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第二章 ドキドキの同居生活
お、大きい *
しおりを挟む「……っ、ほ、欲しいです……。欲しいです、オリヴァー様……」
彼女は羞恥をこらえて呟いた。消えそうな声だった。
(ああ、言ってしまった……!)
「いい子だね」
オリヴァーが微笑むと、停止していた指がすぐ蠢き始めた。まるで目がついているかのように肉壺の中を蹂躙する。背骨まで融かしてしまうような最も感じるポイントを連続して突かれて、シャーロットは絶叫した。
「ぁぁっ、あぁ、あああっ、アアアアァァァッ――……!」
肉体に電が落ちたようだった。シャーロットは瞳を見開き、目尻に涙を浮かべながら喉をのけ反らせる。頭の中は真っ白になり、呼吸さえ忘れてしまった。強烈な一瞬だった。
「――……はあ、はあ……」
ようやくシャーロットの肺が機能を思い出した。彼女はぐったりと四肢を投げ出し、身体全体にびっしょりと汗をかいている。白い乳房が忙しなく上下していた。
(さっきのは一体なに……?)
生まれて初めての天上の快感を知り、シャーロットはぼんやりと思う。
やっと第一段階に達したばかりなのだ。まだ先がある。
(私初めてなのに、こんなに感じてしまってどうしよう)
――これ以上何かされたら、本当におかしくなってしまいそう。
「イったんだね、シャーロット」
オリヴァーがゆっくりと指を抜き去り、彼女にキスをした。髪を優しく撫でられて、甘い瞳で見下ろされる。
「オリヴァー様……」
「今は何も考えないで。とても可愛かったよ、俺の天使」
「んっ……。でも、はしたない姿をお見せしてしまって……」
弱々しく彼女は口づけに応える。
「そんなことはない。俺の下で悶える様は、このまま抱き潰してしまいたいくらい愛おしかった。素敵だったよ、シャーロット」
「んっ……ふぁ……っ。オリヴァー様……」
(なんてお優しい方なの。私、やっぱりこのお方になら処女を捧げてもいいわ)
――悔いはない。
シャーロットは強く思った。
「続きをしても、いいだろうか」
オリヴァーが目を細くして言った。その碧に輝く瞳に、抑えきれない程の欲望が揺らめいているのを見て、彼女はゾクリとする。
(私だけ気持ちよくなって、オリヴァー様が我慢なさるなんて、そんなの不公平だわ)
――ううん、何より……このまま大好きなオリヴァー様と結ばれたい。
シャーロットは彼の太い首にしなやかな両腕を回した。
「して……下さい。オリヴァー様……」
羞恥を押さえ、勇気を振り絞って言った。
「……! シャーロット……」
オリヴァーは大きく瞳を開いてから、感に堪えないようにシャーロットに激しいキスの雨を降らす。
「んっ……ふっ、んんぅ、オリヴァーさ、ま」
「好きだ、シャーロット。舞い降りた天使、運命の女{ひと}。君は俺の人生を輝かせる、たった一つの宝石だ」
オリヴァーは余裕無く服を脱いだ。そしてとうとう現れた巨大な陰茎を目にし、シャーロットは驚きに言葉を失う。
(お、大きい)
彼女は直感する。
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