今度はこれを飲め」
「何ですか?」
「ウェルカムドリンクの薬草茶だ。クソ苦いが栄養価の高さは俺が保証する」
あの時言っていた、舐めるてかかると後悔することになる下働きの若造とは、デルフィーヌのことだったんじゃないだろうか。
15かそこらの少女だったろうに、老兵に敬意を払えとまで言わせるとは、とんだじゃじゃ馬だな。
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