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第51話 あれは君の本心か?
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ラファエル様がそんな悪戯をしているなんてことは露知らず、気持を落ち着かせて2階にある談話室へ入ると、庭が見渡せる大きな窓の側に殿下が腰かけていた。
「リシャール様、お待たせいたしました」
「…………」
「リシャール様?」
「お、おう」
「どうかなさいましたか?」
「いや。なんでもない」
「そうですか」
てっきり、私の完璧な調査報告書を前に「君は女スパイなのか!?」と詰め寄られるか、王家の影である暗部への異動を命じられるかのどちらかだろうと予想していたのに、先ほどから当たり障りのない会話が繰り広げられている。
いったい殿下ってば、わざわざ休日にこんなところまで何しに来たのかしら?
「ご馳走になったな」
「いえ、たいしたお構いもできませんで」
「デルフィーヌ」
「はい」
「その、君の願い、あれは本心か?」
私の願い?
あぁ、きっとあれね。数日前に閣下へ「乗馬を習わせてほしい」と願い出た件のことね。
「もちろんです! 以前試した時には、あまりうまく出来なかったので」
「っ、そうか? それほどでも、なかったと思うが」
「え?」
「その、拙さもご愛敬というか――」
「わたし、もっと上手になりたいんです!」
「お、おう、そうか。……向上心は大事だが、そういうのは男に任せても良いんじゃないか?」
「やはり、だめでしょうか? 実は、ガブリエル隊長には断られてしまいまして」
そう。宰相閣下からも隊長へお願いしてもらったのだけれど、4年前と同じ理由――乗馬するには運動神経がなさすぎる――で断られたのだ。
「なっ!! ガブリエルにも頼んだのか!?」
「はい。初めての時は、隊長に教えてもらったので」
「どうして俺に頼まなかった!? (あいつ、デルフィーヌに邪な感情はないなどと言っておきながら……)」
殿下は憤慨するかのようにそう言うと、額に手を当てて天を仰いだ。
そんなに怒ることかしら? きっとあれね、兄弟弟子だから、ライバル意識が強いのね。殿下もレオと同じくらい負けず嫌いなんだから。
仕方ないなぁ。ちょっと褒めておこうかしら。
「たしかに、殿下はお上手ですものね。安心して身を任せられましたもの」
以前、夕陽が見える丘まで愛馬で連れて行ってくれたときだって、安心して乗っていられた。
「そ、そうか?」
「はい。どなたから学ばれたんですか?」
「ん? いや、勘違いするなよ? 口頭で(閨教育担当だった)B女史から習っただけだからな!」
高等部で……美女から習ったんだ。
貴族学院で馬術を教えてたのって、女性教師だったのね。へぇ――。
「さぞ素晴らしい先生だったのでしょうね。美しいうえに騎乗も得意だなんて」
「こら、デルフィーヌ! レディーがなんてことを言うんだ!!」
え? 私、今、怒られるようなこと言った? ていうか私、殿下から一応、「レディー」認定されてるんだ。ちょっと嬉しいかも。
やっぱり私ってチョロいわね。殿下から女性認定されてるって思うだけで、こんなに気分が上向いちゃうんだもん。
気が付くと、すでに窓の外が暗くなり始めていた。
今夜は満月だ。
のぼり始めたばかりの色取り月に見とれて、思わず立ち上がった。
「ねぇ、リシャール様」
「ん?」
「宵闇って、リシャール様みたいですよね」
「……?」
「西の地平線に残る茜色がどんどん深い紺色へと染まっていって、空が群青色になった頃、金星が見えるでしょう? やがて白銀の月が顔を見せて。リシャール様みたいだなぁっていつも思ってたんです。綺麗だなぁって」
あと二週間もすれば新月がくる。そうしたら私は晴れて18歳、成人だ。
お見合いを始めたりしたら、殿下とこんなふうに宰相閣下のお家で会うこともなくなるんだろうなぁ。いつかうんと歳を重ねておばあちゃんになったら、今日の日を孫娘に武勇伝みたいに語ったりするのかしら。
殿下を彷彿とさせる白銀に輝く月を眺めながらそんなことを考えてたら、せっかく上向いた気持ちが少しだけ萎んでしまった。
ふと視線を感じて窓に映った自分を見ると、いつの間にか殿下が私の後ろに立っていた。
「デルフィーヌ」と名を呼ばれて振り向くと、唇に柔らかな温もりが落とされた。
触れる程度の口付けだったけれど、驚いて瞬間的に閉じてしまった瞳を開けると、殿下も同じように私を見つめていた。
殿下はその逞しい腕の中に私の身体をすっぽりとおさめると、隙間のないくらいぴったりと私を抱きしめた。それから――どちらともなく再び唇を合わせた。
しばらく殿下から与えられる温もりに身を任せていたけれど、はたと自分が庭を見渡せる大きな窓のある、煌々とランプが灯る室内にいることに気がついて、あわてて身体を離した。
なのに――殿下が醸し出す色気に腰が砕けそうになり、思わず彼の上着をギュッと握りしめると、グイッと自分の方に殿下の身体を引き寄せることになってしまって、その勢いで再び自分から口を合わせる事態になってしまった。
どうやらそれを誘いと受け取られたようで――
「部屋へ行こう。抱き上げるぞ?」
「え? ええ? えええっ!?」
「心配するな。デルフィーヌの部屋の場所なら知っている」
「どうして!?」
「以前にも行ったことがあるからな」
「うそっ、いつ?」
「デルフィーヌの願いは、俺が叶えてやる。ガブリエルにはもう頼むなよ?」
じょ、乗馬なんて部屋で出来るわけないでしょ!?
「でしたら、お部屋でない方が……」
「見られてもいいのか?」
「別に、人目など気になりません。むしろ、見られている方が気合が入るというか」
「……俺は気になるんだが。まぁ仕方ない、じゃあ、談話室でいいんだな?」
ここ?
とりあえず座学から入るのかしらと思って、「お願いします」と答えたら――。
家令から食事の準備ができたと告げられるまで、殿下に翻弄されることになったのだった。
◇◇◇夕食の席
その夜は、いつになく大勢で食事を囲むことになった。
休日だというのに侯爵家の用事で外出していたという宰相閣下と長男・エリー様、そして昼寝から目覚めて夕方のお勉強を終えたテオドール様がすでに席に着いていた。
ラファエル様とテレサ様、ガブリエル隊長とエライザ様、殿下と私が同じタイミングで食堂に入ったのだけれど、そんな私たちを見るなり開口一番、テオドール様が爆弾を落としたのだった。
「くちびるオバケ……」
「!?」
思わず互いの顔を見交わす唇が腫れ上がったレディーたちに、心当たりアリアリという感じに気まずそうに視線を逸らす紳士たち。
何が起きたのか瞬時に理解したのは、次期グラース侯爵たるエリー様だった。
「まったく。僕と父上が休日返上で侯爵家の社交に尽力していた間、君たちは屋敷で愛を育むことに勤しんでいたようだね。一体いつからここは、未婚男女の密会場所になったのかな?」
「リシャール様、お待たせいたしました」
「…………」
「リシャール様?」
「お、おう」
「どうかなさいましたか?」
「いや。なんでもない」
「そうですか」
てっきり、私の完璧な調査報告書を前に「君は女スパイなのか!?」と詰め寄られるか、王家の影である暗部への異動を命じられるかのどちらかだろうと予想していたのに、先ほどから当たり障りのない会話が繰り広げられている。
いったい殿下ってば、わざわざ休日にこんなところまで何しに来たのかしら?
「ご馳走になったな」
「いえ、たいしたお構いもできませんで」
「デルフィーヌ」
「はい」
「その、君の願い、あれは本心か?」
私の願い?
あぁ、きっとあれね。数日前に閣下へ「乗馬を習わせてほしい」と願い出た件のことね。
「もちろんです! 以前試した時には、あまりうまく出来なかったので」
「っ、そうか? それほどでも、なかったと思うが」
「え?」
「その、拙さもご愛敬というか――」
「わたし、もっと上手になりたいんです!」
「お、おう、そうか。……向上心は大事だが、そういうのは男に任せても良いんじゃないか?」
「やはり、だめでしょうか? 実は、ガブリエル隊長には断られてしまいまして」
そう。宰相閣下からも隊長へお願いしてもらったのだけれど、4年前と同じ理由――乗馬するには運動神経がなさすぎる――で断られたのだ。
「なっ!! ガブリエルにも頼んだのか!?」
「はい。初めての時は、隊長に教えてもらったので」
「どうして俺に頼まなかった!? (あいつ、デルフィーヌに邪な感情はないなどと言っておきながら……)」
殿下は憤慨するかのようにそう言うと、額に手を当てて天を仰いだ。
そんなに怒ることかしら? きっとあれね、兄弟弟子だから、ライバル意識が強いのね。殿下もレオと同じくらい負けず嫌いなんだから。
仕方ないなぁ。ちょっと褒めておこうかしら。
「たしかに、殿下はお上手ですものね。安心して身を任せられましたもの」
以前、夕陽が見える丘まで愛馬で連れて行ってくれたときだって、安心して乗っていられた。
「そ、そうか?」
「はい。どなたから学ばれたんですか?」
「ん? いや、勘違いするなよ? 口頭で(閨教育担当だった)B女史から習っただけだからな!」
高等部で……美女から習ったんだ。
貴族学院で馬術を教えてたのって、女性教師だったのね。へぇ――。
「さぞ素晴らしい先生だったのでしょうね。美しいうえに騎乗も得意だなんて」
「こら、デルフィーヌ! レディーがなんてことを言うんだ!!」
え? 私、今、怒られるようなこと言った? ていうか私、殿下から一応、「レディー」認定されてるんだ。ちょっと嬉しいかも。
やっぱり私ってチョロいわね。殿下から女性認定されてるって思うだけで、こんなに気分が上向いちゃうんだもん。
気が付くと、すでに窓の外が暗くなり始めていた。
今夜は満月だ。
のぼり始めたばかりの色取り月に見とれて、思わず立ち上がった。
「ねぇ、リシャール様」
「ん?」
「宵闇って、リシャール様みたいですよね」
「……?」
「西の地平線に残る茜色がどんどん深い紺色へと染まっていって、空が群青色になった頃、金星が見えるでしょう? やがて白銀の月が顔を見せて。リシャール様みたいだなぁっていつも思ってたんです。綺麗だなぁって」
あと二週間もすれば新月がくる。そうしたら私は晴れて18歳、成人だ。
お見合いを始めたりしたら、殿下とこんなふうに宰相閣下のお家で会うこともなくなるんだろうなぁ。いつかうんと歳を重ねておばあちゃんになったら、今日の日を孫娘に武勇伝みたいに語ったりするのかしら。
殿下を彷彿とさせる白銀に輝く月を眺めながらそんなことを考えてたら、せっかく上向いた気持ちが少しだけ萎んでしまった。
ふと視線を感じて窓に映った自分を見ると、いつの間にか殿下が私の後ろに立っていた。
「デルフィーヌ」と名を呼ばれて振り向くと、唇に柔らかな温もりが落とされた。
触れる程度の口付けだったけれど、驚いて瞬間的に閉じてしまった瞳を開けると、殿下も同じように私を見つめていた。
殿下はその逞しい腕の中に私の身体をすっぽりとおさめると、隙間のないくらいぴったりと私を抱きしめた。それから――どちらともなく再び唇を合わせた。
しばらく殿下から与えられる温もりに身を任せていたけれど、はたと自分が庭を見渡せる大きな窓のある、煌々とランプが灯る室内にいることに気がついて、あわてて身体を離した。
なのに――殿下が醸し出す色気に腰が砕けそうになり、思わず彼の上着をギュッと握りしめると、グイッと自分の方に殿下の身体を引き寄せることになってしまって、その勢いで再び自分から口を合わせる事態になってしまった。
どうやらそれを誘いと受け取られたようで――
「部屋へ行こう。抱き上げるぞ?」
「え? ええ? えええっ!?」
「心配するな。デルフィーヌの部屋の場所なら知っている」
「どうして!?」
「以前にも行ったことがあるからな」
「うそっ、いつ?」
「デルフィーヌの願いは、俺が叶えてやる。ガブリエルにはもう頼むなよ?」
じょ、乗馬なんて部屋で出来るわけないでしょ!?
「でしたら、お部屋でない方が……」
「見られてもいいのか?」
「別に、人目など気になりません。むしろ、見られている方が気合が入るというか」
「……俺は気になるんだが。まぁ仕方ない、じゃあ、談話室でいいんだな?」
ここ?
とりあえず座学から入るのかしらと思って、「お願いします」と答えたら――。
家令から食事の準備ができたと告げられるまで、殿下に翻弄されることになったのだった。
◇◇◇夕食の席
その夜は、いつになく大勢で食事を囲むことになった。
休日だというのに侯爵家の用事で外出していたという宰相閣下と長男・エリー様、そして昼寝から目覚めて夕方のお勉強を終えたテオドール様がすでに席に着いていた。
ラファエル様とテレサ様、ガブリエル隊長とエライザ様、殿下と私が同じタイミングで食堂に入ったのだけれど、そんな私たちを見るなり開口一番、テオドール様が爆弾を落としたのだった。
「くちびるオバケ……」
「!?」
思わず互いの顔を見交わす唇が腫れ上がったレディーたちに、心当たりアリアリという感じに気まずそうに視線を逸らす紳士たち。
何が起きたのか瞬時に理解したのは、次期グラース侯爵たるエリー様だった。
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