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第三章 僕の借金苦 (蒼side)
16.自分で服を脱いで※
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数日後、この前と同じホテルのラウンジで麗夜さんと待ち合わせた。麗夜さんの後についてガラス張りのエレベーターで階を上がり部屋へ向かう間、僕は胸をドキドキさせていた。
これって買春と同じじゃないか。いくら借金返済のためとは言え、こんなことをして天国の両親はどう思うだろう……と、考えると胸が痛んだ。でも他に手段はないのだから仕方がないのだと、僕は自分に言い聞かせた。
部屋に着くとさっそく麗夜さんはカバンから球体が連なった長いものを取り出した。ぱっと見、ネックレスかと思うようなものだ。
「これ、何かわかる?」
どうやって使うものかはわからないけど、麗夜さんのカバンから出てきたってことはアダルトグッズなんだろうな、と想像して僕は顔を熱くさせた。
「男の僕が使うってことは、この前と同じであそこに……?」
麗夜さんと目を合わせるのが恥ずかしくて僕は目を泳がせた。
「ふふ、そうだよ。じゃあ早速、始めようか。今日は自分で服を脱いで?」
彼の見ている前で、僕はおずおずとジャケット、ネクタイ、ワイシャツと順番に脱いで傍らにある椅子の上に軽く畳んで置いていった。
「相変わらずいい体してるね……」
麗夜さんがうっとりと呟いた。
学生時代に力仕事のアルバイトで鍛えたんです、と返事しようとしたが、剥き出しになった僕の胸の先に彼の視線が向けられていて僕の心臓はドキッと高鳴った。この前彼の指先にここを弄ばれたことを思い出してしまう。意識しちゃダメだと思っているのに、先端がどんどんと硬く尖ってしまう。
その様子を見ていた彼がゴクッと喉を鳴らした。
「下も脱いでね」
僕はベルトを緩めてズボンを下ろした。彼の熱い視線を受けて、大きくなってしまっている性器が下着越しに麗夜さんにも見えているだろう。靴下を脱いで、とうとう残り一枚になってしまった。
「あの、下着も……ですよね?」
「もちろん」
この前一度見られているとはいえ、いざ丸裸になると思うとやっぱり恥ずかしくて僕は躊躇った。
「どうしたの? 今更、嫌になった?」
「いえ……」
覚悟を決めて、えいっと下着を下ろした。硬く反りかえって上を向く性器がぷるんと飛び出して、僕は恥ずかしくなった。
「あっ……」
足を組んで椅子に座っている麗夜さんはしばらく僕のそれを凝視していた。熱のこもった視線を向けられて僕の屹立はピクッと震えた。
そして彼は手にしていた球体の連なったものを僕に差し出した。
「これ、自分で挿れられる?」
僕はフルフル首を左右へ振った。
「じゃあ俺が挿れてあげようね。ベッドの上に四つん這いになってお尻を俺の方に向けて」
「えっ……」
そんな格好をするなんてものすごく恥ずかしいけど、僕はお金のためにやらなければならない……。
ベッドに上がっておずおずと四つん這いになった。なるべく左右の足を閉じて、股なんかが見えないようにしていたのに、近づいてきた麗夜さんが僕に上半身を突っ伏させてより高くお尻を掲げるような体勢を取らせた。恥ずかしい場所全部晒している。
これって買春と同じじゃないか。いくら借金返済のためとは言え、こんなことをして天国の両親はどう思うだろう……と、考えると胸が痛んだ。でも他に手段はないのだから仕方がないのだと、僕は自分に言い聞かせた。
部屋に着くとさっそく麗夜さんはカバンから球体が連なった長いものを取り出した。ぱっと見、ネックレスかと思うようなものだ。
「これ、何かわかる?」
どうやって使うものかはわからないけど、麗夜さんのカバンから出てきたってことはアダルトグッズなんだろうな、と想像して僕は顔を熱くさせた。
「男の僕が使うってことは、この前と同じであそこに……?」
麗夜さんと目を合わせるのが恥ずかしくて僕は目を泳がせた。
「ふふ、そうだよ。じゃあ早速、始めようか。今日は自分で服を脱いで?」
彼の見ている前で、僕はおずおずとジャケット、ネクタイ、ワイシャツと順番に脱いで傍らにある椅子の上に軽く畳んで置いていった。
「相変わらずいい体してるね……」
麗夜さんがうっとりと呟いた。
学生時代に力仕事のアルバイトで鍛えたんです、と返事しようとしたが、剥き出しになった僕の胸の先に彼の視線が向けられていて僕の心臓はドキッと高鳴った。この前彼の指先にここを弄ばれたことを思い出してしまう。意識しちゃダメだと思っているのに、先端がどんどんと硬く尖ってしまう。
その様子を見ていた彼がゴクッと喉を鳴らした。
「下も脱いでね」
僕はベルトを緩めてズボンを下ろした。彼の熱い視線を受けて、大きくなってしまっている性器が下着越しに麗夜さんにも見えているだろう。靴下を脱いで、とうとう残り一枚になってしまった。
「あの、下着も……ですよね?」
「もちろん」
この前一度見られているとはいえ、いざ丸裸になると思うとやっぱり恥ずかしくて僕は躊躇った。
「どうしたの? 今更、嫌になった?」
「いえ……」
覚悟を決めて、えいっと下着を下ろした。硬く反りかえって上を向く性器がぷるんと飛び出して、僕は恥ずかしくなった。
「あっ……」
足を組んで椅子に座っている麗夜さんはしばらく僕のそれを凝視していた。熱のこもった視線を向けられて僕の屹立はピクッと震えた。
そして彼は手にしていた球体の連なったものを僕に差し出した。
「これ、自分で挿れられる?」
僕はフルフル首を左右へ振った。
「じゃあ俺が挿れてあげようね。ベッドの上に四つん這いになってお尻を俺の方に向けて」
「えっ……」
そんな格好をするなんてものすごく恥ずかしいけど、僕はお金のためにやらなければならない……。
ベッドに上がっておずおずと四つん這いになった。なるべく左右の足を閉じて、股なんかが見えないようにしていたのに、近づいてきた麗夜さんが僕に上半身を突っ伏させてより高くお尻を掲げるような体勢を取らせた。恥ずかしい場所全部晒している。
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