50 / 67
第50話 ラファエルの悪戯
しおりを挟む
――3時間程前のこと。
閣下の邸宅・グラース侯爵家では、日頃から外国からのお客様をもてなすことも少なくない。
使用人たちから挨拶程度でいいから大陸の共通語を教えてほしいとお願いされて、時々、レッスンをしているのだけれど、今日は帝国のお姫様でもあるエライザ様がいらしているということで、即興で帝国語のレッスンが行なわれることになった。
前回、テレサ様とのお茶会でのプロポーズ大作戦が功を奏したことで皆の遊び心に火が点いて、帝国語の練習半分、遊び半分で、チョコレートペンを使っていろんなメッセージをプレートに書いていた。
「これはね、『召し上がれ』という意味なんよ。で、こっちは『ありがとう』。そっちは『おめでとう』。分かった?」
「はい! エライザ様、ありがとうございます」
みんな、エライザ様の可愛らしい訛りのある王国語に頬を緩めている。
ガブリエル隊長って、女性に関しては“来るもの拒まず、去るもの追わず”って感じだったけど、特定の人はいなかったのよねぇ。寄ってくるのも、どちらかというと派手目な女性ばかりだったし。
エライザ様のように、生粋のお嬢様なのに素朴で初心な内面を持つ女性に想いを寄せられたら、案外、コロっといっちゃうんじゃないかしら?
「あれ。デルフィーヌ様、こちらは?」
「ふふふっ。これはね、『もうあなたなしでは生きられない!』って意味なの」
「きゃー! 大胆っ!!」
「でしょ? ラファエル様がテレサ様と観劇からお戻りになったら、テレサ様へ出して差しあげてね?」
「かしこまりました!」
こんなお遊びが、後々、大変な事態を招くことになるなんて……。この時の私に言ってやりたい。やめておきなさい、と。
◇◇◇
エライザ様をガブリエル隊長に託した後は、テオドール様の昼寝に付き添うことにした。幼子のぽっこりしたお腹に手を添えて寝かしつけながら、これまでのことを振り返ってみる。
あの夜。家族会から帰って来たとき。
エライザ様は、ガブリエル隊長の官舎を訪ねてきたんじゃないだろうか。2年前の大戦を想い出し、少なからず感傷的な気分になっているだろう隊長を励まそうと思ったのかもしれない。きっとあの時、私を横抱きにして頬にビズをしていた隊長の姿を見てショックを受けたのだろう。
だとしたら――エライザ様がやたら殿下を訪問してたのは、ガブリエル隊長に会いたかったから? 隊長は任務上、常に殿下の近くに控えているから。
殿下と二人、ヒソヒソ話でもするかのように頬を寄せ合っていたのも、護衛として後ろに控えているガブリエル隊長への恋心を殿下に打ち明けていたから?
たしかに、前回の王国訪問で蜂に刺されたエライザ様を一番に救助したのは隊長だった。異国の地における危機を救ってくれたヒーローに一目惚れしたのも頷ける。
ってことは――私とのキスをただの戯れだと言ったのも、私のことを妹みたいな存在だと言ったのも、殿下じゃなくて隊長だったってこと?
だったら、だったら、私にもまだチャンスがある……はずないか。
私と殿下とでは、身分が違いすぎるもの。
あぁ。またこれだ、このループ。
期待からの失望。
いったい何度繰り返せば、私はここから抜け出せるんだろう……。
テオドール様が規則的な寝息を立て始めたのを確認すると、そっとベッドから降りた。
ふと窓の外を眺めると、ガブリエル隊長とエライザ様が日傘も差さずに庭を散歩していた。エライザ様が何か話すたび長身の隊長が身を屈め、顔を寄せて笑い合っている。
王国の貴族女性にとって日傘は必須のアイテムだけれど、エライザ様のお国では違うのだろう。日光浴を楽しむかのように散歩している姿がとても自然に感じられて、これから共に人生を歩んでいく二人の未来が瞼に浮かんだ。
「いいなぁ。エライザ様、大事にされてるって感じ。新婚の夫婦みたい」
夫婦かぁ……。
私ももうすぐ成人する。そうしたら、結婚だってできるわけで。
そろそろ本気で、この長~い片思いにケリをつける頃合いなのかもしれない。
「……してみようかな、お見合い」
実は、帝国にいる義母から手紙が来たのだ。
帝国に私へ紹介したい殿方がいるらしく、近いうちに帝都へ来るよう書かれていた。
「行ってみようかな、帝都。今度の休みに」
そんなふうに思っていたら、急にお屋敷内が騒がしくなってきた。このままだとテオドール様が起きてしまうと思って廊下へ出たところにソフィーがやってきた。
「お嬢様!!」
「そんなに慌ててどうしたの?」
「それが、殿下がいらしていて」
「殿下が!?」
はっ! すっかり忘れてた!!
まずい……。今顔を合わせるのは、非常に気まずい!!
だってあの力作――『ザ・リシャール』をまだ回収できていないんだもの。
内容は国家のトップシークレット。
それも今となっては無用の長物。
あんな危険物、どうやって処理すればいいの!?
「そうなんです。先触れなしにいらっしゃったようで」
「旦那様とエリー様は不在だし、ラファエル様もまだお戻りになっていないんでしょう? 帰ってもらうしかないんじゃない?」
「それが……」
「なに?」
「デルフィーヌはいないのか、とおっしゃっていまして」
「私!?」
「お嬢様が作成した調査報告書について質問があるんだそうです。休日にわざわざ聞きにいらしゃるなんて、殿下も仕事熱心ですよね」
それ。違うから!
でも、居留守は使えそうにないしなぁ。仕方ない、こうなったら覚悟を決めよう。
ソフィーへ殿下を談話室へ案内して、侍女へお茶とお菓子の用意をお願いするよう伝えると、足早に私室へと戻った。さすがに殿下を前にエプロン姿でいるわけにはいけないからと、手早く着替えて戻るつもりだったのだけれど。
侯爵家の使用人は仕事が早い。とにかく早い。
宰相閣下の邸宅では、宰相室で働く文官並みに使用人たちへ業務の効率化が求められている。それに応えられるほど、侯爵家の使用人のレベルは高かった。
しかし、早さは時としてミスを引き起こす。
それがとんでもない結果を生み出すことも――稀にあるらしい、ということを私は身を持って知ることになる。
◇◇◇談話室 侍女視点
デルフィーヌ様を待つ殿下のもとへ、お茶とケーキをお持ちした。
「……これは?」
「デルフィーヌ様のお気持ちです」
殿下の目の前には、『もうあなたなしでは生きられない!』というメッセージ入りのケーキ皿が置かれていた。
「誠か!?」
「はっ! 大変失礼いたしました。そちらはラファエル坊ちゃまのものでした」
「っ、そうか。たしかラファエル卿は、婚約者との結婚を控えているんだったな」
帝国語で『召し上がれ』と書かれたお皿をサーブしたつもりだったが、予期せぬ王太子殿下の来訪で軽くパニックを起こし、何がどういう意味だったかなんて、忘却の彼方に吹っ飛んでしまった。
殿下の様子から、このプレートは「違うな?」と感じ取り、プレートを差し替えることにした。
慌てて厨房に戻りかけたそのタイミングで、ラファエル坊ちゃまがテレサ様と観劇からお戻りになった。
「ラファエル坊ちゃま!! 実は――」
「何? 殿下がデルフィーヌを? そうか。大丈夫だ、俺が何とかしよう」
「ありがとうございます!」
「とりあえず、厨房へ案内してくれ」
「こちらです!」
「ふーん。今日は帝国語なんだな。よし、じゃあ、俺がメッセージを書くから殿下へ届けてくれ。いいな?」
「かしこまりました!」
ああ、やはりラファエル坊ちゃまは頼りになる。
私は自身満々に、今度こそはと談話室へいらっしゃる殿下へケーキのプレートをお持ちした。
「これは……」
「デルフィーヌ様のお気持ちです」
「嘘だろ……」
「必ず殿下へお届けするようにと仰せつかりました」
「……そうか」
ラファエル坊ちゃまが書いたそのプレートに、帝国語で『チューして!』と書かれていたことなど、帝国語を解さない私には知る由もなかった。
閣下の邸宅・グラース侯爵家では、日頃から外国からのお客様をもてなすことも少なくない。
使用人たちから挨拶程度でいいから大陸の共通語を教えてほしいとお願いされて、時々、レッスンをしているのだけれど、今日は帝国のお姫様でもあるエライザ様がいらしているということで、即興で帝国語のレッスンが行なわれることになった。
前回、テレサ様とのお茶会でのプロポーズ大作戦が功を奏したことで皆の遊び心に火が点いて、帝国語の練習半分、遊び半分で、チョコレートペンを使っていろんなメッセージをプレートに書いていた。
「これはね、『召し上がれ』という意味なんよ。で、こっちは『ありがとう』。そっちは『おめでとう』。分かった?」
「はい! エライザ様、ありがとうございます」
みんな、エライザ様の可愛らしい訛りのある王国語に頬を緩めている。
ガブリエル隊長って、女性に関しては“来るもの拒まず、去るもの追わず”って感じだったけど、特定の人はいなかったのよねぇ。寄ってくるのも、どちらかというと派手目な女性ばかりだったし。
エライザ様のように、生粋のお嬢様なのに素朴で初心な内面を持つ女性に想いを寄せられたら、案外、コロっといっちゃうんじゃないかしら?
「あれ。デルフィーヌ様、こちらは?」
「ふふふっ。これはね、『もうあなたなしでは生きられない!』って意味なの」
「きゃー! 大胆っ!!」
「でしょ? ラファエル様がテレサ様と観劇からお戻りになったら、テレサ様へ出して差しあげてね?」
「かしこまりました!」
こんなお遊びが、後々、大変な事態を招くことになるなんて……。この時の私に言ってやりたい。やめておきなさい、と。
◇◇◇
エライザ様をガブリエル隊長に託した後は、テオドール様の昼寝に付き添うことにした。幼子のぽっこりしたお腹に手を添えて寝かしつけながら、これまでのことを振り返ってみる。
あの夜。家族会から帰って来たとき。
エライザ様は、ガブリエル隊長の官舎を訪ねてきたんじゃないだろうか。2年前の大戦を想い出し、少なからず感傷的な気分になっているだろう隊長を励まそうと思ったのかもしれない。きっとあの時、私を横抱きにして頬にビズをしていた隊長の姿を見てショックを受けたのだろう。
だとしたら――エライザ様がやたら殿下を訪問してたのは、ガブリエル隊長に会いたかったから? 隊長は任務上、常に殿下の近くに控えているから。
殿下と二人、ヒソヒソ話でもするかのように頬を寄せ合っていたのも、護衛として後ろに控えているガブリエル隊長への恋心を殿下に打ち明けていたから?
たしかに、前回の王国訪問で蜂に刺されたエライザ様を一番に救助したのは隊長だった。異国の地における危機を救ってくれたヒーローに一目惚れしたのも頷ける。
ってことは――私とのキスをただの戯れだと言ったのも、私のことを妹みたいな存在だと言ったのも、殿下じゃなくて隊長だったってこと?
だったら、だったら、私にもまだチャンスがある……はずないか。
私と殿下とでは、身分が違いすぎるもの。
あぁ。またこれだ、このループ。
期待からの失望。
いったい何度繰り返せば、私はここから抜け出せるんだろう……。
テオドール様が規則的な寝息を立て始めたのを確認すると、そっとベッドから降りた。
ふと窓の外を眺めると、ガブリエル隊長とエライザ様が日傘も差さずに庭を散歩していた。エライザ様が何か話すたび長身の隊長が身を屈め、顔を寄せて笑い合っている。
王国の貴族女性にとって日傘は必須のアイテムだけれど、エライザ様のお国では違うのだろう。日光浴を楽しむかのように散歩している姿がとても自然に感じられて、これから共に人生を歩んでいく二人の未来が瞼に浮かんだ。
「いいなぁ。エライザ様、大事にされてるって感じ。新婚の夫婦みたい」
夫婦かぁ……。
私ももうすぐ成人する。そうしたら、結婚だってできるわけで。
そろそろ本気で、この長~い片思いにケリをつける頃合いなのかもしれない。
「……してみようかな、お見合い」
実は、帝国にいる義母から手紙が来たのだ。
帝国に私へ紹介したい殿方がいるらしく、近いうちに帝都へ来るよう書かれていた。
「行ってみようかな、帝都。今度の休みに」
そんなふうに思っていたら、急にお屋敷内が騒がしくなってきた。このままだとテオドール様が起きてしまうと思って廊下へ出たところにソフィーがやってきた。
「お嬢様!!」
「そんなに慌ててどうしたの?」
「それが、殿下がいらしていて」
「殿下が!?」
はっ! すっかり忘れてた!!
まずい……。今顔を合わせるのは、非常に気まずい!!
だってあの力作――『ザ・リシャール』をまだ回収できていないんだもの。
内容は国家のトップシークレット。
それも今となっては無用の長物。
あんな危険物、どうやって処理すればいいの!?
「そうなんです。先触れなしにいらっしゃったようで」
「旦那様とエリー様は不在だし、ラファエル様もまだお戻りになっていないんでしょう? 帰ってもらうしかないんじゃない?」
「それが……」
「なに?」
「デルフィーヌはいないのか、とおっしゃっていまして」
「私!?」
「お嬢様が作成した調査報告書について質問があるんだそうです。休日にわざわざ聞きにいらしゃるなんて、殿下も仕事熱心ですよね」
それ。違うから!
でも、居留守は使えそうにないしなぁ。仕方ない、こうなったら覚悟を決めよう。
ソフィーへ殿下を談話室へ案内して、侍女へお茶とお菓子の用意をお願いするよう伝えると、足早に私室へと戻った。さすがに殿下を前にエプロン姿でいるわけにはいけないからと、手早く着替えて戻るつもりだったのだけれど。
侯爵家の使用人は仕事が早い。とにかく早い。
宰相閣下の邸宅では、宰相室で働く文官並みに使用人たちへ業務の効率化が求められている。それに応えられるほど、侯爵家の使用人のレベルは高かった。
しかし、早さは時としてミスを引き起こす。
それがとんでもない結果を生み出すことも――稀にあるらしい、ということを私は身を持って知ることになる。
◇◇◇談話室 侍女視点
デルフィーヌ様を待つ殿下のもとへ、お茶とケーキをお持ちした。
「……これは?」
「デルフィーヌ様のお気持ちです」
殿下の目の前には、『もうあなたなしでは生きられない!』というメッセージ入りのケーキ皿が置かれていた。
「誠か!?」
「はっ! 大変失礼いたしました。そちらはラファエル坊ちゃまのものでした」
「っ、そうか。たしかラファエル卿は、婚約者との結婚を控えているんだったな」
帝国語で『召し上がれ』と書かれたお皿をサーブしたつもりだったが、予期せぬ王太子殿下の来訪で軽くパニックを起こし、何がどういう意味だったかなんて、忘却の彼方に吹っ飛んでしまった。
殿下の様子から、このプレートは「違うな?」と感じ取り、プレートを差し替えることにした。
慌てて厨房に戻りかけたそのタイミングで、ラファエル坊ちゃまがテレサ様と観劇からお戻りになった。
「ラファエル坊ちゃま!! 実は――」
「何? 殿下がデルフィーヌを? そうか。大丈夫だ、俺が何とかしよう」
「ありがとうございます!」
「とりあえず、厨房へ案内してくれ」
「こちらです!」
「ふーん。今日は帝国語なんだな。よし、じゃあ、俺がメッセージを書くから殿下へ届けてくれ。いいな?」
「かしこまりました!」
ああ、やはりラファエル坊ちゃまは頼りになる。
私は自身満々に、今度こそはと談話室へいらっしゃる殿下へケーキのプレートをお持ちした。
「これは……」
「デルフィーヌ様のお気持ちです」
「嘘だろ……」
「必ず殿下へお届けするようにと仰せつかりました」
「……そうか」
ラファエル坊ちゃまが書いたそのプレートに、帝国語で『チューして!』と書かれていたことなど、帝国語を解さない私には知る由もなかった。
432
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の身代わりで追放された侍女、北の地で才能を開花させ「氷の公爵」を溶かす
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の罪は、万死に値する!」
公爵令嬢アリアンヌの罪をすべて被せられ、侍女リリアは婚約破棄の茶番劇のスケープゴートにされた。
忠誠を尽くした主人に裏切られ、誰にも信じてもらえず王都を追放される彼女に手を差し伸べたのは、彼女を最も蔑んでいたはずの「氷の公爵」クロードだった。
「君が犯人でないことは、最初から分かっていた」
冷徹な仮面の裏に隠された真実と、予想外の庇護。
彼の領地で、リリアは内に秘めた驚くべき才能を開花させていく。
一方、有能な「影」を失った王太子と悪役令嬢は、自滅の道を転がり落ちていく。
これは、地味な侍女が全てを覆し、世界一の愛を手に入れる、痛快な逆転シンデレラストーリー。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~
いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。
地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。
「――もう、草とだけ暮らせればいい」
絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。
やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる――
「あなたの薬に、国を救ってほしい」
導かれるように再び王都へと向かうレイナ。
医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。
薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える――
これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ
猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。
当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。
それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。
そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。
美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。
「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」
『・・・・オメエの嫁だよ』
執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる