命令されたい転生オメガは、義兄(あに)のためなら何でもしたい
前世で孤独に死んだ僕が転生したのは、愛読していたBL小説『辺境伯の溺愛』の主人公、オメガのリネル・ソールベリだった。
原作の物語が始まるまでの僕は、誰にも必要とされず、屋敷の片隅でひっそりと暮らしていた。
そんな僕の前に現れたのが、小説の挿絵そのままの義兄、シグルド。
小説の義兄上は、主人公に厳しい命令を与える人だった。前世の僕は、そんな義兄上にずっと憧れていた。
僕も命令されたい。役に立ちたい。ここにいてもいいと、認めてほしい。
なのに、転生した先の義兄上は、なぜかとても優しい。
僕は義兄のためなら、何でもしたいのにな。
そしていつか聞いてみたい。
——「お前がいてくれて、よかった」って。
これは、誰かに生きることを許してほしかった僕が、義兄上との出会いを通して、本当に望んでいたものを見つけていく物語。
シグルド×リネル
自己肯定感の低い健気な受けが、攻めの溺愛を受け、幸せになる、転生オメガバースです。
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