スパダリ猟犬騎士は貧乏令嬢にデレ甘です！【R18／完全版】

第二章 ドキドキの同居生活

破瓜｛はか｝の衝撃 ＊

（男性のあそこなんて初めて見るけれど、私には分かる……あれは普通の寸法ではないわ。オリヴァー様のものは標準を遙かに超えている……）

　――あんな大きくて長いものが、私の中に入るのかしら……？

　オリヴァーの男性器は赤黒く天を仰ぎ、雄々しく反り返っている。張り出した部分は勇ましく、幹は太く、ふっさりと垂れ下がる陰嚢は重そうである。圧倒的なオスの力にシャーロットは臆してしまう。

「君の裸を見ているだけでこうなってしまった。恥ずかしいよ」

　オリヴァーが照れくさそうに言った。それから彼女の太股を担ぎ、脚の間に入ってくる。

（いよいよだわ）

　――痛いのかしら……きっと痛いわ。あれだけ立派なモノですもの。

　シャーロットを安心させるようにオリヴァーがゆっくりと腰を進める。亀頭が粘液で濡れた膣口に触れた。緊張で心臓が唇から飛び出そうである。

「痛かったら言うんだよ。すぐに止めるから」
「……はい……っ」

　コクリとシャーロットが頷く。そしてとうとうオリヴァーの陰茎が膣に侵入してきた。めりめりと音がした気がした。二人の初めての性交は正常位だった。

（くっ……苦しいっ）

　彼女はぎゅっと目を瞑った。

「う、うぅ……！」
「くっ……きついな。シャーロット、少し力を抜けるだろうか」

「は、い……っ」
　指とは比べものにならない異物感と圧迫感である。膣孔が押し開かれる衝撃に呼吸すらままならない。

（私の中にオリヴァー様が入ってくる……！）

　彼はゆっくり彼女を征服していく。狭い壁は陰茎を搾り取るようにギュウギュウ締めつけていた。

「……っ、シャーロット、深呼吸して」

　オリヴァーも苦しそうだ。

（そう言われても……無理だわっ）

　みっしりとした奥の壁を掻き分けて、彼のものが中程まで入った瞬間、痛みが走り抜けた。シャーロットは破瓜｛はか｝の衝撃に目をカッと見開いた。

（痛｛いた｝ッ……！）

「……っ、んん……っ」
「もう少しだよ、いい子だ」

　彼がなだめるように痛みで強ばる彼女の太股を撫でる。狭い膣口はいっぱいまで広がり、男性器を限界まで受け入れている。先端がようやくシャーロットの子宮口まで到達した。

「……っ、は、ハァ……ハァ……ッ」

　シャーロットは荒い呼吸を繰り返す。

（これで終わりかしら……？）