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第55話 犬派の殿下。猫顔のわたし
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「旧友?」
殿下の視線の先――ダンスフロアの中央では、クロエをはじめとした元・妃候補が私たちを待っていた。しかも、それぞれ殿方を伴って。
「みな幸せそうだな」
殿下が安堵の笑みを浮かべる。
妃候補から外れてまだ1か月ちょっとしか経っていないのに。縁談がまとまるの、早すぎない!?
「みんな、いつの間に……」
「離宮にいる間、縁談相手の最終選考で忙しくしていたからな」
「!?」
殿下が言うには、1号~5号は早々に「妃には不相応」との判断が下されたものの、すぐに妃候補から外しては彼女達の評判を傷つけかねないため、内々に王室主導で他に縁を結ぶ相手を見繕っていたらしい。
離宮の「最終選考」の意味が、彼女達にとっては「将来の伴侶選び」だったとは。どうりで妃教育に手を抜いていたはずだ。ぶっちぎりで優秀な成績を修めていると豪語していた自分がとてつもなく恥ずかしい……。
今日は元・妃候補の労をねぎらい新たな縁を祝福するため、全員でダンスを披露することになっているらしい。中央にいる自分たちを囲むようにして彼女達がダンスをしてくれるから、あまり目立たずに済みそうだ。
かつてのライバルに助けられる日が来るなんて。心がこそばゆい。
家族会の時と同じように殿下のリードに身を任せていたら、不意打ち的に耳元で「今夜話がある」とささやかれた。
「うわぁっ!」
「何だ、どうした!?」
「耳元でささやくの、やめてくださいって言いましたよね?」
「デルフィーヌは耳が弱いのか?」
「誰でもそうでしょう? 自分もされてみたら分かりますよ!」
「ほぉう。やってもらおうか」
くぅっ! ああ言えばこう言う!
こうなったらどれだけくすぐったいか、思い知らせてやる。
グイッっと殿下のジャケットを掴んで引き寄せ、殿下の耳元でささやく――はずだったのだけど。
カプッ。
あろうことか、耳元に寄せた唇で殿下の耳を挟んでしまった。
「おいっ!?」
「だ、だって、動くから!!」
「こっちは音楽に合わせてデルフィーヌをリードしてるんだ。動いて当たり前だろう?」
「運動神経が良いんでしょう? だったら避けてくださいよ」
「耳を舐められたのは初めてだ。いや、アリスにもよくされてたか……」
アリス!?
実は私の胸にずっと引っかかっていたことがある。殿下が口付けを学んだという、高等部の美女についてだ。
私は執念深い女だ。執念深くて嫉妬深い。あの夜から私の心には、見知らぬ女性に対するライバル心がメラメラと燃え滾っている。
「もしかして、口付けもアリスさんに?」
「あぁ。部屋に戻るとベッドで待ち構えていたアリスによく舐められたものだ」
な、なんて破廉恥なの!?
「きっと彼女、今もこの会場のどこかから殿下に熱~い視線を送ってるんでしょうね?」
「残念ながらそれはない。アリスは2年前に外国の愛犬家へ嫁に行ったからな。知らなかったか? 俺の誕生秘話から受けた閨教育の中身まで把握している情報通の君が」
「し、知る分けないじゃないですか! リシャール様と恋仲だった女性が外国の愛煙家へお嫁に行った話なんて。そんなの、知りません!!」
「は? 何を言ってるんだ。アリスは犬だぞ?」
「え?」
「ちなみに、俺の好みについて書いた記述――同窓生Rの証言:ショートヘアで頭脳派の綺麗系が好きだという部分、あれは、ペットの好みについて述べたものだ。俺は犬派だからな」
ラ、ラファエル様ったら、何をどうしたら人間とペットの好みを間違えるのよ! 私、あれを聞いたとき、飛び上がるほど嬉しかったんだから!!
あの感動を返してほしい。
だって――私は猫顔だ。
気分屋で媚びることを知らないこの性格だって、猫そっくりだ。
深い落胆と共にダンスを終えると、気持を切り替えて通訳の仕事に専念することにした。
同時通訳が付いているにも関わらず言葉少なめに話すセリーヌ妃に違和感を持ったのは私だけではなかった。
「バーナード。セリーヌ妃だが、体調が優れないんじゃないのか?」
「セリーヌは西の大陸の出身だからね。帝国語は完璧に理解しているが、こういった場で積極的に話すのはまだ難しいんだ」
「帝国皇族である以上、公式な通訳は帝国語以外に付けられないしな」
「あぁ。そういうわけだから、言葉数が少ないのは大目に見てくれ」
「恐れながらセリーヌ妃殿下、帝国語以外でお話ししやすい言語はありますか?」
「母国語以外だと、セルヴィス語を」
「でしたら、セルヴィス語でお話しなさいませんか? 宜しければ王国語との通訳を務めさせていただきます」
「まぁ! デルフィーヌさん、セルヴィス語をお話しになるの?」
「はい」
「でも、デルフィーヌさんは王国側の通訳だし、私も皇族として招待を受けているから……」
「私は外交官ではございません。妃殿下の私的通訳としてなら問題ないかと。ねぇ、殿下?」
「そのとおりだ」
「でしたら、私の友人として通訳をお願いできるかしら?」
「喜んで」
次々と皇太子夫妻に挨拶に来る王国の貴族たち。
セリーヌ様も、セルヴィス語になると自らたくさんの言葉を掛けるようになった。
ひと安心したところで、あの母娘がやってきた。
ブリジット夫人とリリー嬢が流暢な帝国語で挨拶をする。
2人の対応は主にバーナード殿下が担当し、セリーヌ妃は控え目に頷く程度に留めている。
「ソンブレイユ公爵家の邸宅は、季節ごとに異なる薔薇が楽しめますの。王国へお越しの際はぜひ、我が邸にご滞在ください」
「きっと美しいのでしょうね」
「それはもう! それで、いついらっしゃいますか?」
ここは、個人的な会話を楽しむ場ではない。
帝国の若き皇太子夫妻へ結婚のお祝いを述べ、挨拶を交わすことが目的だ。
リリー嬢は非常識な母親の弾丸トークを気に留めるふうもなく、ただブリジット夫人の隣で微笑んでいる。
挨拶の列をさばいていたリシャール殿下の首席近侍が堪らず、そっと夫人の耳元で退席を促した。
「ソンブレイユ公爵夫人。詳細は後日、側近を通してお願いします。後ろが詰まっておりますので、そろそろ――」
「わたくしは皇太子夫妻と会話をしているの。話を遮らないでちょうだい!」
「これは驚いた。聖女の母とやらは、首席近侍の采配にも口を出せるほど偉い存在なのだな」
「バーナード殿下、申し訳ございません。母も私も外国暮らしが長く、王侯貴族のしきたりや伝統に通じていない未熟者でして。どうかご容赦を」
リリー嬢が得意の瞳うるうる作戦でバーナード殿下へ許しを請うと、殿下はその儚げな懺悔を冷たい声でぶった切った。
「我妻、セリーヌも同じだが?」
「え?」
「セリーヌは帝国に輿入れしてまだ一年だが、今や帝国の歴史から文化に至るまで、どこへ出しても恥ずかしくないレベルまで習熟している。外交上、齟齬があってはならぬから通訳はつけているが、理解は完璧だ」
「そ、それは……」
「それから聖女殿。未熟者という自覚があるのなら、国賓が招待されている場への参加は見送った方が賢明だ。王国の品位を落としかねないからね」
言葉を失くしたブレンダ夫人とリリー嬢は、大慌てでやってきたソンブレイユ公爵に促されてようやく脇へと退いた。
バーナード殿下ってば、すっごいわね。
あの性悪聖女の瞳うるうる作戦をぶった切ったわ。
それも、しれっとセリーヌ様への賛辞を含めながら。デキる男だわね……。
「デルフィーヌ嬢? 僕は大したこと、していないからね? そんな称賛の目で見ないでくれ」
「大変失礼いたしました。バーナード殿下の手腕に見惚れておりました」
「本当にすごいのはリシャールだよ。聖女保護が王族の役目とはいえ、あんな母子じゃな。俺には到底無理だ。お前は偉いよ!」
そう言いながらバシッとリシャール殿下の肩を叩いたのだった。
こうして第一部のパーティーは無事に終了した。
――それは、セリーヌ妃から「もう少しお話しできないかしら」とのお言葉を受け、帝国皇室の控室へと向かう途中の出来事だった。
回廊の向こう側から、まだ一度も謁見したことのないリシャール殿下の父親――国王陛下が姿を現した。前を歩いていた者に続き端に避け、首を垂れていると、頭上から思わぬ声が降ってきた。
「……マグダレーナ?」
殿下の視線の先――ダンスフロアの中央では、クロエをはじめとした元・妃候補が私たちを待っていた。しかも、それぞれ殿方を伴って。
「みな幸せそうだな」
殿下が安堵の笑みを浮かべる。
妃候補から外れてまだ1か月ちょっとしか経っていないのに。縁談がまとまるの、早すぎない!?
「みんな、いつの間に……」
「離宮にいる間、縁談相手の最終選考で忙しくしていたからな」
「!?」
殿下が言うには、1号~5号は早々に「妃には不相応」との判断が下されたものの、すぐに妃候補から外しては彼女達の評判を傷つけかねないため、内々に王室主導で他に縁を結ぶ相手を見繕っていたらしい。
離宮の「最終選考」の意味が、彼女達にとっては「将来の伴侶選び」だったとは。どうりで妃教育に手を抜いていたはずだ。ぶっちぎりで優秀な成績を修めていると豪語していた自分がとてつもなく恥ずかしい……。
今日は元・妃候補の労をねぎらい新たな縁を祝福するため、全員でダンスを披露することになっているらしい。中央にいる自分たちを囲むようにして彼女達がダンスをしてくれるから、あまり目立たずに済みそうだ。
かつてのライバルに助けられる日が来るなんて。心がこそばゆい。
家族会の時と同じように殿下のリードに身を任せていたら、不意打ち的に耳元で「今夜話がある」とささやかれた。
「うわぁっ!」
「何だ、どうした!?」
「耳元でささやくの、やめてくださいって言いましたよね?」
「デルフィーヌは耳が弱いのか?」
「誰でもそうでしょう? 自分もされてみたら分かりますよ!」
「ほぉう。やってもらおうか」
くぅっ! ああ言えばこう言う!
こうなったらどれだけくすぐったいか、思い知らせてやる。
グイッっと殿下のジャケットを掴んで引き寄せ、殿下の耳元でささやく――はずだったのだけど。
カプッ。
あろうことか、耳元に寄せた唇で殿下の耳を挟んでしまった。
「おいっ!?」
「だ、だって、動くから!!」
「こっちは音楽に合わせてデルフィーヌをリードしてるんだ。動いて当たり前だろう?」
「運動神経が良いんでしょう? だったら避けてくださいよ」
「耳を舐められたのは初めてだ。いや、アリスにもよくされてたか……」
アリス!?
実は私の胸にずっと引っかかっていたことがある。殿下が口付けを学んだという、高等部の美女についてだ。
私は執念深い女だ。執念深くて嫉妬深い。あの夜から私の心には、見知らぬ女性に対するライバル心がメラメラと燃え滾っている。
「もしかして、口付けもアリスさんに?」
「あぁ。部屋に戻るとベッドで待ち構えていたアリスによく舐められたものだ」
な、なんて破廉恥なの!?
「きっと彼女、今もこの会場のどこかから殿下に熱~い視線を送ってるんでしょうね?」
「残念ながらそれはない。アリスは2年前に外国の愛犬家へ嫁に行ったからな。知らなかったか? 俺の誕生秘話から受けた閨教育の中身まで把握している情報通の君が」
「し、知る分けないじゃないですか! リシャール様と恋仲だった女性が外国の愛煙家へお嫁に行った話なんて。そんなの、知りません!!」
「は? 何を言ってるんだ。アリスは犬だぞ?」
「え?」
「ちなみに、俺の好みについて書いた記述――同窓生Rの証言:ショートヘアで頭脳派の綺麗系が好きだという部分、あれは、ペットの好みについて述べたものだ。俺は犬派だからな」
ラ、ラファエル様ったら、何をどうしたら人間とペットの好みを間違えるのよ! 私、あれを聞いたとき、飛び上がるほど嬉しかったんだから!!
あの感動を返してほしい。
だって――私は猫顔だ。
気分屋で媚びることを知らないこの性格だって、猫そっくりだ。
深い落胆と共にダンスを終えると、気持を切り替えて通訳の仕事に専念することにした。
同時通訳が付いているにも関わらず言葉少なめに話すセリーヌ妃に違和感を持ったのは私だけではなかった。
「バーナード。セリーヌ妃だが、体調が優れないんじゃないのか?」
「セリーヌは西の大陸の出身だからね。帝国語は完璧に理解しているが、こういった場で積極的に話すのはまだ難しいんだ」
「帝国皇族である以上、公式な通訳は帝国語以外に付けられないしな」
「あぁ。そういうわけだから、言葉数が少ないのは大目に見てくれ」
「恐れながらセリーヌ妃殿下、帝国語以外でお話ししやすい言語はありますか?」
「母国語以外だと、セルヴィス語を」
「でしたら、セルヴィス語でお話しなさいませんか? 宜しければ王国語との通訳を務めさせていただきます」
「まぁ! デルフィーヌさん、セルヴィス語をお話しになるの?」
「はい」
「でも、デルフィーヌさんは王国側の通訳だし、私も皇族として招待を受けているから……」
「私は外交官ではございません。妃殿下の私的通訳としてなら問題ないかと。ねぇ、殿下?」
「そのとおりだ」
「でしたら、私の友人として通訳をお願いできるかしら?」
「喜んで」
次々と皇太子夫妻に挨拶に来る王国の貴族たち。
セリーヌ様も、セルヴィス語になると自らたくさんの言葉を掛けるようになった。
ひと安心したところで、あの母娘がやってきた。
ブリジット夫人とリリー嬢が流暢な帝国語で挨拶をする。
2人の対応は主にバーナード殿下が担当し、セリーヌ妃は控え目に頷く程度に留めている。
「ソンブレイユ公爵家の邸宅は、季節ごとに異なる薔薇が楽しめますの。王国へお越しの際はぜひ、我が邸にご滞在ください」
「きっと美しいのでしょうね」
「それはもう! それで、いついらっしゃいますか?」
ここは、個人的な会話を楽しむ場ではない。
帝国の若き皇太子夫妻へ結婚のお祝いを述べ、挨拶を交わすことが目的だ。
リリー嬢は非常識な母親の弾丸トークを気に留めるふうもなく、ただブリジット夫人の隣で微笑んでいる。
挨拶の列をさばいていたリシャール殿下の首席近侍が堪らず、そっと夫人の耳元で退席を促した。
「ソンブレイユ公爵夫人。詳細は後日、側近を通してお願いします。後ろが詰まっておりますので、そろそろ――」
「わたくしは皇太子夫妻と会話をしているの。話を遮らないでちょうだい!」
「これは驚いた。聖女の母とやらは、首席近侍の采配にも口を出せるほど偉い存在なのだな」
「バーナード殿下、申し訳ございません。母も私も外国暮らしが長く、王侯貴族のしきたりや伝統に通じていない未熟者でして。どうかご容赦を」
リリー嬢が得意の瞳うるうる作戦でバーナード殿下へ許しを請うと、殿下はその儚げな懺悔を冷たい声でぶった切った。
「我妻、セリーヌも同じだが?」
「え?」
「セリーヌは帝国に輿入れしてまだ一年だが、今や帝国の歴史から文化に至るまで、どこへ出しても恥ずかしくないレベルまで習熟している。外交上、齟齬があってはならぬから通訳はつけているが、理解は完璧だ」
「そ、それは……」
「それから聖女殿。未熟者という自覚があるのなら、国賓が招待されている場への参加は見送った方が賢明だ。王国の品位を落としかねないからね」
言葉を失くしたブレンダ夫人とリリー嬢は、大慌てでやってきたソンブレイユ公爵に促されてようやく脇へと退いた。
バーナード殿下ってば、すっごいわね。
あの性悪聖女の瞳うるうる作戦をぶった切ったわ。
それも、しれっとセリーヌ様への賛辞を含めながら。デキる男だわね……。
「デルフィーヌ嬢? 僕は大したこと、していないからね? そんな称賛の目で見ないでくれ」
「大変失礼いたしました。バーナード殿下の手腕に見惚れておりました」
「本当にすごいのはリシャールだよ。聖女保護が王族の役目とはいえ、あんな母子じゃな。俺には到底無理だ。お前は偉いよ!」
そう言いながらバシッとリシャール殿下の肩を叩いたのだった。
こうして第一部のパーティーは無事に終了した。
――それは、セリーヌ妃から「もう少しお話しできないかしら」とのお言葉を受け、帝国皇室の控室へと向かう途中の出来事だった。
回廊の向こう側から、まだ一度も謁見したことのないリシャール殿下の父親――国王陛下が姿を現した。前を歩いていた者に続き端に避け、首を垂れていると、頭上から思わぬ声が降ってきた。
「……マグダレーナ?」
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