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視察
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「ヒカリ、ミリヤ行くぞー」
「…ん」
「はーい」
この日の訓練の後はラグナが北西にある野外訓練場の視察に行く、前に言っていた使わない施設をヒカリに確認してもらう為に同行することになっていた、待ち合わせの西門に…初だな西門
「まだ来てないみたいだな」
「…あの馬車違う?」
「ちょうど来たみたいだな…ってアヤコさんが運転してる、隣にカズだ」
馬車の人数もあり俺達は3人なんだが…
「お待たせしました、乗ってください、出発します」
「「「はい」」」
仕事モードアヤコさんだ、馬車に乗ると
「待たせたな」
「国王が一人か…いいのかこれで?」
「何言ってんだ?トシ一派を除いてアヤコに勝てるのなんてフィリアとミヤコ位だぞ」
「あれ?サリにはなんか強いのいなかったっけ?クレープ?だっけか?」
「クライブか、発表はしていないがすでにアヤコの方が強い、地下での訓練でかなり伸びたし、武器もな」
「そうなのか、確かにアヤコさんがそこら辺の奴に負けるとは思えないが」
「トシ…あのな…お前だよ?」
「俺?」
「俺のもそうだが…この剣な普通の剣なら切れるんだぞ、訓練ではみんな聖剣だから解らないが…」
「そっか、つばぜり合いにならないのか」
「その前にすべて避けないといけない、盾さえ切り裂く」
俺の作った武器は防御不可なのか、みんな神鋼の武器で訓練してるから解らなかったな、リリィとか盾で弾いてたしな
「ひどいな…ラグナ返せよ」
「…いやだ…これは俺のだ!」
「冗談だよ、ミヤコ姉ちゃんにあげたし、現状はあとは…アルかな?その他に今のところは渡す気はないな」
「サリアに30本近くも聖剣が…言えねーよな」
「ははは!その気になればサリアの騎士団全員分作れるぞ」
「俺に世界征服でもしろと…?馬鹿言え!俺は国王でやっとなんだぞ!」
「ラグナが国王でよかったよ」
「ふん!言ってろ!」
「…ほんと仲良し」
「昔からの友達みたいですね」
約4時間馬車に揺られやっと目的地についた…この視察が終われば俺は少し暇になるのかな?そうしたら孤児院行ってお肉振舞って…行く日は相談だな
「ここがそうだ」
「誰もいないな…」
「…うん」
「こんな何もない所で訓練させとくほど今のサリアに余裕はないからな、騎士団再編成の為に全員一度サリアに集めたしな」
「結構粛清されたって言ってたしな」
「ほとんどが降格だがな…主犯クラス以外は今もサリアにいるか地方の村だな」
ラグナは視察と言ってたが約束を守るために来てくれたんだよな、忙しいはずなのに…
「…凄い嫌な事思いついてしまった…」
「…なに?」
「どうした?」
「契約ってさ解除して再契約ってできるのかな?」
「…やだ、ヒカリはやだよ」
「ミリヤも嫌です!」
「そうじゃなくてな…ここで…ラグナと契約してラグナが一瞬で帰れればって、でフィリアさんとの後にまた契約できれば移動が楽になるかなって…」
「…試せばいい!」
「///そうです!試せば!///」
「それと…本当に口だけなのか?手とかで行けないか?試してないよな?」
「…手と口で///」
「お口で///」
「腐った2人!ちょっと黙れ!」
もしかしたらカズと…口じゃなくて頬だった可能性が!
「…俺も移動が楽になるからって…嫌なんだが…」
「…奴隷買って試す」
「そうだ!残ったメイドの選定がやっと昨日終わったぞ、怪しいのと犯罪奴隷は除き最初にトシに紹介しようと思ってな20人も残らなかったが優秀そうな人材もいたそうだ」
「それもあったな…それはみんなで行くよ、明日か明後日か…なるべく早くする」
「わかった、とりあえず今日は建物見てくれ」
その建物に到着、ヒカリとミリヤがなにか調べている…
「…充分使える、兵舎が3階建てなのもいい」
「キッチン回りも少し手を入れれば問題ないです」
「…柱もしっかりしてる…」
「寝るだけだが2,3階に個室25づつ計50に一階は食堂とキッチン、それに風呂だな」
「…かなり理想的…いいの?」
「なんか新しそうじゃないか?、いいのか?」
「馬鹿な貴族が税金対策にいつの間にか作ってたんだ、それに50人って少なすぎる、横の兵舎は300人泊まれるんだぞ?これは使い道ないから個人で俺が買い取ってそれを国費に回すつもりだ」
「俺が買うぞ?」
「トシには世話になりっぱなしだ偶には娘達にもいい所を見せたい」
「了解、早速切り離して持っていくぞ」
「ああ、よろしく頼む」
「ヒカリ指示よろしく!」
今回は一軒家とは比べ物にならない…慎重に作業しないと…
「…ん」
「はーい」
この日の訓練の後はラグナが北西にある野外訓練場の視察に行く、前に言っていた使わない施設をヒカリに確認してもらう為に同行することになっていた、待ち合わせの西門に…初だな西門
「まだ来てないみたいだな」
「…あの馬車違う?」
「ちょうど来たみたいだな…ってアヤコさんが運転してる、隣にカズだ」
馬車の人数もあり俺達は3人なんだが…
「お待たせしました、乗ってください、出発します」
「「「はい」」」
仕事モードアヤコさんだ、馬車に乗ると
「待たせたな」
「国王が一人か…いいのかこれで?」
「何言ってんだ?トシ一派を除いてアヤコに勝てるのなんてフィリアとミヤコ位だぞ」
「あれ?サリにはなんか強いのいなかったっけ?クレープ?だっけか?」
「クライブか、発表はしていないがすでにアヤコの方が強い、地下での訓練でかなり伸びたし、武器もな」
「そうなのか、確かにアヤコさんがそこら辺の奴に負けるとは思えないが」
「トシ…あのな…お前だよ?」
「俺?」
「俺のもそうだが…この剣な普通の剣なら切れるんだぞ、訓練ではみんな聖剣だから解らないが…」
「そっか、つばぜり合いにならないのか」
「その前にすべて避けないといけない、盾さえ切り裂く」
俺の作った武器は防御不可なのか、みんな神鋼の武器で訓練してるから解らなかったな、リリィとか盾で弾いてたしな
「ひどいな…ラグナ返せよ」
「…いやだ…これは俺のだ!」
「冗談だよ、ミヤコ姉ちゃんにあげたし、現状はあとは…アルかな?その他に今のところは渡す気はないな」
「サリアに30本近くも聖剣が…言えねーよな」
「ははは!その気になればサリアの騎士団全員分作れるぞ」
「俺に世界征服でもしろと…?馬鹿言え!俺は国王でやっとなんだぞ!」
「ラグナが国王でよかったよ」
「ふん!言ってろ!」
「…ほんと仲良し」
「昔からの友達みたいですね」
約4時間馬車に揺られやっと目的地についた…この視察が終われば俺は少し暇になるのかな?そうしたら孤児院行ってお肉振舞って…行く日は相談だな
「ここがそうだ」
「誰もいないな…」
「…うん」
「こんな何もない所で訓練させとくほど今のサリアに余裕はないからな、騎士団再編成の為に全員一度サリアに集めたしな」
「結構粛清されたって言ってたしな」
「ほとんどが降格だがな…主犯クラス以外は今もサリアにいるか地方の村だな」
ラグナは視察と言ってたが約束を守るために来てくれたんだよな、忙しいはずなのに…
「…凄い嫌な事思いついてしまった…」
「…なに?」
「どうした?」
「契約ってさ解除して再契約ってできるのかな?」
「…やだ、ヒカリはやだよ」
「ミリヤも嫌です!」
「そうじゃなくてな…ここで…ラグナと契約してラグナが一瞬で帰れればって、でフィリアさんとの後にまた契約できれば移動が楽になるかなって…」
「…試せばいい!」
「///そうです!試せば!///」
「それと…本当に口だけなのか?手とかで行けないか?試してないよな?」
「…手と口で///」
「お口で///」
「腐った2人!ちょっと黙れ!」
もしかしたらカズと…口じゃなくて頬だった可能性が!
「…俺も移動が楽になるからって…嫌なんだが…」
「…奴隷買って試す」
「そうだ!残ったメイドの選定がやっと昨日終わったぞ、怪しいのと犯罪奴隷は除き最初にトシに紹介しようと思ってな20人も残らなかったが優秀そうな人材もいたそうだ」
「それもあったな…それはみんなで行くよ、明日か明後日か…なるべく早くする」
「わかった、とりあえず今日は建物見てくれ」
その建物に到着、ヒカリとミリヤがなにか調べている…
「…充分使える、兵舎が3階建てなのもいい」
「キッチン回りも少し手を入れれば問題ないです」
「…柱もしっかりしてる…」
「寝るだけだが2,3階に個室25づつ計50に一階は食堂とキッチン、それに風呂だな」
「…かなり理想的…いいの?」
「なんか新しそうじゃないか?、いいのか?」
「馬鹿な貴族が税金対策にいつの間にか作ってたんだ、それに50人って少なすぎる、横の兵舎は300人泊まれるんだぞ?これは使い道ないから個人で俺が買い取ってそれを国費に回すつもりだ」
「俺が買うぞ?」
「トシには世話になりっぱなしだ偶には娘達にもいい所を見せたい」
「了解、早速切り離して持っていくぞ」
「ああ、よろしく頼む」
「ヒカリ指示よろしく!」
今回は一軒家とは比べ物にならない…慎重に作業しないと…
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